二村元子「Re∞Birth」展 [美術]
4月5日(土)、岐阜市の上宮寺で開催されている
二村元子さんの個展「Re∞Birth」へ行きました。
「第7回 岐阜アートフォーラム ~時空の住処(すみか)~
Re∞Birth 輪廻転生」
2月に岐阜市のギャラリー「小さい家」で開催されていた
「女子力」展にも二村元子さんは出品されていて、
そこに置いてあったこの素敵なチラシを見て楽しみにしていたんです。
(私はその前の岐阜県美術館で見つけてもらってきたんですが)
小さい家「女子力」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-03-03
3月30日(日)の中日新聞に載っていたこの記事を見て、
炭化させたイチョウの落ち葉が「風で散ることも作品の一部」
ってことで、「あ、始まったんだな。風が強い日があったけど、
落ち葉はどうなったかな?」って、気になっていました。
上宮寺は行ったことはなかったですが、東別院の向かいにいくつかあるお寺の
どれかだというのはわかりましたので、鶯谷トンネルを抜けて行きました。
駐車場は門の前に2台ほどと、境内にも数台置けるようです。
門の前に清楚な雰囲気の白い花が咲いていて、わーこの花私好み!素敵だなーと。
「利休梅(リキュウバイ)」だそう。
境内には岐阜市の天然記念物に指定されている「上宮寺の大イチョウ」があります。
樹齢約400年(昭和43年の看板によると)とのこと。
(隣の圓龍寺にも市の天然記念物の大イチョウがあります)
イチョウの周囲にまかれた炭化させた落ち葉はやはり、かなり風で散っていました。
上宮寺の本堂
イチョウの木と鐘楼
素敵な生け花が飾られた庫裏の入口
この写真撮った時には気が付かなかったのですが、
壁に穴が開いているように見えますよね。
実はこれも作品なんです!
ここは襖が入っているところなんですが、そこにパネルを入れて壁のようにしたと。
真ん中の穴はベンガラで赤く塗られています。
裏側(?)から見るとこうなっています!
お寺の趣のある空間の中でとても素敵です。
その奥の部屋の真ん中に置かれた存在感のある作品。
黒くてインパクトのあるカタチ。
これ、炭化させた夏みかんがいくつも貼り付けられていると!
床の間に置かれたこの作品もすごく面白いカタチ!
廊下にはこんな作品が
渡り廊下を通って茶室へ行くと
茶室の床スレスレに、天井から吊るされた作品。
少し薄暗い幽玄な空間の中でゆらゆらと漂う舟のようで素敵でした。
茶室の床の間に飾られた作品。枯れた雰囲気の床の間にすごく調和してました。
手水鉢にも、白い椿の花と一緒に薄い紙でできた作品が浮かんでいて素敵。
廊下に置かれたこられの作品。手に入れるには、直接作者にお金を払うのではなく、
農家などとのつながりのプロジェクトに参加しなくてはなりません。
「価格とは何か?」と考えるきっかけにもなる「注文の多い作品店」
格子(これはもともとの上宮寺の造り?)の中に置かれたカワイイ作品たち。
作品越しの庭の景色も趣があります。
本堂には、子どもたちとの共同作業で作ったという作品が。
きびパルプで作られた直径約150cmの大きさは境内のイチョウの幹の大きさだとか。
ベンガラで赤く染めたものと対になっていて、子どもたちがつけたタイトルは
『紅白線合戦』だそう。
実はこの上宮寺のご住職、安井賞も受賞された方だそうで、
上段両脇にはご住職が描かれたという絵が。
なので、若いアーティストを応援する「岐阜アートフォーラム」という
活動を主宰されているとか。
岐阜アートフォーラムのHP: http://gifuartforum.wordpress.com/
二村元子さんの精神性が感じられる作品が、趣のあるお寺の空間で、
さらに増幅されたようで、生と死、輪廻、生生流転‥‥そんなことも考えられ、
