あいちトリエンナーレ2016 (8) 名古屋駅・旧明治屋栄ビル他 [美術]
10月6日(木)、あいちトリエンナーレの名古屋駅会場他を見てきました。
この日、パートが休みで、名古屋の妙香園画廊でこの日から始まった
楚勉さんの個展を見に名古屋に行ったので、
ついでに、まだ見ていない会場を見て来ようと。
まず名古屋駅会場 JPタワー名古屋 2F貫通通路へ。
名古屋中央郵便局名古屋駅分室の跡地に建てられた新しいビル。
まだ工事中と、こんな通路(なんだかアートっぽい)を通っていくと、
おお、カッコイイ!!
吹き抜けのロビー(アトリウム)に置かれているのは、
金シャチをイメージしたモニュメントですね!!
(ネットで調べたら、
祐成政徳(すけなり まさのり)《GOLD FISH》という彫刻作品だと)
いかにも名古屋ってカンジだし、ベンチにもなるなんて、
実用的でいいなぁ!!
2階通路出口のガラスもなんかカワイイ!!
ガラスの掃除中の人も絵の一部みたい‥‥なんて思いながら行くと、
これが、あいちトリエンナーレの森北伸の作品でした。
愛知芸術文化センター地下2階の大きな造形の人ですね。
JPタワー名古屋の2階の南側の出入口の上には、こんなアート作品も。
(あいちトリエンナーレの作品ではありません)
堀木エリ子《EIGHT(8)》
「8」の重なりを幅13m、高さ4mの大きさで漉いた和紙のアートだそう。
JPタワー名古屋ビル(奥)
新しい大名古屋ビルヂング
下層部ファサードガラスパターンは、2020年東京オリンピックの
エンブレムを手がけたデザイナー野老朝雄(ところ あさお)だそうですね。
ウィンドーディスプレイもカッコイイ!!
ビルの中ほどになんかカワイイ(?)モニュメントが。
ポケモンGOのポケストップになってました。
(地下鉄代200円の節約のため(?)
ポケモンGOをしながらこんな調子で歩いて行きました。)
店頭の信楽焼のタヌキの置物がユーモラス。
なんかすごい色使い!
おぉ、かっこいいビル!! 高層階もちょっとカーブしているのが素敵。
低層階はヨーロッパあたりの伝統的な雰囲気。
名古屋商科大学 丸の内タワー(名古屋キャンパス)だそう。
やっと長者町につきました。伝馬町ビルの向かいのビル1階
植物で飾られた壁面。
ハイ、やっとあいちトリエンナーレの作品です。
伝馬町ビルに展示されていたのは、
キャンディ・ファクトリー・プロジェクト/北九州国際ビエンナーレin愛知
マイク・ボード、ヨンヘ・チャン・ヘヴィー・インダストリーズ、
ジョン・ミラー、宮川敬一、古郷卓司
1階は《この土地は私のもの》というインスタレーション。
テーブルの上の皿に島が載っています。竹島だそう
‥‥私、竹島が「女島(東島)、男島(西島)と呼ばれる2つの小島と その周辺の総計37の岩礁からなり、総面積は約0.21km2」(Wikiより)‥‥って
ことも知りませんでした。韓国と日本が領有権を主張しているのは、
さすがに知っていますが。
1階奥にあったのが、いろんな人の顔が次々に映し出される映像。
作品の解説で、沖縄の米軍基地の土地の売買について書かれていました。
2階には、韓国語と日本語と英語が表記される映像。
日本人で韓国人のキムが脳内にいる(?)女性が、
板門店をめぐるツアーについて問い合わせの電話をかける。
へー、韓国人は板門店ツアーに参加できないけど、日本人なら行けるのね。
キューピーちゃんとソフトクリームのアニメ。歌にのせて、
ちょっとエロティックなイメージ?
同じスクリーンで、ピースマークを使った映像も上映されていました。
反対側の奥で上映されていた映像
万華鏡のよう
この映像(写真よね?)ブラジル人が多い豊田市で撮影されたものなんだって?
「さまざまな人種や言語が混在した新しい都市の風景を体験するインスタレーション」
(キャラヴァンガイドブックより)だそうです。
学童ビルの展示ってこれだけ??
