松坂屋美術館「西田俊英展」 [美術]
2月22日(木)、松坂屋美術館へ行きました。
「西田俊英 展
不死鳥-前代未聞のスケールで描く巨大作」
このチラシを見るまで、西田俊英という画家の
名前も知りませんでした。
2023年10月29日の日曜美術館で、
“描く”という祈り 日本画家・西田俊英
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/GJKXJ33MKW/
が放送されたそうですが‥‥
私、日曜美術館は見てる(リアルタイムで見れない時は
録画で見るようにしているハズ)なんだけど‥‥
この展覧会を見てきてから、2月25日に再放送された
番組を見て、西田俊英氏が、屋久島の現生林に分け入り、
一晩、巨樹と対峙してスケッチする様子に、
すごいなーと感動しました。
そんなことを知らなくても、チラシの絵の
大樹の壮大なスケールと繊細な描写が素敵だなぁと。
日本美術院同人、日本芸術院会員である西田俊英は(1953- )、2023年武蔵野美術大学退任記念展として開催された展覧会で、2022年から約1年間、屋久島に滞在して描いた巨大日本画《不死鳥》を発表しました。その時点で第2章までの約40mであった本作は、最終的には、6章構成の全長70mにもなる前代未聞の大作とななります。
西田が世界自然遺産として知られる屋久島に魅了されたのは、その豊かな原生林に象徴されるように、森林が人間にとってかけがえのない存在で、その貴重な自然、そしてそこに棲む生命の営みに、画家が強く共感したからです。その稀有な自然を見つめることで「人間と自然の共生」「生命の循環」をテーマにした壮大な物語を紡ぎだしました。
本展では、その後も新たなインスピレーションを交えて、ライフワークとして取り組む本作をさらに進化したかたちで一挙公開いたします。
(チラシ裏面の文)
松坂屋美術館は松坂屋名古屋店 南館7階にあります。
入館料は一般800円でしたが、ここに来る前、
名古屋駅の金券ショップのぞいたら、
招待券が500円で出てたのでゲット!
展示室内は撮影禁止
まずは第1会場へ。屋久島に滞在して描いた
《不死鳥》
高さも結構ある(205.0cm)けど、とにかく長い!!
展示されている壁が曲がっていて、絵全体を見渡すことが
できません!
<第一章 生命の根源>
屋久島の原生林に降る雨が川となって流れます
巨大な絵なのに、描写はすごく繊細で、
あちこち描かれた蛙やカニ、蝶やヘビがとてもリアル
そして闇の中を幻想的な不死鳥が飛び立ちます
<第二章 太古からの森>
水鏡のような淵に映る木には猿たちが遊び、鹿もいます
そして森の妖精も!
(図録より)
そしてチラシ表面に使われている
朝の光が森に差し込んでくるシーン!
ここ、すごく感動した!!
絵から神聖な光が降り注いでくるみたい
そして夜、満天の星のきらめきと、
地面にも無数のきらめき。
日曜美術館でこのシーンを描いている様子を
放映してましたが、細かく地面の根や葉を描いた上に
黒い絵の具で塗りつぶしていったりと、まぁなんと
手がかかっているんだ! と。
星も描いてから塗りつぶし、こすって出してましたね。
<第三章 森の慟哭>
斧を手にした不気味な妖怪が描かれています
そして、大勢の人間が木を切ろうと進んでいるところが
鉛筆の輪郭で描かれていました。
この《不死鳥》はまだ制作途中で、この後、
<第四章 彷徨う精霊たち>
<第五章 森の再生・命のバトンタッチ>
<最終章 森と人のユートピア> の全6章で構成され、
完成すれば全長90mとなるそう。(図録より)
本展では第三章の一部まで、48mが展示されています。
屋久島の森で描いたスケッチも展示されていました
まぁよくここまで描き込んだもんだ‥‥と。
紙の折り目も気にせずに描いているところに、
現場感?みたいな迫力を感じてしまった。
第2会場では、若い頃の作品も展示されていました
1981年に制作された《宙》
「府中の大國魂神社参道の雷に打たれた大欅。時間だけは豊富にあった20代。
息苦しくなるほどの執拗な描写が自分の未熟な技量を補うものだと信じて描いていた。」(絵に添えられたコメント)
屋久島の巨樹に通じるような巨木の絵
インドの女性の強いまなざしが印象的な
《水汲みのマヤ》1999年
夜に白く輝く端正なタージ・マハルの絵、素敵!
