国立西洋美術館の常設展 [美術]
6月27日(土)に見てきた展覧会のことがまだ書けません(^▽^)
東京美術展三昧
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2020-07-06
で書きましたが、ホテルルートインGrand東京浅草橋に泊まって、
東京都現代美術館で、
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」
「もつれるものたち」
「MOTコレクション いまーかつて 複数のパースペクティブ」を見て、
上野の国立西洋美術館へ。
「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」をやっていて、
せっかく東京へ行くのだから、これも見たいと思って
チケットを買おうとしたら、日時指定制で、
この土日はおろか発売期間(2週間分ずつ発売されます)のほぼ全てが売り切れ状態(T.T)
でも、国立西洋美術館のウェブサイト見てたら、
内藤コレクション展Ⅱ「中世からルネサンスの写本 祈りと絵」
って展覧会もやってて、これなら常設展の観覧券で見られて、
常設展の観覧券は国立西洋美術館で買えると。
(「ロンドン―」のチケットは国立西洋美術館では買えません)
中世の時禱書が見られる?!! なかなかない機会だし、
国立西洋美術館、金・土は夜20時(6/18~10/18の間は21時!)まで
開いてるてことで、時間を有効に使えそうと。
国立西洋美術館へ着いたのは夕方5時過ぎ。門の前で、
「ロンドン・・ナショナルギャラリー展は
チケットの無い方は入れませんー」って案内している人や、
検温の人と多くの鑑賞者(制限していてこれでも少ないんでしょうが、
美術館の行列なんてほとんど見ない田舎者からすれば)で
混雑していて、ちょっと気後れしてしまいましたが、
「あのー、常設展の観覧券はここで買えるんですよね?」と聞くと、
建物入口を入った中のチケット売場を教えてもらえました。
常設展の観覧料500円を払ってチケットをもらいます。
モネ《舟遊び》1887年(松方コレクション) が使われています。
常設展の入口を入ると、ロダンの彫刻が並ぶ吹き抜けの空間があり、
スロープを上って2階へ行くと、
すごーい!! 中世のイコンから並んでます! さすが“国立”西洋美術館!
2016年に「カラヴァッジョ展」を見に行った時は、ちょうど
常設展示室が閉室で、常設展示が見られなかったんですよ。
こんなにすごいとは!!
その前は、学生時代にたしかゴッホ展を見に来たことあるハズなんですけど、
(国立西洋美術館のHPすごい! 過去の展覧会がずらっと載ってる!
https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/past/index.html
1976年の「オランダ国立ヴァン・ゴッホ美術館所蔵 ヴァン・ゴッホ展」だ)
所蔵品については全く覚えてないというか‥‥あ、新館竣工が1979年だから
所蔵品の展示はなかったのかな?
そしてっ!! 写真撮影OKなんです!!!
最初こそ写真撮影に夢中になって鑑賞がおろそかになっては‥‥って、
自制(?)してたんですけど、これすごい!!って、たまらずカメラ出したら、
もう止まりませんで‥‥(^^;)> なんとここで100枚近く撮っちゃいました。
作品の説明も欲しいと、ショップで図録「国立西洋美術館名作選」2,400円(税込)
購入したんですが、後で、国立西洋美術館のHPの充実ぶりに驚きました!
なんと、館内地図をクリックすると、常設展で展示されていたほとんどの作品の
画像(かなり拡大することができる!!)や、詳しい説明まで見ることができるんです。
http://collection.nmwa.go.jp/artizeweb/search_6_areaart.php?area.location=9
なので、私のブログで撮った写真載せる意味あるのかな?
とも思うんですが‥‥(リンク先は国立西洋美術館の作品詳細ページ)
パオロ・ヴェロネーゼ《聖カタリナの神秘の結婚》1547年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1994-0001.html
ティツィアーノ・ヴェチェッリオと工房《洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ》1560-70年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.2011-0002.html
かつてイギリス国王チャールズ1世のコレクションで、清教徒革命で1649年に処刑された後、
クロムウェルの指示で国民評議会に飾られた。クロムウェルはこの絵を
旧約聖書のヒロイン猛将ホロフェルネスの首を切ったユディトと勘違いし、
チャールズ1世を斬首した自分と重ね合わせていたのではないかって説明も
興味深かった。
ティントレット《ダヴィデを装った若い男の肖像》1555-60年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1971-0002.html
ヨース・ファン・クレーフェ《三連祭壇画:キリスト磔刑》
http://collection.nmwa.go.jp/P.1976-0003.html
額縁(?)も豪華だし、絵も細かくてきれい!
新収蔵作品って表示がありました
ルカス・クラーナハ(父)《ホロフェルネスの首を持つユディト》1530年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.2018-0001.html
私は見てないのですが、2016年に国立西洋美術館で開催された
「クラーナハ展」のメインビジュアルになっていたのが、
ウィーン美術史美術館蔵《ホロフェルネスの首を持つユディト》でしたね。
(「美術の窓」2016年2月号より)
京都国立博物館「THE ハプスブルク」展で見たのは、
クラナッハ(と表記されていた)《洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ》でしたか。
(「THE ハプスブルク」図録より)
ヤコポ・デル・セッライオ《奉納祭壇画:聖三位一体、聖母マリア、聖ヨハネと寄進者》1480-85年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1973-0003.html
最初に見た時は自制して撮影しなかったけど、やっぱり写真欲しいって戻って撮影しました(^^;
十字架の下に横たわるのは、1479-84年にフィレンツェを襲ったペストで亡くなった
妻と娘で、この絵の奉納である男性と息子が聖母マリアと聖ヨハネと共に描かれているそう。
ロレンツォ・レオンブルーノ・ダ・マントヴァ《キリスト降誕》1515年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1979-0001.html
聖母マリアがキリストにおっぱいを飲ませようとしているところが
なんか平和でほほえましい。牛たちもカワイイなぁ。
レアンドロ・バッサーノ《最後の審判》1598-96年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1999-0003.html
細かく描き込まれた人、人、人‥‥! 額縁も豪華です。
エル・グレコ《十字架のキリスト》
http://collection.nmwa.go.jp/P.1974-0001.html
岐阜県美術館後援会のバス旅行で行った国立国際美術館「エル・グレコ」展に
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2012-11-17
来てました。日本にあるエル・グレコは、この絵と、
大原美術館の《受胎告知》の2点だけって説明を受けました。
グエルチーノ《ゴリアテの首を持つダヴィデ》1650年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1998-0001.html
グイド・レーニ《ルクレティア》1636-38年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.2001-0001.html
なんかこの上目づかいの表情が気になるというか。
グイド・レーニでググると、
あ、三島由紀夫が愛した(「仮面の告白」に出てきますね)
《聖セバスチャンの殉教》の絵を描いた画家なんですね!
