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豊田市美術館 久門剛史展の特別展示とデザート [美術]

9月6日(日)、豊田市美術館「久門剛史 らせんの練習」展
2回目の鑑賞に行ってきました。

1回目に行ったのは4月9日(木) 庭の桜が咲いていました。

豊田市美術館「久門剛史 らせんの練習」展
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2020-04-26

その2日後の4月11日(土)から5月18日(月)まで、
新型コロナウィルスのため休館となり、
6月21日(日)までの会期だった「久門剛史 らせんの練習」は、
9月22日(火・祝)まで延長になりました。(6/22~7/17休館)

2回目の鑑賞に行こうと思ったのは、茶室での特別展示が
見れてないから。(もちろん展示も、もう一度見たかった)

【久門剛史 茶室特別展示】
6月2日(火)~6月21日(日)、8月1日(土)~9月22日(火・祝)

今回は電車で豊田へ
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青木野枝《原形質/豊田 2015》
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東口より入ります
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私、豊田市美術館の年間パスポート持ってて、
有効期限が2020年8月末だったんですが、
休館で10月末まで延長になってたので無料で観覧券がもらえ、
当然マスクしてたら、
観覧券が100円引きになる「マスク割」ってのをやってて、
年間パスポートの人には、
美術館内レストランで使える100円割引券がもらえました(^^)v

茶室での展示は午前11時から午後4時までなので、まずは茶室・童子苑へ
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特別展示の入口 鑑賞には靴下が必要。
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何の知識もなく入ったので(ネタバレしないようにツイートしてくれてて感謝)
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作品はどこ? って見回すと
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一瞬、目が回るような、足元がぐらつくような感覚!

面白いですー!!

展示も終わったことだし、ネタばらししてもいいかな(^^)



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ガラスごしに見る庭の景色 風情があります。
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ここまで来たら、やっぱりお抹茶を一服いただいていかなくては!
(お茶席は4時までなので、私、間に合わない時が多いんです)
立礼席なので、気軽にいただくことができます。400円
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秋らしいお菓子が付いていました。

先ほど内側から眺めたお庭
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手水の傍に水琴窟がありました。
水を流すとカラコロと雅な音がします。
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本館へ戻って「久門剛史 らせんの練習」展
展示の詳細は前回来た時の記事に書いたので写真のみ

豊田市美術館「久門剛史 らせんの練習」展
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2020-04-26

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私が行った9月6日(日)は写真撮れたんですが、
撮影のシャッター音が鑑賞の妨げになるなど、
ほかの鑑賞者への影響が顕著に見られるようになったため、
作家との協議の上、

9月17日(木)から9月22日(火・祝)の会期末まで、
久門剛史展会場内での写真撮影が禁止となったそうです。

ツイッターで、久門剛史さんのコメントも回ってきました。

私も、展覧会で写真撮影できるのは、後で思い返したり、
何よりブログ記事に利用できるので嬉しいんですが、
他の人が撮影しているのはやっぱり気になっちゃうという(^^;)>
なんとも勝手な思いではありますが‥‥
でもスマホのシャッター音、もう少し静かにできないでしょうかね?
自分のシャッター音でも、展示室に響いて申し訳ない気分になります。


美術館のレストラン「ル・ミュゼ(味遊是)」で、
久門剛史展の特別デザート「π 3.14158265…」をいただきました。

おー! インパクトあります!!
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ホワイトチョコレートでコーティングされた球体の中は、
チーズケーキとオレンジソース
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オレンジのセイロンティーとのセットで1,500円(税別)
もらった100円引き券で1,400円(税別)になりました。(税込1,540円)
セットのドリンクは他に煎茶とパイナップルのハーブティーや
白ブドウジュースなどが選べました。
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あ、東の空に虹が出てる!
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高橋節郎館のワークショップルームで展示されていた
期間限定の【久門剛史 ドローイング2013-2020】へ。

展覧会のプランドローイング。興味深い。(撮影禁止でした)

私のお気に入りの、高橋節郎館の休憩所からの景色
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豊田市美術館のテラス
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ダニエル・ビュレン《色の浮遊│3つの破裂した小屋》が、
美術館の建物や庭園の景色を混ぜ合わせて不思議な空間を作っています。
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コレクション展「光について/光をともして」も2回目の鑑賞