《星夜燦々》2001年
「2頭の聖牛を師の奥村土牛先生と塩出英雄先生に見立てた。
高潔で温厚だったお二人の人柄を偲ばせる安寧の地に座り込む仔牛は、私自身を象徴する。」という、
《聖宿》2004年
夜の桜が窓に広がる室内の男とボルゾイ犬の絵
《月窓》2014年
ちょっと冷たい(端正とも言う)装飾的な美しさ‥‥私好きだなぁ!
図録購入 880円
この展覧会、松坂屋美術館で3月3日(日)まで開催された後、
茨城県天心記念五浦美術館で、
2024年4月20日(土)~6月23日(日) に巡回します。
全て完成した《不死鳥》は、いつ見られるかな?
楽しみです。
松坂屋美術館: https://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/museum/
西田俊英公式HP: http://nishida-shunei.com/
Eテレ日曜美術館「“描く”という祈り 日本画家・西田俊英」
3月3日(日)午後8:00~8:45 に再放送されます。
----
展覧会鑑賞後、松坂屋美術館の1階上にある
ハーブスでランチいただきました。
ここのランチ、お値打ちだって聞いてたんですけど、
いつも時間に間に合わないんですよね(AM11:00~PM3:00)
今回初めて間に合いました。(かなり待ったけど)
まずはサラダ
そしてパスタ ベーコンとほうれん草のパスタを選びました。
本日のハーフサイズケーキ ティラミスを選びました
ドリンクはレモンティーを。
ここのケーキ、ケーキ好きで大食いな私でも、
ハーフサイズで十分ですよね!
これで2,100円 満足ですー(^^)
ウインドウのディスプレイとガラスの映り込みが面白いなー
もう桜が咲いてる!
「オオカンザクラ」だそう
ナディアパーク(国際デザインセンター)のアトリウムでは、
大同大学 情報デザイン学科 3Dデザイン分野の
卒業制作展が開催されていました。
「西田俊英 展
不死鳥-前代未聞のスケールで描く巨大作」
このチラシを見るまで、西田俊英という画家の
名前も知りませんでした。
2023年10月29日の日曜美術館で、
“描く”という祈り 日本画家・西田俊英
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/GJKXJ33MKW/
が放送されたそうですが‥‥
私、日曜美術館は見てる(リアルタイムで見れない時は
録画で見るようにしているハズ)なんだけど‥‥
この展覧会を見てきてから、2月25日に再放送された
番組を見て、西田俊英氏が、屋久島の現生林に分け入り、
一晩、巨樹と対峙してスケッチする様子に、
すごいなーと感動しました。
そんなことを知らなくても、チラシの絵の
大樹の壮大なスケールと繊細な描写が素敵だなぁと。
日本美術院同人、日本芸術院会員である西田俊英は(1953- )、2023年武蔵野美術大学退任記念展として開催された展覧会で、2022年から約1年間、屋久島に滞在して描いた巨大日本画《不死鳥》を発表しました。その時点で第2章までの約40mであった本作は、最終的には、6章構成の全長70mにもなる前代未聞の大作とななります。
西田が世界自然遺産として知られる屋久島に魅了されたのは、その豊かな原生林に象徴されるように、森林が人間にとってかけがえのない存在で、その貴重な自然、そしてそこに棲む生命の営みに、画家が強く共感したからです。その稀有な自然を見つめることで「人間と自然の共生」「生命の循環」をテーマにした壮大な物語を紡ぎだしました。
本展では、その後も新たなインスピレーションを交えて、ライフワークとして取り組む本作をさらに進化したかたちで一挙公開いたします。
(チラシ裏面の文)
松坂屋美術館は松坂屋名古屋店 南館7階にあります。
入館料は一般800円でしたが、ここに来る前、
名古屋駅の金券ショップのぞいたら、
招待券が500円で出てたのでゲット!
展示室内は撮影禁止
まずは第1会場へ。屋久島に滞在して描いた
《不死鳥》
高さも結構ある(205.0cm)けど、とにかく長い!!
