アーツ・チャレンジ2015 [美術]
3月1日(日)、愛知芸術文化センターへ行き、
アーツ・チャレンジ2015を見てきました。
実は、愛知芸術文化センターへ行くまで、
このイベントをやっていることは知らなかったんです。
先月3日から愛知県美術館で「ロイヤル・アカデミー展」をやっていて、
見に行きたいと思いながら、ずっと行けてなかったので、
今日こそはと思っていたのです。ま、私のことなので、
朝なかなか出られなくて、名古屋から地下鉄で栄へ着いたのが、
午後1時過ぎだったんですが、オアシス21から連絡通路を通って
地下2階のアートプラザ前へ行くと、
ホールにちょっと面白いアート作品が置かれていました。
【作品番号13】後藤あこさんの作品《Circle》
「アーツ・チャレンジ2015」の作品展示でした。
あ、一昨年のアーツ・チャレンジ面白かったなと、
今回もスタンプラリーやっているので、台紙をもらって早速スタート。
同じ地下2階のエレベータ付近通路壁には、
緑を基調にした密度の濃い絵が
【12】坂本和也《Landxcape gardening ~breath~》
ふんふん、なかなか素敵。
その隣のスペースには、
【11】星崎あい《わすれていいよ》
傷ついた言葉を水に溶ける紙に印刷して、水を入れた鉢に入れ、
水に溶かす映像が流れ、その前で、自分が傷ついた言葉を紙に書いて、
水を入れた鉢に入れて溶かす体験ができます。
いろんな「傷ついた言葉」が水に溶けていく映像を見ていると、
ちょっと心がざわざわします‥‥
通路の展示ケースに入っていたのは
【10】伊佐治雄悟《cutter,staple》
「絵画やアニメーション、私たちの頭の中で起きている世界のメタモルフォーゼを現実の彫刻作品にしたものです。」
という説明があったけど、??? ふーん、なにこれ?みたいなカンジで。
後からこの4点はカッターナイフの刃でできているんだと分かったけど。
(もう1組の4点はホッチキスの針でできている)
‥‥それで?
地下2階の南玄関階段下にあったのが
【9】三上俊希《呼吸》
黒いビニール(?)袋がむくむくと立ち上がっていくところが、
命を吹き込まれたようでもあり、かすかな呼吸を感じさせるようで良かった。
階段を上った、地下1階 南玄関階段上部踊場という、
ちょっと秘密の場所のようなところにあったのが、
【7】山田哲平《NAGOYA DANCE》
下を向いたスピーカーから赤い糸で吊り下げられた服が、
音の振動で揺れて、まるでダンスをしているよう。
ネクタイをしたワイシャツや、赤ちゃんのオムツなどもあって、
いろんな人がダンスをしているよう。
赤い糸で吊り下げられているのが、人の血管みたいにも見えていいなと。
地下2階に戻り、アートスペースXは
【8】中村将志《未来と神話》
うーん、これよくわからないんですけどー。
なんか猥雑な雰囲気。
古っぽいアニメが単純な動きを繰り返していたり、
幼稚な手作りのマンガが置かれていたり、
イチョウの葉が散っている写真が、キャラクターの形になっていたり‥‥
「ある過去の10年間の情報を、Googleからリサーチする。過去を繰り返すことの困難さ、 そういったことで未来について大きく表現してみたい。」とのことだけど???
それからエレベーターで12階へ
アートスペースG北の部屋は
【1】藤井龍《Private Collection》
個人の家に飾られている――というには棚などの影になったりしてて、もはや
持ち主は飾っていることを忘れているのではないかという状態――の美術作品?が
4点、それぞれの作品の持ち主へのインタビュー映像と、自宅での展示状況の写真と
併せて展示してあります。
うん、コンセプトとしては面白いんじゃない?
