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愛知県美術館「コレクションズ・ラリー」周辺 [美術]

1月21日(日)、愛知県美術館で
「コレクションズ・ラリー」展を見て、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2024-02-12

大嶽恵子《情報の石》1984年 が展示されている
ラウンジに戻って、
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コレクション展(2023年度第4期)へ。

前室1 木村定三コレクション 修復報告 環頭大刀柄頭
調査によって、6世紀前半の朝鮮の制作品であることが明らかになった《単龍環頭大刀柄頭》の保存処理後はじめての公開です。追加調査による新知見と共に展示します。

「コレクションズ・ラリー」第4章でも思ったけど、
木村定三コレクション、すごいの持ってますよね。

まー、レポートとか、私が見ても
難しくてよくわからなかったけど(^^;>


展示室4・5 女性のアーティストのコレクション
令和5年度新収蔵作品を含む、若手から中堅の女性アーティストのコレクションのみで構成します。

「コレクションズ・ラリー」第2章と通じるような展示

松川朋奈
左より、
《I remember only that you were wearing a blue shirt that day》2023年
《Time passes even if I'm not here》2023年
《I decide for myself 2》2023年
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油絵なんだ! 写実さにも驚くけど、
濃密でねっとりした描写に
なんかドラマのようなものを想像してしまう‥‥


あ、平面作品だけど、この赤い糸は!
塩田千春《Endless Line》2017年
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国際的に活躍する塩田千春
「あいち2020」で、尾西の旧織物工場に赤い糸を張り巡らした
壮大なインスタレーションは迫力でした!
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-10-11


左より
大和美緒《under my skin》2021年 (2点とも)
蜷川実花《花瞬く光》 (2点とも)
塩田千春《Endless Line》2017年
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展示室の一角に青いダンボール箱が積まれています。
ダンボールには世界地図が印刷されています。
林 玲翔さんのインスタレーション《world》2023年
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平面の世界地図はよく見るけど、
球体の地球を平面に変換させているわけで、
北極や南極に近づくほど面積が大きく表示されてしまいます。

そして、日本人は日本が真ん中にある
世界地図を見慣れているけど、
欧米では大西洋が真ん中にある地図が普通なので、
日本を「極東」って呼ぶのが理解できます。
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丸い地球が平面の地図になり、
ダンボール箱に印刷されて四角になり、
積み上げられたり、台車で運ばれたりしています。
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左 山崎雅未《Buildings》2023年
街の明かりがキラキラしているようで素敵。
右 田島美加《Art d'Ameublement (Asilo de la Paz)》2023年
アクリル板の内側に色が付けられているので
表面がツルツルした質感になっています。
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このコーナーの作品、ほとんどが
(13作家24作品のうち、9作家14作品)
令和5年度新収蔵作品 牧廣美氏寄贈!


奥のコーナーに行くと、おぉ! なんか面白い!!

天井から吊り下げられているのは、
西條茜《甘い共鳴》2021年
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人がぶら下がっているようにも見える
突起には穴が開いていて、
中の空洞はつながっているので、
(陶の作品は焼成のために空洞でなければならない)
それぞれの穴へ息を吹き込み、音を出す
パフォーマンスも行なわれたそう。
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布に刺繍の作品は
竹村京《The books in K.T.’s bookshelf and foreign book》2019年
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祖父の本棚とドイツで見た本棚を組み合わせたベースに、
薄い布を被せて、本の刺繍を施しています。


展示室5へ進むと、

エミコ・サワラギ゠ギルバート《ニア・ベイⅠ-Ⅳ》2003年
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2020年度第3期コレクション展 でも展示されていました
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2020-11-24

鉛筆の線で塗りつぶされたようになった画面には、
アメリカの地図――ネイティブアメリカンの部族名が書かれている
が書かれているのがわかります。
「ニア・ベイ」はアメリカ合衆国本土の最西北端にある場所で、
先住民の居住地であるそう。
そこのレストランのテーブルに置かれていたマットに、
闇と明かりをドローイングしているとのこと。
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三瓶玲奈
左《色をほどく》2022年 右《色を見る》2022年
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花や果物? の色や形が解体されて再構築されたような
型板ガラスを通して見たような、キラキラしたところが素敵。


天井からぶら下がったスクリーンのような作品
古川あいか
左《失った色-2》2021年 右《構成-30.8》2018年
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透過するキャンバスを用いているので、
壁に影が映るのも面白い。
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川内理香子
3点のドローイングと、油彩作品《Cook》2022年
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分厚く塗られた絵具はひっかかれたり、
「BREAKFAST」とか「DINNER}と書かれたりしています。
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「食」をテーマに制作しているそうだけど、
楽しい食ではなくて、動物などの外部のものを
人間の内部に取り込まないと生きていけないという
違和感や不快感を表現しているのだとか。


展示室5 の奥は、
前回の「安井仲治」展のコレクション展の時と同様に
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2023-11-18

愛知県美術館が誇る名品の来歴が紹介されていました。

ジョアン・ミロ《絵画》1925年
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制作から10年以上過ぎた1936年(あるいは1938年)に、
スウェーデンのヨースタ・オルソンに購入された。
彼は、1908年ロンドン・オリンピックの金メダリストで、
1909-18年のあいだ理学療法士としてパリに滞在した際に同地の美術に接し、1918年にフランス美術を扱う画廊をストックホルムに開設しました。その後、本作は1939年にスウェーデンの画家ラグナル・サンドベリによって購入され、1948年に同じくスウェーデンの建築家スヴェン・バックストロムに引き継がれました。(キャプションの解説より)


ポール・デルヴォー《こだま(あるいは「街路の神秘」)》1943年
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エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー《日の当たる庭》1935年
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 ドイツ表現主義を代表する画家として活躍したキルヒナーは、第一次大戦への従軍中に精神を病み、1917年にスイスに移住しました。以降、同時代の美術動向からは距離を取って、独特の色彩感覚でスイスの雄大な自然や身の回りの風景を描いていきました。本作に描かれたのは、1935年にバーゼルに滞在した際に、宿泊したホテルの窓から見た中庭の風景です。(後略 キャプションの解説より)

 本作は制作からまもなく、カルロ・ボスハルトという人物によって購入されています。彼はおそらく、キルヒナーの友人で文学者のヤコブ・ボスハルト(1862-1924)の息子であると考えられます。(後略 キャプションの解説より)
第一次大戦後の数少ない支援者だったと。


ニコラ・ド・スタール《コンポジション》1948年
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 ロシアに生まれ、フランスで活動したド・スタールは、第二次大戦後のアンフォルメルをはじめとするパリの抽象絵画の展開のなかに位置づけられる画家です。1950年代前半に制作された、パレットナイフを用いた色鮮やかで抽象的な風景画が良く知られますが、本作はそうした作品が制作され始める直前の作品です。(後略 キャプションの解説より)

 1946年にパリの画商ルイ・カレに見いだされたことによって、それまで不遇の時代にあったド・スタールは高い評価を得ました。またニューヨークの市場に通じていた画商テオドール・シェンプによって、彼の作品はアメリカへと渡っていきました。本作は、ピッツバーグの実業家で大コレクターだったジョージ・デイヴィッド・トンプソン(1899-1965)の旧蔵品です。1959年に彼は600点以上のモダンアートの収集品を、ピッツバーグのカーネギー美術館へ寄贈しようと計画しました。しかし同館はこれを拒否し、現在彼の収集品はアメリカ各地のほか、スイス、ドイツの美術館、そして当館に所蔵されています。(キャプションの説明)

‥‥うーん、せっかくのコレクションが散逸してしまった~~
まぁ、おかげでここで見られるんですけど。


今回の展示はここで終わり。入口に戻って出ました。


この日は「コレクションズ・ラリー」のトークを聞くために、
私にしては朝早く家を出たので、お腹が空いて
10階のウルフギャング・パックでパスタランチをいただきました。
サラダが付きます
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今週のパスタ
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セットのドリンク(コーヒーを選びました)はおかわりできるので、
スイーツのフランボワーズソルベを追加注文♡
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合計1,850円(税込)でした。


美術館のハシゴしようかなーとも思ったけど、
お腹いっぱいになったし、あまり動きたくなくて、
8階で、名古屋学芸大学の卒業制作展やってたので、
無料だし、ちょっと見て行こうかなって。

デザイン学科 と 映像メディア学科 がありましたが、
デザイン学科の卒展へ入場
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今はデジタル技術もあって完成度高いですね!!
面白かったです。
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石について研究してたり、
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家紋についての考察
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ぬいぐるみの形や素材を変えて試作
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八角形のタイポグラフィ
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レトロなもの(ルーズソックスとか、写るんですとか、
ラジカセとか‥‥)について
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白アリにとっては「ふつうの家」のご飯は、
「たてもの」が「たべもの」
いろんな生き物にとっての「ふつうの家」とは?
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‥‥他にも面白かったり感心したりする作品がたくさん
ありましたが、最終日で鑑賞者が多くいたりして
写真が撮れませんでした。


