国際芸術祭「あいち2022」(9)有松 [美術]
しつこく国際芸術祭「あいち2022」のことを書いてきました。
「あいち2022」の主な会場は、
愛知芸術文化センター、一宮市、常滑市、有松地区(名古屋市)
有松会場を回ったのは、9月29日(木)
もう1ヶ月前のことになるので、だいぶ忘れてるかも(^^;
古い町並みが残る有松、行きたいと思っていたんですが、
実際に行くのは初めて。
名鉄名古屋駅から準急なら17分程度で行けます。
駅の観光案内の看板に「あいち2022」の会場が表示されています。
大勢の高校生が駅に向かって来ます。下校時間だったみたい。
(いつものことながら、遅くからしか出かけられない私です(^^;
町並み保存地区へ
インフォメーションにもなっている旧山田薬局
隣の山田家住宅の軒下に、暖簾のように下がっているのは、
AR01a-i ミット・ジャイイン
https://aichitriennale.jp/artists/mit-jai-inn.html
《ピープルズ・ウォール(人々の壁)2022》
ここ以外にも8か所に展示されています。
有松の3輌の山車のうち「唐子車」の中町山車庫
山車が曳き回される「有松山車まつり」は
10月第1日曜とのことで、この週末だったんですね。
赤い猩々が車庫の前に飾られています。
伝統的な家に飾り付けられていたのは、
9月30日(金)・10月1日(土)・2日(日)に行われた
草月流うつぎ会のイベントみたい。
「デイサービス松柏苑」とのことで、
飾られているのは利用者さんの作品かな?
草月流うつぎ会の生け花が飾られています。
この立派な「竹田家住宅」
「あいち2022」有松の展示会場になっています。
素敵なお座敷、
洋室も素敵!
家の造りばかり見てたんですが、お面みたいなのが
飾られています。これが、
AR02 プリンツ・ゴラーム
https://aichitriennale.jp/artists/prinz-gholam.html
なんか素朴なお面‥‥みたいに見ちゃったんですが、
広い座敷へ行くと、
映像作品も展示されています。
仮面をつけた人がゆっくり動いていると、ちょっと不気味かも‥‥
欄間にも仮面が
でもやっぱり家の造りを見ちゃいます。
あちこち凝った趣向が凝らされていますね。
縁側から、靴を履いて、庭を進み、
茶室「栽松庵」
徳川14代将軍・徳川家茂も立ち寄ったと伝えられる建物だとか
ここに展示されていたのが、
AR03 ガブリエル・オロスコ
https://aichitriennale.jp/artists/gabriel-orozco.html
《ロト・シャク(回転する尺)》
「日本を含む東アジアで広く使われる長さの単位「尺」に触発されたもの」
「日本の古布を使って制作した掛け軸《オビ・スクロール》」や、
「大理石から多様な円形を掘り出した彫刻」
「タクシー運転手から譲り受けたインク確認用ノートパッド上のドローイング」などが展示されています。
‥‥うーーん、作品はよくわからないけど、この茶室は素敵。
浮世絵に出てくるような町並みの向こうに、
高速道路(名古屋第二環状自動車道)の高架が見えています。
川村家住宅蔵には、
AR04 タニヤ・ルキン・リンクレイター
https://aichitriennale.jp/artists/tanya-lukin-linklater.html
「アラスカ南西部の先住民族アルーティクのアーティスト、タニヤ・ルキン・リンクレイターによる、映像、スカーフ、石から成るインスタレーションの空間」
ミット・ジャイインの作品が軒先に吊るされた岡家住宅には、
AR05 ユキ・キハラ
https://aichitriennale.jp/artists/yuki-kihara.html
《サーモアのうた- Fanua(大地)》2021
並んで展示された着物に描かれているのは、
現代のサモアが直面する諸問題。
開発が進む森、洪水に見舞われる街‥‥
着物の生地は、カジノキの内側の繊維からつくられる布を用いた
サモアの伝統的なテキスタイル「シアポ」
細かなビーズ装飾が施されて、キラキラときれい。
日本人の父とサモア人の母をもつユキ・キハラ
簡素な着物は、彼女の祖母の着物で、
隣の写真は彼女の祖父母だそう。
第59回ヴェネチア・ビエンナーレの
ニュージーランド代表に選ばれたとのこと。
ここも、古い家の造りが趣あります。
江戸時代末期の絞り問屋だそう。
奥へ進んだ、元作業場空間に、
AR06 AKI INOMATA
https://aichitriennale.jp/artists/aki-inomata.html
