大阪中之島美術館「女性画家たちの大阪」展へ行ったこと
2月24日(土)、大阪中之島美術館の
「決定版! 女性画家たちの大阪」展 を見に行きました。
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2024-03-09
展覧会のことは前記事に書きましたが、
それ以外のことを。
西岐阜9:54発の東海道線で米原10:40着
米原から新幹線を奮発して新大阪に11:27着
乗車券2,640円 新幹線自由席2,530円
地下鉄御堂筋線で淀屋橋駅へ 240円
わー、キリコみたいな彫刻って見たら、ホントに
ジョルジオ・デ・キリコ《ヘクトルとアンドロマケ》1973年
こちらは、
マルチェルロ・マスケリーニ《水浴者》1980年
富永直樹《ボジョレーの娘》1990年
都会にはいろいろ刺激的な風景が溢れてますね。
「田舎の三年、都会の昼寝」って、特に
グラフィックデザインを学び始めた時に言われたなー
当時の多摩美は八王子の山の中の、
ホントに何もない場所にあったので、
都心に出て色々見てこいって。
壁面のレリーフが素敵! 中之島フェスティバルタワー
鳩がかなり近づいても逃げない。
大阪中之島美術館へ
2階のウインドウ越しに不思議な作品が見えたので
Osaka Directory 6 supported RICHARD MILLE
木原結花
2024.01.27-2.25
入場無料・撮影可
Osaka Directory supported by RICHARD MILLE とは、
大阪中之島美術館が関西・大阪21世紀協会と共同で主催する、関西ゆかりの若手作家を中心に個展形式で紹介する展覧会 だそう。
木原結花(きはら ゆいか)さんは、
氏名や戸籍等が判明せず、遺体の引き取り手が存在しない「行旅死亡人(こうりょしぼうにん)」に着目し、人間の存在の曖昧さを問いかける作品を作ってきました。
(大阪中之島美術館のウエブサイトより)
https://nakka-art.jp/exhibition-post/osaka-directory-dir6/
展示台にあるのは《行旅死亡人》2016年
新聞に載った行旅死亡人の小さな記事と、
古いポートレート写真(に見える)が並んでます。
この人はどんな人生を送ったのかなとか
想像してしまうけど、実はこの写真、木原さんが
必要最低限の文字情報から生前の姿を想像し、
遺体が発見された場所を撮影して合成した写真なんだそう。
そうか、名前もわからないのだから、
生前のポートレート写真があるはずはないのよね。
私はアイデンティティを見出されないまま事務的な作業で処理される人物にアイデンティティを求め、ある種それを与える作業を行った。しかし、それは同時に本物のアイデンティティを隠してしまう。ではこの出来上がったイメージはいったい何なのか。虚構なのか、事実なのか、そのどちらでもあるのか、ないのか。あやふやで掴みきれないそのあり方は、まさに「行旅死亡人」と呼べるものではないだろうか。(作品リストの文章より)
透明な人物像が崩れたような印象的な造形は、
《そこにいるはずだったあなたの。世界にはない現象であなたの形を作成する》2023年
あるアニメの聖地に赴き、その場所の太陽光で紫外線硬化樹脂、通称「UVレジン」を固めた立体作品と、それによよるインスタレーション
アニメのキャラクターの実寸の人型を使用して、
UVレジンを流し込んで太陽光で硬化させたものとのこと。
アニメの聖地へ行っても、当然だけど、そこにアニメの人物がいたわけではない。
架空の存在と実世界の境界を揺るがす表現を試みます。
まぁ難しいことはとにかく、
溶けたような透明な人物像が並んでいて面白いなって。
それから4階の「女性画家たちの大阪」展へ
展覧会休憩室から見下ろしたチケット売場の混雑
「女性画家たちの大阪」展を見終わって、できたら
「モネ 連作の情景」展も見たいと思ってたんですが、
さっき4階から見下ろした時よりチケット売場も並んでたし、
(「女性画家―」のチケットで割引になるので、
こっちのチケットはネットで買いませんでした。)
エスカレーターの前の行列がなんと外まで伸びていて諦めました。
ヤノベケンジ《SHIP'S CAT (Muse)》2021年
の周囲も人でいっぱい。
芝生広場では「NAKKA Marché(ナッカマルシェ)」として、
いろんな出店が並んでました。
3時になって、お腹も空いてたので、何か食べたいと思ったけど、
あまり気に入ったのが無くて‥‥
1階のレストラン「ミュゼカラト」は当然ながら行列。
隣の国立国際美術館のレストランは、たしか
観覧券なくても入れたハズと行くと、食事は3時まで(T.T)
どうしようかなーって道を渡ったところで目についた
こちらのお店のメニュー写真に惹かれて入店すると、
カウンターに3人、テーブルに2人も入ればいっぱいになってしまう
小さなお店「GURFA」
パセリバターのチーズバーガーサンド1,200円
付け合わせをポテトかサラダを選べて、サラダにしました。
ドリンクを、安かったので(^^; エスプレッソ400円にしたけど、
ちょっと濃くて苦すぎたかな。カフェラテにしておけばよかった。
さて、4時近いし、これからどうしよう?
