メディアコスモス新春美術館2019「色即是芸」 [美術]
2月11日(月・祝)、「みんなの森 ぎふメディアコスモス」へ行きました。
「みんなのギャラリー」で
メディアコスモス新春美術館2019~色即是芸~ が開催中
「ぎふの画廊めぐり」を開催している
「タウンミュージアムぎふ」の7つの画廊がセレクトした
7名の岐阜にゆかりある若手作家の作品が展示されています。
飯沼由貴 (ギャラリー水無月)
清水温度 (田口美術)
田口由花 (長江洞画廊)
塚田美登里 (画廊 文錦堂)
新里明士 (画廊 光芳堂)
日比野拓史 (後藤紙店)
平野真美 (柳ケ瀬画廊)
入場無料で、立派なパンフレットももらえて、撮影もOK!!
祝日だったこともあり、様々な方が入ってこられてました。
展示室へ入ると
わー!! 田口由花さんのロマンティックな絵も素敵だし、
塚田美登里さんのガラス作品も素敵!!
塚田美登里さんは、1972年 岐阜県生まれ
現在は富山市内で制作活動をされているそう
塚田美登里《積翠》2019
塚田美登里《森羅》2019
塚田美登里《光華》2016
田口由花さんは1992年 岐阜県可児市生まれ
2015年 愛知県立芸術大学 日本画専攻卒業
2017年 東京藝術大学大学院 日本画専攻修了
現在は美濃加茂市にて制作されているそう
田口由花《花信風》2017
田口由花《明・蓮》2016
田口由花《レダと白鳥》
花や女性がとてもロマンティックに描かれていて素敵!
田口由花《明ける時》2018
田口由花《彼岸花》2018
小品だけど、写実的でありながら装飾的で素敵!
金魚を描いた作品が2点並んでました
田口由花《パンドラ》2015
清水温度さんの絵には驚きます。
かなり大きな絵ですが、何が描いてあるかわかりますか?
清水温度《特許絵画_スケートボード》
清水温度さん、私はかなり前からツイッターやブログで知って、
面白いことをされているなぁ!!って
「モザイコ」って、離れて見ると人の顔が見えてきたりする
「超低解像度絵画」で、Tシャツとか制作されてたんですが、
グラフィックでシャープなところがとても良かった。
展示の紹介文やパンフレットには、
従来「超低解像度絵画」と呼んでいたものの、
進化形でもって一昨年(2017年)秋に特許を取得しました。
ありえない「粗さ」と写実性の共存。
あるところで突然、ものの見え方(世界?)が変わる経験。
人間の目というのか認識能力というのか、つくづく不思議です。
清水温度《特許絵画_リンゴ》2018
《特許絵画_リンゴ1》
《特許絵画_リンゴ2》
近くで見たら、抽象絵画にしか見えませんよね。
私もしばらくわかりませんでした。絵の横に
「何が描かれているかわからない方は、スタッフに尋ねるか、
スマホをかざすとわかるかも」って書いてあったので
写真を撮るつもりもあってスマホをかざし、画面を見て、
りんご3個が見えた時は、すごく驚いて嬉しかった!
このカンジ‥‥なんか昔流行った、飛び出す3Dで、見えた! って
感覚みたいな‥‥もちろんそれよりは練習もいらずに誰でも見えるんですが、
わからずに過ぎていく人も多かった(無料でたまたま入ってきた人も多い)ので。
さて、順路に従って展示室を出ると、壁に展示されていたのは、
会期中に開催されるワークショップ
「うごく!もぐもぐリスをつくろう!」と「豆皿つくり」を
展覧会の事前研修「サポーター勉強会」で体験した作品たち。
「うごく!もぐもぐリスをつくろう!」の講師の足立絵美さんは、
3年前の新春美術館の出品作家(日本画家)で、今
加藤栄三・東一記念美術館「ぎふ次世代の作家展」に
https://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2019-01-11
出品していらっしゃる等、ご活躍中です。
「豆皿つくり」の講師は、陶芸作家の大野裕之さん
奥の展示室には平野真美さんの作品がありました。
平野真美さんは2017年春に岐阜県美術館で開催された
清流の国ぎふ芸術祭 ART AWARD IN THE CUBE 2017
https://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2017-05-18
に《蘇生するユニコーン》という作品を出されて、
私はその展覧会の中で一番インパクトあっていいと思ったんですが
今回は《ストーリーテラー》という作品
3羽のフクロウが
近づくと
目が動いたり、顔をかすかに動かしたりするんですが‥‥
うーーん??