デュシャンじゃないけど、便器だって美術館に置かれればアートになるんだし。
もっとたくさんの作品を展示してほしかったな。
持ち主へのインタビュー映像がキレイ。
アートスペースG南は
【2】廣瀬菜々&永谷一馬《Still life》
暗い部屋の長いテーブルの上に、ナスやトウモロコシやビンなど、
日常的なものが、柔らかく融けたようなカタチで置かれています。
柔らかい樹脂のようなものかと思ったら、白い磁器だそう。
美しいですね。
その隣のアートスペースHは
【3】江川純太《躓く足。なぞる指》
大きな抽象画もなかなか面白いけど、
この部屋の、窓から見える風景も含めての雰囲気が、
絵と同調しているようでいいなと思いました。
11階展望回廊は
【4】片岡純也《Sound of the Sun》
「光が差し込むとガラスの器からささやかな音が鳴り始め、雲の動きや太陽の傾きによって音のリズムが変化する。」
そうかー、今日は雨で残念だなーと。
垂れこめた雲で名古屋駅あたりの高層ビルも今日は見えません。
テレビ塔
窓にはいろんな形のガラスの器が置かれています。
写真を撮っていたら、微かに「チン」とガラスが鳴る音
その後しばらくしてまた微かなガラスの音が聞こえ、
おお、なんかワビサビの世界。これはこれで風情があるなと。
この場所ならではの作品ですね。晴れた日のガラスの器の響きを聞いてみたいな。
ここでかなりお腹空いていたので、10階の
ウルフギャング・パック カフェでランチをいただきました。
店内混んでいたのと、今日はちょっと贅沢してデザートまで付いた
コースを選んだので、思ったより時間がかかってしまい、
最終日は4時までとのことだったのでちょっとアセったんですが‥‥
ランチの後、2階フォーラムへ
スタンプラリーのスタッフの方がいなければ、
作品がどこなのかわからなかったかも。
【5】千田泰広《Kalamatoria 02》
吹き抜けの空間に細い糸が張り巡らされています。
細い黒い糸は、見る角度でキラキラと輝いたりします。
(まるで細かい雨粒がついた蜘蛛の糸が光るみたいに)
このかすかなカンジがいいなぁ。
地下1階フォーラム北側壁面周辺には
【6】田中里奈《記憶の森をあるく》
愛知芸術文化センターには何度も来ているけど、こんな場所には来たことなかったかも。
柱と凹面になった壁に絵が描かれています。
「ここから作品を見てください」という看板が3つほどあったんですが‥‥
絵の中を歩くような体験ができる作品?ってことなのかな??
全部見て、スタンプも集まったので、スタンプラリー総合受付へ。
もう一部片付けが始まっていましたが、トートバッグをゲット!
いくつかの色のうち、ピンクを選びました。
前回の「アーツ・チャレンジ2013」と比べると、作品数も
10から13作品に増えているし、見ごたえもあったような気がします。
スタンプラリーも楽しかったし。
私は、【4】片岡純也さんの太陽の光でガラスを鳴らす作品と、
【7】山田哲平さんの服がダンスをしているような作品が特に気に入りました。
前回のアーツ・チャレンジを見た感想を書いてます
「アーツ・チャレンジ2013」 http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2013-02-04
あいちアートプログラムのHP: http://aichi-art.com/
アーツ・チャレンジ2015のページ: http://aichi-art.com/arts-challenge/
アーツ・チャレンジ2015を見てきました。
実は、愛知芸術文化センターへ行くまで、
このイベントをやっていることは知らなかったんです。
先月3日から愛知県美術館で「ロイヤル・アカデミー展」をやっていて、
見に行きたいと思いながら、ずっと行けてなかったので、
今日こそはと思っていたのです。ま、私のことなので、
朝なかなか出られなくて、名古屋から地下鉄で栄へ着いたのが、
午後1時過ぎだったんですが、オアシス21から連絡通路を通って
地下2階のアートプラザ前へ行くと、
ホールにちょっと面白いアート作品が置かれていました。
【作品番号13】後藤あこさんの作品《Circle》
「アーツ・チャレンジ2015」の作品展示でした。
あ、一昨年のアーツ・チャレンジ面白かったなと、
今回もスタンプラリーやっているので、台紙をもらって早速スタート。
同じ地下2階のエレベータ付近通路壁には、
緑を基調にした密度の濃い絵が
【12】坂本和也《Landxcape gardening ~breath~》
ふんふん、なかなか素敵。
その隣のスペースには、
【11】星崎あい《わすれていいよ》
傷ついた言葉を水に溶ける紙に印刷して、水を入れた鉢に入れ、
水に溶かす映像が流れ、その前で、自分が傷ついた言葉を紙に書いて、
水を入れた鉢に入れて溶かす体験ができます。
いろんな「傷ついた言葉」が水に溶けていく映像を見ていると、
ちょっと心がざわざわします‥‥
通路の展示ケースに入っていたのは
【10】伊佐治雄悟《cutter,staple》
「絵画やアニメーション、私たちの頭の中で起きている世界のメタモルフォーゼを現実の彫刻作品にしたものです。」
という説明があったけど、??? ふーん、なにこれ?みたいなカンジで。
後からこの4点はカッターナイフの刃でできているんだと分かったけど。
(もう1組の4点はホッチキスの針でできている)
‥‥それで?