ナターシャ・サドゥル・ハギギャン(Natascha SADR HAGHIGHIAN)
《Fruits of One's Labour》
「経済とイメージの共犯が現代人に与える心理的影響をテーマにしている。 膨らむ期待、突如として訪れる失望。環境や人々の精神を破壊する過度な消費文化について問いを投げかける。」(キャラヴァンガイドブックより)
うーーん??
この後、楚勉さんの個展会場に行ったのですが、そのことはまた別記事で
(書きたいけど、いつになるやら‥‥)
栄会場の旧明治屋栄ビル
ここは、9月15日(木)に名古屋市美術館や長者町に行った時に、
2階以上は一応見たんですが‥‥1階は見落としたんですよね。
こちらからは入れません。
こちらが1階の展示入口。
トリエンナーレのインフォメーションもあります。
ケルスティン・ブレチュ(Kerstin BRÄTSCH)の展示
なんかおどろおどろしいようなマーブルペインティングの作品たち。
こちらの映像は、お祭りに参加する若者たち。
手に持っているのは‥‥ここの窓際に展示されていたこれ?
カラフルなチェックパターンの板。
向かいのビル壁面のモザイクとの対比が面白かったので写真撮りました。
2階以上へは別の入口から入ります。
階段が素敵!!(9月15日に撮影した画像が以下混じります)
旧明治屋栄ビル2階は、端 聡(HATA Satoshi)の展示
《液体は熱エネルギーにより気体となり、冷えて液体に戻る。そうあるべきだ。》
廃墟のような中に、大釜から湯気が立っている?
ドラム缶からの水が循環しているようです。
魔女が魔法の薬を作っているようなカンジ。
秘密の要塞のような、この場所の雰囲気がすごくいいです!!
3階の、元バレエ教室だった場所に展示されていたのが、
寺田 就子(TERADA Shuko)の作品。
透明なフィルムが吊り下がっていたり、
窓際には、ガラス板(アクリル板?)が並べられていたり、
透明なもの、光を透過するもの、反射するものに
こだわっている方のようですね。
鏡がたくさんあるこの会場がとても合っています。
ガラス玉の中でくるくる回っています。
3階の部屋には、
ソン・サンヒ(SONG Sanghee)の映像インスタレーションと、
別の部屋で、山城 知佳子(YAMASHIRO Chikako)《土の人》が
上映されていました。
土にまみれた人々は、戦争で死んだ人々のようでもあり、
その人たちが起き上がってくるのは、ゾンビが復活するような、
人々の無念を訴えているような‥‥ラストの
ユリの花が咲き乱れる野のシーンが美しくもすごい迫力でした。
中央広小路ビルは入口がわかりづらいです。
広小路を歩いていたら通り過ぎてしまい戻りました。
前回のトリエンナーレでも会場になっていたところですね。
入口のスタッフさんに教えられてエレベーターで2階へ上がると、
コラムプロジェクト「交わる水-邂逅する北海道/沖縄」
壁の2面に、それぞれ沖縄と北海道の映像。
名古屋市美術館の入口にフロッタージュで展示されていた
公設質屋遺構の映像もありました。
あ、これは旧明治屋栄ビル2階の展示の端聡さんの作品ですね。
ここでは、水ではなく女性の映像が映されていて、
そのハイキーな映像ばかり見ていたら、スタッフの方に、
天井に反映した光もきれいですよと言われて見上げると、あら素敵!
隣の部屋には北海道と沖縄の土が檻の中に展示されていました。
奥の部屋には、5台のモニターにそれぞれ映像が映されていました。
天正遣欧少年使節の伊藤マンショ、千々石ミゲル、中浦ジュリアン、
原マルティノのその後の人生について。
弾圧の下、棄教した者、殉教した者‥‥
原マルティノはマカオへ逃れて、そこで死んでお墓もあるそう。
私は、マカオの海で原マルティノについて子供と話しているという
映像を見ました。他の映像は時間がなくてパスです。
いったん出口へ戻り、別の部屋へ行くと、レトロな編集室のような室内。
山田 亘(YAMADA Ko)の展示(?)で、
実際にここで一般からの参加希望者と共に
『大愛知なるへそ新聞』を作って発行しているそう。
自由にもらってこれたので持って帰ってきたけど、
うーーん、この手描きの文字とか、
昔のガリ版刷りの小中学校の学級通信みたいな感じ‥‥。
(私が小学校低学年だった頃は、ガリ版の原紙を鉄筆で切って版を作って
いたけど、そのうち書いたものがそのまま製版できるようになったなぁ)
今はパソコンで素人でも簡単にキレイなレイアウトとかできるのに、
あえて切ったり貼ったりして作っているんですね。
「号を重ねるごとに部分的に記事を差し替える仕組みによって、街の変化を
俯瞰的に可視化。」ってことだそうです。
入ったところに展示されていた掛け軸‥‥えっ!? 安重根?!!