飯沼由貴さんの展示
加藤栄三・東一記念美術館「ぎふ次世代の作家展」にも
https://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2019-01-11
結構大きな絵を出品していらっしゃるんですが、
こちらに展示されていた中央の絵も大きい(F100×3)!!
飯沼由貴《ながされる》2017
コアラ? 何匹いるんだろう??
まぁ、よくこんなに描いたもんだ!! って。
アライグマとキツネ どちらも《みつめる》というタイトル
飯沼由貴さんが描く動物はこちらをじっと見つめているんですね。
猫好きにはたまりません。まといついているネズミたちもカワイイ。
こちらを見つめる猫の目のなんと美しいこと!
羊がいっぱいー
こちらの壁にも飯沼由貴さんの作品が並んでます
展示室中央には新里明士(Niisato Akio)さんの作品が
新里明士さんは1977年 千葉県生まれ
2001年 多治見市陶磁器意匠研究所終了
2011-2012 文化庁新進芸術家海外派遣制度によりアメリカ・マサチューセッツ州にて制作
現在 岐阜県土岐市にて制作 とのこと
新里明士《光器》2015
「蛍手」ですね、光に透ける繊細な器がとても素敵です。
新里明士《光椀》2018
新里明士《光盃》2017
日比野拓史さんの作品
左《深い海を旅する》 右《赤の世界》2017
これは‥‥日本画?
日比野拓史さんは1981年 岐阜県生まれ
2008 多摩美術大学 博士前期課程美術研究科 日本画領域修了
グラフィックなワニの表現やトリミングされた構図が
とてもクールな感じ!
日比野拓史《真夏の白昼夢》2017
日比野拓史《光が降る》2017
麻紙に岩絵の具、金銀箔
今回、とても私好みの作品がたくさんあって良かった!!
これだけの展覧会が無料!! パンフレット付!!! 撮影可!!!!
2月24日(日)まで
------
3年前、ぎふメディコスができて初めての新春に開催された
メディアコスモス新春美術館のことはこちら:
ぎふメディアコスモス「色即是芸」展
https://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-02-03
2017年は「熊谷守一展」でした
「タウンミュージアムぎふ」会長で
熊谷守一の作品を多く扱っていて、
公益財団法人熊谷守一つけち記念館 評議員・学芸員でもある
「柳ヶ瀬画廊」の特別協力で
多くの個人蔵の熊谷守一作品が展示されていました。
柳ヶ瀬画廊: http://www.yanagase-web.com/
写真家・藤森武が1974年から3年間、熊谷守一を取材した写真の
展示もありました。
2018年のメディアコスモス新春美術館2018「色即是芸」展
出品作家は
宮野孝司 (後藤紙店)
川合 優 (画廊 光芳堂)
坂本一樹 (田口美術)
池田省吾 (画廊 文錦堂)
二村元子 (柳ケ瀬画廊)
山本真澄 (長江洞画廊)
大竹寛子 (ギャラリー水無月)
二村元子さんの展示
点字を使ったアート作品《家族私考》2018
点字が体験できるコーナーもありました。
近くの長江洞画廊で、この展示にも出品している山本真澄さんと
足立絵美さんの「スプラウト展」をやっているということだったので、
行ってみました。(画廊はなかなか私には敷居が高いんですけど)
長江洞画廊: http://www.chokodo.com/
みんなの森 ぎふメディアコスモス: https://g-mediacosmos.jp/
「みんなのギャラリー」で
メディアコスモス新春美術館2019~色即是芸~ が開催中
「ぎふの画廊めぐり」を開催している
「タウンミュージアムぎふ」の7つの画廊がセレクトした
7名の岐阜にゆかりある若手作家の作品が展示されています。
飯沼由貴 (ギャラリー水無月)
清水温度 (田口美術)
田口由花 (長江洞画廊)
塚田美登里 (画廊 文錦堂)
新里明士 (画廊 光芳堂)
日比野拓史 (後藤紙店)
平野真美 (柳ケ瀬画廊)
入場無料で、立派なパンフレットももらえて、撮影もOK!!