帰りは、地下鉄桜通線「久屋大通」駅へ。
セントラルギャラリーでは
(社)日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)愛知の
‘YELL’ポスターが展示されていました。
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愛知県美術館: https://www-art.aac.pref.aichi.jp/

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愛知県美術館「コレクションズ・ラリー」 [美術]

1月21日(日)、愛知県美術館へ行きました。
「コレクションズ・ラリー」展 が開催されています。
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愛知県陶磁美術館のコレクションと
愛知県美術館のコレクションの中から、
両館の学芸員4人が
それぞれ独自の視点でテーマを立てて紹介する展覧会

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愛知県陶磁美術館が休館中(2025年4月に再開予定)だからこそ実現したこの企画

両館の「コレクションを合わせると、その数は17,000件以上

同じ愛知県立の美術館同士ですが、意外にもこのように大きな規模での共同企画を行うのは初めてのこと
(チラシ裏面の文より)

なんだそう。でもまぁ、チラシも含めて、
(表面は今時珍しい2色刷り!)
なんかジミな展覧会だな‥‥って気も(^^;

1月16日(火)に始まった展覧会(~4月14日(日)まで)
わりと早いこの日に行ったのは、
この日の11:00-12:00 にトークラリー(学芸員による展示説明会)が
あったから。

11時に愛知県美術館へ行こうと、私にしては早い9時半頃に
家を出ました。愛知県美術館には11時10分前くらいに到着。

愛知県美術館と陶磁美術館の学芸員さんが1人ずついらして、
トークラリー参加者と共に展示会場へ。

私、最近かなり耳が遠くなってきたので、
学芸員さんのお名前とか聴き逃していることも多いし、
以下、聞き違いや記憶違いもあるかもしれません。
(それに半月以上前のことだしー)

会場の入口には一対の狛犬が置かれています。

瀬戸窯《御深井釉狛犬》江戸時代(18-19世紀)
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これ、向かって右の口を開けている方は獅子で、

左の口を閉じている方は角があって、こちらが狛犬
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なんですが、2つを合わせて狛犬と呼んでいるとのこと。

狛犬は、その背後にあるものを守るってことから、
今回の展覧会の入口や、各章の入口に置いたそう。
狛犬っていうと、神社の境内の石製のものを思い浮かべますが、
愛知県陶磁美術館にはたくさんの陶製狛犬が
コレクションされているんですね。

私が2020年11月に愛知県陶磁美術館に行った時には、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2020-12-09
西館に陶製の狛犬がたくさん展示されていました。
(今は移動したみたいですが)
陶製の狛犬は神社へ奉納するために作られた
小ぶりなものが多いとのこと。

トークラリー参加者の方からシーサーとの違いを質問されて、
沖縄のシーサーは獅子で中国から伝来したもの

狛犬は「こま=高麗」ということから、中国から朝鮮に伝わって
伝来したために「こまいぬ」と呼ばれるようになったのではないかと。
角があることから、一角獣も入っているかもしれないと。

展示室3は、イントロダクションとして、この狛犬の他、
展覧会の4章から各1点ずつが展示されていました。

縄文土器《深鉢》縄文時代中期(紀元前3000~2000年頃)
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久野真《鋼鉄による作品 #272》1975年
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次の展示室2 へ、狛犬の間を通って入ると、
第1章 JOMON
日本のやきもの史上、最古にして最大の人気を誇る縄文土器。その造形のどんなところに人々は惹きつけられるのか、土、形、紋様などの視点からその魅力を探りつつ、共鳴する作品とともに楽しみます。

ってことで、愛知県陶磁美術館所蔵の縄文土器が展示されています

縄文土器《深鉢》縄文時代中期(紀元前3000~2000年頃)
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縄文土器《双耳深鉢》縄文時代中期(紀元前3000~2000年頃)
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縄文土器《円筒深鉢》縄文時代前期~中期(紀元前3000年頃)
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岡本太郎が縄文土器の美しさを絶賛して、
それまで歴史的資料として見られていた縄文土器が、
美術的に見られるようになったわけですが、
これらの縄文土器、日常使いにもしていたようで、
なぜこんな魅力的な装飾がついているのか、
いまだによくわかっていないとか、

縄文土器にもこんな鮮やかな色がついたものもあります と
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左《注口土器》縄文時代晩期(紀元前1000年~紀元前500年)
右《朱彩浅鉢》縄文時代晩期(紀元前1000年~紀元前500年)


縄文土器とこんな絵が並んでいるのがいい!!
アメデオ・モディリアーニ《カリアティード》1911-13年
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《土偶》縄文時代晩期(紀元前1000~紀元前500年)
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土偶はあまり見つからないので、とても貴重だとか。

ほとんどがどこか壊れていたり、ばらばらに破壊されていたりで、
たとえば体の悪いところを撫でて穢れを移すような儀式に
使われたのかも と。
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撮影可・不可、SNS投稿可・不可がそれぞれの作品毎に表示してあり、
展示室の真ん中にあった巨大な作品
岩村遠《Neo Jomon:Haniwa -Majin-》2020年
すごく良かったけど、撮影不可で残念。

撮影可でもSNS不可の作品は、
間違ってアップしてしまうといけないので撮影しませんでした。

淺井裕介《その島にはまだ言葉がありませんでした》2019-2020年
土で描かれた巨大な絵。縄文土器と並んでいてとても良かった。
(チラシ裏面にも縄文土器と並んでいます)


振り返っているような姿がユニークな狛犬
瀬戸窯《御深井釉鉄釉狛⽝【愛知県指定⽂化財】》1749年
もしかしたら、左右逆かもしれない。かなり自由に作っている と。
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の間を通って、

第2章 うーまんめいど
映像作家・出光真子の著書『ホワット・ア・うーまんめいど』に着想を得たこの章では女性作家による作品を特集します。また、近年の両館の新収蔵作品も展示いたします。

この章を担当した愛知県美術館の学芸員さんが解説してくれました

2つのモニタに映し出されている映像は、
出光真子《アニムス Part1》と《アニムス Part2》どちらも1982年

出光真子さんは、出光興産の創業者の娘で、
サム・フランシスと結婚していたこともある映像作家
主婦の日常を写した映像に、彼女の内面を表す(?)男性人物が
重なります。

うーーん、チラッとしか見てない(音声も聞いてない)けど、
なんか古いバラエティ番組の映像みたいなカンジで‥‥

小形こず恵《染付鉢「酔芙蓉」》2021年
繊細な形とブルーとピンクの色づかいが素敵
キャプションに付けられたキャッチフレーズ(?)がいい
うつわにうつる花びらの色
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あっ、昨年秋に岐阜県現代陶芸美術館で大規模な個展を見た
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2023-10-25
三島喜美代《「Package」》1971/1973年
このピカピカ光る作品、陶でできているんですね。
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この作品面白いなぁ!
高橋皓子《地衣のシリーズ》1979年
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木綿と綿で作られた柔らかな形の中から、
内臓を思わせるような赤い布がはみ出しているのが
ちょっとドキッとします。

高橋皓子《行間》1981年
麻布で作られているんですね
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トークラリーを聞かなかったら、陶器の置物ね、くらいの印象で、
じっくり見ることはなかっただろう作品。
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月谷初子《置物・人形》1915-30年頃
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日本で最初期に洋風彫刻を学んだ月谷初子(1869-1945)
彼女は12歳の時に、工部美術学校でラグーサに学んだ彫刻家・小倉惣次郎に弟子入りしました。やがて初代宮川香山に師事して陶彫に技術を身に付けます。その技術を活かして全国の窯場を渡り歩いた後に、1929年から名古屋の御器所で窯を開きました。
(キャプションの説明より)
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宵越しの金は持たないみたいな奔放な性格で、
波乱万丈の人生を送ったみたい。

へー、こんな女性作家がいたのねと、興味深く聞いていたら、
ここで予定時間(11:00-12:00)となって、トークラリー終了。

トークラリーは、この日の他、2月10日(土)、4月6日(土)の11:00-12:00
3月8日(金)18:30-19:30にも行われます。


この幻想的で鮮やかな色使い、面白いなーってキャプション見たら、
作家名に「ノロ燐」と
左《胎芽その刻印》1964年 右《胎芽とその兇星の寓話》1966年
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ノロ燐《胎芽供養堂》1964年
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あー! これ、2016年の岐阜県美術館「第8回円空大賞展」
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2016-02-15
円空賞を受賞されていて、
60年代アングラっぽい雰囲気が強烈な印象だった方!! って。
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愛知県美術館に収蔵されたんですね!(令和4年新収蔵作品)


そしてこちらも強烈なインパクト!!
前本彰子《Silent Explosion──夜走る異国の径》1988年
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面白い形!!
横田典子《ツチ・ビト−輪−》2021年
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名和聡子《BOY》2009年
巨大な顔写真かと見たら、アクリル絵具で描かれた作品!
そして、この顔は作者自身の顔を男子に変えて描いたんだそう。
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第3章 ハードロック/ヘヴィメタル 
硬い岩と重金属をあえて直訳したこの章では、文字通りゴツゴツした物質感や、重さや硬さなどを想像させる作品が並びます。