展覧会を見るには遅いし、これで帰るのもなんか‥‥と
モディリアーニ展に来た時にあきらめた
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-06-05
北浜の「五感」に再チャレンジしてみようと
あっ、道の反対側なのでうまく写ってないけど、
青木野枝さんの作品ですよね?!
このビルの壁面、面白いなー「光世証券」だと。
「五感」は、2階のカフェは終了とのことで(T.T)
‥‥まぁ、三連休の土曜日ですものねー
さて、どうしよう?
たまたま朝聞いていたラジオで、大阪天満宮の梅がきれいだった
って声が寄せられていたことを思い出して、場所を調べたら、
まぁ、歩いて行けないこともない、と。
レトロな風情の商店街「天神筋商店街」
日本一長い商店街だとか。
石垣が立派「蛭子門」駐車場へ入る車が並んでました。
表大門
「梅まつり」の旗が立ってます
まずは御本殿へ参拝
盆栽の松と梅が飾られています
境内のあちこちに梅が咲いてます
一本の木に白とピンクの花が咲いてます「思いのまま」?
でも、参集殿で開催されていた
「てんま天神梅まつり 盆梅と刀剣展」は、
午後4時までの入場受付とのこと(T.T)
祖霊社
天満天神 繁盛亭
天神橋筋商店街2丁目のアーケード入口に飾られた人形
天神祭のお迎え船に乗せる御迎人形をモチーフにしていて、
浄瑠璃や歌舞伎の登場人物を題材としているとのこと。
地下鉄「南森町」駅があったけど、まぁそれほど遠くないし、
JR大阪駅まで歩きました。
大阪駅地下街のディスプレイ
帰りは全て在来線で
大阪18:00発→米原乗換→西岐阜20:17着 2,640円
大阪天満宮: https://osakatemmangu.or.jp/
「決定版! 女性画家たちの大阪」展 を見に行きました。
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2024-03-09
展覧会のことは前記事に書きましたが、
それ以外のことを。
西岐阜9:54発の東海道線で米原10:40着
米原から新幹線を奮発して新大阪に11:27着
乗車券2,640円 新幹線自由席2,530円
地下鉄御堂筋線で淀屋橋駅へ 240円
わー、キリコみたいな彫刻って見たら、ホントに
ジョルジオ・デ・キリコ《ヘクトルとアンドロマケ》1973年
こちらは、
マルチェルロ・マスケリーニ《水浴者》1980年
富永直樹《ボジョレーの娘》1990年
都会にはいろいろ刺激的な風景が溢れてますね。
「田舎の三年、都会の昼寝」って、特に
グラフィックデザインを学び始めた時に言われたなー
当時の多摩美は八王子の山の中の、
ホントに何もない場所にあったので、
都心に出て色々見てこいって。
壁面のレリーフが素敵! 中之島フェスティバルタワー
鳩がかなり近づいても逃げない。
大阪中之島美術館へ
2階のウインドウ越しに不思議な作品が見えたので
Osaka Directory 6 supported RICHARD MILLE
木原結花
2024.01.27-2.25
入場無料・撮影可
Osaka Directory supported by RICHARD MILLE とは、
大阪中之島美術館が関西・大阪21世紀協会と共同で主催する、関西ゆかりの若手作家を中心に個展形式で紹介する展覧会 だそう。
木原結花(きはら ゆいか)さんは、
氏名や戸籍等が判明せず、遺体の引き取り手が存在しない「行旅死亡人(こうりょしぼうにん)」に着目し、人間の存在の曖昧さを問いかける作品を作ってきました。
(大阪中之島美術館のウエブサイトより)
https://nakka-art.jp/exhibition-post/osaka-directory-dir6/
展示台にあるのは《行旅死亡人》2016年
新聞に載った行旅死亡人の小さな記事と、
古いポートレート写真(に見える)が並んでます。
この人はどんな人生を送ったのかなとか
想像してしまうけど、実はこの写真、木原さんが
必要最低限の文字情報から生前の姿を想像し、
遺体が発見された場所を撮影して合成した写真なんだそう。
そうか、名前もわからないのだから、
生前のポートレート写真があるはずはないのよね。