祝日だったこともあり、様々な方が入ってこられてました。
展示室へ入ると
わー!! 田口由花さんのロマンティックな絵も素敵だし、
塚田美登里さんのガラス作品も素敵!!
塚田美登里さんは、1972年 岐阜県生まれ
現在は富山市内で制作活動をされているそう
塚田美登里《積翠》2019
塚田美登里《森羅》2019
塚田美登里《光華》2016
田口由花さんは1992年 岐阜県可児市生まれ
2015年 愛知県立芸術大学 日本画専攻卒業
2017年 東京藝術大学大学院 日本画専攻修了
現在は美濃加茂市にて制作されているそう
田口由花《花信風》2017
田口由花《明・蓮》2016
田口由花《レダと白鳥》
花や女性がとてもロマンティックに描かれていて素敵!
田口由花《明ける時》2018
田口由花《彼岸花》2018
小品だけど、写実的でありながら装飾的で素敵!
金魚を描いた作品が2点並んでました
田口由花《パンドラ》2015
清水温度さんの絵には驚きます。
かなり大きな絵ですが、何が描いてあるかわかりますか?
清水温度《特許絵画_スケートボード》
清水温度さん、私はかなり前からツイッターやブログで知って、
面白いことをされているなぁ!!って
「モザイコ」って、離れて見ると人の顔が見えてきたりする
「超低解像度絵画」で、Tシャツとか制作されてたんですが、
グラフィックでシャープなところがとても良かった。
展示の紹介文やパンフレットには、
従来「超低解像度絵画」と呼んでいたものの、
進化形でもって一昨年(2017年)秋に特許を取得しました。
ありえない「粗さ」と写実性の共存。
あるところで突然、ものの見え方(世界?)が変わる経験。
人間の目というのか認識能力というのか、つくづく不思議です。
清水温度《特許絵画_リンゴ》2018
《特許絵画_リンゴ1》
《特許絵画_リンゴ2》
近くで見たら、抽象絵画にしか見えませんよね。
私もしばらくわかりませんでした。絵の横に
「何が描かれているかわからない方は、スタッフに尋ねるか、
スマホをかざすとわかるかも」って書いてあったので
写真を撮るつもりもあってスマホをかざし、画面を見て、
りんご3個が見えた時は、すごく驚いて嬉しかった!
このカンジ‥‥なんか昔流行った、飛び出す3Dで、見えた! って
感覚みたいな‥‥もちろんそれよりは練習もいらずに誰でも見えるんですが、
わからずに過ぎていく人も多かった(無料でたまたま入ってきた人も多い)ので。
さて、順路に従って展示室を出ると、壁に展示されていたのは、
会期中に開催されるワークショップ
「うごく!もぐもぐリスをつくろう!」と「豆皿つくり」を
展覧会の事前研修「サポーター勉強会」で体験した作品たち。
「うごく!もぐもぐリスをつくろう!」の講師の足立絵美さんは、
3年前の新春美術館の出品作家(日本画家)で、今
加藤栄三・東一記念美術館「ぎふ次世代の作家展」に
https://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2019-01-11
出品していらっしゃる等、ご活躍中です。
「豆皿つくり」の講師は、陶芸作家の大野裕之さん
奥の展示室には平野真美さんの作品がありました。
平野真美さんは2017年春に岐阜県美術館で開催された
清流の国ぎふ芸術祭 ART AWARD IN THE CUBE 2017
https://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2017-05-18
に《蘇生するユニコーン》という作品を出されて、
私はその展覧会の中で一番インパクトあっていいと思ったんですが
今回は《ストーリーテラー》という作品
3羽のフクロウが
近づくと
目が動いたり、顔をかすかに動かしたりするんですが‥‥
うーーん??
