名古屋市美術館「布の庭にあそぶ 庄司達」 [美術]
前記事で名古屋市美術館「ボテロ展」のことを書きましたが、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-08-13
名古屋市美術館のその前の展覧会
「布の庭にあそぶ 庄司達」のことを
本展は、愛知県を拠点に50年以上活動を続ける作家・庄司達(しょうじ さとる)の個展です。1968年、この地方で活躍する多くの美術家を育てた桜画廊で初個展を開催して以来、布を使った作品を数々発表してきました。本展では、デビュー作である〈白い布による空間〉シリーズ7点と〈Navigation〉に加え、〈Cloth Behind〉の新作を展示します。 とくに、〈Navigation〉のシリーズから、「アーチ」「フライト」「レベル」の3種類すべてを一堂に展示するのは、本展が初めてとなります。(チラシ裏面の文)
6月19日(日)に行きました。
いつも出口になっている2階から入ります。撮影可!
白い布による空間の小作品・模型が展示されています。
《白い布による空間 マケットB》2017年
《白い布による空間 マケットA》2015年
続いて、大きな作品が。これらは1968年に発表された
「デビュー作である〈白い布による空間〉シリーズ7点」
ですね。再制作されたものがほとんどですが。
《白い布による空間'68-1》1968(2021再制作)
《白い布による空間'68-3》1968(1979再制作)
《白い布による空間'68-7》1968 新潟市美術館蔵
《白い布による空間'68-6》1968(2003再制作) 名古屋市美術館蔵
《白い布による空間'68-4》1968(2021再制作)
《白い布による空間'68-2》1968(1979再制作) 愛知県美術館蔵
《白い布による空間'68-5》1968(2021再制作)
白い金属製フレームがなく、天井近くから
長い糸でつられたこちらは
《白い布による空間―糸の柱》2022
階段を降りて、1階の展示室へ入ると
《Navigation Arch No.11》2019
柱の中をすり抜けないと、進めません。
岐阜県美術館「第9回 円空大賞展」で、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2018-02-15
円空賞を受賞されて、展示されていたのが、
これと同じタイプの《Navigation Arch No.10》でした。
その時も、ちょっとドキドキしながら柱の中を通り抜けました。
びっしり柱が立っているように見えるんですが、
車椅子の方もなんとか通り抜けられていましたよ。
床からと、天井から柱が布に突き立っています。
《Navigation Level No.5》
布の下を歩き回ったり、
近くに台が設けられていて、ちょっと高い目線で
布の上側を見ることもできました。
《Navigation Flight No.6》2022
壁の間に張られた1本のロープに刺さった多くの木によって
白い布が支えられています。
昔の飛行機の翼のようにも見えます。
昨年春の名古屋市美術館所蔵による特別展
「アートとめぐるはるの旅」
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2021-06-20
常設展示室3の部屋の壁から壁までを使って、、
《Navigation Flight(空間の誘導・飛行)》1991年
が展示されていました。
その時のものより、少し小ぶりかな?
《loth Behind 名古屋市美術館2022》
布が壁のように縦に張られています。
布の間をすり抜けたり、
(手を消毒して)布に触ることもできるんです!
壁のモニタで、
作品を設置する様子が動画(早送り)で紹介されていて、
とても興味深く見ていたら、突然、
「チャラン チャラン 地震です」と、
緊急地震速報が鳴り響きました。
でも揺れは感じず、しばらくすると、
「石川県能登で地震がありましたが、このあたりは
被害がないようですので、このまま開館します」
とのアナウンスが。
石川県珠洲市で最大震度6弱の地震がありました。
いつもは最初に入る記念撮影コーナーになってることが多い
部屋へ出ると、鮮やかなオレンジ色の布を使った作品が
《浮かぶ布(オレンジ 六角)》2010
それまで白い布の作品ばかりでしたので、
自然光が差し込む部屋に展示されたこの作品、
オレンジ色が、とりわけ鮮やかに感じられました。
ショップで、図録購入 1,500円
今回の展示の写真だけでなく、
これまでの主な作品も載っています。
ギャラリー数寄でのこの作品
《吊られたスカート No.2》2014
私もスカートの中に入れてもらいました♡
ギャラリー数寄「庄司達展」のこと
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2016-05-10
(2014年のことを、2016年に書いてます(^^;)
名古屋市美術館: https://art-museum.city.nagoya.jp/
ついでに、6月15日(水)に行った、愛知県美術館
「ミロ展 日本を夢見て」(この展覧会のことも感想書けてないなー)
をやっていた時のコレクション展
展示室7 で展示されていた庄司達の作品
1970年の第10回日本国際美術展「人間と物質」に出品された
新聞紙を使った2つの作品。
令和元年度に愛知県美術館に収蔵されたそう。
一方は新聞紙の一部分だけを残して赤く塗られています。
もう一方は、新聞を等倍の大きさでコピーして、
本物の新聞紙を一部分だけ切り取って貼ったもの。
赤く塗られた方は、塗り残された部分だけしか読めなくて、
何が書かれているかよくわかりません。
一方、コピーの方は、全ての記事が問題なく読めます。
「新聞紙」って物質は何? ってことかな。
今見ると、52年前の新聞の記事や広告が興味深い。
1972年に行われた
《燃える凧糸と10枚のガラス板》という
パフォーマンスの記録写真
愛知県美術館: https://www-art.aac.pref.aichi.jp/
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-08-13
名古屋市美術館のその前の展覧会
「布の庭にあそぶ 庄司達」のことを
本展は、愛知県を拠点に50年以上活動を続ける作家・庄司達(しょうじ さとる)の個展です。1968年、この地方で活躍する多くの美術家を育てた桜画廊で初個展を開催して以来、布を使った作品を数々発表してきました。本展では、デビュー作である〈白い布による空間〉シリーズ7点と〈Navigation〉に加え、〈Cloth Behind〉の新作を展示します。 とくに、〈Navigation〉のシリーズから、「アーチ」「フライト」「レベル」の3種類すべてを一堂に展示するのは、本展が初めてとなります。(チラシ裏面の文)
6月19日(日)に行きました。
いつも出口になっている2階から入ります。撮影可!