《彼女に布をわたしてみる》2022
「有松・鳴海絞りの美しい蓑を纏いながら葉を食べるミノムシの映像作品」
「有松・鳴海絞りで蓑をつくったミノムシが小枝についた状態で展示されています。」
花瓶が置かれている台、螺鈿の装飾が豪華ー
蛾が翅を広げたように展示されている団扇
「ミノムシが羽化した後のミノガの翅に見られる模様をモチーフに、新しい絞り染めの技法を考案しました。その模様は一般的なミノムシよりも進化的に古い種で、成虫になるとメスも蛾となり、翅をもって飛翔するキノコヒモミノガ、ヒモミノガから採られています。この新しいミノガ絞りを団扇に仕上げ、岡家の新座敷にあった箪笥などとあわせて展示しています。」
ミット・ジャイインの作品が軒先に吊るされた
ゲストハウスMADO
安藤家住宅
この道、東海道なんですね。浮世絵みたいな風景。
一番右の建物は「神功皇后車」の西町山車庫
ここから名鉄の踏切を渡って
正面に見えるのが、有松天満社
せっかくだからお参りしていこうかな、って思ったら
坂道の階段、結構あったー(^^;;;
ヒガンバナがたくさん咲いていました(9月29日です)
細い道を進んだ先の株式会社張正の工房に
AR07 イワニ・スケース
https://aichitriennale.jp/artists/yhonnie-scarce.html
《オーフォード・ネス》2022
「吊り下げられた約1000個のガラスが雲や雨を思わせるなかを、観客は通り抜けることができます。」
但し、壊れやすいガラスなので、持ち物は置いて、
撮影は可で、スマホは持って行けました。
「ガラスは豪州の先住民の主食であるヤム芋の形」をしているのだそう。
天井の網から長い糸で吊り下げられているんですね。
ガラスの形にも通じるような絞りの染物が展示されています。
「張正」が戦後間もない頃に、アフリカのコンゴに
多く輸出していた絞りの染物だそう。
有松駅まで戻って、
もう一度、有松の伝統的建造物保存地区へ
ミット・ジャイインの作品が飾られた
中濱家住宅
ギャラリー「ありまつ舎通ぐ(ありまつしゃつなぐ)」として
使われています。
草月流うつぎ会の飾りつけがされた棚橋家住宅
なまこ壁の重厚な造り・服部浩平家住宅の土蔵
2階の虫籠窓の格子に金属製の丸棒を使用することは、
明治期以降に見られる主屋の特徴の一つとのこと。
ここもにミット・ジャイインの作品が飾られています。
手前が碧海信用金庫、奥が有松・鳴海絞会館
左が有松山車会館
有松にある山車3輌を毎年交代で展示し、まつり文化を紹介している
旧加藤呉服店で展示されているのが
AR08 イー・イラン
https://aichitriennale.jp/artists/yee-i-lann.html
《ティカ・レーベン(マットのリボン)》2020
「ティカ」(tikar)はマレー語で編まれたマットを意味し、通常は床に敷かれます。
そうしたティカがリボン状になって天井から展示されています。
モニタで「このティカが伸ばされ、54mに渡って隔たっているマレーシアのオマダル島、漂海民として知られるマレーシア系バジャウ族の編み手たちが住まう海上集落との間を繋ぐドキュメント」が上映されています。
織物が架け橋になっていくんですね。
会場奥では
AR09 宮田 明日鹿
https://aichitriennale.jp/artists/miyata-asuka.html
有松・鳴海絞りの伝統と革新が共存する有松の地で、宮田明日鹿は芸術祭開幕のひと月半前から「有松手芸部」を立ち上げました。「手芸部」は、地域の人々や来場者とともに、編み物とお喋りを通じて新たなコミュニティを作ります。
という「有松手芸部」の活動が行われていました。
名古屋有松郵便局にもミット・ジャイインの作品が。
「あいち2022」の会場はここまでなので、駅へ引き返します。
駅近くのKONMASAビル
「有松出身の現代アーティストKONMASAによる、伝統×現代アートがテーマのギャラリーカフェ」(あいち2022公式マップ)ってことだったので、
お茶もしたかったので入ってみました。
迷ったけど、ジェラートのダブルを注文 600円
店内アートな雰囲気。1階奥の展示、面白ーい。
「あいち2022」のチケットで、2階以上の展示が無料とのことで
国際芸術祭「あいち2022」連携企画事業
「早川嘉英 STILL ALIVE in ARIMATSU」
スミマセン、私、名前も知らなくて、まぁタダだしー
(「あいち2022」のチケットがないと料金500円かかります)
なんて、気軽に見に上がったんですが、
えっ?! これすごくないですか?!!