狛犬の間を通って長く伸びる作品
(キャプションを確認してこなくて、出品リスト見てもどれだか??(^^;;
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杉浦康益《陶による岩の群》1991年
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これ、石ではなく陶でできているんです。
同じ形が並ぶ違和感
愛知県陶磁美術館や岐阜県美術館の庭にも、
杉浦康益の《陶による岩の群》がありますね。
(岐阜県美術館は《陶による石の群》って作品名でした)

久野真《鋼鉄による作品》1982年
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中村錦平《華麗ニシテ虚言》1991年
このゴテゴテ感、面白~い!
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第4章 祈り
展覧会を締めくくるこの章では、仏教美術や墓の副葬品などを通して、作品に込められた祈りや死後の世界に対する人々の想いについて考えてみます。

瀬戸・美濃窯《鉄釉狛犬【愛知県指定文化財】》江戸時代(18-19世紀)
の間を通って第4章へ
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中国《如来三尊仏龕》北魏時代(6世紀)
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これ、愛知県美術館木村定三コレクションなんですが、
知識がない私が見ても、なんかスゴイ‥‥って
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第4章で展示されているものの半分くらいが
愛知県美術館の木村定三コレクション!
あらためて、すごいの持ってたんだなって。

こちらも木村定三コレクション
朝鮮《童女立像》朝鮮時代(15-19世紀)
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死者を供養するために作られた、
ハスの花を持つ童女像
穏やかな表情に癒されます

《獅子・狛犬像》室町-桃山時代(16世紀)
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こちらも木村定三コレクション。木造
トークラリーを聞いたおかげで、
左が角がある狛犬で、右が獅子だとわかる!

《神将形立像》平安時代(12世紀) 木村定三コレクション
十二神将の中の一体。
十二神将は、古代インド神話に登場する神々を仏教に取り入れた仏「天」に属し、
薬師如来に仕えていて、甲冑を身にまとい、悪鬼を踏みつけています。
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《菩薩立像》飛鳥時代(7世紀) 木村定三コレクション
小さくてかわいらしい仏様、だけど
国内でも古い飛鳥時代の仏像」(キャプションより)
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左 《須恵器 双耳壺》奈良時代(8世紀)
右 猿投窯《灰釉短頸壺【愛知県指定文化財】》平安時代前期(9世紀)
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どちらも愛知県陶磁美術館所蔵の古い壺
骨壺に使われたのかもしれないと。

《須恵器 突帯刻文壺》平安時代後期(11世紀)
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《鬼瓦》統⼀新羅時代(7〜10世紀)
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猿投窯《灰釉多口瓶【重要文化財】》平安時代初期(8世紀末)
中心の口を囲むように、四つの口が肩につけられた奇妙な形の壺。
仏教に関連する祭祀道具だと考えられる。定かではないが、
五つの口に花を生けて供えたのかも と。
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SNS不可で残念だけど、
熊谷守一《観世音菩薩》1940年 木村定三コレクション
は、思わず笑っちゃう程いい!!(チラシ裏面右下)

珠洲窯《五輪塔》鎌倉時代(13世紀)
能登半島地震で大きな被害があった珠洲には、
12~15世紀に珠洲窯があったんですね。
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スマホでQRコードを読み取り、五輪塔の構造がわかるCGが見られました

湖西窯《五輪塔形経筒外容器【重要文化財】》平安時代末期(久安2年:1146)
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会場出口にも狛犬が置かれています。
瀬戸・美濃窯《御深井釉狛犬【愛知県指定文化財】》江戸時代(18-19世紀)
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あ、会場の入口前にあったこちらの作品
石ころが積み上げられている のではなくて、
チラシが固められてできているんです!
大嶽恵子《情報の石》1984年
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コレクションズ・ラリー展、4つの章それぞれ違う味わいで、
面白かったです。私は縄文土器の第1章も良かったけど、
第2章 うーまんめいど の作品が新鮮でインパクトあって
面白かったなぁ!!

この展覧会、観覧料がなんと一般500円という安さ!!
(高校・大学生300円 中学生以下無料)
これでコレクション展も見られるんですよ!
とてもお値打ちです。

コレクション展のことは次の記事で書きます。

愛知県美術館: https://www-art.aac.pref.aichi.jp/

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岐阜県現代陶芸美術館「ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展」 [美術]

1月14日(日)岐阜県現代陶芸美術館へ行き、
「フィンランド・グラスアート
 輝きと彩りのモダンデザイン」展を見たことは前記事
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2024-01-28

岐阜県現代陶芸美術館のギャラリーⅡでは
「ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展」が開催されています。
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チラシは「フィンランド・グラスアート」展と一緒で
作られていて、ピンクと

グリーンがあります(絵や文は同じ)
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裏(中面)も背景の色以外は同じ内容
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 ジャムやパンケーキ、りんごやコーヒー…ムーミンの物語には様々な食べものが登場します。そこには食を介して自然や仲間とつながる、ムーミンたちの姿が描かれています。
 本展では、ムーミンの物語に登場する食に焦点をあて、ことばや挿絵、その他の特別展示品を通じてコンヴィヴィアル(convivial)な感じのありかを探ります。コンヴィヴィアルとは、「共生」や「ごちそう」、「パーティーなどの楽しく心地よい雰囲気」を意味する語です。ムーミン谷の仲間たちが食を通して集い、くつろぐ姿は、コンヴィヴィアルな感覚にあふれています。
(チラシ裏(中面)の文より)
 
フィンランドと言えば、ムーミン!
愛知県美術館で見た「フィンランド・デザイン展」でも
ムーミンの原画や絵本はもちろん、モチーフにした
布やカップなども展示されていました。

岐阜県現代陶芸美術館のロビーにも、
ムーミンのキャラクターを使ったカップがズラリ!
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ムーミンの椅子たち、かわいい!! (座れません)
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会場内は撮影禁止でした

ムーミン美術館(フィンランドにあるんですね)所蔵の
原画や複製画、ムーミンの物語からの文が、
迷路のようになった壁に展示されていました。
ムーミンの絵本の中に迷い込んだみたいな感じ。


階段を上がった展示室B-D室は、
コレクション展「森と湖の国・フィンランドの陶芸」

B室はルート・ブリュックの作品が展示されていました。


最後のD室のみ撮影可

フィンランドデザインの代表ともいえるモダンでシンプルな器
カイ・フランク/アラビア《キルタ》1953-1975年
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ビルガー・カイビアイネン/アラビア《パラティッシ》1969-74年
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「バラティッシ」とは「楽園」の意味だそう。
自然をモチーフにした華やかな装飾、いいな!


ビルガー・カイビアイネン/アラビア
《フローレンス(脚付プレート)》1982-1995年
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カイピアイネンの制作をもとにアラビアで量産されたもの」(キャプションの説明より)
カイピアイネンは2018-19年にここで開催された
「フィンランド陶芸」展
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-01-24
時計のモチーフや、ビーズの装飾など、
とてもいいなって見た作家です


カリーナ・アホ/アラビア《パラペリ》1964-1974年
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ウラ・プロコペ/アラビア《ルスカ》1961-1999年
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《ルスカ》はおよそ40年間にわたり製造され、アラビアで最も成功したシリーズの一つとして名高い。日本の民芸に通じる色合いとフォルムによる、オーブン用のストーンウェアである。(キャプションの説明より)

階段を降りた休憩室(?)
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陶でできた‥‥私最初に見た時、陶のオブジェかと思ったんですが、
座ってもいい陶製ベンチなんです!
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国際陶磁器フェスティバル美濃の
第5回陶磁器デザイン部門 銅賞受賞作品
中島克子《陶製ベンチ》1998年

ショップで「フィンランド・グラスアート」展の図録と、
スナフキンのブックマーク買いました。
1,100円(税込)
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やっぱりムーミンの登場人物ではスナフキンが好きだなぁ!
ムーミンのマグカップにもかなり心惹かれたんですけどね。

岐阜県現代陶芸美術館は、セラミックパークMINOの中にあるんですが、
美術館を出たところにあるセラミックパークMINOのショップで、
開催されていた「冬のおくりもの五人展」
会期: 2023年12月8日(金)~2024年3月3日(日)
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間宮香織さんのガラスの天使がとても素敵で連れ帰りました。
6,050円(税込)
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建物を出ると、絵に描いたような夕焼けが
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岐阜県現代陶芸美術館: https://www.cpm-gifu.jp/museum/
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岐阜県現代陶芸美術館「フィンランド・グラスアート」展 [美術]

1月14日(日)岐阜県現代陶芸美術館へ行きました。
「フィンランド・グラスアート
 輝きと彩りのモダンデザイン」展をやっています。
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「フィンランド・グラスアート」展のチラシは、同時開催の
「ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展」とで1枚になっており、
2種類作られています。
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透明なガラスを表面にしたものは「ムーミンの‥」がピンク

色のついたガラスをメインにしたものは「ムーミン‥」がグリーン
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裏(中面)は左側の作品がちょっと入れ替わっています
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 北欧フィンランドの家具やテーブルウェアは、洗練された美しさと考え抜かれた機能性によって国外でも広く愛され、日本でも近年人気が高まり続けています。フィンランド工芸の発展は、1917年にロシアから独立した後に始まり、現代的な優れたデザインが次々と生み出されてきました。(チラシ裏(中?)面の文)

フィンランドのデザインはとても洗練されてて素敵!
ブログに感想が書けてないですが、
2017年に愛知県美術館で開催された
「フィンランド・デザイン展」

ここ、岐阜県現代陶芸美術館でも
「フィンランド陶芸」展 や、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-01-24

同時に開催されていた「マリメッコ・スピリッツ」展
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-01-26

「ルート・ブリュック」展
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2020-06-15

など、フィンランドのデザインをとりあげた展覧会を
見に行っています。で、今回はグラスアート!

