名古屋テレビ塔「フェルメール光の王国展」 [美術]
5月25日(日)名古屋テレビ塔3階特設会場で開催されている
「フェルメール光の王国展 in NAGOYA」へ行きました。
現存するフェルメールが描いたとされる作品37点全てが見られます。
もちろん複製ですが。
チラシでは『リ・クリエイト作品』と称してます。
「フェルメール・センター・デルフト」より提供を受けた画像素材を最新技術により、350年前の色彩を求めて美しく再制作。この作業を「re-create」と呼ぶ。とのこと。
世に「フェルメール・フリーク」と称する人は多いらしいですね。
そんな、フェルメールに魅せられた人は、作品を見るために世界中を旅するのだとか。
フェルメールの作品が37点(研究者によればもっと少なく30数点)と少ないことが、
お金と時間がある方にはスタンプラリーみたいにして楽しめるトコなんでしょうね。
(フェルメール・フリークの方ゴメンナサイ)
日本でもフェルメール大人気ですね。
フェルメールの作品が来る展覧会にはたくさんの人が集まりますものね。
この記事を書こうとWikiを見たら、「フェルメールの作品」で
全37作品が画像付きで記述されているし、
来日した作品の記述もあるんですが、結構来てますねー。
私はフェルメールの作品《地理学者》しか見たことがありません。
2011年に豊田市美術館で見たことはこちらの記事に
豊田市美術館「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2011-06-26
あんまり期待すると拍子抜けするかなーって思いながら行ったんですが、
なんか不思議な‥‥そう、画面から光が出ているような‥‥感動っていうか、
フェルメール・フリークがいるのがわかるって思いました。
でも、ま、私はそれくらいで、フェルメールについてそんなに知らなかったんです。
で、へー、フェルメールの全作品が原寸大で見られるのなら、
フェルメールを知るのに、画集を見るよりいいかな、って。
名古屋テレビ塔なら愛知県美術館の近くだし、
金券ショップで1,000円の入場券が900円で売っていましたし。
名古屋のシンボルともいえる名古屋テレビ塔、私、入るの初めてかな?
なんと今年60周年だって!
3階特設会場ってことで、エレベータで3階へ。
展望台に上る人もここでエレベータを乗り換えます。
展望台に上る人とは反対側の、急ごしらえみたいな、
ちょっと工事中みたいな入口から入ります。
受付で音声ガイドを薦められたんですが、私はフツーの展覧会では音声ガイド
あまり好きじゃないので(単にケチだということもあるけど)一旦断ったんですが、
展覧会を見始めて、うーん、これはやはり音声ガイド借りようと。
なんか作品にオーラが感じられないので、物足りないんです。
これは複製の出来っていうより、会場がチャチなところに問題があると思う。
いかにも観光地の展示ってカンジの、絵を掛けているパネルもそうだし、
今、美術館の照明はずいぶん進化してて、こんなふうにライトを当てて
絵を部分的に光らせたりはしませんよね。
せっかくフェルメールの全作品を知る機会なんだから、
なんとなーく見るだけってのももったいないと。
(やっぱり私はケチなんですね。)
受付に戻り、500円払って音声ガイドを借りました。
宮沢りえと小林薫がそれぞれ、
フェルメールの娘とフェルメールという設定で絵について解説してくれました。
宮沢りえちゃんが「パパの作品じゃないっていう人もいるわ」とかって。
ドコモのタブレットを使っていて、なかなかよくできてます。
でも、音声ガイドの操作と、撮影可ってことで、当然iPhoneで撮影してと、
なかなか忙しい(?)鑑賞となりました。
この展覧会では《マリアとマルタの家のキリスト》が一番目になっていました。
大きくて優美な宗教画
Wikikの「フェルメールの作品」で一番最初になっているのが、