私はアイデンティティを見出されないまま事務的な作業で処理される人物にアイデンティティを求め、ある種それを与える作業を行った。しかし、それは同時に本物のアイデンティティを隠してしまう。ではこの出来上がったイメージはいったい何なのか。虚構なのか、事実なのか、そのどちらでもあるのか、ないのか。あやふやで掴みきれないそのあり方は、まさに「行旅死亡人」と呼べるものではないだろうか。(作品リストの文章より)
透明な人物像が崩れたような印象的な造形は、
《そこにいるはずだったあなたの。世界にはない現象であなたの形を作成する》2023年
あるアニメの聖地に赴き、その場所の太陽光で紫外線硬化樹脂、通称「UVレジン」を固めた立体作品と、それによよるインスタレーション
アニメのキャラクターの実寸の人型を使用して、
UVレジンを流し込んで太陽光で硬化させたものとのこと。
アニメの聖地へ行っても、当然だけど、そこにアニメの人物がいたわけではない。
架空の存在と実世界の境界を揺るがす表現を試みます。
まぁ難しいことはとにかく、
溶けたような透明な人物像が並んでいて面白いなって。
それから4階の「女性画家たちの大阪」展へ
展覧会休憩室から見下ろしたチケット売場の混雑
「女性画家たちの大阪」展を見終わって、できたら
「モネ 連作の情景」展も見たいと思ってたんですが、
さっき4階から見下ろした時よりチケット売場も並んでたし、
(「女性画家―」のチケットで割引になるので、
こっちのチケットはネットで買いませんでした。)
エスカレーターの前の行列がなんと外まで伸びていて諦めました。
ヤノベケンジ《SHIP'S CAT (Muse)》2021年
の周囲も人でいっぱい。
芝生広場では「NAKKA Marché(ナッカマルシェ)」として、
いろんな出店が並んでました。
3時になって、お腹も空いてたので、何か食べたいと思ったけど、
あまり気に入ったのが無くて‥‥
1階のレストラン「ミュゼカラト」は当然ながら行列。
隣の国立国際美術館のレストランは、たしか
観覧券なくても入れたハズと行くと、食事は3時まで(T.T)
どうしようかなーって道を渡ったところで目についた
こちらのお店のメニュー写真に惹かれて入店すると、
カウンターに3人、テーブルに2人も入ればいっぱいになってしまう
小さなお店「GURFA」
パセリバターのチーズバーガーサンド1,200円
付け合わせをポテトかサラダを選べて、サラダにしました。
ドリンクを、安かったので(^^; エスプレッソ400円にしたけど、
ちょっと濃くて苦すぎたかな。カフェラテにしておけばよかった。
さて、4時近いし、これからどうしよう?
展覧会を見るには遅いし、これで帰るのもなんか‥‥と
モディリアーニ展に来た時にあきらめた
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-06-05
北浜の「五感」に再チャレンジしてみようと
あっ、道の反対側なのでうまく写ってないけど、
青木野枝さんの作品ですよね?!
このビルの壁面、面白いなー「光世証券」だと。
「五感」は、2階のカフェは終了とのことで(T.T)
‥‥まぁ、三連休の土曜日ですものねー
さて、どうしよう?
たまたま朝聞いていたラジオで、大阪天満宮の梅がきれいだった
って声が寄せられていたことを思い出して、場所を調べたら、
まぁ、歩いて行けないこともない、と。
レトロな風情の商店街「天神筋商店街」
日本一長い商店街だとか。
石垣が立派「蛭子門」駐車場へ入る車が並んでました。
表大門
「梅まつり」の旗が立ってます
まずは御本殿へ参拝
盆栽の松と梅が飾られています
境内のあちこちに梅が咲いてます
一本の木に白とピンクの花が咲いてます「思いのまま」?
でも、参集殿で開催されていた
「てんま天神梅まつり 盆梅と刀剣展」は、
午後4時までの入場受付とのこと(T.T)
祖霊社
天満天神 繁盛亭
天神橋筋商店街2丁目のアーケード入口に飾られた人形
天神祭のお迎え船に乗せる御迎人形をモチーフにしていて、
浄瑠璃や歌舞伎の登場人物を題材としているとのこと。
地下鉄「南森町」駅があったけど、まぁそれほど遠くないし、
JR大阪駅まで歩きました。
大阪駅地下街のディスプレイ
帰りは全て在来線で
大阪18:00発→米原乗換→西岐阜20:17着 2,640円
大阪天満宮: https://osakatemmangu.or.jp/
2024-03-14 22:13
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