カルロ・ドルチ《悲しみの聖母》1655年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1998-0002.html
アンソニー・ヴァン・ダイク《レガネース侯爵ディエゴ・フェリーペ・デ・グスマン》1634年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1987-0002.html
写真もない時代に、このリアルさは驚きだったろうなぁ。
ほぼ等身大に描かれているから、暗がりで見たら本人と間違えそう。
ヤーコプ・ヨルダーンス(に帰属)
《ソドムを去るロトとその家族(ルーベンスの構図に基づく)》1618-20年頃
ルーベンスによるオリジナルを、ルーベンスの若き協力者であった
ヨルダーンスが模写したものではないかと考えられているそう。
ルーベンスは大規模な工房を構えていたそうですね。
ペーテル・パウル・ルーベンス《眠る二人の子ども》1612-13年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1972-0001.html
二人の子どもの可愛らしさが習作ならではの素早さで、生き生きと
捉えられていますね。この絵、どこかで見たことがあるように思ったけど、
作品詳細に展覧会歴まで記されているので、展覧会ではないか‥‥。
ダニエル・セーヘルス
コルネリス・スフート
《花環の中の聖母子》17世紀前半
http://collection.nmwa.go.jp/P.1981-0003.html
バラやチューリップやスイセンの花に囲まれた聖母子
花がリアルに描かれていて素敵。
花をダニエル・セーへルスが、聖母子をコルネリス・スフートが描いたものだそう。
コルネリス・デ・ヘーム《果物籠のある静物》1654年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1990-0002.html
葡萄やチェリーの透明感が素敵!
ダフィット・テニールス(子)《聖アントニウスの誘惑》
http://collection.nmwa.go.jp/P.1991-0002.html
廃墟の中で祈る聖アントニウスの周りに魑魅魍魎がうごめいています。
白いドレスの女性(愛欲を象徴するのだそう)も、よく見ると足が鳥の足!
でも魑魅魍魎、なんかカワイイというか楽しそうなんですけどー
ヤン・ステーン《村の結婚》
http://collection.nmwa.go.jp/P.1976-0001.html
ステーンは17世紀オランダを代表する風俗画家なんだそう。
豊田市美術館「ブリューゲル展」で見た、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2018-06-06
ピーテル・ブリューゲル2世《野外での婚礼の踊り》や、
マールテン・ファン・クレーフェ《農民の婚礼(6点連作)》を思い出しました。
そして、撮影禁止だったんですが、ここに
ヨハネス・フェルメール(に帰属)《聖プラクセディス》1655年
http://collection.nmwa.go.jp/DEP.2014-0001.html
があったんですよ!!
(たしか、展示されてたキャプションの作家名には
「フェルメール」とは書かれてなかったような‥‥)
現存する作品が疑問作も含め30数点しかない人気のフェルメール
Wikiの「フェルメールの作品」では、最初に出てます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E4%BD%9C%E5%93%81
疑問をもつ研究者もいるそうですが、私も、いくら初期の作品でも
これがフェルメールなの?? なんて見ちゃうんですが。
フェルメールの全作品37点を、
額縁まで含めて原寸大で複製したって展覧会を見た時も、
名古屋テレビ塔「フェルメール光の王国展」
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2014-06-02
この作品だけちょっと違う雰囲気‥‥って見たんですが。
ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ
《ヴィーナスによって天上に導かれるヴェットール・ピサーニ提督》1743年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1988-0001.html
ヴェネツィアの有力な貴族ピサーニ家の別館に描かれた天井画のための
油彩雛形だそう。ヴェットール・ピサーニ提督は一族の英雄だそうで、
天井を見上げた時に、偉大なご先祖が天上に上がっていくように見えるんですね。
ピエトロ・ロンギ《不謹慎な殿方》1740年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1998-0004.html
あれ? この絵どこかで見たことがあるんだけど‥‥
ここの所蔵ってことは○○美術館展ではないし、
ピエトロ・ロンギが18世紀のヴェネツィアの風俗を描いた画家ってことで、
名古屋市博物館で2011年12月に見た「ヴェネツィア展」か?
ピエトロ・ロンギの《香水売り》や《貴族の肖像》が出てましたが、
この絵はなかった。どこかの本だったのかなと思ったら、
ヤマザキマザック美術館「よそおいの200年」でした! (2017年)
この絵「中央の女性の姿は、当時流行していた「虱取り」のポーズからヒントを得ている。」(作品詳細より)けど、蚤取りをしているんではないんです。
「手元の白い紙をそっとひらいて見つめています。(中略)白い紙は秘密の恋文なのかもしれません」(「よそおいの200年」小冊子より)
女性のあらわな胸元を覗き見る「不謹慎な殿方」に笑いがこみあげてきます。
ジャン・バティスト・パテル《野営(兵士の休息)》
http://collection.nmwa.go.jp/P.1969-0001.html
ヤマザキマザック美術館の《行軍》《野営》と似てるなーって
作家名が「ジャン・バティスト・ジョセフ パテル」となってます。
ヤマザキマザック美術館のHPの画像見たら、
http://www.mazak-art.com/
同じポーズの人物もいて、ホントに似てる!
ニコラ・ド・ラルジリエール《幼い貴族の肖像》1714年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1972-0002.html
ヤマザキマザック美術館の《ジャッソ夫人とふたりの子供》の画家だ!
作家名「ニコラ・ド ラルジエール」と表記されてます。
描かれている幼い貴族は、幼年時のルイ15世だと言われているそう。
ジャン=マルク・ナティエ
《マリー=アンリエット・ベルトロ・ド・プレヌフ夫人の肖像》1739年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1979-0002.html
ナティエも、ヤマザキマザック美術館に
《狩りの衣を着たマイイ伯爵夫人》1743年 がありますけど、
「ナティエはニコラ・ド・ラルジリエールの影響を受けて、宮廷の貴婦人たちを神話の中の人物の姿を借りて描くというフォンテーヌブロー派の伝統を復活させた。」(作品詳細より)
ってことで、川ないし泉の精に擬して描いているそう。
ニコラ・ランクレ《眠る羊飼女》1730年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1979-0005.html
このあたり、ヤマザキマザック美術館の作品を思い出しながら見ると楽しい。
《からかい》1736年 では、眠っている農夫と彼を起こそうとする羊飼いの娘が描かれてます。
ジョヴァンニ・ドメニコ・ティエポロ《聖母子と三聖人》1759-62年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1987-0004.html
「ジョヴァンニ・ドメニコ・ティエポロ、通称ジャンドメニコ・ティエポロは、18世紀ヴェネツィア派の巨匠ジャンバッティスタ・ティエポロの息子です。」
ジャンバッティスタ・ティエポロ?