いつまでもこの空間にいたいと感じるような、すごく素敵な展覧会でした。
二村元子さんの個展「Re∞Birth」へ行きました。
「第7回 岐阜アートフォーラム ~時空の住処(すみか)~
Re∞Birth 輪廻転生」
2月に岐阜市のギャラリー「小さい家」で開催されていた
「女子力」展にも二村元子さんは出品されていて、
そこに置いてあったこの素敵なチラシを見て楽しみにしていたんです。
(私はその前の岐阜県美術館で見つけてもらってきたんですが)
小さい家「女子力」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-03-03
3月30日(日)の中日新聞に載っていたこの記事を見て、
炭化させたイチョウの落ち葉が「風で散ることも作品の一部」
ってことで、「あ、始まったんだな。風が強い日があったけど、
落ち葉はどうなったかな?」って、気になっていました。
上宮寺は行ったことはなかったですが、東別院の向かいにいくつかあるお寺の
どれかだというのはわかりましたので、鶯谷トンネルを抜けて行きました。
駐車場は門の前に2台ほどと、境内にも数台置けるようです。
門の前に清楚な雰囲気の白い花が咲いていて、わーこの花私好み!素敵だなーと。
「利休梅(リキュウバイ)」だそう。
境内には岐阜市の天然記念物に指定されている「上宮寺の大イチョウ」があります。
樹齢約400年(昭和43年の看板によると)とのこと。
(隣の圓龍寺にも市の天然記念物の大イチョウがあります)
イチョウの周囲にまかれた炭化させた落ち葉はやはり、かなり風で散っていました。
上宮寺の本堂
イチョウの木と鐘楼
素敵な生け花が飾られた庫裏の入口
この写真撮った時には気が付かなかったのですが、
壁に穴が開いているように見えますよね。
実はこれも作品なんです!
ここは襖が入っているところなんですが、そこにパネルを入れて壁のようにしたと。
真ん中の穴はベンガラで赤く塗られています。
裏側(?)から見るとこうなっています!
お寺の趣のある空間の中でとても素敵です。
その奥の部屋の真ん中に置かれた存在感のある作品。
黒くてインパクトのあるカタチ。
これ、炭化させた夏みかんがいくつも貼り付けられていると!
床の間に置かれたこの作品もすごく面白いカタチ!
廊下にはこんな作品が
渡り廊下を通って茶室へ行くと
茶室の床スレスレに、天井から吊るされた作品。
少し薄暗い幽玄な空間の中でゆらゆらと漂う舟のようで素敵でした。
茶室の床の間に飾られた作品。枯れた雰囲気の床の間にすごく調和してました。
手水鉢にも、白い椿の花と一緒に薄い紙でできた作品が浮かんでいて素敵。
廊下に置かれたこられの作品。手に入れるには、直接作者にお金を払うのではなく、
農家などとのつながりのプロジェクトに参加しなくてはなりません。
「価格とは何か?」と考えるきっかけにもなる「注文の多い作品店」
格子(これはもともとの上宮寺の造り?)の中に置かれたカワイイ作品たち。
作品越しの庭の景色も趣があります。
本堂には、子どもたちとの共同作業で作ったという作品が。
きびパルプで作られた直径約150cmの大きさは境内のイチョウの幹の大きさだとか。
ベンガラで赤く染めたものと対になっていて、子どもたちがつけたタイトルは
『紅白線合戦』だそう。
実はこの上宮寺のご住職、安井賞も受賞された方だそうで、
上段両脇にはご住職が描かれたという絵が。
なので、若いアーティストを応援する「岐阜アートフォーラム」という
活動を主宰されているとか。
岐阜アートフォーラムのHP: http://gifuartforum.wordpress.com/
二村元子さんの精神性が感じられる作品が、趣のあるお寺の空間で、
さらに増幅されたようで、生と死、輪廻、生生流転‥‥そんなことも考えられ、
いつまでもこの空間にいたいと感じるような、すごく素敵な展覧会でした。
コメント 0