国立国際美術館「コレクション2 米・仏・独・英の現代美術を中心に」 [美術]
1月9日(土)大阪の国立国際美術館で
「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」へ行ったことは前記事に
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2021-01-15
「ロンドン―」のチケットで
地下2階で開催されているコレクション展が見られます。
「コレクション2
米・仏・独・英の現代美術を中心に」
展覧会タイトルが書かれた壁に展示してあったのが、
ライアン・ガンダー
《リアリティ・プロデューサー(構造と安定のための演劇的枠組み)》2017年
なにこれ??? ってカンジなんですけどー。
写真撮影は申し出て許可シールをもらい、
監視員から見えるところに貼るとできます。
(注意事項が書かれた紙を渡されたくらいで、特に名前も書きませんでした。)
音声ガイドが300円で貸し出されていたので、
(「ロンドン―」では借りなかったんですが)
何か意図がわかるかな? って借りてみたんですが、
この作品のガイドはなかった‥‥(´・ω・`)
こちらのライアン・ガンダーの作品のガイドはありました
《ワタシは・・・(xviii)》2017年
‥‥聞いてふーーんとは思ったけど忘れてしまったなぁ(^^;
クラシックな鏡を覆っているのが、布ではなく、
人工大理石で作られているってのがわかった。
古典的な彫刻にありそうな布の形をしています。
自分の姿を見るための鏡が覆われてしまっているってこと?
ライアン・ガンダーは、豊田市美術館の
《おかあさんに心配しないでといって(6) 》2013年
↓豊田市美術館のHPで、詳しい解説も聞けます。
https://www.museum.toyota.aichi.jp/collection/ryan-gander
しか見たことがないですが、
娘がシーツに隠れて幽霊ごっこをしている様子を彫刻にしていて、
「信じる者にしか存在しない『幽霊』は、信じるがゆえに存在する『現代美術』の価値と重なります。」って解説に感心したなぁ。
--訂正!--
愛知県美術館「コートールド美術館展」のコレクション展
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2020-01-25
で見た、絵画の梱包に使う箱が2つ並んでいるように見えるのが
ライアン・ガンダーの作品だった!
一つは資料が入った段ボール箱で、もう一つは合板にアクリルで
そっくりに描いたものだってことで、いろんな作品作ってるんですね。
-----
マーク・クイン《美女と野獣》2005年
リアルな女性の彫刻なんだけど、なんかネットリした質感というか、
粘土?って思ったら「ポリマー・ワックス、動物の血」という表記が!
動物の血って?!
このコレクション展、展示室が国別になっていて、まずは
1―アメリカ:1 の展示室
モーリス・ルイス《Num》1959年
大きな画面に絵具を染み込ませた作品。ぼうっとした色の重なりから
なにか立ち現れてくるような雰囲気がいいな。
(やっぱり写真撮ってくれば良かった、けど、鑑賞者もわりと―もちろん
「ロンドン―」よりは格段に少ないんですけど―いる中では、
あまりカシャカシャやるのも気が引けて‥‥)
その隣にあったこの2作品、てっきり同じ作者かと思ったら、
左が、バーネット・ニューマン《夜の女王 Ⅰ》1951年
右が、エルズワース・ケリー《斜めの黒いレリーフ》2010年
バーネット・ニューマンの作品については音声ガイドで聞いたけど、
結局よく覚えてない(^^;>
音声ガイドには、
サイ・トゥオンブリー《マグダでの10日の待機》1963年
の解説もあったんだけど、なんだか子どもの落書きってカンジしか。
私はこの部屋を最後に見たんだけど
2―アメリカ2 の展示室には、
フランク・ステラ《グレー・スクランブルXII ダブル》1968年
音声ガイドで、
黒から白の6段階、黄から紫への6段階のグラデーションが
組み合わさっていることがわかりました。
あ、じゃイラレで簡単にできちゃうじゃん!