《ヴィーナスによって天上に導かれるヴェットール・ピサーニ提督》の
ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロとはどういう関係?と思ったら、
本名がジャンバッティスタ・ティエポロなんだそう。
油絵にしてはあっさりと(?)明るい雰囲気がちょっと少女マンガっぽくて
(あくまで私の印象)いいなーって。
アンゲリカ・カウフマン《パリスを戦場へと誘うヘクトール》1770年代
http://collection.nmwa.go.jp/P.2015-0003.html
「スイスに生まれ、ローマやロンドンで活躍した新古典主義の画家カウフマンは、女性としては当時めずらしく歴史画の領域で国際的な成功をおさめました。」(作品詳細より)
へー、女性の画家なんだ! この絵は、
「スパルタ王の妻ヘレネとの恋に溺れるトロイア王子のパリスに対して兄ヘクトールが戦場へ戻るように諌める場面」なんだそう。
ユペール・ロベール《マルクス・アウレリウス騎馬像、トラヤヌス記念柱、神殿の見える空想のローマ景観》1786年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1976-0002.html
ユペール・ロベール《モンテ・カヴァッロの巨像と聖堂の見える空想のローマ景観》1786年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1977-0002.html
おぉ「廃墟のロベール」! この画家も、ヤマザキマザック美術館で知りました。
新館の吹き抜けの1階が見下ろせる2階の壁にあったのが、
ウジェーヌ・ドラクロワ《墓に運ばれるキリスト》1859年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1975-0002.html
19世紀フランスのロマン主義を代表する画家・ドラクロワ
闇と光がドラマチック。
「新収蔵作品」と表示がありました。
ウィリアム・アドルフ・ブーグロー《武器の返却を懇願するクピド》1855-56年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.2015-0018.html
ウィリアム・アドルフ・ブーグロー《クピドの懲罰》1855-56年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.2015-0017.html
印象派の台頭で批判されるアカデミズム絵画を代表するブーグローだけど、
当時はこちらが主流だったんですね。甘美で耽美的な彼の絵、私は好きだなー!
(実は私が印象派がいいなって思えるようになったのはわりと最近)
ジャン=フランソワ・ミレー《春(ダフニスとクロエ)》1865年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0146.html
《種まく人》《落穂拾い》《晩鐘》などで農民を描いた画家として知られる
ミレーにしては、題材が古典的で色彩も明るくロマンティックな絵ですね。
ギュスターヴ・クールベ《波》1870年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0062.html
今、作品詳細を見たら「現在は展示していません」ってあるけど、
私が見に行ってから展示替えがあったのか?
ヤマザキマザック美術館の《波、夕暮れにうねる海》1869年 と、
そっくりだなーって見たんです。どちらもエトルタの海を描いたものだと。
ヤマザキマザック美術館も撮影OKなんですが、この作品は写真撮ってないので、
図録の画像(ヤマザキマザック美術館HPにも画像あります)
エドゥアール・マネ《嵐の海》1873年
http://collection.nmwa.go.jp/P.2019-0002.html
この作品も「現在は展示していません」ってなってる。
少しずつ展示替えがあるのかな?
「新収蔵作品」って表示されてるけど、「旧松方コレクション」
この国立西洋美術館のコレクションの基となった松方幸次郎が購入した作品で、
第二次世界大戦の中、作品の疎開の費用等の工面のため売却された作品なんだそう。
ベルト・モリゾ《黒いドレスの女性(観劇の前)》1875年
http://collection.nmwa.go.jp/P.2017-0002.html
印象派の女性画家ベルト・モリゾの絵
ピエール=オーギュスト・ルノワール
《アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)》1872年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0182.html
エドゥアール・マネ《ブラン氏の肖像》1879年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1984-0002.html
オシャレでモダンな感じの肖像画ですね。
ポール・セザンヌ《ポントワーズの橋と堰》1881年
http://collection.nmwa.go.jp/P.2012-0001.html
ポール・セザンヌ《葉を落としたジャ・ド・ブッファンの木々》1885-86年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1978-0005.html
私、以前はこういう絵、描きかけじゃない? って思えて、
良さがわからなかったんですよね。印象派を批判した昔の人の
言い分がわかるというか。今はいいなって思えるようになりましたが。
一部屋モネの絵で構成されていた中で、異様だったのがこの大きな作品
クロード・モネ《睡蓮、柳の反映》1916年
http://collection.nmwa.go.jp/P.2017-0004.html
1921年に松方がモネから購入したもので、第二次世界大戦中に大きく損傷、
戦後、その破損状態の甚だしさから作品として扱われず、行方不明だったが、
2016年ルーヴル美術館のなかで発見され、2017年に松方家より寄贈されたとのこと。
クロード・モネ《舟遊び》1887年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0148.html
チケットにも使われている絵
モネは人物にあまり関心ないみたいですね。
水面のバラ色の光のきらめきやゆらめく舟の影、いいなって。
クロード・モネ《雪のアルジャントゥイユ》1875年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0150.html
雪景色って真っ白で、絵になりにくいんじゃないかって思うのに、
そこはモネ! その場の空気感みたいなのがすごく伝わってくる。
クロード・モネ《陽を浴びるポプラ並木》1891年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0152.html
ポプラの木が画面を分断しているのは、浮世絵の影響もあるのかな?
キラキラした光が感じられて素敵。
クロード・モネ《睡蓮》1916年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0151.html
1921年アトリエを訪ねた松方幸次郎がモネから直接購入したもので、
1944年フランス政府が接収; 1959年フランス政府より寄贈返還されたと。
この後、版画素描展示室の小企画
「内藤コレクション展Ⅱ
中世からルネサンスの写本」を見たんですが、長くなるので、次の記事で。
階段を降りて1階へ。
中庭に面した部屋には彫刻作品が展示されてました。
オーギュスト・ロダン《オルフェウス》1908年(原型) 1921年(鋳造)
http://collection.nmwa.go.jp/S.1959-0037.html
オーギュスト・ロダン《うずくまる女》1882年頃(1906-08年頃に拡大)
http://collection.nmwa.go.jp/S.1959-0020.html
夕方6時半を過ぎて、外が薄暗いです。明るい時間だとまた違った印象かな?