伊藤博文を暗殺したアン・ジュングン? これってホンモノ?
この展示は「なるへそ新聞社」の「なるへそ文化センター」が企画した
「大愛知なるへそ新聞に ELEKTRIC AND KARAKURIC DAYS OF JAPANを連載中の アーチスト・沖啓介氏による展覧会です。」
なるへそ新聞信のウェブサイトより
http://naruhesonewspaper.jimdo.com/
これでほぼあいちトリエンナーレ2016の全会場を回ったかな。
最初は、前回・前々回に比べてなんか物足りないーって感じたけど、
まぁ、それなりにいろんな作品を見られて良かったかなぁ。
(これだけブログで楽しんでいるじゃないですか)
やっぱり良かったのは、岡崎会場!! 石原邸がすごく私好みでありました。
駅ビルの二藤建人や、岡崎表屋ビルも面白かった。
できれば、期間限定の「アーキテクツ・オブ・エアー」を見に
もう一度岡崎へ行きたい(あと喫茶 丘!)けど、整理券が必要だしなぁー
あいちトリエンナーレ2016のレポート記事:
あいちトリエンナーレ2016 (1) 愛知芸術文化センター10階
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-09-04
あいちトリエンナーレ2016 (2) 愛知芸術文化センター8階
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-09-05
あいちトリエンナーレ2016 (3) 岡崎エリアその1
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-09-16
あいちトリエンナーレ2016 (4) 岡崎エリアその2
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-09-17
あいちトリエンナーレ2016 (5) 名古屋市美術館・長者町
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-09-19
あいちトリエンナーレ2016 (6) 豊橋エリアその1 PLAT会場他
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-10-04
あいちトリエンナーレ2016 (7) 豊橋エリアその2 開発ビル他
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-10-09
あいちトリエンナーレ公式サイト: http://aichitriennale.jp/
この日、パートが休みで、名古屋の妙香園画廊でこの日から始まった
楚勉さんの個展を見に名古屋に行ったので、
ついでに、まだ見ていない会場を見て来ようと。
まず名古屋駅会場 JPタワー名古屋 2F貫通通路へ。
名古屋中央郵便局名古屋駅分室の跡地に建てられた新しいビル。
まだ工事中と、こんな通路(なんだかアートっぽい)を通っていくと、
おお、カッコイイ!!
吹き抜けのロビー(アトリウム)に置かれているのは、
金シャチをイメージしたモニュメントですね!!
(ネットで調べたら、
祐成政徳(すけなり まさのり)《GOLD FISH》という彫刻作品だと)
いかにも名古屋ってカンジだし、ベンチにもなるなんて、
実用的でいいなぁ!!
2階通路出口のガラスもなんかカワイイ!!
ガラスの掃除中の人も絵の一部みたい‥‥なんて思いながら行くと、
これが、あいちトリエンナーレの森北伸の作品でした。
愛知芸術文化センター地下2階の大きな造形の人ですね。
JPタワー名古屋の2階の南側の出入口の上には、こんなアート作品も。
(あいちトリエンナーレの作品ではありません)
堀木エリ子《EIGHT(8)》
「8」の重なりを幅13m、高さ4mの大きさで漉いた和紙のアートだそう。
JPタワー名古屋ビル(奥)
新しい大名古屋ビルヂング
下層部ファサードガラスパターンは、2020年東京オリンピックの
エンブレムを手がけたデザイナー野老朝雄(ところ あさお)だそうですね。
ウィンドーディスプレイもカッコイイ!!
ビルの中ほどになんかカワイイ(?)モニュメントが。
ポケモンGOのポケストップになってました。
(地下鉄代200円の節約のため(?)
ポケモンGOをしながらこんな調子で歩いて行きました。)
店頭の信楽焼のタヌキの置物がユーモラス。
なんかすごい色使い!