作ってみて、グレーの段階は20%ずつじゃなくて、わりと
暗めの色を使ってるんだなとか気づきました。
以前、愛知県美術館の
フランク・ステラ《リヴァー・オヴ・ポンズ IV》1969年
の前に色紙のパズルが置いてあって、
絵を見ながら組み合わせてみたことを思い出しました。
ドナルド・ジャド《無題》1977年
ステンレスの箱が4つ並んでます。本棚にでもしたくなりますが、
よく見たら、片方は斜めになってる?
こんなふう?(あくまで私の想像)
電球がぶら下がってる
フェリックス・ゴンザレス=トレス《「無題」(ラスト・ライト)》1993年
3―フランス
私これ気に入りました。楽しい!
ニキ・ド・サンファール《アダムとイヴ》1977年
4―ドイツ
作家名などを知る前に、これ好き! って感じた絵。
細いラインが並んでいるだけの絵だけど、なんかすごく
いいカンジ‥‥
ゲルハルト・リヒター《STRIP (926-6)》2012年
ゲルハルト・リヒター!
私、2005年に岐阜県美術館後援会のバスツアーで行った
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2005-10-28-1
金沢21世紀美術館で「ゲルハルト・リヒター」展を見ました。
ドイツの国民的アーティストって説明だったんですが、
その頃は現代美術に関心もなく、名前も聞いたことがありませんでした。
「‥‥??」というカンジ。ってブログにも書いてます。
ゲルハルト・リヒターが、ドイツのケルン大聖堂に制作した
ステンドグラスは賛否両論があるそうですが、写真を見る限り、
私はとてもいいなって思いました。
こちらは、音声ガイドを聞いているうちに、いいなと思えてきた作品
ジグマー・ポルケ《恋人たち》1972年
派手なハート模様は、布の柄だそう。
5―英国
小さなサイコロでできている彫刻
トニー・クラッグ《分泌物》1999年
あ、トニー・クラッグって、豊田市美術館の虹色に塗られた廃材が
床に置かれている作品《スペクトラム》とかの作家ですね。
イギリスの人なんだ。
ジュリアン・オピー《ファイルを持つヒロフミ》2005年
一目でジュリアン・オピーだとわかる目が点のシンプルな人物画
グラフィックなところが魅力。
リアム・ギリック《ディスカッション・アイランド・レスト・リグ》1997年
スポットライトが15灯も光っているインパクトある作品。
大きすぎて上手く写真撮れなかった。
6―他の国々
ルーチョ・フォンタナはイタリア、
ジャコメッティはスイス、クリストはブルガリア生まれなんですね。
(ググって知りました)
今まで、現代美術家の国を意識したことってなかったなぁ。
この展示見ても、国別の特徴みたいなのは、
それほど感じることができなかったし‥‥
でも色々な現代美術を見ることができて面白かった。
エスカレーターに乗る時に、須田悦弘のチューリップに気が付きました。
国立国際美術館: https://www.nmao.go.jp/
ついでに、大阪の街をウロウロした時に撮った写真を
堂島米市場の跡にあったモニュメント
中之島ガーデンブリッジより
中之島ガーデンブリッジにあったモニュメント
前記事にも使いましたが、国立国際美術館
2時に入って、出たのは5時頃でした。
国立国際美術館の隣にある大阪市立科学館
この後、淀屋橋の近くに用事があったので、
川沿いの遊歩道を歩きました。
ところどころに彫刻が設置されてました。
「雲の詩」河原 明 平成元年3月
あ、天野裕夫さんの作品だ! 「十魚架」
巨大な座布団2つ。「一対の座」増田正和
「風標」斉藤 均
わーすごくカッコイイ建物!
