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川崎市岡本太郎美術館「古事記展」(その1) [美術]

9月27日(日)、神奈川県の川崎市岡本太郎美術館まで行ってきちゃいました。

「高橋士郎 古事記展 神話芸術テクノロジー」って企画展をやっています。
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その先週の9月20日の日曜美術館アートシーンで、
この展覧会のことが取り上げられていて、
えっ?! なにこれ!! 面白ーい!!!! ってことで。


高橋士郎は、2016年のあいちトリエンナーレで、
動く作品がすごく面白いーって印象に残ってます。

あいちトリエンナーレ2016 (2) 愛知芸術文化センター8階
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2016-09-05

川崎市岡本太郎美術館がどこにあるかも知らなかったけど、
HPで調べて
川崎市岡本太郎美術館: https://www.taromuseum.jp/

最寄り駅の始発で行けば、開館時間の9:30前に行ける!
って、調べはしたけど、私のことなので‥‥
それでも私にしては朝早い7:40の電車に乗り、
名古屋から新幹線のぞみで新横浜下車
横浜線で町田へ。小田急線に乗り換えて
「向ヶ丘遊園」駅に着いたのがだいたい11時。
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今は遊園地はないけど、駅名だけは残ってるんですね。
(私、大学生の頃、友人たちと遊びに行ったことがあるような‥‥?)

道なりに13分ほど進んでいくと、生田緑地の入口に着きます。
生田緑地: https://www.ikutaryokuti.jp/
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「日本民家園」なんて野外博物館もあるんですね!
川崎市立日本民家園: https://www.nihonminkaen.jp/
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緑豊かな中を進んでいくと
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かわさき宙と緑の科学館: https://www.nature-kawasaki.jp/
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客車が展示してありました。乗ってる人もいます。
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帰りに撮った写真ですが、D51 の展示もあります。
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「かおりの園」として、香り豊かな植物が植えられていてる
小径がありました。
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モッコウバラのアーチ。春にはよい香りの花が咲くんでしょうね。
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メタセコイアの林の中をさらに進むと、
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奥の池
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ローム斜面崩壊実験事故慰霊碑
昭和46年11月11日、ローム斜面崩壊実験中の事故で犠牲となった
15名の人々を慰霊するために建立されたものだそう。
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メタセコイアの大木の間を抜けた階段の上に
川崎市岡本太郎美術館があります。
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高橋士郎の蛙がお出迎え!
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後ろの円筒形はエレベータ
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岡本太郎の《樹霊Ⅰ》がある池には高橋士郎《八雷神》が
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岡本太郎美術館の入口
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古墳の中にでも入っていくような雰囲気!

入口で検温をして、ロッカーに荷物を入れ、
エントランスホールの券売機で一般900円の観覧券を買います。
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(帰りに撮った写真ですが)
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この時節なのでアマビエが(^▽^)高橋士郎の作品ですね。
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常設展示室入口
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おー! 岡本太郎の美術館だって一目瞭然ですね!!
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すごいインパクト!

常設展示室には順路はないとのこと(迷路みたいで楽しかったけど、
後で「一平・かの子コーナー」を見落としていたことに気付く(T.T)
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最初のコーナーは、大阪万博の《太陽の塔》を作る岡本太郎の映像や
アイデアスケッチ、当時の新聞記事など
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2012年に碧南市藤井達吉現代美術館で開催された「岡本太郎展」
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2012-11-21
見たと思うんですが(ここの所蔵作品で構成されてました)
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左《重工業》 右《夜》 うん、すごいパワーを感じる!