有松で生まれ育った絞り作家・早川嘉英
従来の絞りの固定概念を覆す絞り技法で
様々な作品を制作していらっしゃるそうで、
絶滅状態にあった有松の「嵐絞り」の技術を、
長年の歳月をかけ、復興・復活させたとのこと。
3階はKONMASA作品による瞑想部屋
とのことで、狭い階段を上っていくと、
これはまたぶっ飛んでいて面白い。
これらの絵は、紙に穴をあけて作られた作品。
4階は、窓からの光と風が入る部屋で、
写真が展示されています。
コンセプトが色々書いてあったけど‥‥正直よくわからず(^^;
でも、面白かったー!!
早川嘉英が製作監修をされたという、
有松駅のイオン側にあるモニュメント「藍流」
これで国際芸術祭「あいち2022」のレポート終わりです。
今回もまた長~く書いてしまいました。
読んでくださった方がいらしたら、どうもお疲れ様でした。
ありがとうございます。
国際芸術祭「あいち2022」レポート
(1)愛知芸術文化センター10階: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-09-10
(2)愛知芸術文化センター8階: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-09-23
(3)一宮駅エリア(その1): https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-09-28
(4)一宮駅エリア(その2): https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-10-04
(5)尾西エリア: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-10-11
(6)常滑 その1: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-10-15
(7)常滑 その2: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-10-19
(8)常滑 その3: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-10-25
(9)有松: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-10-30
国際芸術祭「あいち2022」: https://aichitriennale.jp/
「あいち2022」の主な会場は、
愛知芸術文化センター、一宮市、常滑市、有松地区(名古屋市)
有松会場を回ったのは、9月29日(木)
もう1ヶ月前のことになるので、だいぶ忘れてるかも(^^;
古い町並みが残る有松、行きたいと思っていたんですが、
実際に行くのは初めて。
名鉄名古屋駅から準急なら17分程度で行けます。
駅の観光案内の看板に「あいち2022」の会場が表示されています。
大勢の高校生が駅に向かって来ます。下校時間だったみたい。
(いつものことながら、遅くからしか出かけられない私です(^^;
町並み保存地区へ
インフォメーションにもなっている旧山田薬局
隣の山田家住宅の軒下に、暖簾のように下がっているのは、
AR01a-i ミット・ジャイイン
https://aichitriennale.jp/artists/mit-jai-inn.html
《ピープルズ・ウォール(人々の壁)2022》
ここ以外にも8か所に展示されています。
有松の3輌の山車のうち「唐子車」の中町山車庫
山車が曳き回される「有松山車まつり」は
10月第1日曜とのことで、この週末だったんですね。
赤い猩々が車庫の前に飾られています。
伝統的な家に飾り付けられていたのは、
9月30日(金)・10月1日(土)・2日(日)に行われた
草月流うつぎ会のイベントみたい。
「デイサービス松柏苑」とのことで、
飾られているのは利用者さんの作品かな?
草月流うつぎ会の生け花が飾られています。
この立派な「竹田家住宅」
「あいち2022」有松の展示会場になっています。
素敵なお座敷、
洋室も素敵!
