美濃加茂市民ミュージアム「阿曽藍人 Inner Land 内なる大地へ」 [美術]
10月28日(木)、みのかも文化の森にある
美濃加茂市民ミュージアムへ行きました。
「美濃加茂市民ミュージアム 現代美術レジデンスプログラム
阿曽藍人
Inner Land
内なる大地へ」をやっています。
チラシでは会期が9月25日(土)~10月24日(日)となっていますが、
新型コロナウィルスのため、
2021年10月1日(金)~10月31日(日) に変更になりました。
実は私、会期が変更になっていたのも会場へ行って初めて知りました。
(最近は美術展のチラシも手に入れにくくなってますので)
この展覧会のことを知ったのは、ツイッターで流れてきたから。
そうか、そんな季節なのね! って。
美濃加茂市民ミュージアムでは、開館以来「芸術と自然」をテーマに現代美術家を招き、滞在制作の成果を発表する展覧会、市民と作家の交流の場を提供するワークショップなどを開催してきました。(チラシ裏面の文より)
2020年は「林 武史 石の記憶、泥の声」
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2020-11-04
2019年は「竹田尚史 質量の泉と重力の霧」
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2020-05-17
(だいぶ経ってコロナの自粛期間中に感想書いてます)
2018年は「中村裕太 日本ラインの石、岐阜チョウの道」
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2018-11-11
ここの展覧会みんな良かったので、これは行かなくちゃ!
って思ったけど、10月は緊急事態宣言解除でいろんな展覧会が
始まったり、御園座へ坂東玉三郎特別公演を見に行ったり、
パートも団体予約が復活したりと、結構忙しく、
わー今週末までだーと。
阿曽藍人(あそ らんど)さんの名前は憶えてなかったのですが、
HPでチラシの森の中の土の玉の画像見て、あれ、これって
岐阜県現代陶芸美術館「土の冒険のぼうけん」展
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2016-09-26
で、中庭のカスケードの中に置かれていた玉? って。
あの展覧会とても良かったです。
阿曽藍人さん、今、美濃加茂在住なんですね。
(チラシ裏面の文より)
現在、美濃加茂市内に移住して工房を構える美術家の阿曽藍人(1983年~)を紹介します。
阿曽は土を素材として用い、屋内外でのインスタレーションを各地で発表してきました。作家が作り出す形は極めてシンプルであり、巨大な球体や正方形の薄い板など同じ形をいくつも並べ置くことで、緊張感のある洗練された景観を生み出します。それらは全て、豊かな土の質感を露わにしています。
土は含む水分量の違いによって大きく性質が変わります。作家は「土からやきものになるダイナミックな変容に寄り添い、対話を続けるうちに土が自らを語りだす」と考えています。阿曽が制作した作品のひとつひとつに異なる色、質感、表情が宿っています。その作品が置かれた空間に佇む者の意識は土そのもの、あるいは大地へと誘われてゆきます。
みのかも文化の森
市民ミュージアム
展示室入口
最初に展示されていたのは、10mを超す(180×1027cm)作品
《Light Field》2021年
グレーの微妙なグラデーションが美しい
極めて薄い陶板が並べられている。これらは、型枠の中に泥状の陶土を入れて乾燥させ、焼成したもの。陶板を熱いうちに窯から出してもみがらや木くずの中に投入すると、炎と煙を上げて焼き付く。その時の温度の微妙な違いが、板の表面に独特の色調と模様を作り出す。光に対する闇を意識し、グラデーションの創出を目指して作った陶板は2500枚を超えるという。それらの中から選んで並べ、10mを超す画面を作り上げた。美濃加茂の工房で作られた、本展のための新作である。
(もらった出品リストより)
これら3点は
《Trace(植物)2014年》
家の庭や畑の映える植物に、窯から出したばかりの熱い陶板を
押し当てて作った作品。
この部屋では、各地の土の違いを見ることができます。
《Landscape(十日町)》2015年
「大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ」で発表するため、
新潟県十日町市内で土を採り作った作品。
本来なら陶土には不向きな土なので、全面がひび割れています。
常滑の土を使った《土の織物》2020年
美濃の土を使った《Trace》2018年
《Landscape(常滑)》2015年 の一部
常滑らしい赤い土の柔らかさを見せる板もあれば、
割れて大きく反り返る板もあり、
土の様々な表情を見ることができます。
土の玉と柱状の作品とで構成されたインスタレーション
《Inner Forest》2021年
柱状の作品を作ったのは、今回が初めての試みで、
文化の森の陶芸窯で焼成されたそう。
そして、屋内と屋外に類似の関係を構築するように、
北の森の中にも作品がありました。
インスタレーション《土の玉》2021年
土の玉と自然とが調和していて素敵な空間になっています。
森には、どんぐりもたくさん落ちていました。
北の森から美濃加茂市民ミュージアムの建物を望む。
天気もいいので、タワーに上ってみました。
遠くに見える白い山は御嶽山(3,067m)だそう。
みのかも文化の森の西側に「中部国際医療センター」が
できるんですね。
みのかも文化の森 美濃加茂市民ミュージアム:
http://www.forest.minokamo.gifu.jp/
美濃加茂市民ミュージアムへ行きました。
「美濃加茂市民ミュージアム 現代美術レジデンスプログラム
阿曽藍人
Inner Land
内なる大地へ」をやっています。
チラシでは会期が9月25日(土)~10月24日(日)となっていますが、
新型コロナウィルスのため、
2021年10月1日(金)~10月31日(日) に変更になりました。
実は私、会期が変更になっていたのも会場へ行って初めて知りました。
(最近は美術展のチラシも手に入れにくくなってますので)
この展覧会のことを知ったのは、ツイッターで流れてきたから。
そうか、そんな季節なのね! って。
美濃加茂市民ミュージアムでは、開館以来「芸術と自然」をテーマに現代美術家を招き、滞在制作の成果を発表する展覧会、市民と作家の交流の場を提供するワークショップなどを開催してきました。(チラシ裏面の文より)
2020年は「林 武史 石の記憶、泥の声」
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2020-11-04
2019年は「竹田尚史 質量の泉と重力の霧」
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2020-05-17
(だいぶ経ってコロナの自粛期間中に感想書いてます)
2018年は「中村裕太 日本ラインの石、岐阜チョウの道」
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2018-11-11
ここの展覧会みんな良かったので、これは行かなくちゃ!
