奈良同窓会旅行(2) 今井町の町家民宿・嘉雲亭 [旅行]
11月17日(土)~19日(月)、大学の同級生たちと奈良を旅行しました。
17日(土)、奈良に住む同級生と会って、鹿の舟でランチして、
ならまちを歩き、空気ケーキを食べたことは前記事に。
奈良の同級生と別れ、この日の宿、今井町の嘉雲亭へ
(翌日の朝、嘉雲亭の前で撮った写真)
嘉雲亭: http://www.kauntei.com/
江戸期の町並みが残る今井町の町家民宿
昨年の京都の町家宿泊がとても良かったので、今年もそんな
歴史の趣を感じられる宿泊施設ってことで、探してくれました。
私、歴史を感じるレトロな町並みが大好きなのに、
今井町のこと今まで知りませんでした!
全国最大規模の重要伝統的建造物保存地区で、
「奇跡の町」とも言われているそう。
近鉄「八木西口」駅で降りて電話してくれたら迎えに行くってことで、
てっきり車で迎えに来てくれるのかと思ったら、
自転車でいらして、ちょっと驚きましたが、歩いて5分ほどでしたし、
確かに、この町は車では不便! 昔ながらの町なので、道が狭く、
車は通れないことはないですが、すれ違いはできそうにないです。
そして、迎えに来てもらわないと、町中で迷って、
宿に到着できそうにありません!
18世紀半ばに建てられた旧家は、もとは呉服屋で、屋根瓦、漆喰の白壁に格子戸といった町家の外観や旧来の間取りをそのまま残し、宿泊施設として必要な改修・改装を隋書に施しております。
(嘉雲亭ホームページより)
「みせの間」には風情のある花が生けられています。
(翌朝の写真や、荷物を取りに戻った時の写真もあって順不同です)
昔ながらの箱階段を上がって2階が宿泊室。
箱階段は高さが違うので、気を付けないとつんのめります。
1階座敷
2階の客室。布団はひいてあり、畳まないでいいと。
虫籠窓からの眺め
こちらは別の宿泊客が泊まった部屋。朝早く出発された後、
戸が開いていたので写真撮っちゃいました。
2階のトイレへ行く途中の部屋 梁が見える高い天井
柿渋染めの幟(のぼり)が掛けてありました。
日本神話の神武東征(神武天皇と高倉下りと八咫烏)
トイレから見える景色も風情あります。
宿の主人から聞きましたが、古い家を宿泊施設にするのに、
箱階段では許可が下りなかったので、ここの避難階段を
宿の階段として登録して許可をもらったんだそう。
夕食はついていないので、奈良駅で柿の葉寿司や惣菜を
買ってきたんですが、ビール買うのを忘れてました。
近くにコンビニもなく、宿を出たら迷って帰ってこれそうにないので、
今晩はアルコールなしです。宿のお茶でガマンします。
ミカンと黒豆の枝豆は友人が家から持ってきてくれたものです。
食堂でいただきました。
宿の主人が話好きの方で、今井町のことなど色々聞くことができました。
室町時代の末期に一向宗道場を中心とする寺内町として成立した今井町。
信長に対抗したが、攻められる前に降伏したので、町が残ったと。
江戸時代中期には、幕府天領の自治都市として栄え、
「海の堺、陸の今井」と称されたそう。
そして、この嘉雲亭は、今井町の歴史上初めての宿泊施設とのこと。
というのは、今井町は旅人の宿泊は認めなかったので。
町の周囲に濠をめぐらせ、9つの門は門番が夕方には閉め、
他から来た者はそれまでに町の外へ出なくてはならなかったからだそう。
そんな話を聞いて、それぞれに頂いたのが「今井町中宿泊免許」
お風呂は、もう一組の宿泊客が先で、掃除・給湯してから呼んでもらえました。
脱衣場と洗面所が同じなので、他の人が入っている間は洗面所が
使えないのがちょっと不便。(トイレは2階にもありますが)
ここはテレビもないんですね。とても静かです。
ご主人から聞いた、昔、新婚の頃、奥様が実家から
夜遅くなって戻られた時、ヒールのコツコツという音で、
翌日隣の人から「奥さんえらく遅く帰ってきはったんやな」と言われて、
それ以来、家の少し先から靴を脱いで帰ってくるようになったって
話が印象的でした。
簡単な朝食が付いています。スープとパン、りんご、
サイフォンで淹れたコーヒーが美味しかったです。
しかしパンを皿に出すのは見えないところでやった方がいいよね、
(スーパーでフツーに売ってるパンだしー)
男の人のやることよねー、って後で皆で笑いました。
退職して民宿をやろうとした時、奥様も一緒にって相談したら
断られてしまったそう(笑)
「風情を守るためあえて冷暖房を設置せず、夏は蚊帳と扇風機、 冬はこたつと火鉢でお過ごしいただいております。」
(嘉雲亭ホームページより)
私たちが泊まった日はそんなに寒くなかったです。布団も温かかったし。
真夏や真冬は、現代の快適で便利な住環境ではないかもしれませんが、
この風情を楽しめるのと、宿泊料金の安さ!