私はどちらかと言うと陶芸よりガラスが好きだし、
昨年7月9日に放送された日曜美術館アートシーンで、
東京都庭園美術館で開催されていたこの展覧会の紹介を見て、
岐阜県現代陶芸美術館に巡回してくる! って
楽しみにしていました。

受付に岐阜県美術館の後援会員証を提示して入場します。

岐阜県現代陶芸美術館は、岐阜県美術館の後援会会員証で
無料で観覧できるんです(展覧会毎1回)
年会費3,000円はなんておトクなんでしょう!!

岐阜県現代陶芸美術館友の会の会員証で岐阜県美術館の
展覧会を見ることもできます。

なんと、フィンランド・グラスアート展は撮影可!!
 以下《作品名》デザイン・制作年 と表記(出品リストより) 

第1章 フィンランド・グラスアートの台頭

まずは、フィンランド・デザインの巨匠
アルヴァ・アアルト(1898-1976)と、
アイノ・アアルト(1894-1949)

アルヴァとアイノ・アアルトは、フィンランド・デザイン界でモダニズムを推し進めた最も著名な建築家およびデザイナーである。(図録より)

建築から家具、日用品のデザインまで、
多岐にわたって活躍したアルヴァ・アアルトの
ガラス作品のアイコンとも言うべき花器
《サヴォイ》1937年
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1936年のカルフラ=イッタラ・ガラス製作所のコンペで大賞を受賞し、翌年のパリ万国博覧会に出品された。同年ヘルシンキの中心街にオープンした高級レストラン「サヴォイ」に飾られたため、この名が付いた。(キャプションの説明より)
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背の高い《フィンランディア》1937年
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1937年にデザインされた作品なのに、今なおモダン!

木の吹き型が展示されていました
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経済的考慮から使われた木の吹き型
《アアルト・ヴェース》シリーズに金属型が使用され始めたのは1980年代に入ってからである。ただし木型で吹かれたガラスは、表面に木ならではの風合いが生じるため、味わい深い表情が得られる。(図録より)

チラシ表面にも使われていた
アルヴァ&アイノ・アアルト《アアルト・フラワー》1939年
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ガラスの重なりとグラデーションがきれい!


グンネル・ニューマン(1909-1948)

《魚》1937年
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ミニマルなガラス器の底に魚が描かれ(カットされ)ています。

《カラー》1946年
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植物・カラーの優美な姿が、ミニマムなラインで端正に表現されている。

ガラスの透明性・透過性を生かしたミニマムな形が素敵!!
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《ストリーマー》1947年
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静謐な雰囲気のなかに詩情が感じられます


第2章 黄金期の巨匠たち

カイ・フランク(1911-1989)

シンプルで機能的、実用的なイッタラのテーブルウェアの
デザインで有名なカイ・フランク
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《プリズム》1953-56年
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複雑な色合いは「ガラスの表面に別の色ガラスの層を薄く重ねたり、コーティングさせるフラッシュ技法と、別の色ガラスの層を厚く被せる被せガラスとの双方の手法を駆使して制作された

《ヤマシギ》1953年
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《アートグラス、ユニークピース》
左2つが1972年 中1972年 右1970年代前半
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ヴェネチアの伝統技法・レースグラス「1950年代からこの希望に興味を持ったフランクは、イタリア人職人の手も借りて、1960年代初頭にこれを再興した。

「アートグラス」とは、芸術的志向が高い作品で、
カイ・フランクはデザイナーのサインを刻むことを主張した。
「ユニークピース」とは、デザイナーが制作現場に立ち会って作られた
独自性の高いアートグラスのことだそう。

《アートグラス、ユニークピース》1968年
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《アートグラス、ユニークピース》1970年代前半
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チラシにも使われていますが、透明なガラス作品が多い中、
このカラフルさ、目立ちます。なんか楽しい!

《アートグラス、ユニークピース》1970年代
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色ガラスならではのとろっとした質感がいいな。

左《サルガッソ海》1970年代
右《アートグラス、ユニークピース》1975年頃
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こんなガラスの「遥か遠い海域の光の移ろいを想起させる
素材感も素敵だなぁ!


タビオ・ヴィルッカラ(1915-1985)

フィンランド・デザインは自然との結びつきが強いが、ヴィルッカラほどその幸せなハーモニーが顕著にみられるデザイナーはいないだろう

《杏茸》1946年
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《バーダルの氷》1960年
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《氷上の釣り穴 1970/1975》1975年バージョン
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1970年に70歳を迎えるウルホ・ケッコネン大統領への
誕生日プレゼントに、釣りをたしなむ大統領へ
氷上の釣り穴を模したデザイン。


ガラス作品は映り込みで美しく撮るのは難しいけど、
見る角度で印象が違うのも魅力!
《氷山》1950年
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《スパイラル》1948年
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《東京》1954年
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《東京》というタイトルから、日本と何らかの繋がりを暗示させるが、今のところ関係性が判明していない。中央に内包した気泡は、ガラスが熱いうちに、濡れた木の棒を差した際に水蒸気が吹いた自然の形である。
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左《アートグラス》1968年
中《ユリアナ》1972年
右《アメリカン・ヴァーズ/ブレジネフ・カップ(1972年バージョン)》1972年
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ティモ・サルパネヴァ(1926-2006)
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《蘭》1953年
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ガラスなのに、とろんと柔らかなフォルムが素敵。

《アートグラス》1954年
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左《夢へのゲートウェイ》1981年
中《アーキペラゴ》1979年
右《アーキペラゴ》1978年(ガラスの映り込みで形がわかりにくいですが)
とても透明性の高いガラスを使用しているんだなって。
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左の《夢へのゲートウェイ》1981年 なんて、
透明すぎて中の気泡が空中に浮いているようにも見える
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オイヴァ・トイッカ(1931-2019)
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これまでシャープな美しさのガラス作品が多かったので、
トイッカのユニークな色と形のガラス作品、
見てて楽しい!
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《シエッポ》1971年
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シエッポとはヒタキのことだそう。
現在に至るまでに1000種類を超えて続く〈バード・パイ・トイッカ〉シリーズの始まり」 「《シエッポ》は1971年から78年まで連続生産され、1995年から96年にかけて色違いが再生産された

キューブ形のユニークな作品も!
左《8人の花嫁、ユニークピース》1986年
右《湖の宮殿、ユニークピース》1969年
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左の《8人の花嫁、ユニークピース》
なんか物語が出来そう。見てて面白い!
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左《問題の森》1990年
右《錆の時、ユニークピース》1980年代末-90年代初頭
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ゴシックロマン(?)みたいな(スミマセン意味よくわかってないけど)
重厚でなんか物語を感じさせるような作品で迫力。

《知恵の樹、ユニークピース》2008年
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うわぁーーー。なんかすごく自由で迫力だー!!!


第3章 フィンランド・グラスアートの今

マルック・サロ(1954- )

ガラス作品というより、ガラスも用いた
アート作品ってカンジ
ユーモラスで楽しい!

左《アイスタワー、ユニークピース》1988年
中《サンバ、ユニークピース》1987年
右《水門》1989年
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左《アンフォラ、ユニークピース》1989年
右《アンフォラ、ユニークピース》1990年
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《缶詰のフラワーパワー》2009年
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左《アートグラス、ユニークピース》2017年
中《アートグラス、ユニークピース》2014年
右《歓声と囁き、ユニークピース》1998年
皿のざらざらした質感と滑らかな脚部との対比が面白い
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様々な色や質感のガラスで制作されたマルック・サロの作品
でも皆どことなくユーモラスな雰囲気。
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最後の部屋の前のコーナーに「フィンランドのピクニック」
として、ディスプレイされていました。
オイヴァ・トイッカのバードたちも置かれています。
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ヨーナス・ラークソ(1980- )

《リコリスみたい》2012年、2013年
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展覧会で発表された時、8歳だったラークソの息子が
「リコリスみたい」って言ったそう(^▽^)
リコリスは、北欧の暮らしになじみ深い、ハーブ系の黒いチューイング菓子

左《はちみつ》2014年
右《ココナッツ》2016年
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ラークソの作品はタイトルも面白いですね。
《はちみつ》は黒いボディにバットゥート技法(同一方向に無数の彫りを刻む手法)に
インスピレーションを得て作られた、はちみつのような色合いのガラスが魅力。
《ココナッツ》のタイトルは今や本人すら思い出せないそう(^▽^)