って思ったけど、10月は緊急事態宣言解除でいろんな展覧会が
始まったり、御園座へ坂東玉三郎特別公演を見に行ったり、
パートも団体予約が復活したりと、結構忙しく、
わー今週末までだーと。
阿曽藍人(あそ らんど)さんの名前は憶えてなかったのですが、
HPでチラシの森の中の土の玉の画像見て、あれ、これって
岐阜県現代陶芸美術館「土の冒険のぼうけん」展
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2016-09-26
で、中庭のカスケードの中に置かれていた玉? って。
あの展覧会とても良かったです。
阿曽藍人さん、今、美濃加茂在住なんですね。
(チラシ裏面の文より)
現在、美濃加茂市内に移住して工房を構える美術家の阿曽藍人(1983年~)を紹介します。
阿曽は土を素材として用い、屋内外でのインスタレーションを各地で発表してきました。作家が作り出す形は極めてシンプルであり、巨大な球体や正方形の薄い板など同じ形をいくつも並べ置くことで、緊張感のある洗練された景観を生み出します。それらは全て、豊かな土の質感を露わにしています。
土は含む水分量の違いによって大きく性質が変わります。作家は「土からやきものになるダイナミックな変容に寄り添い、対話を続けるうちに土が自らを語りだす」と考えています。阿曽が制作した作品のひとつひとつに異なる色、質感、表情が宿っています。その作品が置かれた空間に佇む者の意識は土そのもの、あるいは大地へと誘われてゆきます。
みのかも文化の森
市民ミュージアム
展示室入口
最初に展示されていたのは、10mを超す(180×1027cm)作品
《Light Field》2021年
グレーの微妙なグラデーションが美しい
極めて薄い陶板が並べられている。これらは、型枠の中に泥状の陶土を入れて乾燥させ、焼成したもの。陶板を熱いうちに窯から出してもみがらや木くずの中に投入すると、炎と煙を上げて焼き付く。その時の温度の微妙な違いが、板の表面に独特の色調と模様を作り出す。光に対する闇を意識し、グラデーションの創出を目指して作った陶板は2500枚を超えるという。それらの中から選んで並べ、10mを超す画面を作り上げた。美濃加茂の工房で作られた、本展のための新作である。
(もらった出品リストより)
これら3点は
《Trace(植物)2014年》
家の庭や畑の映える植物に、窯から出したばかりの熱い陶板を
押し当てて作った作品。
この部屋では、各地の土の違いを見ることができます。
《Landscape(十日町)》2015年
「大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ」で発表するため、
新潟県十日町市内で土を採り作った作品。
本来なら陶土には不向きな土なので、全面がひび割れています。
常滑の土を使った《土の織物》2020年
美濃の土を使った《Trace》2018年
《Landscape(常滑)》2015年 の一部
常滑らしい赤い土の柔らかさを見せる板もあれば、
割れて大きく反り返る板もあり、
土の様々な表情を見ることができます。
土の玉と柱状の作品とで構成されたインスタレーション
《Inner Forest》2021年
柱状の作品を作ったのは、今回が初めての試みで、
文化の森の陶芸窯で焼成されたそう。
そして、屋内と屋外に類似の関係を構築するように、
北の森の中にも作品がありました。
インスタレーション《土の玉》2021年
土の玉と自然とが調和していて素敵な空間になっています。
森には、どんぐりもたくさん落ちていました。
北の森から美濃加茂市民ミュージアムの建物を望む。
天気もいいので、タワーに上ってみました。
遠くに見える白い山は御嶽山(3,067m)だそう。
みのかも文化の森の西側に「中部国際医療センター」が
できるんですね。
みのかも文化の森 美濃加茂市民ミュージアム:
http://www.forest.minokamo.gifu.jp/
コメント 0