この展覧会では二番目に展示してあった《聖女プラクセデス》
音声ガイド借りる前にこの絵見て、えー?これフェルメールなの?って
思ったんですが、やっぱり音声ガイドの宮沢りえちゃんが
「パパの作品じゃないって人もいるわ」と。
フェルメールの作品で有名なのがこの《真珠の耳飾りの少女》ですね。
《青いターバンの少女》とも。「北方のモナリザ」だと。
原寸で「リ・クリエイト」されているので、絵の大きさがわかっていいですね。
所蔵美術館と同じ額装をしてあるのもいいです。
私が豊田市美術館で見た《地理学者》
《天文学者》と《地理学者》が並んで展示されています。
二つの絵よく似てますね。
フェルメールの絵には同じような構図のものとか、
同じものが描かれているってのが、まとめて見るとよくわかりますね。
この女性が着ている毛皮の縁がついた黄色の上着もよく描かれているし。
フェルメールはカメラ・オブスキュアを使っていたとか、
透視図法で描いた跡があるとかって説明も興味深かった。
私レベルのフェルメール知識には、なかなか面白い展覧会でした。
6月15日(日)までです。
展覧会場を出て、チケットの半券でテレビ塔の展望台料金が半額になるってんで
せっかくなので展望台に登ってみました。
大人一般700円の入場料が350円になりました。
地上90mのスカイデッキ。さすがに見晴らしがいいです。
写真ではわかりにくいですが、名古屋市役所、愛知県庁、名古屋城が見える北側。
100m道路・久屋大通
オアシス21と、愛知県美術館がある愛知芸術文化センター
階段を上ると屋外のスカイバルコニーに出られます。
地上100m。でも金網に囲まれているので景色を見るのはスカイデッキの方がいいかな。
「フェルメール光の王国展 in NAGOYA」へ行きました。
現存するフェルメールが描いたとされる作品37点全てが見られます。
もちろん複製ですが。
チラシでは『リ・クリエイト作品』と称してます。
「フェルメール・センター・デルフト」より提供を受けた画像素材を最新技術により、350年前の色彩を求めて美しく再制作。この作業を「re-create」と呼ぶ。とのこと。
世に「フェルメール・フリーク」と称する人は多いらしいですね。
そんな、フェルメールに魅せられた人は、作品を見るために世界中を旅するのだとか。
フェルメールの作品が37点(研究者によればもっと少なく30数点)と少ないことが、
お金と時間がある方にはスタンプラリーみたいにして楽しめるトコなんでしょうね。
(フェルメール・フリークの方ゴメンナサイ)
日本でもフェルメール大人気ですね。
フェルメールの作品が来る展覧会にはたくさんの人が集まりますものね。
この記事を書こうとWikiを見たら、「フェルメールの作品」で
全37作品が画像付きで記述されているし、
来日した作品の記述もあるんですが、結構来てますねー。
私はフェルメールの作品《地理学者》しか見たことがありません。
2011年に豊田市美術館で見たことはこちらの記事に
豊田市美術館「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2011-06-26
あんまり期待すると拍子抜けするかなーって思いながら行ったんですが、
なんか不思議な‥‥そう、画面から光が出ているような‥‥感動っていうか、
フェルメール・フリークがいるのがわかるって思いました。
でも、ま、私はそれくらいで、フェルメールについてそんなに知らなかったんです。
で、へー、フェルメールの全作品が原寸大で見られるのなら、
フェルメールを知るのに、画集を見るよりいいかな、って。
名古屋テレビ塔なら愛知県美術館の近くだし、
金券ショップで1,000円の入場券が900円で売っていましたし。
名古屋のシンボルともいえる名古屋テレビ塔、私、入るの初めてかな?
なんと今年60周年だって!
