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京都の町家に泊まる同窓会旅行(1)東福寺と光明院 [旅行]

10月29日(日)、30日(月)と京都へ行ってきました。

今年2月に名古屋で会った大学の同級生から、
↓その時のことはこちらに↓
名古屋市科学館プラネタリウムと大須散策ミニ同窓会
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2017-03-07

10月か11月に、週末に加えて1日休みをとって、
大阪方面へ行きたいってLINEが入ったのが、9月の初め。

今回は、横浜からもう1人一緒に来れるってことだったので、
前回とても役に立ったLINEグループに招待して、皆で計画を立てました。
(っても、京都に詳しい友人がいろいろ調べて予約してくれて、
 私は皆の提案にいいね!って言ってたくらいですけど)

28日(土)に、横浜の友人2人が新幹線で新大阪着、
そこで大阪の友人と合流、三宮まで行き、そこでもう一人の同級生が
(この同級生は土曜日だけなので、今回私は会えなかったんですが)
車を出してくれるので、神戸で食事をして六甲、有馬温泉へ行き、
その晩は大阪の友人宅に泊めてもらうことに。
私は土曜日はパートが休めないので、日曜日の朝に合流することに。

29日(日)9時に京都駅の中央口で待ち合わせ。
まず、この日の宿のチェックイン手続きを、京都駅前にある
チェックインカウンターで済ませます。今回の京都旅行、
京都らしい町家に泊まろうってことになって、予約してくれたのが
「別邸 佛光寺東」
とても良かったです!! 宿のことはまた詳しく記事にしますが、
ここで荷物を預かってくれるってことで、身軽になって、
いざ、東福寺へ。4人いるので、タクシーを利用。
東福寺まで1,000円でおつりがきたので、お値打ちですよね。
この日は台風22号が南海上を進んでいて雨でしたし。

紅葉の名所として名高い東福寺。私はバスツアーで通天橋へは行ったことが
あるんですけど、ものすごい混雑だったことくらいしか覚えておりません(^^;)

方丈のお庭がおすすめってことで、庫裡で400円の拝観料を納めて入ります。
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この庭は「八相の庭」と呼ばれ、
四庭に配された『蓬莱』『方丈』『瀛洲(えいじゅう)』『壺梁(こりょう)』 『八海』『五山』『井田市松(せいでんいちまつ)』『北斗七星』の八つを、 『八相成道(釈迦の生涯の八つの重要な出来事)』に因んで命名されたものである。
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作庭家・重森三玲(1896-1975)によって昭和十四年(1939年)に完成されたもので、当時の創建年代にふさわしい鎌倉時代庭園の質実剛健な風格を基調に、現代芸術の抽象的構成を取り入れた近代禅宗庭園の白眉として、広く世界各国に紹介されている。」(リーフレットより)

庫裡から方丈への渡り廊下
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渡り廊下の東側の庭『北斗七星』
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円柱の石で北斗七星を構成しているそう
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円柱の石は、もと東司(重要文化財、旧便所)の柱石の余石を利用したもの。

重森三玲が作庭にあたって唯一の条件として提示されたのが、本坊内にあった材料は、
すべて廃棄することなく、もう一度再利用するということだった。
これは禅の教えである『一切の無駄をしてはならない』から提示されたそうですが、
その制約があったからこそ、こんな斬新な発想が出てきたのではないかと。