両側に沖縄・久高島のイザイホーの写真が並ぶ通路を通って行くと、
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《明日の神話》をはじめ
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岡本太郎の絵画が展示されています。
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この《愛》と題された彫刻もいいなぁ!
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窪まった場所にあったステンドグラス
透過光で色が鮮やかです。
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部屋の一角で、沖縄・久高島のイザイホーの取材をした
岡本太郎のことを取り上げたテレビ番組が流れていました。
結構長い映像だけど、つい見ちゃいました。
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置いてある椅子、岡本太郎の作品(デザイン)かな?
なかなかカッコイイし、座り心地も良かった。

版画もいいですね! 色がシックなのが私の好み。
色数が制限されているためにかえって
フォルムの面白さが際立っているように思えます。
ちょっと奥まっている展示ケースも面白い。
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太陽の塔がゆっくり回転しています。映像もあります。
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椅子のコーナー 座ることもできます。
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展示室案内に、ここは写真撮影OKって書いてあるんですが、
他の場所でも多くの人が撮影してました。
特に注意されなかったので、私もあちこち撮影しちゃいましたが(^^)>

スポットライトでできる彫刻の影も面白い。
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「太郎と出会う空間」コーナーの太郎さん。
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こんな時節なので、ちゃんとマスクしてます(^ロ^)
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大きな立体作品が展示された空間はあちこちから入ることができます。
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カラフルな光が暗がりの中できれい!《若い時計台》
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あ、これは1988年(昭和63年)に開催された「ぎふ中部未来博」の
シンボルタワーとして作られた《未来を拓く塔》の縮小版(?)ですね。
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今も跡地にできた総合スポーツ施設
「岐阜メモリアルセンター」に立ってます。
岐阜メモリアルセンターの《未来を拓く塔》のページ:
https://www.gifuspo.or.jp/GMC/100/monyument/mirainotou.html

このシンボルタワーを企画した鵜飼武彦さんが書いた本
『岡本太郎と未来を拓く』
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(岐阜の無料の情報誌「a un」の読者プレゼントでもらった本)

大阪万博の《太陽の塔》もそうだけど、この《未来を拓く塔》も、
当時はなんかヘンな塔wwってくらいにしか見てなかったんだけど、
今頃になって、いいなって思えるようになってきました。

高い位置に立体作品が置かれていたり、
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こんな奥まったところに、陶の立体作品が並んでたりします。
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《横たわる》という作品。
上向きの叫んでいる顔のようにも見えますが‥‥
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《顔のグラス》などが並んでいます。
「グラスの底に顔があったっていいじゃないか」ってCMが
ありましたね。ウィスキーのノベルティだったんですよね。
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企画展示への通路(?)がまたカッコイイ!
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「探る」「語る」「見る」「遊ぶ」「ひらく」と書かれた
宙づりになった四角柱には
岡本太郎の写真や映像、模型などがディスプレイされています。
壁にも多くの写真が並び、
岡本太郎の多彩な活動を垣間見ることができます。
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企画展示室で「高橋士郎 古事記展」が開催されていたんですが、
そのことは次の記事―なかなかブログも書けないんですが―で。
(今、Go to キャンペーンの影響なのか、パートも忙しくなったところに、
ベテランの同僚が足を骨折してしばらく出勤できず、今月は定休日の日曜以外は
出勤になりそうなんですー(6月なんて10日しか出勤なかったのにー)



日曜美術館のアートシーンで「古事記展」のことを知らなければ、
この岡本太郎美術館へ来ることってなかっただろうと思いますが
(今でこそ岡本太郎いいなって思えるようになったけど、
特に生前はヘンなおじさんみたいに思ってて、それほどファンでもなかったし‥‥)
岡本太郎の作品も良いけど、この美術館、すごく面白い!! 楽しい!!
さすが「芸術は爆発だ」の岡本太郎の美術館だけあって、ただ
作品が並んでいるだけではありません!!

岡本太郎美術館「常設展示空間・母の塔」総合プロデューサーの
平野暁臣が書いた『体感美術館』 2001年に出版された本ですが
ショップで本体価格2,800円が税込1,000円になってたので買っちゃいました!
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川崎市岡本太郎美術館: https://www.taromuseum.jp/

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