左《傷痕》2015年
右《ココナッツ》2014年
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《寿司》2015年
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ヨーナス・ラークソの作品は、フィリグリー(レースグラス)や、
バットゥート技法など、ヴェネチアン・テクニックを独自に組み合わせる
などして作られているのがわかります。
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展示室を出たところで、吹きガラスの制作の様子を写した映像が
展示されていました。

長くなってしまったので、
「ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展」については次の記事で

写真たくさん撮らせてもらったけど、やっぱりプロの撮った写真は違う!
図録購入しました。2,700円
表紙(帯)はティモ・サルパネヴァ《カヤック》1954年
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帯をめくると、
オイヴァ・トイッカ《松の樹、ユニークピース》1970年代中頃と
《シエッポ》
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さらにカバーをめくると、
タビオ・ヴィルッカラ《杏茸》が使われています。
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「フィンランド・グラスアート」展は、

富山市ガラス美術館で、2022年11月3日(木・祝)~2023年1月29日(日)
茨城県陶芸美術館で、2023年3月18日(土)~6月11日(日)
東京都庭園美術館で、2023年6月24日(土)~9月3日(日)
山口県立萩美術館・浦上記念館で、2023年9月16日(土)~12月3日(日)
と開催されて、ここ 
岐阜県現代陶芸美術館で、2023年12月16日(土)~2024年3月3日(日)
の後、
兵庫陶芸美術館で、2024年3月16日(土)~5月26日(日)
と巡回します。


岐阜県現代陶芸美術館: https://www.cpm-gifu.jp/museum/
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ヤマザキマザック美術館「杉浦非水の世界」 [美術]

1月7日(日)、ジェイアール名古屋タカシマヤで
「京都 細見美術館の名品」展を見た後、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2024-01-15

ヤマザキマザック美術館へ行きました。
「レトロ・モダン・おしゃれ
 杉浦非水の世界」という展覧会をやっています。
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杉浦非水のデザインは大好きだし、
ヤマザキマザック美術館も私の好きな美術館で
ここの企画展は全て見に行っているんですが、
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杉浦非水の展覧会は2022年1月4日(火)に
三重県立美術館へ見に行ったなーってことと、
会期がわりと長いので、
2023年10月27日(金)~2024年2月25日(日)
のんびりしていたんですね。さすがにもう行かなくては、と。


入館料一般1,300円が、大垣共立銀行の年金サークル
「スマイル倶楽部」の会員証で100円引きの1,200円になりました。
市バス・地下鉄のドニチエコきっぷや一日乗車券や、
名古屋市美術館「ガウディとサグラダ・ファミリア展」のチケットでも
100円引きになります。(併用不可)


4階から見て行きます。無料の音声ガイド借りました。
今回の企画展は撮影不可でした。


最初に展示されていたのはポスター

《貯蓄は根の如く 平和は花の如し》1917年頃
この展覧会、前期2023年10月27日(金)~2024年1月8日(月・祝)と
後期1月10日(水)~2月25日(日)で、展示替えがあり、
見に行ったのは前期だったので、原画の展示でした。
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三重県立美術館で見た「杉浦非水 時代をひらくデザイン」展の図録より

原画の「平和条約成立記念」という文字が線で消してあり、
出来上がったポスターにはありません。

1917年というと、大正6年 第一次世界大戦のさなか。
ロシア革命がおこった年。平和条約とは、
アメリカ合衆国ウィルソン大統領の十四か条の平和原則のこと?
(スミマセン、このあたり全く無知でネットで調べた知識です)

「平和は花の如し」この時代に平和が美しくいいものだって
認識されていたんだなぁって(これから第二次世界大戦もあるのに)
でも花のように儚いものだともとれる。
だから貯蓄をしましょうってメッセージなんだろうけど。

それから有名な三越のポスター(チラシ中面左上)

あれ?展示されていたポスターの女性が手にしているのは
「みつこしタイムス」だけど、三重県立美術館で見たのは
「三越」を持っている!?
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三重県立美術館で見た「杉浦非水 時代をひらくデザイン」展の図録より
《三越呉服店 春の新柄陳列会》1914年

岐阜長良川鵜飼のポスターもあったのは興味深い
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ヤマザキマザック美術館の図録より
(私が見た前期に展示されていたのは上左側)


三越の広報誌「みつこしタイムス」や「三越」がズラリと並びます。
アール・ヌーヴォー風、アール・デコ風、人物から動物、植物、
西洋風から日本風、表表紙と裏表紙がつながったデザインなど様々。
「三越の非水か、非水の三越か」と言われたとか。

興味深かったのが、杉浦非水の作品は故郷にある愛媛県美術館に
充実したコレクションがあって、三重県立美術館で見た展覧会でも
かなりの作品が愛媛県美術館の所蔵作品でした。
今回も愛媛県美術館の所蔵作品が多く出品されていますが、
この三越広報誌、ヤマザキマザック美術館所蔵のものも
多くあったこと。

『子宝』という、三越顧問であった児童文学者、巌谷小波(いわや さざなみ)の
監修のもとに、非水が挿絵と装丁を担当した育児記録書が展示されていましたが、

非水が「此当時としては寝食を忘れるほど没頭して数ヵ月を費やして完成した
出来上がってみると予告定価一冊金五円也は遂に原価に到達してしまった
という育児記録書というよりも贅沢な石版画(リトグラフ)の作品集でした。


そして、島根県出雲市の造り酒屋のお嬢さんが
嫁入りの時に仕立ててもらったという
《白地鈴蘭に鳥模様長襦袢》1913-16年頃(チラシ中面右中段)

非水の『三越』第3巻第8号(1913年8月刊行)の表紙デザインが
使われているとのことだけど、とてもカワイイ!!

ヤマザキマザック美術館のショップで買った
「杉浦非水のデザイン」の表紙にもこの柄が使われています。
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『非水百花譜』が展示されていました。
去年3月、東京国立近代美術館のコレクション展で見て、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2023-04-24
これ木版画なの?! って驚いたんですけど、
三重県立美術館でも見てるはずなんですよね。

今回の展覧会見てきて、三重県立美術館で買った図録あらためて見たら、
ちゃんと載ってるじゃないですか! それも大正版も昭和版も!
大正版は島根県立石見美術館のものが、
昭和版は愛媛県美術館のものが出品されていました。

1920-22(大正9-11)年に1輯5点の花弁図を20輯、計100点を刊行した
『非水百花譜』
非水が原画を描き、当代一流の彫り師と刷り師が木版画にした花の図譜だが、ただの木版画集ではなく、グレー一色で刷った花のシルエット図「投影写生図」と、写真図版(その多くは非水自身が撮影)・部分図等が掲載された植物解説が3枚セットになっており、豪華な植物図鑑にもなっている。
 1923(大正12)年の関東大震災の折に版木が焼失したため、非水の手元にあった原画から再び版木を作り、1929-34(昭和4-9)年に再販した。
(ヤマザキマザック美術館の図録より)
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今回展示されていたのは昭和版(愛媛県美術館所蔵)
これが木版画?! って驚くほど繊細で美しい!
とてもリアルなのに構図とか、デザイン的にもきれい!!

ヤマザキマザック美術館が所蔵する植物文様が施された
ガレなどのガラス器も隣に展示されていて素敵でした。

非水のデザインしたタバコのパッケージや、
図案集、雑誌表紙、書籍装丁、広告等もいろいろ展示されていました。

非水の妻・翠子(すいこ)の歌集の装丁はもちろん、

翠子の実兄で福澤諭吉の娘婿となった実業家・福澤桃介の伝記の装丁や、
福澤が女優川上貞奴と暮らした名古屋の邸宅
「二葉御殿」(現・文化のみち二葉館)の
ステンドグラスの一部は非水のデザインとのこと。

非水は1922-24(大正11-13)年、46歳の時
念願だったヨーロッパ留学を果たします。
(関東大震災のため予定を短縮して帰国)
この間に描かれた《滞欧期スケッチ》や《ヨーロッパ日記》
非水の旅行鞄(鞄というよりもはや家具では?)も展示されていました。
非水は滞欧中に300点ものポスターを収集しているそう。


非水のポスター《三越呉服店新館落成》1914年 に描かれたような
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ジョルジュ・ドゥイエ《レセプション・ドレス》1903年頃 や、


《銀座三越 四月十日開店》1930年 に描かれたような
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ガブリエル・シャネル《ディ・スーツ》1927年頃 も
展示されていて興味深かった。
(どちらも神戸ファッション美術館所蔵)

5階の常設展を見た後(去年7月9日に見た時の記事)
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2023-08-10