前回来た時の記事はこちら
豊田市美術館コレクション展「光について/光をともして」他
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2020-04-30
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いい展示は何回見てもいいですね!
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豊田市美術館: https://www.museum.toyota.aichi.jp/

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清須市はるひ美術館「原田治 展」 [美術]

8月28日(金)、清須市はるひ美術館
「原田治 展」に行ってきたことを。

いつもならここに展覧会のチラシをスキャンしてアップするんだけど、
この展覧会のチラシ、手に入れられてないんですよ(T.T)

この展覧会を知ったのは、ツイッターで流れてきたから。
清須市はるひ美術館公式ツイッター: https://twitter.com/kh_museum
へー、オサムグツズの原田治ね、見てこなきゃ! って思ってたら、

混雑していて入場制限を行っているとか、
入館までに1時間程度待ってもらってるので熱中症対策をしてとか
流れてきまして、展覧会会期が8月30日(日)までなので、
最終土日は避けたい、夕方(16時頃)以降は比較的スムーズに入館できる
(清須市はるひ美術館は19時までやっててくれるので助かります)
ってことだったので‥‥28日(金)16時少し前に着きました。
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入場制限こそなかったけど、館内混んでました!
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美術館HPからダウンロードしていった割引券で、
観覧料一般700円が50円引きの650円になりました。
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ほとんどが写真撮影可なのも嬉しい!!
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少年期に描いた絵から
のちに渡米してアメリカ抽象主義の画家の一人となった
川端実のアトリエに通って絵を習ったそう。
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画家を夢見たけど、川端実から「一生働かずに
絵だけを描いていけるなら」と問われて断念し、
イラストレーターへの道を進みます。

大学卒業後、渡米して、プッシュピン・スタジオの作品に接し、
影響を受けます。
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アートディレクター堀内誠一の目に留まり、
イラストレーターとしてデビュー
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いろんなイラストが並んでいました。
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(上手く写ってなくてスミマセン)

装丁の仕事
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雑誌の表紙
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絵本の仕事
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絵本の原画
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広告・パッケージの仕事
カルビーのポテトチップスのキャラクターも原田治なんですね!
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ミスドの景品欲しさにドーナツ買ったなぁ!
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「ビックリハウス」イラスト原画
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マザーグースから着想を得ているキャラクターたち
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イラストレーターの仕事とは別に、自分のためだけに描いた抽象絵画
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《Le Cargo Noir》黒い貨物船という意味で、
ラウル・デュフィの晩年の連作にインスピレーションを得た作品だそう。素敵!
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OSAMU GOODS(オサムグッズ)は、
「DUSTY MILLER(シロタエギクの英名)」と名付けられた会社から
発売されました。
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1950~60年代の古き良き時代のアメリカがデザインコンセプト
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原田治は39歳の時、東京から船で通える距離にある島に自ら設計したアトリエを建てて、
還暦を過ぎてからは1年の半分を島のアトリエで過ごしたそう。
自然に囲まれたアトリエの写真が展示されてました。オシャレです!


撮影禁止だったんですが、
原田治が偏愛する美術家や日本美術史について綴った
『ぼくの美術帖』で取り上げた
小村雪岱の絵なども展示してありました。

今年1月に岐阜県現代陶芸美術館で小村雪岱の展覧会見たんですが、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2020-02-04
まだ小村雪岱がそれほど知られていなかった頃、
小村雪岱のデザインセンスに注目した原田治、さすがです!


朝日新聞2014年3月7日夕刊に掲載された記事
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かわいいイラストだけではありません。
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別室にはオサムグッズがずらり!
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あちこちで「かわいい!」って声が。
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壁に書かれてた原田治の言葉
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終始一貫してぼくが考えた「可愛い」の表現方法は、
明るく、屈託が無く、健康的な表情であること。
そこに5%ほどの淋しさ切なさを 
隠し味のように加味するというものでした。


‥‥なるほど。


2階のスペースでは、愛知県で2001年に創業した引っ越し運送会社
「ウェルカム・バスケット」の原田治のキャラクターとロゴが
デザインされたダンボールやガムテープがディスプレイされていました。
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展示室に増して混んでいたのが、グッズ売場!
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いろいろあって迷ったけど、結局、本とLPバッグしか買いませんでした。
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「OSAMU’S A to Z 原田治の仕事」2,640円(2,400円+税)
 展覧会図録ってことだけど、展示順には並んでません。
LPバッグ330円(税込)