ギュスターヴ・モロー《ピエタ》1876年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0161.html
岐阜県美術館もモローの《ピエタ》1854年 持ってたなーって見たら、
岐阜県美術館のコレクション検索に画像あります: https://gifu-art.info/details.php?id=3831
作品詳細でも岐阜県美術館の作品について言及されてました。
岐阜県美術館の作品より約20年後の作品だけあって、
小品だけどモローらしい幻想的な作品で好きだなー。
ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ《貧しき漁夫》1887-92年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0175.html
宗教的で詩的な情緒が感じられる平面的な画風は、
イラストや漫画から美術に関心を持った私には親しみやすいです。
岐阜県美術館もシャヴァンヌの大きな作品(習作だけど)持ってます。
シャヴァンヌ《慈愛》のための習作1893-94年頃
https://gifu-art.info/details.php?id=2773
フィンセント・ファン・ゴッホ《ばら》1889年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0193.html
ゴッホだー!! サン=レミの精神療養院に咲くばらを描いたものだそう
こんな、緑一面の、風景画とも言えない、構図的には面白くない
ばらの茂みだけを描いている絵、それも近づいて見ると筆遣いも荒くて、
ばらの花も全然リアルじゃないんだけど、光あふれる庭の雰囲気が
すごく伝わってきて‥‥やっぱりスゴイ絵だなって。
フランク・ブラングィン《しけの日》1889年
http://collection.nmwa.go.jp/P.2001-0003.html
旧松方コレクション「イギリス人画家ブラングィンと松方幸次郎は、1910年代末に出会いました。川崎造船所の社長であった松方は、日本に美術館を設立するため、ヨーロッパ各地で美術品蒐集を始めます。ブラングィンは、イギリスでの蒐集にあたり助言を与え、コレクション形成に多大な影響を与えました。」(作品詳細より)
造船所の社長であった松方は、この絵に共感するものがあったんでしょうね。
ダンテ・ガブリエル・ロセッティ《愛の杯》1867年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1984-0005.html
いかにも「ラファエル前派」のロセッティの描く女性だー!
こちらもロセッティの女性! 「新収蔵作品」だと
ダンテ・ガブリエル・ロセッティ《夜明けの目覚め》1877-78年
http://collection.nmwa.go.jp/P.2019-0004.html
旧松方コレクションで、川崎造船所の経営立て直しのため売りに出され、
蜂谷克己氏御遺族より寄贈された作品だそう。
1990-91年にBunkamuraザ・ミュージアム、愛知県美術館、石橋財団石橋美術館を
巡回した「ロセッティ展」に《愛の杯》が出品されてて、
(私は展覧会見てないんですが、図録を古本屋で購入)
《夜明けの目覚め》は、図録に参考写真として載ってますが、
タイトルは《少女》となってます。
ジョン・エヴァリット・ミレイ《あひるの子》1889年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1975-0004.html
ミレイと言うと《オフィーリア》1851年
ラファエル前派の画家 ってイメージですが、
ミレイはやがてラファエル前派が批判したアカデミーの正会員になって、
肖像画家としても名声を博します。
2008年に北九州市立美術館、Bunkamuraザ・ミュージアムを巡回した、
《オフィーリア》が来た「ジョン・エヴァレット・ミレイ展」に、
この作品も出品されたそう。(残念ながら私はこの展覧会行けてません)
ポール・シニャック《サン=トロぺの港》1901-02年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1987-0003.html
点描の画家、混色せずにモザイクのように色を置くことで、
色彩間の対比が強調されて、色が鮮やかです。
エドモン=フランソワ・アマン=ジャン《日本婦人の肖像(黒木夫人)》1922年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0005.html
モデルの「黒木竹子は、大蔵省の委嘱により国際金融情勢を調査する目的でパリに滞在していた黒木三次の妻で、松方幸次郎の姪にあたります。」
ピエール=オーギュスト・ルノワール《横たわる浴女》1906年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1974-0002.html
この作品「現在は展示していません」と。
いかにもルノワール!って裸婦。
「梅原龍三郎氏より寄贈」とのこと。
藤田嗣治《座る女》1929年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1992-0003.html
金地の花鳥画の前に座るワンピースの女性。
日本趣味にあふれた装飾的なところ素敵! これは人気あったろうなと。
吹き抜けの展示室、天井の照明が面白いなー。
アルベール・グレーズ《収穫物の脱穀》1912年
http://collection.nmwa.go.jp/P.2004-0001.html
キュビスムの絵だってことはわかりましたが、画家の名前は知りませんでした。
ピカソとブラックによって創始されたキュビスムが、パリの若い画家たちの間に
広まっていき、1912年にパリで開かれたキュビスムの歴史的な展覧会
「セクション・ドール(黄金分割)」に出品された作品だそう。
大きな作品で、麦畑で働く農民の姿や風景がキュビスムの方法で描かれています。
フェルナン・レジェ《赤い鶏と青い空》1953年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1965-0010.html
レジェだー。ちょっとマンガっぽくも見えちゃう。
ジョアン・ミロ《絵画》1953年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1965-0011.html
タイトルがそっけないなぁ‥‥太陽と人とか?