渡り廊下から方丈の南庭を望む
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南正面の向唐破風の表門は昭憲皇太后(明治天皇の皇后)の寄進と伝わる「恩賜門」
明治期唐門の代表作だと。
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『五山』になぞらえた築山の苔と、砂文とを区切る斜線がモダン。
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西庭は「井田市松(せいでんいちまつ)」
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紅葉の名所「通天橋」が見えます。
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北側に「通天台」という舞台が設けられ、眼下に渓谷「洗玉澗」を
望むことができます。まだ紅葉には少し早いですね。
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北庭は市松模様が西庭より小さくなって、それも消えていくような
配置になっています。
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とてもモダン!!
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溝に使われているのは瓦かな? 面白いですね。
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禅堂(重要文化財)
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本堂
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中には入れなかったですが、格子の間から写真撮っちゃいました。
天井の蒼龍図は堂本印象の作だそう。
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本堂から見た三門(国宝)
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この国宝の三門が、秋の特別公開期間(平成29年10月28日(土)~11月5日(日)
で、楼上に上ることができました!!
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拝観料 600円を納めて、階段を上ります。
三門には両側に屋根付きの階段があるものだそうですね(楼上の説明で聞きました)
なので(昔のもの‥‥この三門は1425年に建てられたものだそう)
かなりキツい階段です!!
これ以上足腰が弱ったら登れないねwwなんて話しながら。
楼上からは京都の町を見下ろすことができましたが、楼上での撮影は禁止でした。

中へ入ると、中央に宝冠釈迦如来像があり、左右に釈迦の主要な弟子である
十六羅漢が8体ずつ並んでいます。それぞれ個性豊かで、いろんなポーズを
していて、かなりリラックスしたお姿の羅漢さんもいました。
(むかって)右の角の羅漢さんはお釈迦様の子で、釈迦の方を向いているとか。
釈迦如来は普通、パンチパーマのような螺髪で、
飾り物はつけていらっしゃらないのですが、この像は、
悟りを開いた35歳の時のお姿なので、宝冠をつけているという珍しい像なのだそう。
(このあたり、ボランティア(?)の説明の方のお話を聞いて書いていますので、
 聞き間違い等あるかもしれません。
 とても丁寧に解説してくださってわかりやすかったです。)
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釈迦如来像の手前にある像は、
向かって右が善財童子(ぜんざいどうじ)、左が月蓋長者(がっかいちょうじゃ)

天井には、上半身が女性で下半身が鳥の迦陵頻伽(かりょうびんが)や、
顔が二つある共命鳥(きょうめいちょう? ぐみょうちょう?)が描かれています。
共命鳥の二つの顔は大変仲が悪くて、ある日、一人がもう一人を殺そうと
毒を飲ませるが、身は一つなので自分も死んでしまったと。
天井画は画僧の兆殿司(ちょうでんす)、寒殿司(かんでんす)によって
描かれたそうですが、当時の色がかなり残っていて、美しいです。
梁や柱も極彩色に描かれていたことがわかります。

上った階段とは反対側の階段で降りました。

三門(手前) 白いテントが特別拝観の受付所でした。
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勅使門から見た東福寺境内
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禅堂と、手前に見えるのが東司(とうす)日本最大最古のトイレ
どちらも重要文化財

台風の影響による雨なので、日曜にもかかわらす観光客も少ないよう。

まだ時間に余裕あるからって連れて行ってもらったのが、
勅使門から少し南へ行ったところにある

東福寺の塔頭(たっちゅう)「光明院」
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門をくぐり、玄関へ
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玄関で竹筒に300円程度の志納を入れて上がります。

おぉ!! こちらのお庭も素敵!!
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光明寺のお庭も、東福寺方丈の庭と同じ重森三玲作
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眺める場所を変えるとお庭の表情も変わります。
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苔と白砂、岩が素敵!
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3枚の画像をつなげてみました。
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部屋から眺めると、窓が額縁のように庭の景色を切り取るので、
また違った趣がありますね。
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丸い窓と四角い窓
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外から見ると
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本堂から見た庭
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この後、東福寺へ戻り、ちょうど来たタクシーに乗って京都駅へ。

‥‥はー、こんな調子で書いていったら、いつになったせブログ記事が
書き終わるやら。まだまだ盛りだくさんの旅行だったんですよ!!
ナイス!!な旅行計画、どうもありがとうございました。
続きます~~


東福寺のホームページ: http://www.tofukuji.jp/

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