展示されている壁が曲がっていて、絵全体を見渡すことが
できません!
<第一章 生命の根源>
屋久島の原生林に降る雨が川となって流れます
巨大な絵なのに、描写はすごく繊細で、
あちこち描かれた蛙やカニ、蝶やヘビがとてもリアル
そして闇の中を幻想的な不死鳥が飛び立ちます
<第二章 太古からの森>
水鏡のような淵に映る木には猿たちが遊び、鹿もいます
そして森の妖精も!
(図録より)
そしてチラシ表面に使われている
朝の光が森に差し込んでくるシーン!
ここ、すごく感動した!!
絵から神聖な光が降り注いでくるみたい
そして夜、満天の星のきらめきと、
地面にも無数のきらめき。
日曜美術館でこのシーンを描いている様子を
放映してましたが、細かく地面の根や葉を描いた上に
黒い絵の具で塗りつぶしていったりと、まぁなんと
手がかかっているんだ! と。
星も描いてから塗りつぶし、こすって出してましたね。
<第三章 森の慟哭>
斧を手にした不気味な妖怪が描かれています
そして、大勢の人間が木を切ろうと進んでいるところが
鉛筆の輪郭で描かれていました。
この《不死鳥》はまだ制作途中で、この後、
<第四章 彷徨う精霊たち>
<第五章 森の再生・命のバトンタッチ>
<最終章 森と人のユートピア> の全6章で構成され、
完成すれば全長90mとなるそう。(図録より)
本展では第三章の一部まで、48mが展示されています。
屋久島の森で描いたスケッチも展示されていました
まぁよくここまで描き込んだもんだ‥‥と。
紙の折り目も気にせずに描いているところに、
現場感?みたいな迫力を感じてしまった。
第2会場では、若い頃の作品も展示されていました
1981年に制作された《宙》
「府中の大國魂神社参道の雷に打たれた大欅。時間だけは豊富にあった20代。
息苦しくなるほどの執拗な描写が自分の未熟な技量を補うものだと信じて描いていた。」(絵に添えられたコメント)
屋久島の巨樹に通じるような巨木の絵
インドの女性の強いまなざしが印象的な
《水汲みのマヤ》1999年
夜に白く輝く端正なタージ・マハルの絵、素敵!
《星夜燦々》2001年
「2頭の聖牛を師の奥村土牛先生と塩出英雄先生に見立てた。
高潔で温厚だったお二人の人柄を偲ばせる安寧の地に座り込む仔牛は、私自身を象徴する。」という、
《聖宿》2004年
夜の桜が窓に広がる室内の男とボルゾイ犬の絵
《月窓》2014年
ちょっと冷たい(端正とも言う)装飾的な美しさ‥‥私好きだなぁ!
図録購入 880円
この展覧会、松坂屋美術館で3月3日(日)まで開催された後、
茨城県天心記念五浦美術館で、
2024年4月20日(土)~6月23日(日) に巡回します。
全て完成した《不死鳥》は、いつ見られるかな?
楽しみです。
松坂屋美術館: https://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/museum/
西田俊英公式HP: http://nishida-shunei.com/
Eテレ日曜美術館「“描く”という祈り 日本画家・西田俊英」
3月3日(日)午後8:00~8:45 に再放送されます。
----
展覧会鑑賞後、松坂屋美術館の1階上にある
ハーブスでランチいただきました。
ここのランチ、お値打ちだって聞いてたんですけど、
いつも時間に間に合わないんですよね(AM11:00~PM3:00)
今回初めて間に合いました。(かなり待ったけど)
まずはサラダ
そしてパスタ ベーコンとほうれん草のパスタを選びました。
本日のハーフサイズケーキ ティラミスを選びました
ドリンクはレモンティーを。
ここのケーキ、ケーキ好きで大食いな私でも、
ハーフサイズで十分ですよね!
これで2,100円 満足ですー(^^)
ウインドウのディスプレイとガラスの映り込みが面白いなー
もう桜が咲いてる!
「オオカンザクラ」だそう
ナディアパーク(国際デザインセンター)のアトリウムでは、
大同大学 情報デザイン学科 3Dデザイン分野の
卒業制作展が開催されていました。
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