ショップで、
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図録500円(ここの図録はリーズナブルで嬉しい)と、
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「杉浦非水のデザイン」3,080円を買いました。
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裏表紙
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非水のこんな図案、とても素敵!
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年賀状のデザインいいな、真似したい!
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三重県立美術館「杉浦非水 時代をひらくデザイン」
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あらためて図録見たら、すごい出品数と充実ぶりに驚いた。
やっぱり、ブログに感想書いておかないと忘れちゃうんだなと反省。
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ブログに感想を書こうとすると、少なくとも図録は
もっと丁寧に読んだはず(^^;
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三重県立美術館の記念撮影スポット
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《東洋随一の地下鉄道 上野浅草間開通》1927年 の
ホームの乗客の中に紛れ込むことができます。
欧州留学中に目にしたアール・デコの幾何学的デザインの
影響がわかります。手前の女性の洋装もモダン。

三重県立美術館、こんなディスプレイもありました。
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ショップで図録と、非水デザインのスカーフエコバッグを購入。
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これ、今でも私のバッグの持ち手につけて使ってます。
外すとエコバッグになるんですよ! オシャレで便利です!!
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「杉浦非水 時代をひらくデザイン」展は、
島根県立石見美術館で2021年7月3日(土)~8月30日(月)
たばこと塩の博物館で2021年9月11日(土)~11月14日(日)
三重県立美術館で2021年11月23日(火・祝)~2022年1月30日(日)
福岡県立美術館で2022年4月15日(金)~6月12日(日)
と、巡回しました。

ヤマザキマザック美術館の展示は巡回ありません。
ヤマザキマザック美術館: https://www.mazak-art.com/
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ジェイアール名古屋タカシマヤ「京都 細見美術館の名品」展 [美術]

なかなかブログが書けません。
2024年初展覧会のことを簡単に書いておこうと思います。

1月7日(日)に、
ジェイアール名古屋タカシマヤ10階特設会場でやっていた
「京都 細見美術館の名品
 琳派、若冲、ときめきの日本美術」展へ行きました。
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(チラシは手に入れられなかったので、ネットから
画像をダウンロードしました)

2023年12月23日(土)から始まったこの展覧会
旧ツイッターXで、混雑してるって流れてきて、
うーん、琳派も若冲も好きで見たいけど、混雑してるのはなー
お正月もやってる(1月1日だけ休み)から
パートの休みのうちに行くといいかな‥‥と思いつつ
あっという間に最終日になってしまいました。

細見美術館には1回だけ行ったことがあります。
細見美術館「中村芳中」展
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2014-07-02

わりとこじんまりしたカンジの、でも建物がユニークで、
吹き抜けになったカフェや、開放的なお茶室がありました。

あまり混んでいるようなら諦めようと思いつつ行くと、
チケットもすぐ買えるようだったので、窓口で
一般入場料の1,200円を出すと、
タカシマヤのポイントカードを申し込めば半額の600円になります
と言われ、タカシマヤで買い物をするようなことはあまりないと
思うけど(なにしろ高いし)、会費もいらないってことだったので、
その場でカードもらって、600円でチケットが買えました。ラッキー!

多彩な日本の美を国内外へ発信し続ける京都・細見美術館。その開館25周年を記念して、コレクションを象徴する珠玉の優品を集めた展覧会を開催いたします。
昭和の実業家 細見良(初代古香庵、1901~79)に始まる細見家三代が80年近くを費やして蒐集した名品の数々は、日本美術史を総覧する幅広い時代とジャンルにわたります。仏画や荘厳具にみる祈りの美、細見家好みの茶の湯の美術、華麗な蒔絵や七宝と風俗画、日本美の象徴・琳派、そして奇想の画家・伊藤若冲、の5章で、細見美術館ならではの美の世界をお愉しみください。

(チケットの裏の文)

展示会場はさすがに混んでいて、
(でも、私が会場を出た2時前頃には、入場の列ができていたので、
それ見たら私入ってなかったなー。私にしては早い時間
―チケットのレシートには12:46とあった―に来てよかった)

最初の「祈りのかたち」「数寄の心」あたりの渋い(私にとって)展示は、
すっ飛ばしまして(^^;>

華やぎのとき」桃山時代の釘隠が素敵だった!
北斎の肉筆浮世絵も近くで見られて良かった。

琳派への憧れ
尾形光琳《柳図香包》柳の絵に折り目がついているのは、
お香の包み紙だったため。なんて贅沢なんでしょう!

酒井抱一《桜に小禽図》の優美なこと!

鈴木其一《水辺家鴨図屏風》家鴨がなんかカワイイ。
特に後ろ向きの家鴨のぽてっとした形がいい!

中村芳中のゆるさ、いいなぁ。

そして「若冲のちから
さすが人気の若冲、著色画の《雪中雄鶏図》《糸瓜群虫図》は、
人がいっぱいで近くで見られなかったけど、すごさは伝わってきた。

若冲得意の鶏を描いた絵が貼りつけられた屏風も、さすが迫力だとは
思ったけど、やっぱり人の多さにちょっと疲れてしまい、
まあいいか、って出ようとした会場の最後のところに展示してあった
鶏の屏風、なんかゆるいカンジでいいなってキャプション見たら、
若冲の弟子だという若演の絵だとのこと。

へー、ちょっと単純化されたような鶏が
ほんわかするような雰囲気で、私とても気に入りました!


私の好きそうな絵が並んではいたんだけど、やっぱり
この人の多さは‥‥絵に集中できなかったというか。
なので、ブログに書くか迷ったんだけど。

展覧会のウェブサイト: https://www.mbs.jp/hosomi25-tokimeki/

大阪高島屋で2023年3月22日(水)~4月10日(月)
東京・日本橋高島屋で2023年4月26日(水)~5月15日(月)
と開催され、
ジェイアール名古屋タカシマヤで2023年12月23日(土)~2024年1月7日(日)
の後は、
静岡市美術館で2024年4月13日(土)~5月26日(日)
長野県立美術館で2024年10月5日(土)~11月17日(日)
と巡回するそうです。


細見美術館のチラシが置いてありました。
京都行ったらまた行きたいな。
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細見美術館のウェブサイト: https://www.emuseum.or.jp/

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2024年が明けました

明けましておめでとうございます と言う
気分ではないですね

元旦に能登半島で震度7の大地震!! 大津波警報、火災
一気にお正月気分が吹っ飛びました。
そして2日には、羽田空港で日航機と海上保安庁の航空機が
衝突炎上!!

なんてお正月になったんでしょう‥‥
被災された方に心よりお見舞い申し上げます。


変わり映えのしないお正月だなぁー なんて
しめ飾りやお節の写真撮りながら思ってたけど、
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それは幸せなことなのかもしれませんね。
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でも今年は去年8月に私の父が亡くなって、
年賀状を作っていないので、
このブログ恒例(?)の今年のトップ画像がありません。
(ダンナの会社の年賀状はお正月中に作り始めて
やっと3日夜に完成、近くのポストに投函してきました(^^;

トップ画像の代わり(?)に、岐阜県美術館のショップで購入した
陶器の龍の写真を
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この可愛さと、花瓶になること、2,750円(税込)という
リーズナブルなお値段に、つい買っちゃいました。
小澤順一さんの作品

小澤順一さんのインスタ: https://www.instagram.com/junichikozawa/

ついでに2022年12月に岐阜県現代陶芸美術館のある
セラミックパークMINOのショップで買った十二支の箸置き
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箱に描かれた絵もかわいい!
ショップの人に言われて気付いたけど、
十二支の最後の亥を描くスペースがなくなったそうで、
十一支しか描いてないんですよと(^▽^)
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小栗正男さんの作品
セール(?)で5%引きになって、15,675円(税込)でした。

こちらもにぎやかに飾りました。
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世間ではコロナも明けて初詣客も大幅増とのことですが、
今年の我が家は、義兄宅へも行かず、
一家三人とも家から外へ出ていないという、
コロナ禍のような元旦を過ごしました。
(私はダンナの会社の経理の仕事をまぁなんかダラダラと。
ダンナはずっとテレビ見てぐーたら。
息子が外出しないのはいつものこと(^^;

16時10分頃、家のあちこちがカタカタと揺れ出して
このあたりは震度3でしたが、
かなり長い間揺れていたのが不気味でした。


2日は、氏神様へ初詣
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今年のおみくじは「小吉」
柳も桜も散り厳しい冬に向かう様に運は下降しますが
あらゆる苦難を耐えしのんで人生に立ち向かいなさい


うーーん。でもまあ、
旅行は「よい旅立ちになります」とのことで、
これは嬉しいかな。

もう一社、よく初詣に行く手力雄神社も行こうとしたら、
駐車場に入る車が長~~い列をつくっていたので諦めました。


3日は、私だけ実家へちょっと顔出し。
去年のお正月は母と日帰り温泉へ行きましたが、
この年末年始は、デイサービスに12月30日(土)に行った後、
1月4日(木)から始まるので、今年は行きませんでした。
母は認知がちょっと? ってカンジもしてきたんですが、
弟一家にとてもよくしてもらってて感謝です。


それからダンナと昨日諦めた手力雄神社へ再挑戦。
3日だからどうか? って思ったけど、やっぱり
駐車場へ入るまでも並んだし、参拝にも長い列が‥‥
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ポスティングされてくる各務原の地域密着生活情報誌
「たんとん」の2024年1月号に掲載されてたことも
ちょっと影響ある?
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織田信長が戦勝祈願をした神社ってことは知ってたけど、
主祭神の手力雄大神については今まで知りませんでした(^^;>
天照大神を天の岩戸から引き出した神だそう。