家の造りばかり見てたんですが、お面みたいなのが
飾られています。これが、
AR02 プリンツ・ゴラーム
https://aichitriennale.jp/artists/prinz-gholam.html
なんか素朴なお面‥‥みたいに見ちゃったんですが、
広い座敷へ行くと、
映像作品も展示されています。
仮面をつけた人がゆっくり動いていると、ちょっと不気味かも‥‥
欄間にも仮面が
でもやっぱり家の造りを見ちゃいます。
あちこち凝った趣向が凝らされていますね。
縁側から、靴を履いて、庭を進み、
茶室「栽松庵」
徳川14代将軍・徳川家茂も立ち寄ったと伝えられる建物だとか
ここに展示されていたのが、
AR03 ガブリエル・オロスコ
https://aichitriennale.jp/artists/gabriel-orozco.html
《ロト・シャク(回転する尺)》
「日本を含む東アジアで広く使われる長さの単位「尺」に触発されたもの」
「日本の古布を使って制作した掛け軸《オビ・スクロール》」や、
「大理石から多様な円形を掘り出した彫刻」
「タクシー運転手から譲り受けたインク確認用ノートパッド上のドローイング」などが展示されています。
‥‥うーーん、作品はよくわからないけど、この茶室は素敵。
浮世絵に出てくるような町並みの向こうに、
高速道路(名古屋第二環状自動車道)の高架が見えています。
川村家住宅蔵には、
AR04 タニヤ・ルキン・リンクレイター
https://aichitriennale.jp/artists/tanya-lukin-linklater.html
「アラスカ南西部の先住民族アルーティクのアーティスト、タニヤ・ルキン・リンクレイターによる、映像、スカーフ、石から成るインスタレーションの空間」
ミット・ジャイインの作品が軒先に吊るされた岡家住宅には、
AR05 ユキ・キハラ
https://aichitriennale.jp/artists/yuki-kihara.html
《サーモアのうた- Fanua(大地)》2021
並んで展示された着物に描かれているのは、
現代のサモアが直面する諸問題。
開発が進む森、洪水に見舞われる街‥‥
着物の生地は、カジノキの内側の繊維からつくられる布を用いた
サモアの伝統的なテキスタイル「シアポ」
細かなビーズ装飾が施されて、キラキラときれい。
日本人の父とサモア人の母をもつユキ・キハラ
簡素な着物は、彼女の祖母の着物で、
隣の写真は彼女の祖父母だそう。
第59回ヴェネチア・ビエンナーレの
ニュージーランド代表に選ばれたとのこと。
ここも、古い家の造りが趣あります。
江戸時代末期の絞り問屋だそう。
奥へ進んだ、元作業場空間に、
AR06 AKI INOMATA
https://aichitriennale.jp/artists/aki-inomata.html
《彼女に布をわたしてみる》2022
「有松・鳴海絞りの美しい蓑を纏いながら葉を食べるミノムシの映像作品」
「有松・鳴海絞りで蓑をつくったミノムシが小枝についた状態で展示されています。」
花瓶が置かれている台、螺鈿の装飾が豪華ー
蛾が翅を広げたように展示されている団扇
「ミノムシが羽化した後のミノガの翅に見られる模様をモチーフに、新しい絞り染めの技法を考案しました。その模様は一般的なミノムシよりも進化的に古い種で、成虫になるとメスも蛾となり、翅をもって飛翔するキノコヒモミノガ、ヒモミノガから採られています。この新しいミノガ絞りを団扇に仕上げ、岡家の新座敷にあった箪笥などとあわせて展示しています。」
ミット・ジャイインの作品が軒先に吊るされた
ゲストハウスMADO
安藤家住宅
この道、東海道なんですね。浮世絵みたいな風景。
一番右の建物は「神功皇后車」の西町山車庫
ここから名鉄の踏切を渡って
正面に見えるのが、有松天満社
せっかくだからお参りしていこうかな、って思ったら
坂道の階段、結構あったー(^^;;;
ヒガンバナがたくさん咲いていました(9月29日です)
細い道を進んだ先の株式会社張正の工房に
AR07 イワニ・スケース
https://aichitriennale.jp/artists/yhonnie-scarce.html
《オーフォード・ネス》2022
「吊り下げられた約1000個のガラスが雲や雨を思わせるなかを、観客は通り抜けることができます。」
但し、壊れやすいガラスなので、持ち物は置いて、
撮影は可で、スマホは持って行けました。
「ガラスは豪州の先住民の主食であるヤム芋の形」をしているのだそう。
天井の網から長い糸で吊り下げられているんですね。
ガラスの形にも通じるような絞りの染物が展示されています。
「張正」が戦後間もない頃に、アフリカのコンゴに
多く輸出していた絞りの染物だそう。
有松駅まで戻って、
もう一度、有松の伝統的建造物保存地区へ
ミット・ジャイインの作品が飾られた
中濱家住宅
ギャラリー「ありまつ舎通ぐ(ありまつしゃつなぐ)」として
使われています。
草月流うつぎ会の飾りつけがされた棚橋家住宅
なまこ壁の重厚な造り・服部浩平家住宅の土蔵