名前のシールを作れるのも楽しかった。300円


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この展覧会、

原田治 展
「かわいい」の発見

世田谷文学館で、2019年7月13日(土)~9月23日(月・祝)に開催されて、
以後全国巡回 とのことで、清須市はるひ美術館はその一つの会場だったんですね。

オサムグッズやキャラクターだけでなく、
原田治の多方面の仕事を知ることができてよかったです。

清須市はるひ美術館: http://www.museum-kiyosu.jp/


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

OSAMU’S A to Z 原田治の仕事 [ 原田 治 ]
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静岡県立美術館の収蔵品展とロダン館 [美術]

なかなかブログ記事が書けませんが‥‥

8月23日(日)、静岡県立美術館へ行って、
「みんなのミュシャ」展を見たことは前記事に:
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2020-09-05

「みんなのミュシャ」展に続く第7展示室では、
「激突! 東西の狩野派」という展示をやっていました。
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収蔵品展のチラシはこちらでダウンロードできます(pdfファイル)
http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/uploads/exhibition/62a57063f344d4738644c18813b7d060cabe4d11.pdf

東京2020オリンピック・パラリンピック開催記念 と副題がついてますが、
この時期に開催されるはずだったオリンピック・パラリンピックにちなみ、
スポーツの世界を彩る宿命のライバル対決のように、

江戸絵画においては、江戸に移り住んだ江戸狩野派と京都に留まった京狩野派は別々の道を歩み、宿命のライバルになりました。両者は全く異なるスタイルを確立し、競い合うように多くの名品を生み出したのです。

ってことで、東の狩野探幽、西の狩野山雪をはじめ、
東西の狩野派が並んで展示されていました。

狩野派らしく大画面の屏風絵が多かったですが、
墨画がほとんどで、私にはイマイチ東西の違いよくわからなかったなぁ‥‥

「ロダン館→」って標識に従って進んだ部屋には
いくつもの彫刻が置かれていたけど、あれ? ロダンの作品じゃない

ロダン館へのブリッジギャラリーには
ロダン以降の作品が並んでいます。撮影可

静岡県立美術館のHPに詳しい説明があります
http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/rodin/


作家と作品名が彫刻の台座の後ろ側に書かれていたんですが、
この金ぴかの作品は、あ! ブランクーシだって。
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コンスタンティン・ブランクーシ《ポガニー嬢II》


形が面白いなーって見たら、ジャコメッティ!
ちょっと驚き(細長くない!)
キュビスムを経てシュルレアリスム運動に参加した頃の作品だと。
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アルベルト・ジャコメッティ《横たわる女》


ヘンリー・ムア《横たわる人体》
小さい作品だけど、なんかどっしりとした安定感。いいなぁ!
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土着的というか、野生的というか‥‥あ、
タヒチで描いた画家ゴーギャンの作品なんですね!
ポール・ゴーギャン《オヴィリ》
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「オヴィリ」とは「野蛮人」を意味する言葉だそう。


すっきりと美しい女性の身体
ヴィルヘルム・レームブルック《女のトルソ》
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女性の精神性みたいなものが感じられるような‥‥
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後ろ姿が特に美しいと感じました。
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アレクサンダー・アーキペンコ《<化粧する女>習作》
キュビスムの絵が立体になったってカンジ。面白い。
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三人の女性が大きな波に飲み込まれそうになってます。
カミーユ・クローデル《波》
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ロダンの弟子で恋人であったカミーユ・クローデルの作品


エミール=アントワーヌ・ブールデル《アポロンの首》
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唇をきゅっと結んだ精悍な表情がなんとも印象的。
岐阜県美術館にブールデル《アポロンのマスク》があって、
https://gifu-art.info/details.php?id=224
それも私、なんともいえない表情で好きなんですけどね。

ブールデルは約15年間ロダンの助手として働いていたが、
ロダンの主観的でロマンティックな表現に次第に満足できなくなって
別の道を歩んで作られた彫刻だそう。


ジャック・リプシッツ《母と子》
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幾何学的なキュビスムの彫刻だけどなんかユーモラスでカワイイ?
アフリカ彫刻の影響がわかりますね。
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ロダン館の入口の部屋では、
ロダンやロダン館についての説明と
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《考える人(小型)》1880年(鋳造:1920年頃)が置かれていました。
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そこを抜けると、光が降り注ぐ開放的な空間に出ます。
階下に《地獄の門》が見えます。
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床には「地獄の門」の銘文(ダンテ「神曲」時獄篇より)が
書かれています。
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右側の階段を降りていくと《カレーの市民》のコーナー
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さらに階段を降りると「その他のモニュメント」のコーナーがあり、