おぉ、かっこいいビル!! 高層階もちょっとカーブしているのが素敵。
低層階はヨーロッパあたりの伝統的な雰囲気。
名古屋商科大学 丸の内タワー(名古屋キャンパス)だそう。
やっと長者町につきました。伝馬町ビルの向かいのビル1階
植物で飾られた壁面。
ハイ、やっとあいちトリエンナーレの作品です。
伝馬町ビルに展示されていたのは、
キャンディ・ファクトリー・プロジェクト/北九州国際ビエンナーレin愛知
マイク・ボード、ヨンヘ・チャン・ヘヴィー・インダストリーズ、
ジョン・ミラー、宮川敬一、古郷卓司
1階は《この土地は私のもの》というインスタレーション。
テーブルの上の皿に島が載っています。竹島だそう
‥‥私、竹島が「女島(東島)、男島(西島)と呼ばれる2つの小島と その周辺の総計37の岩礁からなり、総面積は約0.21km2」(Wikiより)‥‥って
ことも知りませんでした。韓国と日本が領有権を主張しているのは、
さすがに知っていますが。
1階奥にあったのが、いろんな人の顔が次々に映し出される映像。
作品の解説で、沖縄の米軍基地の土地の売買について書かれていました。
2階には、韓国語と日本語と英語が表記される映像。
日本人で韓国人のキムが脳内にいる(?)女性が、
板門店をめぐるツアーについて問い合わせの電話をかける。
へー、韓国人は板門店ツアーに参加できないけど、日本人なら行けるのね。
キューピーちゃんとソフトクリームのアニメ。歌にのせて、
ちょっとエロティックなイメージ?
同じスクリーンで、ピースマークを使った映像も上映されていました。
反対側の奥で上映されていた映像
万華鏡のよう
この映像(写真よね?)ブラジル人が多い豊田市で撮影されたものなんだって?
「さまざまな人種や言語が混在した新しい都市の風景を体験するインスタレーション」
(キャラヴァンガイドブックより)だそうです。
学童ビルの展示ってこれだけ??
ナターシャ・サドゥル・ハギギャン(Natascha SADR HAGHIGHIAN)
《Fruits of One's Labour》
「経済とイメージの共犯が現代人に与える心理的影響をテーマにしている。 膨らむ期待、突如として訪れる失望。環境や人々の精神を破壊する過度な消費文化について問いを投げかける。」(キャラヴァンガイドブックより)
うーーん??
この後、楚勉さんの個展会場に行ったのですが、そのことはまた別記事で
(書きたいけど、いつになるやら‥‥)
栄会場の旧明治屋栄ビル
ここは、9月15日(木)に名古屋市美術館や長者町に行った時に、
2階以上は一応見たんですが‥‥1階は見落としたんですよね。
こちらからは入れません。
こちらが1階の展示入口。
トリエンナーレのインフォメーションもあります。
ケルスティン・ブレチュ(Kerstin BRÄTSCH)の展示
なんかおどろおどろしいようなマーブルペインティングの作品たち。
こちらの映像は、お祭りに参加する若者たち。
手に持っているのは‥‥ここの窓際に展示されていたこれ?
カラフルなチェックパターンの板。
向かいのビル壁面のモザイクとの対比が面白かったので写真撮りました。
2階以上へは別の入口から入ります。
階段が素敵!!(9月15日に撮影した画像が以下混じります)
旧明治屋栄ビル2階は、端 聡(HATA Satoshi)の展示
《液体は熱エネルギーにより気体となり、冷えて液体に戻る。そうあるべきだ。》
廃墟のような中に、大釜から湯気が立っている?
ドラム缶からの水が循環しているようです。
魔女が魔法の薬を作っているようなカンジ。
秘密の要塞のような、この場所の雰囲気がすごくいいです!!