飯沼由貴さんの展示
加藤栄三・東一記念美術館「ぎふ次世代の作家展」にも
https://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2019-01-11
結構大きな絵を出品していらっしゃるんですが、
こちらに展示されていた中央の絵も大きい(F100×3)!!
飯沼由貴《ながされる》2017
コアラ? 何匹いるんだろう??
まぁ、よくこんなに描いたもんだ!! って。
アライグマとキツネ どちらも《みつめる》というタイトル
飯沼由貴さんが描く動物はこちらをじっと見つめているんですね。
猫好きにはたまりません。まといついているネズミたちもカワイイ。
こちらを見つめる猫の目のなんと美しいこと!
羊がいっぱいー
こちらの壁にも飯沼由貴さんの作品が並んでます
展示室中央には新里明士(Niisato Akio)さんの作品が
新里明士さんは1977年 千葉県生まれ
2001年 多治見市陶磁器意匠研究所終了
2011-2012 文化庁新進芸術家海外派遣制度によりアメリカ・マサチューセッツ州にて制作
現在 岐阜県土岐市にて制作 とのこと
新里明士《光器》2015
「蛍手」ですね、光に透ける繊細な器がとても素敵です。
新里明士《光椀》2018
新里明士《光盃》2017
日比野拓史さんの作品
左《深い海を旅する》 右《赤の世界》2017
これは‥‥日本画?
日比野拓史さんは1981年 岐阜県生まれ
2008 多摩美術大学 博士前期課程美術研究科 日本画領域修了
グラフィックなワニの表現やトリミングされた構図が
とてもクールな感じ!
日比野拓史《真夏の白昼夢》2017
日比野拓史《光が降る》2017
麻紙に岩絵の具、金銀箔
今回、とても私好みの作品がたくさんあって良かった!!
これだけの展覧会が無料!! パンフレット付!!! 撮影可!!!!
2月24日(日)まで
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3年前、ぎふメディコスができて初めての新春に開催された
メディアコスモス新春美術館のことはこちら:
ぎふメディアコスモス「色即是芸」展
https://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-02-03
2017年は「熊谷守一展」でした
「タウンミュージアムぎふ」会長で
熊谷守一の作品を多く扱っていて、
公益財団法人熊谷守一つけち記念館 評議員・学芸員でもある
「柳ヶ瀬画廊」の特別協力で
多くの個人蔵の熊谷守一作品が展示されていました。
柳ヶ瀬画廊: http://www.yanagase-web.com/
写真家・藤森武が1974年から3年間、熊谷守一を取材した写真の
展示もありました。
2018年のメディアコスモス新春美術館2018「色即是芸」展
出品作家は
宮野孝司 (後藤紙店)
川合 優 (画廊 光芳堂)
坂本一樹 (田口美術)
池田省吾 (画廊 文錦堂)
二村元子 (柳ケ瀬画廊)
山本真澄 (長江洞画廊)
大竹寛子 (ギャラリー水無月)
二村元子さんの展示
点字を使ったアート作品《家族私考》2018
点字が体験できるコーナーもありました。
近くの長江洞画廊で、この展示にも出品している山本真澄さんと
足立絵美さんの「スプラウト展」をやっているということだったので、
行ってみました。(画廊はなかなか私には敷居が高いんですけど)
長江洞画廊: http://www.chokodo.com/
みんなの森 ぎふメディアコスモス: https://g-mediacosmos.jp/
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