中央の《地獄の門》の前に出ます。
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《考える人》の像が上中央に設置されています。
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約2ヶ月前、国立西洋美術館の庭にある《地獄の門》を見ましたが、
夜のライトアップされた状態だったし、
屋外にあるものと屋内にあるものでは作品の印象も違いますね。

国立西洋美術館の常設展
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2020-07-25

多くの人が鑑賞していました。
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巨大な《地獄の門》と向かい合うように置かれていたのは
≪地獄の門≫第3試作
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この横の展示室では、ロダン以前の彫刻が展示されていました。
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深い悲嘆の表情が印象的!
ジャン=バティスト・カルポー《悲しみの聖母》
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あ、これもカルポーの作品なんだ!
ジャン=バティスト・カルポー《ナポリの漁師の少年》
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ジャン=バティスト・カルポー(1827-1875)
ロダン以前の19世紀フランス彫刻界において、アカデミックで型にはまった構成の中に、生命力のある表現をもちこんだカルポーは貴重な存在でした。パリの街角には彼の代表的なモニュメントが見られますし、時の皇帝ナポレオン3世にも認められ、宮廷から多くの注文を受けています。
静岡県立美術館「ロダン館作品紹介」より
http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/rodin/


《地獄の門》に戻って、反対側の階段を上がっていくと、
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有名な《考える人》
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《地獄の門》から「独立した38cmの像や、183cmの拡大した像としても作られました。当館の作品は世界に21あるその拡大像の一つで屋外に展示されたことがないため保存状態が良いことが特徴です。」って「ロダン館作品紹介」にあるけど、

Wikiでは計26ヶ所にあると。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B%E4%BA%BA_(%E3%83%AD%E3%83%80%E3%83%B3)
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私が通った小学校の校庭にもあったなぁー(二宮金次郎もあった)


さらに階段を上がると「肖像的作品」のコーナー
《ボードレールの頭部》
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《バスティアン=ルパージュ》
パレットを持つ画家の肖像彫刻。大地を踏みしめる大きく開いた足が力強い。
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バスティアン=ルパージュ(1848-1884)
ロダンと交流のあったこのフランスの画家は、1848年に生まれ、36歳という若さで亡くなりました。正確なデッサン力で農民や歴史的人物、自然を描き、高く評価された自然主義の画家です。
「ロダン館作品紹介」より

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《クロード・ロラン》
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クロード・ロラン(1600年代-1682)
17世紀にイタリアで活躍したフランス人の風景画家で、後のイギリス人画家ターナーを始め、多くの風景画家に影響を与えた、美術史上重要な画家
とのこと。静岡県立美術館にも所蔵作品あるそう。


顔以外は粗削りだけど、女性のキリッとした表情が印象的。
<ラ・フランス>習作
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フランスを擬人化したもので、ロダンの弟子で恋人でもあった、カミーユ・クローデルの顔が写されています。」とのこと。
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《花子のマスク》
東洋人の顔。花子という日本人女性がモデル。
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花子は本名を「太田ひさ」といい、名古屋の生まれです。芸者などをしたあと1902年、34歳の時コペンハーゲンの博覧会の仕事でヨーロッパに渡り、その後20年間も欧米各地で芝居を演じました。ロダンとの出会いは1906年のことです。マルセイユで花子が幕切れに自害する芝居を見て、その演技力に惹かれたロダンは、直ちにモデルになるように頼みます。


ロダン館、実は入る前は、ロダンかーって
あまりに人気がありすぎる印象で期待してなかった(^^;)んですよ。
(この間、国立西洋美術館でもいくつか彫刻を見たし)
でもやはり、19世紀を代表するフランスの彫刻家、ロダン、
良かった! ロダン館の広々~とした空間もいいですね。
ロダン以前・以降の作品も良かった。

ロダン館: http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/rodin/


鑑賞後、昼食も食べてなかったし、何か食べたいと思ったけど、
静岡県立美術館のレストランは15時までとなってて
(新型コロナのため?)残念(T.T)