3階の、元バレエ教室だった場所に展示されていたのが、
寺田 就子(TERADA Shuko)の作品。
透明なフィルムが吊り下がっていたり、
窓際には、ガラス板(アクリル板?)が並べられていたり、
透明なもの、光を透過するもの、反射するものに
こだわっている方のようですね。
鏡がたくさんあるこの会場がとても合っています。
ガラス玉の中でくるくる回っています。
3階の部屋には、
ソン・サンヒ(SONG Sanghee)の映像インスタレーションと、
別の部屋で、山城 知佳子(YAMASHIRO Chikako)《土の人》が
上映されていました。
土にまみれた人々は、戦争で死んだ人々のようでもあり、
その人たちが起き上がってくるのは、ゾンビが復活するような、
人々の無念を訴えているような‥‥ラストの
ユリの花が咲き乱れる野のシーンが美しくもすごい迫力でした。
中央広小路ビルは入口がわかりづらいです。
広小路を歩いていたら通り過ぎてしまい戻りました。
前回のトリエンナーレでも会場になっていたところですね。
入口のスタッフさんに教えられてエレベーターで2階へ上がると、
コラムプロジェクト「交わる水-邂逅する北海道/沖縄」
壁の2面に、それぞれ沖縄と北海道の映像。
名古屋市美術館の入口にフロッタージュで展示されていた
公設質屋遺構の映像もありました。
あ、これは旧明治屋栄ビル2階の展示の端聡さんの作品ですね。
ここでは、水ではなく女性の映像が映されていて、
そのハイキーな映像ばかり見ていたら、スタッフの方に、
天井に反映した光もきれいですよと言われて見上げると、あら素敵!
隣の部屋には北海道と沖縄の土が檻の中に展示されていました。
奥の部屋には、5台のモニターにそれぞれ映像が映されていました。
天正遣欧少年使節の伊藤マンショ、千々石ミゲル、中浦ジュリアン、
原マルティノのその後の人生について。
弾圧の下、棄教した者、殉教した者‥‥
原マルティノはマカオへ逃れて、そこで死んでお墓もあるそう。
私は、マカオの海で原マルティノについて子供と話しているという
映像を見ました。他の映像は時間がなくてパスです。
いったん出口へ戻り、別の部屋へ行くと、レトロな編集室のような室内。
山田 亘(YAMADA Ko)の展示(?)で、
実際にここで一般からの参加希望者と共に
『大愛知なるへそ新聞』を作って発行しているそう。
自由にもらってこれたので持って帰ってきたけど、
うーーん、この手描きの文字とか、
昔のガリ版刷りの小中学校の学級通信みたいな感じ‥‥。
(私が小学校低学年だった頃は、ガリ版の原紙を鉄筆で切って版を作って
いたけど、そのうち書いたものがそのまま製版できるようになったなぁ)
今はパソコンで素人でも簡単にキレイなレイアウトとかできるのに、
あえて切ったり貼ったりして作っているんですね。
「号を重ねるごとに部分的に記事を差し替える仕組みによって、街の変化を
俯瞰的に可視化。」ってことだそうです。
入ったところに展示されていた掛け軸‥‥えっ!? 安重根?!!
伊藤博文を暗殺したアン・ジュングン? これってホンモノ?
この展示は「なるへそ新聞社」の「なるへそ文化センター」が企画した
「大愛知なるへそ新聞に ELEKTRIC AND KARAKURIC DAYS OF JAPANを連載中の アーチスト・沖啓介氏による展覧会です。」
なるへそ新聞信のウェブサイトより
http://naruhesonewspaper.jimdo.com/
これでほぼあいちトリエンナーレ2016の全会場を回ったかな。
最初は、前回・前々回に比べてなんか物足りないーって感じたけど、
まぁ、それなりにいろんな作品を見られて良かったかなぁ。
(これだけブログで楽しんでいるじゃないですか)
やっぱり良かったのは、岡崎会場!! 石原邸がすごく私好みでありました。
駅ビルの二藤建人や、岡崎表屋ビルも面白かった。
できれば、期間限定の「アーキテクツ・オブ・エアー」を見に
もう一度岡崎へ行きたい(あと喫茶 丘!)けど、整理券が必要だしなぁー
あいちトリエンナーレ2016のレポート記事:
あいちトリエンナーレ2016 (1) 愛知芸術文化センター10階
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-09-04
あいちトリエンナーレ2016 (2) 愛知芸術文化センター8階
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-09-05
あいちトリエンナーレ2016 (3) 岡崎エリアその1
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-09-16
あいちトリエンナーレ2016 (4) 岡崎エリアその2
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-09-17
あいちトリエンナーレ2016 (5) 名古屋市美術館・長者町
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-09-19
あいちトリエンナーレ2016 (6) 豊橋エリアその1 PLAT会場他
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-10-04
あいちトリエンナーレ2016 (7) 豊橋エリアその2 開発ビル他
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-10-09
あいちトリエンナーレ公式サイト: http://aichitriennale.jp/
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