日本銀行大阪支店旧館
お腹も空いたので、カフェでパスタとコーヒーを食べて
1区間だけど寒かったから、淀屋橋から梅田まで地下鉄で。
地下鉄の駅の入口も風情がありますね。
田舎者には、梅田駅と大阪駅が同じ(乗換駅)ってのが、
最初よくわかりませんでしたねー。
大阪から在来線で西岐阜まで帰りました。
米原行きの新快速が遅れていて、私は予定より早い列車に乗れ、
米原で接続する東海道線の列車が待っててくれたので、
私的には早く着いてラッキーでした。
「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」へ行ったことは前記事に
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2021-01-15
「ロンドン―」のチケットで
地下2階で開催されているコレクション展が見られます。
「コレクション2
米・仏・独・英の現代美術を中心に」
展覧会タイトルが書かれた壁に展示してあったのが、
ライアン・ガンダー
《リアリティ・プロデューサー(構造と安定のための演劇的枠組み)》2017年
なにこれ??? ってカンジなんですけどー。
写真撮影は申し出て許可シールをもらい、
監視員から見えるところに貼るとできます。
(注意事項が書かれた紙を渡されたくらいで、特に名前も書きませんでした。)
音声ガイドが300円で貸し出されていたので、
(「ロンドン―」では借りなかったんですが)
何か意図がわかるかな? って借りてみたんですが、
この作品のガイドはなかった‥‥(´・ω・`)
こちらのライアン・ガンダーの作品のガイドはありました
《ワタシは・・・(xviii)》2017年
‥‥聞いてふーーんとは思ったけど忘れてしまったなぁ(^^;
クラシックな鏡を覆っているのが、布ではなく、
人工大理石で作られているってのがわかった。
古典的な彫刻にありそうな布の形をしています。
自分の姿を見るための鏡が覆われてしまっているってこと?
ライアン・ガンダーは、豊田市美術館の
《おかあさんに心配しないでといって(6) 》2013年
↓豊田市美術館のHPで、詳しい解説も聞けます。
https://www.museum.toyota.aichi.jp/collection/ryan-gander
しか見たことがないですが、
娘がシーツに隠れて幽霊ごっこをしている様子を彫刻にしていて、
「信じる者にしか存在しない『幽霊』は、信じるがゆえに存在する『現代美術』の価値と重なります。」って解説に感心したなぁ。
--訂正!--
愛知県美術館「コートールド美術館展」のコレクション展
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2020-01-25
で見た、絵画の梱包に使う箱が2つ並んでいるように見えるのが
ライアン・ガンダーの作品だった!
一つは資料が入った段ボール箱で、もう一つは合板にアクリルで
そっくりに描いたものだってことで、いろんな作品作ってるんですね。
-----
マーク・クイン《美女と野獣》2005年
リアルな女性の彫刻なんだけど、なんかネットリした質感というか、
粘土?って思ったら「ポリマー・ワックス、動物の血」という表記が!
動物の血って?!
このコレクション展、展示室が国別になっていて、まずは
1―アメリカ:1 の展示室
モーリス・ルイス《Num》1959年
大きな画面に絵具を染み込ませた作品。ぼうっとした色の重なりから
なにか立ち現れてくるような雰囲気がいいな。
(やっぱり写真撮ってくれば良かった、けど、鑑賞者もわりと―もちろん
「ロンドン―」よりは格段に少ないんですけど―いる中では、
あまりカシャカシャやるのも気が引けて‥‥)
その隣にあったこの2作品、てっきり同じ作者かと思ったら、
左が、バーネット・ニューマン《夜の女王 Ⅰ》1951年
右が、エルズワース・ケリー《斜めの黒いレリーフ》2010年
バーネット・ニューマンの作品については音声ガイドで聞いたけど、
結局よく覚えてない(^^;>
音声ガイドには、
サイ・トゥオンブリー《マグダでの10日の待機》1963年
の解説もあったんだけど、なんだか子どもの落書きってカンジしか。
私はこの部屋を最後に見たんだけど
2―アメリカ2 の展示室には、
フランク・ステラ《グレー・スクランブルXII ダブル》1968年
音声ガイドで、
黒から白の6段階、黄から紫への6段階のグラデーションが
組み合わさっていることがわかりました。
あ、じゃイラレで簡単にできちゃうじゃん!