白い布による空間の小作品・模型が展示されています。
《白い布による空間 マケットB》2017年
《白い布による空間 マケットA》2015年
続いて、大きな作品が。これらは1968年に発表された
「デビュー作である〈白い布による空間〉シリーズ7点」
ですね。再制作されたものがほとんどですが。
《白い布による空間'68-1》1968(2021再制作)
《白い布による空間'68-3》1968(1979再制作)
《白い布による空間'68-7》1968 新潟市美術館蔵
《白い布による空間'68-6》1968(2003再制作) 名古屋市美術館蔵
《白い布による空間'68-4》1968(2021再制作)
《白い布による空間'68-2》1968(1979再制作) 愛知県美術館蔵
《白い布による空間'68-5》1968(2021再制作)
白い金属製フレームがなく、天井近くから
長い糸でつられたこちらは
《白い布による空間―糸の柱》2022
階段を降りて、1階の展示室へ入ると
《Navigation Arch No.11》2019
柱の中をすり抜けないと、進めません。
岐阜県美術館「第9回 円空大賞展」で、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2018-02-15
円空賞を受賞されて、展示されていたのが、
これと同じタイプの《Navigation Arch No.10》でした。
その時も、ちょっとドキドキしながら柱の中を通り抜けました。
びっしり柱が立っているように見えるんですが、
車椅子の方もなんとか通り抜けられていましたよ。
床からと、天井から柱が布に突き立っています。
《Navigation Level No.5》
布の下を歩き回ったり、
近くに台が設けられていて、ちょっと高い目線で
布の上側を見ることもできました。
《Navigation Flight No.6》2022
壁の間に張られた1本のロープに刺さった多くの木によって
白い布が支えられています。
昔の飛行機の翼のようにも見えます。
昨年春の名古屋市美術館所蔵による特別展
「アートとめぐるはるの旅」
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2021-06-20
常設展示室3の部屋の壁から壁までを使って、、
《Navigation Flight(空間の誘導・飛行)》1991年
が展示されていました。
その時のものより、少し小ぶりかな?
《loth Behind 名古屋市美術館2022》
布が壁のように縦に張られています。
布の間をすり抜けたり、
(手を消毒して)布に触ることもできるんです!
壁のモニタで、
作品を設置する様子が動画(早送り)で紹介されていて、
とても興味深く見ていたら、突然、
「チャラン チャラン 地震です」と、
緊急地震速報が鳴り響きました。
でも揺れは感じず、しばらくすると、
「石川県能登で地震がありましたが、このあたりは
被害がないようですので、このまま開館します」
とのアナウンスが。
石川県珠洲市で最大震度6弱の地震がありました。
いつもは最初に入る記念撮影コーナーになってることが多い
部屋へ出ると、鮮やかなオレンジ色の布を使った作品が
《浮かぶ布(オレンジ 六角)》2010
それまで白い布の作品ばかりでしたので、
自然光が差し込む部屋に展示されたこの作品、
オレンジ色が、とりわけ鮮やかに感じられました。
ショップで、図録購入 1,500円
今回の展示の写真だけでなく、
これまでの主な作品も載っています。
ギャラリー数寄でのこの作品
《吊られたスカート No.2》2014
私もスカートの中に入れてもらいました♡
ギャラリー数寄「庄司達展」のこと
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2016-05-10
(2014年のことを、2016年に書いてます(^^;)
名古屋市美術館: https://art-museum.city.nagoya.jp/
ついでに、6月15日(水)に行った、愛知県美術館
「ミロ展 日本を夢見て」(この展覧会のことも感想書けてないなー)
をやっていた時のコレクション展
展示室7 で展示されていた庄司達の作品
1970年の第10回日本国際美術展「人間と物質」に出品された
新聞紙を使った2つの作品。
令和元年度に愛知県美術館に収蔵されたそう。
一方は新聞紙の一部分だけを残して赤く塗られています。
もう一方は、新聞を等倍の大きさでコピーして、
本物の新聞紙を一部分だけ切り取って貼ったもの。
赤く塗られた方は、塗り残された部分だけしか読めなくて、
何が書かれているかよくわかりません。
一方、コピーの方は、全ての記事が問題なく読めます。
「新聞紙」って物質は何? ってことかな。
今見ると、52年前の新聞の記事や広告が興味深い。
1972年に行われた
《燃える凧糸と10枚のガラス板》という
パフォーマンスの記録写真
愛知県美術館: https://www-art.aac.pref.aichi.jp/
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