大松美術館のこと

大松美術館（おおまつびじゅつかん、Ohmatsu Art Museum）
岐阜県羽島郡岐南町にあった私立の美術館ですが、
2009年（平成21年）3月29日に閉館しました。

前記事で、古川美術館へ行ってきたことを書いたんですが、
住宅街にあるこじんまりした古川美術館の本館建物を見て、
大松美術館に似ているなぁと思ったんです。

今日、ちょっと近くを通ったので、行ってみました。
案内標示などがなくなっただけで、建物はそのままでした。


サザンカの垣根がきれいに整えられた隣接する家は、
多分、岐阜プラスチック工業株式会社の社長さん宅なんでしょうね。

大松美術館は1991年（平成3年）6月開館。
岐阜プラスチック工業株式会社の創業者である、故大松幸栄が蒐集した
近代日本画と茶道具を中心に展示していました。

私は1回しか行ったことがないんですが、
横山大観や川合玉堂、前田青邨など、いい絵がありました。
茶道具は私にはよくわからないのですが、きっとすごいものだったのでしょう。
そして、なによりいいのは、独り占め状態でゆったり鑑賞できること。
（ま、鑑賞者が私一人だけってのは、淋しいというか、緊張するような気もしましたが）

ただ、奥の部屋に創業者夫妻の銅像があったのには‥‥(^o^;

大松美術館のチラシ


新春、夏、秋と、茶道具の季節に合わせて、
年3回くらいの展示替えをしていたように思います。



これが最後のチラシとなりました。



あの入館者数では、管理代も出ないんでしょうね。いい絵があっただけに残念です。

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