おおらかな感じが、なんかいいなと。
パブロ・ピカソ《男と女》1969年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1974-0005.html
20世紀最大の芸術家といわれるピカソ88歳の時の絵
大きな画面に荒々しいタッチで描きなぐったような絵。
実は私、展示室で見た時はピカソだから写真撮ったけど
「これがいいのかなー?」なんて感覚だったんですよ。
でも、パソコン画面であらためて見ると、なんか‥‥面白い、いいなって。
この絵、梅原龍三郎氏より寄贈されたとのこと。
はー、いやー、国立西洋美術館の所蔵品、すごいです。
HPも充実していてスゴイ! それぞれの画像と詳細があるんだから、
私のブログに載せなくても‥‥とは思ったんですけどね、
これでも写真うつりの悪いの、少しは除外したんだけどなー。
(あ、まだ内藤コレクション展のことを書かなくちゃ)
国立西洋美術館の前庭にある
オーギュスト・ロダン《地獄の門》1880-90年頃/1917年(原型)、1930-33年(鋳造)
http://collection.nmwa.go.jp/S.1959-0045.html
有名な《考える人》は、この門の上中央に設置されている像だったんですね。
単体の《考える人(拡大作)》も前庭にあります。
http://collection.nmwa.go.jp/S.1959-0040.html
ショップでポストカード買ったら、考える人の袋に入れてくれました。
(7月1日よりレジ袋有料義務化に伴い、紙のレジ袋も有料となったそう)
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展も見たかったけど‥‥
国立西洋美術館での会期は6月18日(木)~10月18日(日)に変更になりました。
国立西洋美術館: https://www.nmwa.go.jp/jp/
東京美術展三昧
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2020-07-06
で書きましたが、ホテルルートインGrand東京浅草橋に泊まって、
東京都現代美術館で、
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」
「もつれるものたち」
「MOTコレクション いまーかつて 複数のパースペクティブ」を見て、
上野の国立西洋美術館へ。
「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」をやっていて、
せっかく東京へ行くのだから、これも見たいと思って
チケットを買おうとしたら、日時指定制で、
この土日はおろか発売期間(2週間分ずつ発売されます)のほぼ全てが売り切れ状態(T.T)
でも、国立西洋美術館のウェブサイト見てたら、
内藤コレクション展Ⅱ「中世からルネサンスの写本 祈りと絵」
って展覧会もやってて、これなら常設展の観覧券で見られて、
常設展の観覧券は国立西洋美術館で買えると。
(「ロンドン―」のチケットは国立西洋美術館では買えません)
中世の時禱書が見られる?!! なかなかない機会だし、
国立西洋美術館、金・土は夜20時(6/18~10/18の間は21時!)まで
開いてるてことで、時間を有効に使えそうと。
国立西洋美術館へ着いたのは夕方5時過ぎ。門の前で、
「ロンドン・・ナショナルギャラリー展は
チケットの無い方は入れませんー」って案内している人や、
検温の人と多くの鑑賞者(制限していてこれでも少ないんでしょうが、
美術館の行列なんてほとんど見ない田舎者からすれば)で
混雑していて、ちょっと気後れしてしまいましたが、
「あのー、常設展の観覧券はここで買えるんですよね?」と聞くと、
建物入口を入った中のチケット売場を教えてもらえました。
常設展の観覧料500円を払ってチケットをもらいます。
モネ《舟遊び》1887年(松方コレクション) が使われています。
常設展の入口を入ると、ロダンの彫刻が並ぶ吹き抜けの空間があり、
スロープを上って2階へ行くと、
すごーい!! 中世のイコンから並んでます! さすが“国立”西洋美術館!
2016年に「カラヴァッジョ展」を見に行った時は、ちょうど
常設展示室が閉室で、常設展示が見られなかったんですよ。
こんなにすごいとは!!
その前は、学生時代にたしかゴッホ展を見に来たことあるハズなんですけど、
(国立西洋美術館のHPすごい! 過去の展覧会がずらっと載ってる!
https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/past/index.html
1976年の「オランダ国立ヴァン・ゴッホ美術館所蔵 ヴァン・ゴッホ展」だ)
所蔵品については全く覚えてないというか‥‥あ、新館竣工が1979年だから
所蔵品の展示はなかったのかな?
そしてっ!! 写真撮影OKなんです!!!
最初こそ写真撮影に夢中になって鑑賞がおろそかになっては‥‥って、
自制(?)してたんですけど、これすごい!!って、たまらずカメラ出したら、
もう止まりませんで‥‥(^^;)> なんとここで100枚近く撮っちゃいました。
作品の説明も欲しいと、ショップで図録「国立西洋美術館名作選」2,400円(税込)
購入したんですが、後で、国立西洋美術館のHPの充実ぶりに驚きました!
なんと、館内地図をクリックすると、常設展で展示されていたほとんどの作品の
画像(かなり拡大することができる!!)や、詳しい説明まで見ることができるんです。
http://collection.nmwa.go.jp/artizeweb/search_6_areaart.php?area.location=9
なので、私のブログで撮った写真載せる意味あるのかな?
とも思うんですが‥‥(リンク先は国立西洋美術館の作品詳細ページ)
パオロ・ヴェロネーゼ《聖カタリナの神秘の結婚》1547年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1994-0001.html
ティツィアーノ・ヴェチェッリオと工房《洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ》1560-70年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.2011-0002.html
かつてイギリス国王チャールズ1世のコレクションで、清教徒革命で1649年に処刑された後、
クロムウェルの指示で国民評議会に飾られた。クロムウェルはこの絵を
旧約聖書のヒロイン猛将ホロフェルネスの首を切ったユディトと勘違いし、
チャールズ1世を斬首した自分と重ね合わせていたのではないかって説明も
興味深かった。
ティントレット《ダヴィデを装った若い男の肖像》1555-60年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1971-0002.html
ヨース・ファン・クレーフェ《三連祭壇画:キリスト磔刑》
http://collection.nmwa.go.jp/P.1976-0003.html
額縁(?)も豪華だし、絵も細かくてきれい!
新収蔵作品って表示がありました
ルカス・クラーナハ(父)《ホロフェルネスの首を持つユディト》1530年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.2018-0001.html
私は見てないのですが、2016年に国立西洋美術館で開催された
「クラーナハ展」のメインビジュアルになっていたのが、
ウィーン美術史美術館蔵《ホロフェルネスの首を持つユディト》でしたね。
(「美術の窓」2016年2月号より)
京都国立博物館「THE ハプスブルク」展で見たのは、
クラナッハ(と表記されていた)《洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ》でしたか。
(「THE ハプスブルク」図録より)
ヤコポ・デル・セッライオ《奉納祭壇画:聖三位一体、聖母マリア、聖ヨハネと寄進者》1480-85年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1973-0003.html
最初に見た時は自制して撮影しなかったけど、やっぱり写真欲しいって戻って撮影しました(^^;
十字架の下に横たわるのは、1479-84年にフィレンツェを襲ったペストで亡くなった
妻と娘で、この絵の奉納である男性と息子が聖母マリアと聖ヨハネと共に描かれているそう。
ロレンツォ・レオンブルーノ・ダ・マントヴァ《キリスト降誕》1515年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1979-0001.html
聖母マリアがキリストにおっぱいを飲ませようとしているところが
なんか平和でほほえましい。牛たちもカワイイなぁ。
レアンドロ・バッサーノ《最後の審判》1598-96年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1999-0003.html
細かく描き込まれた人、人、人‥‥! 額縁も豪華です。
エル・グレコ《十字架のキリスト》
http://collection.nmwa.go.jp/P.1974-0001.html
岐阜県美術館後援会のバス旅行で行った国立国際美術館「エル・グレコ」展に
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2012-11-17
来てました。日本にあるエル・グレコは、この絵と、
大原美術館の《受胎告知》の2点だけって説明を受けました。
グエルチーノ《ゴリアテの首を持つダヴィデ》1650年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1998-0001.html
グイド・レーニ《ルクレティア》1636-38年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.2001-0001.html
なんかこの上目づかいの表情が気になるというか。
グイド・レーニでググると、
あ、三島由紀夫が愛した(「仮面の告白」に出てきますね)
《聖セバスチャンの殉教》の絵を描いた画家なんですね!