帰りは、せっかくなので静岡県立美術館前のプロムナードを通って
帰ることに(来た時に、バスの中からいくつか彫刻が見えていたので)

まずは美術館前の池の中にある
ジョージ・リッキー《四つの旋回する斜線-菱形II》
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トニー・スミス《アマリリス》
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柳原義達《道標・鳩》
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佐藤忠良《みどり》
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彫刻周辺の緑は、静岡らしくお茶の木!
「やぶきた」の茶木を選抜育種した杉山彦三郎(1857-1941)についての
説明看板がありました。
彦三郎が選抜育種した茶原木60余種のうち、13種が植えられているそう。
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鈴木久雄《風化儀式5-相関体》
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石が円錐状に積まれる中をコールテン鋼が貫いて、
ワイヤーロープで堅く締め上げられています。
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石と鉄が一緒になって、鉄の錆色が石についているのも面白い。
「風化」という時間の経過で変わっていく姿も作品なのかな?


大西清澄《涛の塔》
ステンレスの曲面に周囲の木々が映り込むのも面白い。
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掛井五郎《蝶》
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うーんこれは、稚拙なのか素朴なのか??
でもなんか面白い。インパクトありますね。


清水九兵衛《地簪》
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緑にかこまれて上部の赤い部分しか見えませんけど、
この赤いアルミニウムの作品は清水九兵衛さんですね。
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地面に挿した簪(かんざし)ですか、ハハハ!


山口牧生《四角柱と丸い石》
そのままのタイトルだなーと思ったけど、
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黒御影石にベンガラが刷り込まれているんだそう。
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舟越保武《杏》
薄い衣をまとった少女、両手に杏を握っています。
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ジェームズ・ロザティ《アークII》
シャープなステンレスのフォルムに、周囲の自然環境が響き合っています。
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ヴァイオリン奏者として音楽家を目指していたというロザティ、
なんか音楽的なものを感じますね。
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杉村孝《しゃぐじんシリーズによる》
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これ、現地で見た時は、大きなくすんだ石が割れてる‥‥
くらいにしか見なかったんだけど、画像見たら、
石の内面がなめらかで、ちょっとエロティックにも見えちゃいました。


漢白玉石獅子像
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昭和62年(1987)、静岡県と中国浙江省との友好提携5周年を記念して浙江省人民政府から寄贈されたもの。中国では宮殿などの前に守護神として置かれており、日本の神社の狛犬も中国から伝わったものといわれているそう。
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駐車場からプロムナードを見る。しかしプロムナード、登り坂で、
結構距離あるので、行きはバスに乗って正解だったかも。
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ここからさらに下ると、静岡鉄道「県立美術館前」駅があります。
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ちょうど来た電車で、11分、200円で「新静岡駅」へ
10分毎の運行なんですね。結構便利。
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新静岡駅の駅ビルが「新静岡セノバ」
「みんなのミュシャ」展の半券サービスをやってて、
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地下1階のレストラン&カフェ「ナナズ・グリーンティー」で、
鶏そぼろ丼(ミニサイズ)と抹茶クリームラテを
5%引きの1,295円(税込)でいただきました。
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新静岡セノバの前で「24時間テレビ」やってました。
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新静岡駅とJR静岡駅って、ちょっと離れてるんですね(徒歩7分)
JR静岡駅から「こだま」で帰りました。

静岡県立美術館: http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/
ロダン館: http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/rodin/
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静岡県立美術館「みんなのミュシャ」展 [美術]

8月23日(日)、静岡県立美術館へ行ってきました。

「みんなのミュシャ
 ミュシャからマンガへ――線の魔術」をやっています。
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チラシ中面(クリックで拡大)
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この展覧会、名古屋市美術館で見るつもりだったんですよねー。
私にしては珍しく前売券、それも早割ペアチケットを買ってたんです。
(友人を誘うか、2回行ってもいいしーって思って)
それが‥‥新型コロナウィルスのため、名古屋市美術館での開催が
(4月25日~6月28日の予定だった)中止になりまして(T.T)

なので、次の巡回先の静岡県立美術館まで行ったというわけです。
静岡県立美術館へ行くのは初めて。HPでアクセスを調べて、
名古屋から東海道新幹線「ひかり」に乗車。ガラガラです。
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静岡駅で降りるのも初めて。
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静岡駅から静岡県立美術館行きのバスに乗るのが一番わかりやすいかなと。
北口11番のりばから1時間に1本出てます。10:58発のバスに乗りました。
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JR東静岡駅も経由して、約30分で終点の静岡県立美術館へ。370円
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マスク着用、サーモグラフでの検温、手指消毒をして、
整理券を受け取りました。11時半頃で217番でした。
入場まで1時間くらいかかりますと言われて(@.@)