3階特設会場ってことで、エレベータで3階へ。
展望台に上る人もここでエレベータを乗り換えます。
展望台に上る人とは反対側の、急ごしらえみたいな、
ちょっと工事中みたいな入口から入ります。
受付で音声ガイドを薦められたんですが、私はフツーの展覧会では音声ガイド
あまり好きじゃないので(単にケチだということもあるけど)一旦断ったんですが、
展覧会を見始めて、うーん、これはやはり音声ガイド借りようと。
なんか作品にオーラが感じられないので、物足りないんです。
これは複製の出来っていうより、会場がチャチなところに問題があると思う。
いかにも観光地の展示ってカンジの、絵を掛けているパネルもそうだし、
今、美術館の照明はずいぶん進化してて、こんなふうにライトを当てて
絵を部分的に光らせたりはしませんよね。
せっかくフェルメールの全作品を知る機会なんだから、
なんとなーく見るだけってのももったいないと。
(やっぱり私はケチなんですね。)
受付に戻り、500円払って音声ガイドを借りました。
宮沢りえと小林薫がそれぞれ、
フェルメールの娘とフェルメールという設定で絵について解説してくれました。
宮沢りえちゃんが「パパの作品じゃないっていう人もいるわ」とかって。
ドコモのタブレットを使っていて、なかなかよくできてます。
でも、音声ガイドの操作と、撮影可ってことで、当然iPhoneで撮影してと、
なかなか忙しい(?)鑑賞となりました。
この展覧会では《マリアとマルタの家のキリスト》が一番目になっていました。
大きくて優美な宗教画
Wikikの「フェルメールの作品」で一番最初になっているのが、
この展覧会では二番目に展示してあった《聖女プラクセデス》
音声ガイド借りる前にこの絵見て、えー?これフェルメールなの?って
思ったんですが、やっぱり音声ガイドの宮沢りえちゃんが
「パパの作品じゃないって人もいるわ」と。
フェルメールの作品で有名なのがこの《真珠の耳飾りの少女》ですね。
《青いターバンの少女》とも。「北方のモナリザ」だと。
原寸で「リ・クリエイト」されているので、絵の大きさがわかっていいですね。
所蔵美術館と同じ額装をしてあるのもいいです。
私が豊田市美術館で見た《地理学者》
《天文学者》と《地理学者》が並んで展示されています。
二つの絵よく似てますね。
フェルメールの絵には同じような構図のものとか、
同じものが描かれているってのが、まとめて見るとよくわかりますね。
この女性が着ている毛皮の縁がついた黄色の上着もよく描かれているし。
フェルメールはカメラ・オブスキュアを使っていたとか、
透視図法で描いた跡があるとかって説明も興味深かった。
私レベルのフェルメール知識には、なかなか面白い展覧会でした。
6月15日(日)までです。
展覧会場を出て、チケットの半券でテレビ塔の展望台料金が半額になるってんで
せっかくなので展望台に登ってみました。
大人一般700円の入場料が350円になりました。
地上90mのスカイデッキ。さすがに見晴らしがいいです。
写真ではわかりにくいですが、名古屋市役所、愛知県庁、名古屋城が見える北側。
100m道路・久屋大通
オアシス21と、愛知県美術館がある愛知芸術文化センター
階段を上ると屋外のスカイバルコニーに出られます。
地上100m。でも金網に囲まれているので景色を見るのはスカイデッキの方がいいかな。
おおっ、フェルメール!
義父が、フェルメールが・・・というより「真珠の耳飾りの少女」が大好きで、2~3年前に何処かへ見にいったらしく、家の中、いたるところにこの絵(たぶん、チラシやパンフやコピー)が貼ってある・・・
フェルメールと娘が解説している設定って、おもしろいですね。
あれ?
この、「地理学者」って、割と最近、どこかで見た・・・ような気がします・・・
どこだったかなぁ・・・?
by 神奈川のしーちゃん (2014-06-03 20:10)
神奈川のしーちゃんさん、コメントありがとうございます。フェルメール人気ですよね。私も豊田市美術館で《地理学者》を見て、なんか画面から光が出ているような、とても美しい絵だなーって思いました。
《地理学者》豊田市美術館に来る前に、Bunkamuraザ・ミュージアムで展覧会があったので、そちらを見られたんですね。
この展覧会、複製だけど、全作品が年代順に並べられているので、フェルメールを知るにはいい企画だと思いました。
by しーちゃん (2014-06-04 00:23)