カルロ・ドルチ《悲しみの聖母》1655年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1998-0002.html
アンソニー・ヴァン・ダイク《レガネース侯爵ディエゴ・フェリーペ・デ・グスマン》1634年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1987-0002.html
写真もない時代に、このリアルさは驚きだったろうなぁ。
ほぼ等身大に描かれているから、暗がりで見たら本人と間違えそう。
ヤーコプ・ヨルダーンス(に帰属)
《ソドムを去るロトとその家族(ルーベンスの構図に基づく)》1618-20年頃
ルーベンスによるオリジナルを、ルーベンスの若き協力者であった
ヨルダーンスが模写したものではないかと考えられているそう。
ルーベンスは大規模な工房を構えていたそうですね。
ペーテル・パウル・ルーベンス《眠る二人の子ども》1612-13年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1972-0001.html
二人の子どもの可愛らしさが習作ならではの素早さで、生き生きと
捉えられていますね。この絵、どこかで見たことがあるように思ったけど、
作品詳細に展覧会歴まで記されているので、展覧会ではないか‥‥。
ダニエル・セーヘルス
コルネリス・スフート
《花環の中の聖母子》17世紀前半
http://collection.nmwa.go.jp/P.1981-0003.html
バラやチューリップやスイセンの花に囲まれた聖母子
花がリアルに描かれていて素敵。
花をダニエル・セーへルスが、聖母子をコルネリス・スフートが描いたものだそう。
コルネリス・デ・ヘーム《果物籠のある静物》1654年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1990-0002.html
葡萄やチェリーの透明感が素敵!
ダフィット・テニールス(子)《聖アントニウスの誘惑》
http://collection.nmwa.go.jp/P.1991-0002.html
廃墟の中で祈る聖アントニウスの周りに魑魅魍魎がうごめいています。
白いドレスの女性(愛欲を象徴するのだそう)も、よく見ると足が鳥の足!
でも魑魅魍魎、なんかカワイイというか楽しそうなんですけどー
ヤン・ステーン《村の結婚》
http://collection.nmwa.go.jp/P.1976-0001.html
ステーンは17世紀オランダを代表する風俗画家なんだそう。
豊田市美術館「ブリューゲル展」で見た、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2018-06-06
ピーテル・ブリューゲル2世《野外での婚礼の踊り》や、
マールテン・ファン・クレーフェ《農民の婚礼(6点連作)》を思い出しました。
そして、撮影禁止だったんですが、ここに
ヨハネス・フェルメール(に帰属)《聖プラクセディス》1655年
http://collection.nmwa.go.jp/DEP.2014-0001.html
があったんですよ!!
(たしか、展示されてたキャプションの作家名には
「フェルメール」とは書かれてなかったような‥‥)
現存する作品が疑問作も含め30数点しかない人気のフェルメール
Wikiの「フェルメールの作品」では、最初に出てます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E4%BD%9C%E5%93%81
疑問をもつ研究者もいるそうですが、私も、いくら初期の作品でも
これがフェルメールなの?? なんて見ちゃうんですが。
フェルメールの全作品37点を、
額縁まで含めて原寸大で複製したって展覧会を見た時も、
名古屋テレビ塔「フェルメール光の王国展」
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2014-06-02
この作品だけちょっと違う雰囲気‥‥って見たんですが。
ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ
《ヴィーナスによって天上に導かれるヴェットール・ピサーニ提督》1743年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1988-0001.html
ヴェネツィアの有力な貴族ピサーニ家の別館に描かれた天井画のための
油彩雛形だそう。ヴェットール・ピサーニ提督は一族の英雄だそうで、
天井を見上げた時に、偉大なご先祖が天上に上がっていくように見えるんですね。
ピエトロ・ロンギ《不謹慎な殿方》1740年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1998-0004.html
あれ? この絵どこかで見たことがあるんだけど‥‥
ここの所蔵ってことは○○美術館展ではないし、
ピエトロ・ロンギが18世紀のヴェネツィアの風俗を描いた画家ってことで、
名古屋市博物館で2011年12月に見た「ヴェネツィア展」か?
ピエトロ・ロンギの《香水売り》や《貴族の肖像》が出てましたが、
この絵はなかった。どこかの本だったのかなと思ったら、
ヤマザキマザック美術館「よそおいの200年」でした! (2017年)
この絵「中央の女性の姿は、当時流行していた「虱取り」のポーズからヒントを得ている。」(作品詳細より)けど、蚤取りをしているんではないんです。
「手元の白い紙をそっとひらいて見つめています。(中略)白い紙は秘密の恋文なのかもしれません」(「よそおいの200年」小冊子より)
女性のあらわな胸元を覗き見る「不謹慎な殿方」に笑いがこみあげてきます。
ジャン・バティスト・パテル《野営(兵士の休息)》
http://collection.nmwa.go.jp/P.1969-0001.html
ヤマザキマザック美術館の《行軍》《野営》と似てるなーって
作家名が「ジャン・バティスト・ジョセフ パテル」となってます。
ヤマザキマザック美術館のHPの画像見たら、
http://www.mazak-art.com/
同じポーズの人物もいて、ホントに似てる!
ニコラ・ド・ラルジリエール《幼い貴族の肖像》1714年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1972-0002.html
ヤマザキマザック美術館の《ジャッソ夫人とふたりの子供》の画家だ!
作家名「ニコラ・ド ラルジエール」と表記されてます。
描かれている幼い貴族は、幼年時のルイ15世だと言われているそう。
ジャン=マルク・ナティエ
《マリー=アンリエット・ベルトロ・ド・プレヌフ夫人の肖像》1739年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1979-0002.html
ナティエも、ヤマザキマザック美術館に
《狩りの衣を着たマイイ伯爵夫人》1743年 がありますけど、
「ナティエはニコラ・ド・ラルジリエールの影響を受けて、宮廷の貴婦人たちを神話の中の人物の姿を借りて描くというフォンテーヌブロー派の伝統を復活させた。」(作品詳細より)
ってことで、川ないし泉の精に擬して描いているそう。
ニコラ・ランクレ《眠る羊飼女》1730年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1979-0005.html
このあたり、ヤマザキマザック美術館の作品を思い出しながら見ると楽しい。
《からかい》1736年 では、眠っている農夫と彼を起こそうとする羊飼いの娘が描かれてます。
ジョヴァンニ・ドメニコ・ティエポロ《聖母子と三聖人》1759-62年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1987-0004.html
「ジョヴァンニ・ドメニコ・ティエポロ、通称ジャンドメニコ・ティエポロは、18世紀ヴェネツィア派の巨匠ジャンバッティスタ・ティエポロの息子です。」
ジャンバッティスタ・ティエポロ?
