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岐阜県美術館所蔵作品 大橋翠石《虎図》 [美術]

10月23日(金) 岐阜県美術館へ行き、「ゴヤの四大連作版画」展を見たのですが、
「秋の所蔵名品展」も開催されていたので見てきました。
gifumuseum.jpg
実は、いつもの常設展と企画展の場所が反対になっていて、最初に
「ゴヤ‥‥」の企画展に入るつもりで、
こちらの「秋の所蔵名品展」の方に入ってしまったんです。

私の好みとしては「ゴヤ」よりこちらが良かったです。
特に最初の部屋に飾られていた 明治以降の日本の美術、
郷土にゆかりのある、山本芳翠、川合玉堂、熊谷守一などの絵が好きです。

その中でも、岐阜県美術館の所蔵作品の中でも好きな作品
大橋翠石の《虎図》が展示されていて、
何度か常設展で見てるんですが、やっぱりすごいなーと見ほれてしまいました。

美術館で売っていた絵葉書
Suiseki.jpg
大橋翠石《虎図》六曲一双の右隻 1938(昭和13)年頃の作品とのこと

この《虎図》を初めて見た時、その筆力に、すごいなぁと
感心したんですが、大橋翠石という名前も初めてでした。
日本画家として、そんなに有名ではないですよね。

ネットで調べてみたら、
大橋 翠石(おおはし すいせき、1865年 - 1945年)は、岐阜県大垣市出身の明治から昭和にかけて活躍した日本画家。世に「虎の翠石」と言われて名高く、その描くところの虎画は本物の虎がまるで生きているかのような躍動感がある。
(Wikipediaより)
1900年(明治33年)にパリ万国博覧会で絶賛され、日本人画家としてただ一人、優勝金牌を受賞とのこと。

これが竹内栖鳳にかなりのライバル意識を起こさせたとか。

前回の企画展「時代を創った日本画家たち」展で、
こちらに感想を書いてます:http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2009-07-30
三重県立美術館が所蔵する竹内栖鳳の六曲一双屏風『虎・獅子図』を見ましたが
(三重県立美術館のホームページに画像と解説があります
 http://www.pref.mie.jp/bijutsu/hp/guide/tomodayo-coll/seiho.htm
竹内栖鳳の虎はさすがですが、大橋翠石、負けてないです。

岐阜県美術館の県民ギャラリーでは、岐阜県立加納高等学校美術科の
卒展をやっていました【10月20日(火)~25日(日)】
レベル、高いですねぇ!
卒業制作と並んで自画像が展示されているのですが、それぞれ、
とても真面目に自分の顔を描いていて、いいなぁと思いました。

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