地下2階の南玄関階段下にあったのが
【9】三上俊希《呼吸》
黒いビニール(?)袋がむくむくと立ち上がっていくところが、
命を吹き込まれたようでもあり、かすかな呼吸を感じさせるようで良かった。
階段を上った、地下1階 南玄関階段上部踊場という、
ちょっと秘密の場所のようなところにあったのが、
【7】山田哲平《NAGOYA DANCE》
下を向いたスピーカーから赤い糸で吊り下げられた服が、
音の振動で揺れて、まるでダンスをしているよう。
ネクタイをしたワイシャツや、赤ちゃんのオムツなどもあって、
いろんな人がダンスをしているよう。
赤い糸で吊り下げられているのが、人の血管みたいにも見えていいなと。
地下2階に戻り、アートスペースXは
【8】中村将志《未来と神話》
うーん、これよくわからないんですけどー。
なんか猥雑な雰囲気。
古っぽいアニメが単純な動きを繰り返していたり、
幼稚な手作りのマンガが置かれていたり、
イチョウの葉が散っている写真が、キャラクターの形になっていたり‥‥
「ある過去の10年間の情報を、Googleからリサーチする。過去を繰り返すことの困難さ、 そういったことで未来について大きく表現してみたい。」とのことだけど???
それからエレベーターで12階へ
アートスペースG北の部屋は
【1】藤井龍《Private Collection》
個人の家に飾られている――というには棚などの影になったりしてて、もはや
持ち主は飾っていることを忘れているのではないかという状態――の美術作品?が
4点、それぞれの作品の持ち主へのインタビュー映像と、自宅での展示状況の写真と
併せて展示してあります。
うん、コンセプトとしては面白いんじゃない?
デュシャンじゃないけど、便器だって美術館に置かれればアートになるんだし。
もっとたくさんの作品を展示してほしかったな。
持ち主へのインタビュー映像がキレイ。
アートスペースG南は
【2】廣瀬菜々&永谷一馬《Still life》
暗い部屋の長いテーブルの上に、ナスやトウモロコシやビンなど、
日常的なものが、柔らかく融けたようなカタチで置かれています。
柔らかい樹脂のようなものかと思ったら、白い磁器だそう。
美しいですね。
その隣のアートスペースHは
【3】江川純太《躓く足。なぞる指》
大きな抽象画もなかなか面白いけど、
この部屋の、窓から見える風景も含めての雰囲気が、
絵と同調しているようでいいなと思いました。
11階展望回廊は
【4】片岡純也《Sound of the Sun》
「光が差し込むとガラスの器からささやかな音が鳴り始め、雲の動きや太陽の傾きによって音のリズムが変化する。」
そうかー、今日は雨で残念だなーと。
垂れこめた雲で名古屋駅あたりの高層ビルも今日は見えません。
テレビ塔
窓にはいろんな形のガラスの器が置かれています。
写真を撮っていたら、微かに「チン」とガラスが鳴る音
その後しばらくしてまた微かなガラスの音が聞こえ、
おお、なんかワビサビの世界。これはこれで風情があるなと。
この場所ならではの作品ですね。晴れた日のガラスの器の響きを聞いてみたいな。
ここでかなりお腹空いていたので、10階の
ウルフギャング・パック カフェでランチをいただきました。
店内混んでいたのと、今日はちょっと贅沢してデザートまで付いた
コースを選んだので、思ったより時間がかかってしまい、
最終日は4時までとのことだったのでちょっとアセったんですが‥‥
ランチの後、2階フォーラムへ
スタンプラリーのスタッフの方がいなければ、
作品がどこなのかわからなかったかも。
【5】千田泰広《Kalamatoria 02》
吹き抜けの空間に細い糸が張り巡らされています。
細い黒い糸は、見る角度でキラキラと輝いたりします。
(まるで細かい雨粒がついた蜘蛛の糸が光るみたいに)
このかすかなカンジがいいなぁ。
地下1階フォーラム北側壁面周辺には
【6】田中里奈《記憶の森をあるく》
愛知芸術文化センターには何度も来ているけど、こんな場所には来たことなかったかも。
柱と凹面になった壁に絵が描かれています。
「ここから作品を見てください」という看板が3つほどあったんですが‥‥
絵の中を歩くような体験ができる作品?ってことなのかな??
全部見て、スタンプも集まったので、スタンプラリー総合受付へ。
もう一部片付けが始まっていましたが、トートバッグをゲット!
いくつかの色のうち、ピンクを選びました。
前回の「アーツ・チャレンジ2013」と比べると、作品数も
10から13作品に増えているし、見ごたえもあったような気がします。
スタンプラリーも楽しかったし。
私は、【4】片岡純也さんの太陽の光でガラスを鳴らす作品と、
【7】山田哲平さんの服がダンスをしているような作品が特に気に入りました。
前回のアーツ・チャレンジを見た感想を書いてます
「アーツ・チャレンジ2013」 http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2013-02-04
あいちアートプログラムのHP: http://aichi-art.com/
アーツ・チャレンジ2015のページ: http://aichi-art.com/arts-challenge/
タグ:愛知芸術文化センター 現代美術
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