行列に並び、わりと早く列が動いて良かったと思ったら、
1階の待機用の広い部屋(県民ギャラリー)に案内されて‥‥
入場できたのは最初に言われたように12時半近かったです。

1,400円でチケットを買い、展示室へ
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第1章 序―ミュシャ様式へのインスピレーション

8歳のミュシャが描いた《磔刑図》をはじめ、
教会の聖歌隊で歌っていたミュシャが親しんだであろう
教会の儀式に使われる振り香炉や、
モラヴィアの民芸品・花柄の花瓶とそれをミュシャが油彩で描いた静物画、
ウィーン時代にミュシャが購入したハンス・マカルトの画集、
そして、ミュシャが収集した日本の浮世絵や七宝焼、
中国の刺繍などが展示されていました。


第2章 ミュシャの手法とコミュニケーションの美学

パリに学ぶミュシャが、パトロンからの援助が打ち切られ、
経済的理由から挿絵画家として働き始めます。
大衆文化と印刷技術の進化が目覚ましいこの時期、
ミュシャのデッサン力と明確で流麗な描線は理想的だったと。

挿絵の習作の確かなデッサン力や、
カリカチュアのユーモラスな線など興味深かった。


第3章 ミュシャ様式の「言語」

1895年元旦にパリの街角に現れた
女優サラ・ベルナールのための劇場ポスター《ジスモンダ》が
大評判となり、ミュシャは一躍ポスター作家として有名になります。

この等身大のポスター、今までのミュシャ展とかで何回も見てますけど、
やっぱりインパクトありますよね。当時の人の衝撃はすごかったろうなと。
《ジスモンダ》《ロレンザッチオ》《ハムレット》と
サラ・ベルナールの劇場ポスターが並んでいて迫力!

そして、チラシにも使われている装飾パネル
《トパーズ、ルビー、アメジスト、エメラルド――連作〈四つの宝石〉より》や、
花や宝石などの装飾モティーフで飾られた魅惑的な女性を描いた宣伝ポスターなど、
いわゆる「ミュシャ様式」の作品が並びます。

今までのミュシャ展や本などでよく知った作品も、
これ見たことないかもってのも、習作とかもあって、
とにかくたくさんのミュシャの作品が並んでて満足~!


第4章 よみがえるアール・ヌーヴォーとカウンターカルチャー

で、この展覧会が今までのミュシャ展と違うのはここから。

ミュシャが亡くなったのは1939年 ドイツのプラハ侵攻の際、
ゲシュタポに逮捕・尋問された後に健康を悪化させて‥‥
没後、ミュシャはしばらく忘れられた存在であったと! (え?! そうなんだ!!)

1963年に英国で開催された2つのミュシャ展が、
ミュシャの業績に再び光を当てることになります。

1960年代後半以降、ミュシャ作品に触発された
サイケデリック・ロックのポスターやアメリカンコミックスなどが続々と登場。
「ミュシャ様式」がよみがえりまえす。

ロックのLPジャケットやポスターなどが展示してあって、
私はロックに詳しくないけど、そうだ! 確かに60-70年代のレコードジャケットって
こんなドハデな色を使ってて、サイケデリック・アートって言われてたけど、
流れるような曲線表現や装飾にミュシャの影響がわかりますね!


第5章 マンガの新しい流れと美の追求

そして日本では!

1900年代初頭、日本の文芸誌の表紙はミュシャ風に染まりました。
一條成美や藤島武二による『明星』の表紙

一條成美の『明星』の挿絵とか、ミュシャの絵そのままなんてのもありますね。

私、一條成美は今まで知りませんでした。
ミュージアムショップで売られていたこちらの本
大塚英志「ミュシャから少女まんがへ」を読んで
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副題に「幻の画家・一条成美と明治のアール・ヌーヴォー」とありますが、
内容はほとんどが一条成美についてです。