作ってみて、グレーの段階は20%ずつじゃなくて、わりと
暗めの色を使ってるんだなとか気づきました。
以前、愛知県美術館の
フランク・ステラ《リヴァー・オヴ・ポンズ IV》1969年
の前に色紙のパズルが置いてあって、
絵を見ながら組み合わせてみたことを思い出しました。
ドナルド・ジャド《無題》1977年
ステンレスの箱が4つ並んでます。本棚にでもしたくなりますが、
よく見たら、片方は斜めになってる?
こんなふう?(あくまで私の想像)
電球がぶら下がってる
フェリックス・ゴンザレス=トレス《「無題」(ラスト・ライト)》1993年
3―フランス
私これ気に入りました。楽しい!
ニキ・ド・サンファール《アダムとイヴ》1977年
4―ドイツ
作家名などを知る前に、これ好き! って感じた絵。
細いラインが並んでいるだけの絵だけど、なんかすごく
いいカンジ‥‥
ゲルハルト・リヒター《STRIP (926-6)》2012年
ゲルハルト・リヒター!
私、2005年に岐阜県美術館後援会のバスツアーで行った
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2005-10-28-1
金沢21世紀美術館で「ゲルハルト・リヒター」展を見ました。
ドイツの国民的アーティストって説明だったんですが、
その頃は現代美術に関心もなく、名前も聞いたことがありませんでした。
「‥‥??」というカンジ。ってブログにも書いてます。
ゲルハルト・リヒターが、ドイツのケルン大聖堂に制作した
ステンドグラスは賛否両論があるそうですが、写真を見る限り、
私はとてもいいなって思いました。
こちらは、音声ガイドを聞いているうちに、いいなと思えてきた作品
ジグマー・ポルケ《恋人たち》1972年
派手なハート模様は、布の柄だそう。
5―英国
小さなサイコロでできている彫刻
トニー・クラッグ《分泌物》1999年
あ、トニー・クラッグって、豊田市美術館の虹色に塗られた廃材が
床に置かれている作品《スペクトラム》とかの作家ですね。
イギリスの人なんだ。
ジュリアン・オピー《ファイルを持つヒロフミ》2005年
一目でジュリアン・オピーだとわかる目が点のシンプルな人物画
グラフィックなところが魅力。
リアム・ギリック《ディスカッション・アイランド・レスト・リグ》1997年
スポットライトが15灯も光っているインパクトある作品。
大きすぎて上手く写真撮れなかった。
6―他の国々
ルーチョ・フォンタナはイタリア、
ジャコメッティはスイス、クリストはブルガリア生まれなんですね。
(ググって知りました)
今まで、現代美術家の国を意識したことってなかったなぁ。
この展示見ても、国別の特徴みたいなのは、
それほど感じることができなかったし‥‥
でも色々な現代美術を見ることができて面白かった。
エスカレーターに乗る時に、須田悦弘のチューリップに気が付きました。
国立国際美術館: https://www.nmao.go.jp/
ついでに、大阪の街をウロウロした時に撮った写真を
堂島米市場の跡にあったモニュメント
中之島ガーデンブリッジより
中之島ガーデンブリッジにあったモニュメント
前記事にも使いましたが、国立国際美術館
2時に入って、出たのは5時頃でした。
国立国際美術館の隣にある大阪市立科学館
この後、淀屋橋の近くに用事があったので、
川沿いの遊歩道を歩きました。
ところどころに彫刻が設置されてました。
「雲の詩」河原 明 平成元年3月
あ、天野裕夫さんの作品だ! 「十魚架」
巨大な座布団2つ。「一対の座」増田正和
「風標」斉藤 均
わーすごくカッコイイ建物!
日本銀行大阪支店旧館
お腹も空いたので、カフェでパスタとコーヒーを食べて
1区間だけど寒かったから、淀屋橋から梅田まで地下鉄で。
地下鉄の駅の入口も風情がありますね。
田舎者には、梅田駅と大阪駅が同じ(乗換駅)ってのが、
最初よくわかりませんでしたねー。
大阪から在来線で西岐阜まで帰りました。
米原行きの新快速が遅れていて、私は予定より早い列車に乗れ、
米原で接続する東海道線の列車が待っててくれたので、
私的には早く着いてラッキーでした。
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