本殿の柱に巻き付く二頭の龍の彫刻は、
各務原市指定重要文化財に指定されています。
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辰年とのことで、稲わらの龍が作られていました。
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出店のたい焼きが楽しみだったのに、今年はなくて残念
温かいルイボスティー(ダンナはジンジャーティ)と
辰の形がかわいいクッキーやフィナンシェをいただきました。
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手力雄神社: https://www.tezikarao.org/

まぁ、こんなカンジで新しい年が始まりました。
なんかブログ記事を書くのにすごく時間がかかるようになった
と感じるんですけど、できる時にぼちぼちとアップしていく
つもりでいますので、今年もよろしくお願いします。


ちなみに去年のお正月はこんなカンジでした
2023年あけましておめでとうございます
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2023-01-08

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碧南市藤井達吉現代美術館「須田国太郎の芸術」 [美術]

12月14日(木)、碧南市藤井達吉現代美術館へ行きました。

「須田国太郎の芸術
 三つのまなざし
 絵画・スペイン・能狂言」
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碧南市藤井達吉現代美術館、いい展覧会をやってるんですよね。
以前展覧会に行った時にアンケートを書いてきたので、
展覧会のお知らせ等を時々送っていただくんですが、
我が家からはちょっと遠いので、行きそびれてしまうことも
多く、申し訳ないんですが。

長い改修工事が終わって、今年2023年5月2日に
リニューアルオーブンしたってことで、
行きたいなって思いつつ、なかなか‥‥

で、10月28日(土)から始まったこの展覧会、
須田国太郎について、名前は聞いたことがあるような‥‥
くらいの知識しかありませんでしたが、
チラシ表面の絵、なんかいいなって思ったのと、
ギャラリー小さい家へ行った時に招待券をゲットしまして、
(一般当日900円、ラッキー(^^)v

12月17日(日)までってことで、さすがにもう行かないと! と、
パートが休みだったこの日に出かけました。

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洋画家の須田国太郎(1891~1961)は「東西の絵画の綜合」という壮大なテーマを掲げ、日本の精神文化に根差した日本独自の油彩画のありかたを追求し、近代絵画史に偉大な足跡を遺しました。

京都に生まれ、幼少時代から絵画に親しんだ須田は「東洋と西洋では、なぜ絵画が異なる方向で発展を遂げたのか?」という疑問を解明するために、京都帝国大学及び同大学院で美学・美術史を学びました。大学院に在籍中には「絵画の理論と技巧」を研究テーマとし、同時に関西美術院において、デッサンを学んでいます。

1919(大正8)年に28歳で渡欧し、スペインのマドリッドを拠点にヨーロッパ各地を訪れ、ヴェネツィア派の色彩理論やバロック絵画の明暗法など西洋絵画の底流をなすリアリズムの表現に関心を持ち、探求しました。1923(大正12)年に帰国して、日本独自の油彩画を生み出そうと制作に励み、1932(昭和7)年41歳の時に初個展を開催しました。これを契機として、ヨーロッパ留学中に交流のあった里見勝蔵や川口軌外の誘いにより、1934(昭和9)年に独立美術協会会員となりました。これ以後須田は、同協会展を中心の舞台とし、意欲作を発表していきます。骨太で生命感溢れる作品群には、会得した理論に裏付けられた風格さえ宿しています。

(チラシ裏面の文章)


美術館の外観などは、どこが変わったの? ってカンジでしたが、
展覧会の入口である2階へ行くと、ガラスの自動扉がついてました。

第1章 画業の歩み
初期から絶筆までの代表的な作品30点が展示されています。

京都帝国大学で美学・美術史を学んでいた1914年(大正3)
24歳頃に独学で描いた《自画像》
そして、《機関車庫》《校舎》と、渡欧前の作品が並び、

1919(大正8)年に28歳で渡欧して、
スペイン北西部にある城壁都市を描いた《アーヴィラ》1920年

プラド美術館で模写した《模写 グレコ「復活」》1921年
他の鑑賞者の方が撮影してて、えっ、いいの?! って、
ちょっと驚いたけど、確認したら、なんとこの展覧会、撮影可!!
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隣に展示されてた須田国太郎の写真、カッコイイ!!

帰国後の作品
右《唐招提寺礼堂》1932年(昭和7)
 正面から描かれた唐招提寺礼堂 重厚な画面がいい感じ。
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左《蔬菜》1932(昭和7)年
 砂漠の風景のようにも見えたけど、「蔬菜(そさい)」って
タイトルから、野菜を描いているらしい。なんか不思議なスケール感

《河原》1939年(昭和14)
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タイトルから河原を描いた絵なんだろうけど、
四角い石が街の建物のようにも見えたり、
何より動物(犬?)が頭が画面から切れた状態で描かれていて、
なんか不穏で不思議な絵‥‥。
図録の解説で、この絵、市街風景として描き始められたが、
渓流に裸婦をあしらう絵となり、その後幾度も大幅な修正を重ねて
完成された絵だとのこと。

左《夏》1942年(昭和17)
あれ? この作品どこかで見たことが‥‥と思ったら、
愛知県美術館所蔵

愛知県美術館「曽我蕭白」展のコレクション展 の、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2021-11-28
「洋画特集」で展示されてて、重厚な画面がとても印象的だった絵だ!
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右《校倉(乙)》1943年(昭和18)
手向山八幡宮の校倉造(あぜくらつくり)の宝庫を描いた作品。
髙床式倉庫独特の建築様式が力強く描かれています。


第2章 旅でのまなざし
須田は、1919年(大正8)から23年(大正12)までの4年間に、スペインを拠点にヨーロッパ各国の170を超える町を訪れ、文化史的あるいは美術史的な観点から建築物や遺跡、そして風物などを写真に収めています。(図録より)
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須田愛用の品々が展示されていました。
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滞欧時に使用した大きなトランクには、「K.SUDA」と書かれています。
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愛用の帽子も展示されていました。カッコイイ!

《モヘンテ》1922年(大正11) と、実景写真
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写真裏に
これはヴァレンシアより約汽車で四時間
程□向ふのMogente(モヘンテ)
と云ふ村で景色がいゝので(自分は)
数日こゝへ通って写生をしました

などと記されています。

《グレコ・イヘベリヤの首》1931年(昭和6)
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これは、帰国後8年経ってから、
1922年(大正11)にマドリードの国立考古学博物館の彫刻室で撮影した
写真を参考に描いた作品。
ガラスの反射まで描いているのが面白い、だけど
写真通りではなく、再構成されているのがわかります。

須田愛用のカメラ レヒテック・プリマー と、
世界各地で撮影した写真
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写真の裏に書かれたメモも興味深い
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第3章 幽玄へへのまざし
須田国太郎1910年(明治43)に第三高等学校に入学し、この頃から独学で油絵を描き始めるとともに、金剛流シテ方の高岡鵜三郎に師事して謡曲を始めました。この謡曲修業は1957年(昭和32)の入院前まで続けられました。(図録より)

あ、この展示室(多目的室A)は新しく作られたんですね
能・狂言のデッサンが並んでます。
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初世金剛巌が1941年(昭和16)10月に演じた「野宮」を写生したもの
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連続写真みたい!
動く役者を的確にとらえていてすごい。

能・狂言の写生は6000点にも及ぶが、油絵は2点しかない(図録P120より)
とのことで、その2点がこちら
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左《野宮》1945年(昭和20)頃
右《大原御幸》1942年(昭和17)


1階の展示室へ移動します
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こんなところに山本富章さんの作品が!
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第4章 真理へのまなざし
須田国太郎が求めた造形上の芸術的真理の追究として、代表的な「黒の絵画」を核とした油彩画作品を展示しています。併せて学術的な真理の追究としての著作なども展示し、須田芸術の結実を提示しています。(もらった鑑賞ガイドより)

チラシ表面に使われている《鵜》1952年(昭和27)や、
裏面の下段左から2番目《犬》1950年(昭和25)、
2段目右端の《窪八幡》1955年(昭和30)などが展示されていました。

須田は戦後になと水墨画も試みたそうで、
水墨画の代表的作品《老松》1951年(昭和26)
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水墨とのことだけど黒の油絵具で描いたようにも見えて面白いなって。

この《動物園》1953年(昭和28)も、
艶のある黒い絵具のマチエールとか面白いなって。
鳥がなんかカワイイのもいい。
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部屋の中央に置かれた展示台には、
1926年(大正15)に、現在の和歌山大学経済学部の前身である
和歌山高等商業学校で教鞭を執った時の
美術史講義のための準備ノート
『希臘藝術史概説Ⅱ』 や、
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(手前)大学時代の絵日記『一日一感』
(奥)小学校時代に須田が友人と始めた同人雑誌『竹馬の友』
  この雑誌づくりは高校時代まで10年近くにわたって続けられたと!
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『竹馬の友』第88号 1907年頃
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須田国太郎は美術雑誌などに画論や美術史解説、随筆などを発表してます。
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左端の書籍『近代絵画のレアリスム』中央美術出版、1963年 は、
没後に編まれた遺文集

ロビーに展示された須田国太郎の
グリコのおもちゃコレクション
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「オマケで世界一周」
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「おままごと・家電」
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重厚な絵を描く画家のイメージからは、
ちょっと意外なコレクションだなって。
カワイイ!