この本では「一条成美(いちじょう せいび)」と書かれているんですが、
「みんなのミュシャ」図録には「一條成美」と表記されています。

当時の『明星』の一条成美の装画は絶大な人気だったと。
それがいろいろあって、藤島武二に替わり、早世したこともあって
一条成美は忘れられていきます。

藤島武二がデザインした与謝野晶子の歌集『みだれ髪』の表紙は有名ですね。

私、日本のレトロポスターとか好きなんですが、
中山道広重美術館「日本のポスター芸術」展と講演会 に行った時、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2014-11-15

フランスに留学した画家が、帰国時にミュシャのポスターなどを
持ち帰って、展覧会で公開したりして(1900年の「白馬会 第5回展」が、
ミュシャが日本の公の場に展示された初だと)
ミュシャのポスターとそっくりなものが作られたりしていると聞きました。
今なら盗作とかパクリとかって問題になるんでしょうが、当時は
外国の文化に接することのできる人は少数で、見習うべきとされ、
褒められこそすれ、非難する人はいなかったと。

ミュシャ様式やアール・ヌーヴォーはほぼリアルタイムで日本に流入して、

1900年代初頭のわずかの期間、日本の文芸誌の表紙はミュシャ風に染まる。 そこで描かれた女性画は、この国の少女画の起源にもなっていくが、大正、 昭和と時代を経るなかで、ミュシャの名は忘却されれ、ただ、意匠化された星や花や流線の髪が 様式として受け継がれた。(中略)少女マンガという領域がミュシャと「再会」するのは、 トキワ荘グループ唯一の少女マンガ家・水野英子、そして、彼女に続く「24年組」の登場を 待たねばならない。(「みんなのミュシャ」展図録より)

水野英子とミュシャとの出会いは、
1960年頃、銀座のイエナという洋書屋で、ポスターだったかな、ミュシャを1枚絵で 初めて見たんです。それがとても印象的でした。ミュシャは当時まだそれほどは 知られてはいなかったんですが、いわゆる普遍的な美に通じる、様式化された表現法に ショックを受けました。[…]その頃もっと日本で知られていたビアズリーの線描と比べると(後略)
(「みんなのミュシャ」展図録のインタビューより)

あぁ、銀座のイエナ! 懐かしいなぁ。大学生の頃たまに行きました。
洋書が高価だった頃、英語なんて読めないけど、絵を見るだけでも
なんか新しい文化を覘いたような気になりました。

多分、これらの本イエナで買ったと思うんですが‥‥
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水野英子は1969-1971年に、ロック歌手を描いた「ファイヤー!」という漫画を
描いているので、ロックのジャケットやベトナム戦争中のアメリカの
サイケデリック・アートに流れるミュシャ様式にも反応したんでしょうね。

山岸凉子も、ミュシャに出会ったのは銀座のイエナだと
「アラベスク」を連載し始めていた頃に、ミュシャというか、ミュシャ風のものに出会いました。 当時銀座にあったイエナ書店に、イギリスのヴィクトリア朝の挿絵本とかアメリカのイラスト集とかがたくさん入ってきていたんです。そのなかにミュシャもありました。

この展覧会でも展示(複製)されてましたが、いかにもミュシャって
山岸凉子《真夏の夜の夢》「アラベスク」
(『花とゆめ』1975年4月9日号付録ポスター用イラスト)
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(私が持ってる山岸凉子の画集からスキャン)

1975年ってことは、まだ日本初のミュシャ展の前ですね。

1978年に、東京・伊勢丹で、日本で最初のミュシャ回顧展
「アール・ヌーボーの花―ミュシャ展」が開催されました。

この展覧会、当時大学3年生だった私も見に行って、
ポスターを買って(連作パネル〈4つの花〉だったと思う)部屋に貼ってたなぁ!
(図録ももちろん買いました)

「みんなのミュシャ」展図録で、
花郁悠紀子さんについて、実妹の波津彬子さんが
1975年くらいのことですか‥‥デビュー前の姉(花郁)が東京で ひとり暮らしを始めておりまして、彼女の部屋の壁にミュシャのポスターが 貼ってありました。(後略)
と、回想しておられて、すごくわかるというか、嬉しいというか‥‥

波津彬子さんの言葉として
少女マンガ家たちは、みな綺麗な絵を描きたいと思うわけですが、じゃあ 具体的にはどうしたら自分のイメージを表現できるのかしらと思案する。 そんな時にミュシャを見ると、ああ、そうなのか、みたいなことになるわけです。