《ヴィーナスによって天上に導かれるヴェットール・ピサーニ提督》の
ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロとはどういう関係?と思ったら、
本名がジャンバッティスタ・ティエポロなんだそう。
油絵にしてはあっさりと(?)明るい雰囲気がちょっと少女マンガっぽくて
(あくまで私の印象)いいなーって。
アンゲリカ・カウフマン《パリスを戦場へと誘うヘクトール》1770年代
http://collection.nmwa.go.jp/P.2015-0003.html
「スイスに生まれ、ローマやロンドンで活躍した新古典主義の画家カウフマンは、女性としては当時めずらしく歴史画の領域で国際的な成功をおさめました。」(作品詳細より)
へー、女性の画家なんだ! この絵は、
「スパルタ王の妻ヘレネとの恋に溺れるトロイア王子のパリスに対して兄ヘクトールが戦場へ戻るように諌める場面」なんだそう。
ユペール・ロベール《マルクス・アウレリウス騎馬像、トラヤヌス記念柱、神殿の見える空想のローマ景観》1786年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1976-0002.html
ユペール・ロベール《モンテ・カヴァッロの巨像と聖堂の見える空想のローマ景観》1786年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1977-0002.html
おぉ「廃墟のロベール」! この画家も、ヤマザキマザック美術館で知りました。
新館の吹き抜けの1階が見下ろせる2階の壁にあったのが、
ウジェーヌ・ドラクロワ《墓に運ばれるキリスト》1859年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1975-0002.html
19世紀フランスのロマン主義を代表する画家・ドラクロワ
闇と光がドラマチック。
「新収蔵作品」と表示がありました。
ウィリアム・アドルフ・ブーグロー《武器の返却を懇願するクピド》1855-56年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.2015-0018.html
ウィリアム・アドルフ・ブーグロー《クピドの懲罰》1855-56年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.2015-0017.html
印象派の台頭で批判されるアカデミズム絵画を代表するブーグローだけど、
当時はこちらが主流だったんですね。甘美で耽美的な彼の絵、私は好きだなー!
(実は私が印象派がいいなって思えるようになったのはわりと最近)
ジャン=フランソワ・ミレー《春(ダフニスとクロエ)》1865年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0146.html
《種まく人》《落穂拾い》《晩鐘》などで農民を描いた画家として知られる
ミレーにしては、題材が古典的で色彩も明るくロマンティックな絵ですね。
ギュスターヴ・クールベ《波》1870年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0062.html
今、作品詳細を見たら「現在は展示していません」ってあるけど、
私が見に行ってから展示替えがあったのか?
ヤマザキマザック美術館の《波、夕暮れにうねる海》1869年 と、
そっくりだなーって見たんです。どちらもエトルタの海を描いたものだと。
ヤマザキマザック美術館も撮影OKなんですが、この作品は写真撮ってないので、
図録の画像(ヤマザキマザック美術館HPにも画像あります)
エドゥアール・マネ《嵐の海》1873年
http://collection.nmwa.go.jp/P.2019-0002.html
この作品も「現在は展示していません」ってなってる。
少しずつ展示替えがあるのかな?
「新収蔵作品」って表示されてるけど、「旧松方コレクション」
この国立西洋美術館のコレクションの基となった松方幸次郎が購入した作品で、
第二次世界大戦の中、作品の疎開の費用等の工面のため売却された作品なんだそう。
ベルト・モリゾ《黒いドレスの女性(観劇の前)》1875年
http://collection.nmwa.go.jp/P.2017-0002.html
印象派の女性画家ベルト・モリゾの絵
ピエール=オーギュスト・ルノワール
《アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)》1872年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0182.html
エドゥアール・マネ《ブラン氏の肖像》1879年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1984-0002.html
オシャレでモダンな感じの肖像画ですね。
ポール・セザンヌ《ポントワーズの橋と堰》1881年
http://collection.nmwa.go.jp/P.2012-0001.html
ポール・セザンヌ《葉を落としたジャ・ド・ブッファンの木々》1885-86年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1978-0005.html
私、以前はこういう絵、描きかけじゃない? って思えて、
良さがわからなかったんですよね。印象派を批判した昔の人の
言い分がわかるというか。今はいいなって思えるようになりましたが。
一部屋モネの絵で構成されていた中で、異様だったのがこの大きな作品
クロード・モネ《睡蓮、柳の反映》1916年
http://collection.nmwa.go.jp/P.2017-0004.html
1921年に松方がモネから購入したもので、第二次世界大戦中に大きく損傷、
戦後、その破損状態の甚だしさから作品として扱われず、行方不明だったが、
2016年ルーヴル美術館のなかで発見され、2017年に松方家より寄贈されたとのこと。
クロード・モネ《舟遊び》1887年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0148.html
チケットにも使われている絵
モネは人物にあまり関心ないみたいですね。
水面のバラ色の光のきらめきやゆらめく舟の影、いいなって。
クロード・モネ《雪のアルジャントゥイユ》1875年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0150.html
雪景色って真っ白で、絵になりにくいんじゃないかって思うのに、
そこはモネ! その場の空気感みたいなのがすごく伝わってくる。
クロード・モネ《陽を浴びるポプラ並木》1891年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0152.html
ポプラの木が画面を分断しているのは、浮世絵の影響もあるのかな?
キラキラした光が感じられて素敵。
クロード・モネ《睡蓮》1916年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0151.html
1921年アトリエを訪ねた松方幸次郎がモネから直接購入したもので、
1944年フランス政府が接収; 1959年フランス政府より寄贈返還されたと。
この後、版画素描展示室の小企画
「内藤コレクション展Ⅱ
中世からルネサンスの写本」を見たんですが、長くなるので、次の記事で。
階段を降りて1階へ。
中庭に面した部屋には彫刻作品が展示されてました。
オーギュスト・ロダン《オルフェウス》1908年(原型) 1921年(鋳造)
http://collection.nmwa.go.jp/S.1959-0037.html
オーギュスト・ロダン《うずくまる女》1882年頃(1906-08年頃に拡大)
http://collection.nmwa.go.jp/S.1959-0020.html
夕方6時半を過ぎて、外が薄暗いです。明るい時間だとまた違った印象かな?