隣のモニタでは、1932年(昭和7)41歳の須田国太郎が
銀座・資生堂ギャラリーで開催した初個展の様子が
CGで再現されていて、今回の展覧会に出品されていた絵も
多くあって、とても興味深かったです。

図録、ハードカバーのとてもしっかりした装丁で、
図書館に並んでるような、ちょっとレトロな雰囲気もする本。
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内容もとてもしっかりしてて、それぞれの絵に詳しい解説が
あるのはもちろん、多くの学芸員の方が須田国太郎の芸術について
論評を書かれてて、とても読み応えあります。
須田国太郎の長男の須田寛氏が制作の様子を追懐された文章は
とても興味深かったです。

2,500円(税込)だったのと(この内容と装丁にしたら安いと思うけど)
私、須田国太郎の絵、ちょっと好みと違うなってカンジもあって、
写真も撮らせてもらったし、もらった鑑賞ガイドなども充実していて、
迷ったんですけど、やっぱり買っちゃいました。
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「須田国太郎の芸術」展は、ここ
碧南市藤井達吉現代美術館で、2023年10月28日~12月17日
まで開催された後、

大分市美術館で、2024年1月5日~2月18日
西宮市大谷記念美術館で、2024年3月2日~4月21日
三之瀬御本陣芸術文化館/蘭島閣美術館で、2024年5月1日~6月24日
世田谷美術館で、2024年7月13日~9月8日
と巡回します。


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1階の展示室3では、令和5年度コレクション展 3期
「図案とデザイン」が展示されていました。

美術工芸、図案、教育など多彩な活動をした藤井達吉の
図案集などが展示されていました
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《芋版と臈纈(ろうけつ)の文様》1926(大正15)年11月
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《創作染織図案集》1933(昭和8)年
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《水墨自画像》と達吉さんの眼鏡も展示されていました。
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水墨でサラサラっと描いたように見える自画像
思わず微笑んでしまうようなユーモアもあって、
すごくいいですね!
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今回、まだカフェ「むぎの家」の営業時間に間に合ったので、
(いつも閉館ギリギリになってしまうんですよ(^^;
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カフェの天井には新宮晋《光のこだま》2008 が戻りましたね。
黄色いパーツがくるくると軽やかに動きます。
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ケーキセットかハンバーガーセットか迷ったんですが、
ちょっとお腹も空いていたので、ハンバーガーセットを。
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パンがパリパリしてて美味しかった! 990円(税込)

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藤井達吉現代美術館: https://www.city.hekinan.lg.jp/museum/

次回の企画展「顕神の夢 ―幻視の表現者― 村山槐多、関根正二から現代まで」も
楽しみ! 2024年1月5日(金)~2月25日(日)
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今回のチケット半券がリピーター券として割引券になるので、
忘れずに持って行かなくては!

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猫の日々が戻りました [猫]

9月7日にタビが死んで
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2023-09-15

トイレを片付けたり、
残ったキャットフードを近所の猫飼いの人にあげたりして、
(トイレは洗って物置に片付けました)
あぁ、我が家に猫がいないんだって、ちょっと淋しかったけど、
トイレの掃除もしなくていいし、
タビは手のかからない猫だったんですが、
(老齢でもあったし、もともとあまり寄ってこなかった)
猫がいないとラクだなって。

キャットフードをあげた人からは、
もう猫は飼わないの? って聞かれたけど、
まぁ、わからないって答えました。

これから猫を飼って、20年生きたら、こっちが何歳なのか!
こんな穏やかな生活もいいなって思ってたんですが、

11月22日(水)、母の様子を見に実家へ行くと、
義妹から、今日行った歯医者で猫の貰い手を探しているけどどうかと。

野良猫が入り込みやすい家なんだけど、
首輪もしてて、とても懐っこい猫なので、
飼い主が探しているのではないかと保護したけど、
見つからず、これ以上は置いとけないと困っていると。

貰ってもらおうとした人から子猫ではないからと断られてしまったとか。

私は子猫ではない方がいいかなと、
家中をワチャワチャ暴れまわる子猫より、
ちょっと落ち着いたくらいの成猫の方がいいかなって思うので、
じゃあ、もらってもいいよと返事して、その歯医者さんに
電話してもらったら、大喜びで、いつ貰いに来てもらえますか?
ってことで、それからすぐに洗濯ネットを持って、
義妹の車で連れて行ってもらいました。

洗濯ネットに入れる時にはかなり抵抗したし、
車の中ではずいぶん暴れて、我が家に着いても
ネットから出すと逃げてしまわないか心配したけど‥‥

タビが使っていた茶碗に、もらってきたキャットフード入れてやると
食べました。なんかタビが若返って戻ってきたみたい。
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夜に帰ってきたダンナも、猫を見て、タビにそっくりだなと。
タビよりは茶色っぽいかな? オスです。

名前をどうするか考えたんですが、
ダンナは「タビ」でいいじゃないかって言うんですが、
うーん、それは死んだタビに悪いような気もして‥‥
じゃあ「ソックス」は? うーーん、なんだかなー
なんて色々考えたんですが、結局、よく鳴くからと
「ミイ」というなんの変哲もない名前に(=^▽^=)

‥‥でも「ミイ」より「タビ」と呼んでしまう方が多い(^^;;
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ミイがタビと違うのは、よく鳴くこと。
義妹も歯医者で治療中、ずっと猫の鳴き声がしてたと。

そして、よく食べる!!
結構たくさんキャットフードをやったのに、あっという間に
食べ終わり、くれくれと騒ぐ。
多量のウンチをしてて、ちょっと下痢便っぽいので、
食べすぎじゃないかと、やらないと、
足にすり寄ってくる、体に登ってくる!

くるねこ」さんとこでは、朝と晩の日に2回のごはんって
https://blog.goo.ne.jp/kuru0214
決めて与えてるみたいだけど、私は自分がのべつ幕なしに食べてたり
する食いしん坊だから、そういうのできなくて、
ごはんをねだられると(うっとおしいのもあって)
ついつい与えてしまう(^^;;

我が家に来た日の夜、タビがいた頃のように、
キャットフードの袋をエサ台の横に置いておいたら、
翌朝には袋が破られ、キャットフードが床に散乱しておりました(T.T)

なので、キャットフードの袋は物置にしまい、
空き瓶に入れて置いておくことにしました。
キャットフードが入った瓶を転がして遊ぶミイ
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タビは食卓には上らなくて、私は夕方からのパートに行くのに、
テーブルに夕食の焼き魚などを並べて出かけても、
食べられたことはないのに、
ミイがいるとそんなことはもちろんできません!
食卓にミイの足跡がついてるし、
ほうれん草のソテーに入れたベーコンまで引っ張り出して食べてある(`Д´)

ゴミ箱をあさって、ちゅーるの袋とか引っ張り出してかじってあったり。

若いから、運動も活発で、棚の上にも身軽に乗るし、
(少しは片付けなければ)
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プリンターから紙が出力されてくるのが面白いみたいで、
ちょっかいをだそうとするし(こらこらっ!)
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このプリンター、棚の上り下りの踏み台になってしまってて、
壊れないか心配してる(このプリンターの前機種は、タビの上り下りに
利用されたことも一因で調子悪くなって買い換えたんですよねー)

ビニール袋を丸めたもので遊んだりします。
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すっかり我が家で寛いでいるミイ
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ミイがタビよりえらいところは、トイレの失敗がないこと!
タビが使っていたトイレを引っ張り出して、ミイと一緒に
もらってきた猫砂を入れたら、教えなくてもそこでしてました。
タビはトイレの外におしっこを飛ばすので、トイレの周辺に
ペットシーツを敷き詰めたりと掃除が大変だったけど、
ミイはそんな失敗はなく、しっかり埋める派なので、
トイレ掃除がラクです。


ということで、また猫の日々が始まりました。
タビが死んで、ブログタイトルに偽りありだなーって思ってたけど、
(ま、最近は猫の記事も花の記事もあまりないですけど(^^;
これから時々はミイのことも報告できるかな?
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一宮市尾西歴史民俗資料館「紅葉のおもてなし」 [美術]

11月21日(火)、一宮市尾西歴史民俗資料館へ行きました。

別館の旧林家住宅で「紅葉のおもてなし」というイベントを
やっていました。(期間:11月11日(土)~26日(日)
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国登録有形文化財 林家住宅は、
美濃脇本陣林家の建物が濃尾震災で倒壊した後、
大正2年に建て直された風格ある建物。
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今年6月18日(日)に「新緑のおもてなし」に行って、
とても良かったので、お庭の秋の風情も素敵だろうなって。

一宮市尾西歴史民俗資料館「新緑のおもてなし」
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2023-07-13


今回の展示は、野澤朋恵「たまