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岐阜県美術館「ながれミながら」と所蔵品展 [美術]

7月24日(日)、岐阜県美術館へ
「ゆるり日本画 絵の中の旅」展と美術講演会に行ったことは
前記事で描きました。

岐阜県美術館の庭では「ながれミながら」というイベントが
行われています。
去年から始まった「アートまるケット」
岐阜県美術館館長・日比野克彦がディレクションする、
ワークショップやスタンプラリー等が行われます。
今年は川の流れがテーマだそう。
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去年のアートまるケットのことはこちらに少し書いています
岐阜県美術館 所蔵品展・BEACON 2015・アートまるケット
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2015-10-06

おぉ! 今年はさらにグレードアップしてます!
今年も国際園芸アカデミーの協力により、花が飾られています。
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もちろん中へ入ることもできます
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紙でできた花もありますね。
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「咲かない花もある」「花の名前を考えよう」などの
言葉を書いた札も取り付けられていました。
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国際たくみアカデミーの協力による
水車もありました(この日は回っていませんでしたが)
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庭に流れがあるのはいいですね。
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ところでこの白いキューブ枠は何?? 「実物大模型」って
書いてあるけど‥‥(細かいところはよく読んでないので(^^;;>
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あ、庭の木々の下にあるのは、鯉江良二《森ヲ歩ク》だ!!
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この作品、岐阜県美術館の増築前に、裏庭にあって、
展示室の窓から見えていたんですよね。
新しい展示室ができたのは良かったけど、あの作品どうしたのかな?って、
ちょっと気になっていたので、また見ることができて嬉しい。
以前は、深山のような雰囲気の裏庭の中で、
ひっそりと佇んでいるように見えたけど、
ここでは元気に遊んでいるように見えて、
作品も喜んでいるのでは?
私的には、写真が撮れるようになったことも嬉しいです。
この木々は「ナンジャモンジャ」とも呼ばれる「ヒトツバタゴ」の木で、
5月の開花期はまた素敵な雰囲気だそう。
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今年の3月31日に、鯉江良二氏の監督のもと、ここに設置したことは
こちらの、岐阜県美術館のブログ記事に詳しいです。
新年度、始動!―美術館の花と《森ヲ歩ク》
http://gifukenbi.blogspot.jp/2016/05/blog-post.html

企画展「ゆるり日本画 絵の中の旅」と美術講座のことは前記事に:
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-07-31

所蔵品展では、最初の部屋には
重要文化財となった山本芳翠《裸婦》や、浅井忠、長原孝太郎、
中村不折《男子立像》と《裸婦立像》、藤島武二などの近代の国内洋画

反対側の壁の最初に、
伊佐治勝太郎《午睡》‥‥この絵、以前友人と見に来た時に
私は面白いと思ったけど、友人はまるで男じゃんって言ったなぁと。
 岐阜県美術館のHPのデータベースに画像と詳細があります
 http://gifu-art.info/details.php?id=914

次の部屋が熊谷守一の作品がずらりと並んでいました。

展示室1-Cはルドン部屋。没後100年にあたる2016年は、
岐阜県美術館が所蔵するルドン作品253点を、途中複数回
作品入替をしながら1年かけて全公開します、とのこと。

そして、展示室2では「ナンヤローネNo.1」
最初のコーナーでは、今年4月1日(金)~6月5日(日)に
行われた「ナンヤローネNo.0」展で、鑑賞者が作った作品の展示
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‥‥一応、私も4月10日(日)にこの展覧会見に行ったんですが、
入口で木の箱というかお盆を持って、対象作品を見て感じたことに
一番近いモノ(小石やガラス、毛糸、おもちゃ、道具‥‥)を
作品の前のテーブルから選んで箱に入れていきます。
ロビーで、箱に集めたモノを見てスケッチして、
箱と一緒に展示してくるってことだったんですが‥‥
なんか、作品の前のモノがどれも当てはまらないみたいだったのと、
スケッチが面倒くさい(^^;)ってので、なんだかなー、
ナンヤローネ‥‥って印象だったんですよね。

この展覧会のことは岐阜県美術館のブログに詳しいです。
企画展「ナンヤローネNo.0」とSuch Such Such(あんな そんな こんな)が開催中!!
http://gifukenbi.blogspot.jp/2016/05/no0such-such-such.html

そして次のコーナーが、
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ジャン・デュビュッフェ《フェット・メモラーブル》1978年
(チラシ上部に使われている作品)の前にテーブルが置かれ、
いろんな小物が置かれています。その前にiPadが置かれていて、
それで絵を見ると、ポケモンならぬ日比野克彦館長があらわれて
説明をするのが楽しかった!!

AR技術ですね!! 私、IAMASの卒業制作展2013で、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2013-03-04
『ウロボロスのトーチ』という、iPodで絵を見ると動き出す作品を
見た時はビックリしたなぁ!

この2日前、7月22日(金)に日本国内配信開始となり、大人気で、
様々な社会問題も引き起こしている「ポケモンGO」も
AR技術を上手く活用したゲームですね。
(私、岐阜県美術館に行った時はまだポケモンGOをインストール
 してなかったのですが、岐阜県美術館付近にボケストップや
 シムもあるってことはツイッターで流れてきました)

岐阜県美術館のHPで知りましたが、
このバーチャル館長のアプリ(?)を作ったのは、鈴木一太郎氏
鈴木氏は、ヴァーチャルな世界を題材に、ドット絵・ピクセルアートなどのデジタルイメージを現実の世界に現すことで、新たな彫刻表現を追求し制作する新進気鋭の若手現代作家です。
今夏、岐阜県出身の若手現代作家である鈴木一太郎氏が、岐阜県美術館(実習棟)を拠点に様々な公開制作を行う「Artist in Museum(アーティスト イン ミュージアム)」がスタートします。
とのことで、新しい技術で美術館が楽しくなりそうで期待しています。

このバーチャル館長、モイーズ・キスリング《花》1928年 の前では、
テーブルに並べられたパンプスを選んでました。

村井正誠《居ならぶ人々》1969年 でも館長があらわれました。

最後に、幼稚園児が描いたのか?って思うような絵を見ると、
その絵を描いている日比野克彦館長を見ることができました。

今回は誰でも入れる美術館のホールに作品が置かれていて、
日比野克彦館長がやった「Such Such Such」を体験することができます。
‥‥でも私はやっぱり、モノを選んでいく方法、
  あまりピンとこないんですけどー

岐阜県美術館: http://www.kenbi.pref.gifu.lg.jp/
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