2階の虫籠窓の格子に金属製の丸棒を使用することは、
明治期以降に見られる主屋の特徴の一つとのこと。
ここもにミット・ジャイインの作品が飾られています。
手前が碧海信用金庫、奥が有松・鳴海絞会館
左が有松山車会館
有松にある山車3輌を毎年交代で展示し、まつり文化を紹介している
旧加藤呉服店で展示されているのが
AR08 イー・イラン
https://aichitriennale.jp/artists/yee-i-lann.html
《ティカ・レーベン(マットのリボン)》2020
「ティカ」(tikar)はマレー語で編まれたマットを意味し、通常は床に敷かれます。
そうしたティカがリボン状になって天井から展示されています。
モニタで「このティカが伸ばされ、54mに渡って隔たっているマレーシアのオマダル島、漂海民として知られるマレーシア系バジャウ族の編み手たちが住まう海上集落との間を繋ぐドキュメント」が上映されています。
織物が架け橋になっていくんですね。
会場奥では
AR09 宮田 明日鹿
https://aichitriennale.jp/artists/miyata-asuka.html
有松・鳴海絞りの伝統と革新が共存する有松の地で、宮田明日鹿は芸術祭開幕のひと月半前から「有松手芸部」を立ち上げました。「手芸部」は、地域の人々や来場者とともに、編み物とお喋りを通じて新たなコミュニティを作ります。
という「有松手芸部」の活動が行われていました。
名古屋有松郵便局にもミット・ジャイインの作品が。
「あいち2022」の会場はここまでなので、駅へ引き返します。
駅近くのKONMASAビル
「有松出身の現代アーティストKONMASAによる、伝統×現代アートがテーマのギャラリーカフェ」(あいち2022公式マップ)ってことだったので、
お茶もしたかったので入ってみました。
迷ったけど、ジェラートのダブルを注文 600円
店内アートな雰囲気。1階奥の展示、面白ーい。
「あいち2022」のチケットで、2階以上の展示が無料とのことで
国際芸術祭「あいち2022」連携企画事業
「早川嘉英 STILL ALIVE in ARIMATSU」
スミマセン、私、名前も知らなくて、まぁタダだしー
(「あいち2022」のチケットがないと料金500円かかります)
なんて、気軽に見に上がったんですが、
えっ?! これすごくないですか?!!
有松で生まれ育った絞り作家・早川嘉英
従来の絞りの固定概念を覆す絞り技法で
様々な作品を制作していらっしゃるそうで、
絶滅状態にあった有松の「嵐絞り」の技術を、
長年の歳月をかけ、復興・復活させたとのこと。
3階はKONMASA作品による瞑想部屋
とのことで、狭い階段を上っていくと、
これはまたぶっ飛んでいて面白い。
これらの絵は、紙に穴をあけて作られた作品。
4階は、窓からの光と風が入る部屋で、
写真が展示されています。
コンセプトが色々書いてあったけど‥‥正直よくわからず(^^;
でも、面白かったー!!
早川嘉英が製作監修をされたという、
有松駅のイオン側にあるモニュメント「藍流」
これで国際芸術祭「あいち2022」のレポート終わりです。
今回もまた長~く書いてしまいました。
読んでくださった方がいらしたら、どうもお疲れ様でした。
ありがとうございます。
国際芸術祭「あいち2022」レポート
(1)愛知芸術文化センター10階: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-09-10
(2)愛知芸術文化センター8階: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-09-23
(3)一宮駅エリア(その1): https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-09-28
(4)一宮駅エリア(その2): https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-10-04
(5)尾西エリア: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-10-11
(6)常滑 その1: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-10-15
(7)常滑 その2: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-10-19
(8)常滑 その3: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-10-25
(9)有松: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-10-30
国際芸術祭「あいち2022」: https://aichitriennale.jp/
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