すごくよくわかります!! 私も当時、ミュシャみたいに描けたら! と
思って、マネしようとしたんですが‥‥まぁ、私の力不足で。

山岸凉子さんのインタビューは続いて、
実際のミュシャの絵にたどり着く前に、アメリカ人アをーティストによるイラストの中で、 円環のモティーフのなかに主題を入れ込むあの“様式”を知ったんです。これすごいと思って 影響を受けながら描いているうちに、ミュシャの画集を見て、ああ、これが先かと思って びっくりしましたね。
私は伊勢丹のミュシャ展で、ミュシャを知りました。
それまでミュシャ“様式”の絵も見てたはずですが、
ミュシャという名前は知りませんでした。(水野英子さんも言われてますが、
ビアズリーは知ってました) で、あぁ、この人が本家なのか! って。
少女マンガの絵って、この人が源流なんだ! って思いましたね。

水野英子、山岸涼子、花郁悠紀子、波津彬子、松苗あけみ と、
私が大好きな、または私と同世代の少女マンガ家の
美しいカラーイラスト(複製)が展示されていて嬉しい!

天野喜孝は息子がプレイしていたゲームで知りました。
へー、今の子(90年代後半当時)も、こんな世紀末的お耽美な絵、
好きなんだ(私が好きなので)って見たことを覚えてます。

出渕裕は知りませんでしたが、ミュシャの影響は、少女マンガだけでなく、
ファンタジー小説のイラストにも及んでいるんだなぁと。
この方のインタビューで「1970年代にミュシャ展があり、その時に出てきたいろんなグッズやカレンダー、画集などで見たのが最初のミュシャとの出会いだった」ってあって、
あぁ、1958年生まれの方だから私と同世代だなーって。
あの日本初のミュシャ展の影響力って大きかったのかもって。


あれからミュシャ展は日本で何度も開催されてますね。

2017年に国立新美術館でミュシャ後半生の一大プロジェクト
《スラヴ叙事詩》全作品20点が展示された展覧会はすごかった!
国立新美術館「ミュシャ展」
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2017-04-28

大阪・堺市には
堺 アルフォンス・ミュシャ館: http://mucha.sakai-bunshin.com/
がありますし。ここは、カメラのドイ創業者である
故・土井君雄氏(1926-1990)が収集した約500点にのぼるミュシャの作品が
堺市に寄贈されてできたんだそう。

土井君雄氏はミュシャの息子・ジリ・ミュシャ氏とも親しく、
1989年にチェコスロヴァキア文化功労最高勲章を授与されています。
日本初のミュシャ展開催の中心人物でした。

今では日本で大人気のミュシャですが、ミュシャの作品をよく知る人も、
あまり知らない人も満足できる展覧会だと思います。

2019年7月13日(土)~東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで
始まったこの展覧会、京都文化博物館、札幌芸術の森美術館と巡回して、

名古屋市美術館での巡回展は中止になりましたが(T.T)

静岡県立美術館で2020年9月6日(日)まで開催された後、

長野県の松本市美術館で9月19日(土)~11月29日(日)へ巡回します。

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静岡県立美術館、「みんなのミュシャ」展に続いて、
収蔵品展「激突! 東西の狩野派」と、ロダン館を見ましたが、それは次の記事で。

ミュージアムショップで、図録2,640円(税込)と、
クリアファイルは、ちょっと高かったけど、メタリック加工が豪華で
素敵だった《椿姫》550円(税込)を購入。
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ペコちゃんがミュシャが描いたようなドレス姿で立ってて、
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なんと! ペコちゃんとミュシャがコラボ!!
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ペコちゃんサクサクサブレ1,296円(税込)

ペコちゃんの顔の形のサブレが5枚入ってます。
美味しかった。さすが不二家
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1階にあった記念撮影コーナー
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美術館前の看板
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静岡県立美術館: http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/

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開催中止になった名古屋市美術館のチラシ
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(早割ペアチケットの発売用の先行チラシ)
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堺 アルフォンス・ミュシャ館 
「生誕160年記念 アルフォンス・ミュシャ 創作の軌跡」
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ここ一度行かなくちゃって思ってるんですけどね。
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この企画展は11月8日(日)まで。




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今は電子書籍で昔のマンガが手軽に読めるようになって嬉しい。
水野英子の小学館漫画賞受賞作「ファイヤー!」
もう50年も前の作品ですか! いろいろ革新的な作品だったなぁ‥‥










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