ギュスターヴ・モロー《ピエタ》1876年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0161.html
岐阜県美術館もモローの《ピエタ》1854年 持ってたなーって見たら、
岐阜県美術館のコレクション検索に画像あります: https://gifu-art.info/details.php?id=3831
作品詳細でも岐阜県美術館の作品について言及されてました。
岐阜県美術館の作品より約20年後の作品だけあって、
小品だけどモローらしい幻想的な作品で好きだなー。
ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ《貧しき漁夫》1887-92年頃
http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0175.html
宗教的で詩的な情緒が感じられる平面的な画風は、
イラストや漫画から美術に関心を持った私には親しみやすいです。
岐阜県美術館もシャヴァンヌの大きな作品(習作だけど)持ってます。
シャヴァンヌ《慈愛》のための習作1893-94年頃
https://gifu-art.info/details.php?id=2773
フィンセント・ファン・ゴッホ《ばら》1889年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0193.html
ゴッホだー!! サン=レミの精神療養院に咲くばらを描いたものだそう
こんな、緑一面の、風景画とも言えない、構図的には面白くない
ばらの茂みだけを描いている絵、それも近づいて見ると筆遣いも荒くて、
ばらの花も全然リアルじゃないんだけど、光あふれる庭の雰囲気が
すごく伝わってきて‥‥やっぱりスゴイ絵だなって。
フランク・ブラングィン《しけの日》1889年
http://collection.nmwa.go.jp/P.2001-0003.html
旧松方コレクション「イギリス人画家ブラングィンと松方幸次郎は、1910年代末に出会いました。川崎造船所の社長であった松方は、日本に美術館を設立するため、ヨーロッパ各地で美術品蒐集を始めます。ブラングィンは、イギリスでの蒐集にあたり助言を与え、コレクション形成に多大な影響を与えました。」(作品詳細より)
造船所の社長であった松方は、この絵に共感するものがあったんでしょうね。
ダンテ・ガブリエル・ロセッティ《愛の杯》1867年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1984-0005.html
いかにも「ラファエル前派」のロセッティの描く女性だー!
こちらもロセッティの女性! 「新収蔵作品」だと
ダンテ・ガブリエル・ロセッティ《夜明けの目覚め》1877-78年
http://collection.nmwa.go.jp/P.2019-0004.html
旧松方コレクションで、川崎造船所の経営立て直しのため売りに出され、
蜂谷克己氏御遺族より寄贈された作品だそう。
1990-91年にBunkamuraザ・ミュージアム、愛知県美術館、石橋財団石橋美術館を
巡回した「ロセッティ展」に《愛の杯》が出品されてて、
(私は展覧会見てないんですが、図録を古本屋で購入)
《夜明けの目覚め》は、図録に参考写真として載ってますが、
タイトルは《少女》となってます。
ジョン・エヴァリット・ミレイ《あひるの子》1889年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1975-0004.html
ミレイと言うと《オフィーリア》1851年
ラファエル前派の画家 ってイメージですが、
ミレイはやがてラファエル前派が批判したアカデミーの正会員になって、
肖像画家としても名声を博します。
2008年に北九州市立美術館、Bunkamuraザ・ミュージアムを巡回した、
《オフィーリア》が来た「ジョン・エヴァレット・ミレイ展」に、
この作品も出品されたそう。(残念ながら私はこの展覧会行けてません)
ポール・シニャック《サン=トロぺの港》1901-02年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1987-0003.html
点描の画家、混色せずにモザイクのように色を置くことで、
色彩間の対比が強調されて、色が鮮やかです。
エドモン=フランソワ・アマン=ジャン《日本婦人の肖像(黒木夫人)》1922年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0005.html
モデルの「黒木竹子は、大蔵省の委嘱により国際金融情勢を調査する目的でパリに滞在していた黒木三次の妻で、松方幸次郎の姪にあたります。」
ピエール=オーギュスト・ルノワール《横たわる浴女》1906年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1974-0002.html
この作品「現在は展示していません」と。
いかにもルノワール!って裸婦。
「梅原龍三郎氏より寄贈」とのこと。
藤田嗣治《座る女》1929年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1992-0003.html
金地の花鳥画の前に座るワンピースの女性。
日本趣味にあふれた装飾的なところ素敵! これは人気あったろうなと。
吹き抜けの展示室、天井の照明が面白いなー。
アルベール・グレーズ《収穫物の脱穀》1912年
http://collection.nmwa.go.jp/P.2004-0001.html
キュビスムの絵だってことはわかりましたが、画家の名前は知りませんでした。
ピカソとブラックによって創始されたキュビスムが、パリの若い画家たちの間に
広まっていき、1912年にパリで開かれたキュビスムの歴史的な展覧会
「セクション・ドール(黄金分割)」に出品された作品だそう。
大きな作品で、麦畑で働く農民の姿や風景がキュビスムの方法で描かれています。
フェルナン・レジェ《赤い鶏と青い空》1953年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1965-0010.html
レジェだー。ちょっとマンガっぽくも見えちゃう。
ジョアン・ミロ《絵画》1953年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1965-0011.html
タイトルがそっけないなぁ‥‥太陽と人とか?
おおらかな感じが、なんかいいなと。
パブロ・ピカソ《男と女》1969年
http://collection.nmwa.go.jp/P.1974-0005.html
20世紀最大の芸術家といわれるピカソ88歳の時の絵
大きな画面に荒々しいタッチで描きなぐったような絵。
実は私、展示室で見た時はピカソだから写真撮ったけど
「これがいいのかなー?」なんて感覚だったんですよ。
でも、パソコン画面であらためて見ると、なんか‥‥面白い、いいなって。
この絵、梅原龍三郎氏より寄贈されたとのこと。
はー、いやー、国立西洋美術館の所蔵品、すごいです。
HPも充実していてスゴイ! それぞれの画像と詳細があるんだから、
私のブログに載せなくても‥‥とは思ったんですけどね、
これでも写真うつりの悪いの、少しは除外したんだけどなー。
(あ、まだ内藤コレクション展のことを書かなくちゃ)
国立西洋美術館の前庭にある
オーギュスト・ロダン《地獄の門》1880-90年頃/1917年(原型)、1930-33年(鋳造)
http://collection.nmwa.go.jp/S.1959-0045.html
有名な《考える人》は、この門の上中央に設置されている像だったんですね。
単体の《考える人(拡大作)》も前庭にあります。
http://collection.nmwa.go.jp/S.1959-0040.html
ショップでポストカード買ったら、考える人の袋に入れてくれました。
(7月1日よりレジ袋有料義務化に伴い、紙のレジ袋も有料となったそう)
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展も見たかったけど‥‥
国立西洋美術館での会期は6月18日(木)~10月18日(日)に変更になりました。
国立西洋美術館: https://www.nmwa.go.jp/jp/
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