(1人5,000円+税・サービス料で5,720円でした)
とても印象的で素敵な宿でした。
さて、今井町の散策に出かけるのですが、長くなりそうなので
(この日撮った写真だけで200枚以上!!) それは次の記事で。
嘉雲亭前の道
嘉雲亭: http://www.kauntei.com/
17日(土)、奈良に住む同級生と会って、鹿の舟でランチして、
ならまちを歩き、空気ケーキを食べたことは前記事に。
奈良の同級生と別れ、この日の宿、今井町の嘉雲亭へ
(翌日の朝、嘉雲亭の前で撮った写真)
嘉雲亭: http://www.kauntei.com/
江戸期の町並みが残る今井町の町家民宿
昨年の京都の町家宿泊がとても良かったので、今年もそんな
歴史の趣を感じられる宿泊施設ってことで、探してくれました。
私、歴史を感じるレトロな町並みが大好きなのに、
今井町のこと今まで知りませんでした!
全国最大規模の重要伝統的建造物保存地区で、
「奇跡の町」とも言われているそう。
近鉄「八木西口」駅で降りて電話してくれたら迎えに行くってことで、
てっきり車で迎えに来てくれるのかと思ったら、
自転車でいらして、ちょっと驚きましたが、歩いて5分ほどでしたし、
確かに、この町は車では不便! 昔ながらの町なので、道が狭く、
車は通れないことはないですが、すれ違いはできそうにないです。
そして、迎えに来てもらわないと、町中で迷って、
宿に到着できそうにありません!
18世紀半ばに建てられた旧家は、もとは呉服屋で、屋根瓦、漆喰の白壁に格子戸といった町家の外観や旧来の間取りをそのまま残し、宿泊施設として必要な改修・改装を隋書に施しております。
(嘉雲亭ホームページより)
「みせの間」には風情のある花が生けられています。
(翌朝の写真や、荷物を取りに戻った時の写真もあって順不同です)
昔ながらの箱階段を上がって2階が宿泊室。
箱階段は高さが違うので、気を付けないとつんのめります。
1階座敷
2階の客室。布団はひいてあり、畳まないでいいと。
虫籠窓からの眺め
こちらは別の宿泊客が泊まった部屋。朝早く出発された後、
戸が開いていたので写真撮っちゃいました。
2階のトイレへ行く途中の部屋 梁が見える高い天井
柿渋染めの幟(のぼり)が掛けてありました。
日本神話の神武東征(神武天皇と高倉下りと八咫烏)
トイレから見える景色も風情あります。
宿の主人から聞きましたが、古い家を宿泊施設にするのに、
箱階段では許可が下りなかったので、ここの避難階段を
宿の階段として登録して許可をもらったんだそう。
夕食はついていないので、奈良駅で柿の葉寿司や惣菜を
買ってきたんですが、ビール買うのを忘れてました。
近くにコンビニもなく、宿を出たら迷って帰ってこれそうにないので、
今晩はアルコールなしです。宿のお茶でガマンします。
ミカンと黒豆の枝豆は友人が家から持ってきてくれたものです。
食堂でいただきました。
宿の主人が話好きの方で、今井町のことなど色々聞くことができました。
室町時代の末期に一向宗道場を中心とする寺内町として成立した今井町。
信長に対抗したが、攻められる前に降伏したので、町が残ったと。
江戸時代中期には、幕府天領の自治都市として栄え、
「海の堺、陸の今井」と称されたそう。
そして、この嘉雲亭は、今井町の歴史上初めての宿泊施設とのこと。
というのは、今井町は旅人の宿泊は認めなかったので。
町の周囲に濠をめぐらせ、9つの門は門番が夕方には閉め、
他から来た者はそれまでに町の外へ出なくてはならなかったからだそう。
そんな話を聞いて、それぞれに頂いたのが「今井町中宿泊免許」
お風呂は、もう一組の宿泊客が先で、掃除・給湯してから呼んでもらえました。
脱衣場と洗面所が同じなので、他の人が入っている間は洗面所が
使えないのがちょっと不便。(トイレは2階にもありますが)
ここはテレビもないんですね。とても静かです。
ご主人から聞いた、昔、新婚の頃、奥様が実家から
夜遅くなって戻られた時、ヒールのコツコツという音で、
翌日隣の人から「奥さんえらく遅く帰ってきはったんやな」と言われて、
それ以来、家の少し先から靴を脱いで帰ってくるようになったって
話が印象的でした。
簡単な朝食が付いています。スープとパン、りんご、
サイフォンで淹れたコーヒーが美味しかったです。
しかしパンを皿に出すのは見えないところでやった方がいいよね、
(スーパーでフツーに売ってるパンだしー)
男の人のやることよねー、って後で皆で笑いました。
退職して民宿をやろうとした時、奥様も一緒にって相談したら
断られてしまったそう(笑)
「風情を守るためあえて冷暖房を設置せず、夏は蚊帳と扇風機、 冬はこたつと火鉢でお過ごしいただいております。」
(嘉雲亭ホームページより)
私たちが泊まった日はそんなに寒くなかったです。布団も温かかったし。
真夏や真冬は、現代の快適で便利な住環境ではないかもしれませんが、
この風情を楽しめるのと、宿泊料金の安さ!
(1人5,000円+税・サービス料で5,720円でした)
とても印象的で素敵な宿でした。
さて、今井町の散策に出かけるのですが、長くなりそうなので
(この日撮った写真だけで200枚以上!!) それは次の記事で。
嘉雲亭前の道
嘉雲亭: http://www.kauntei.com/
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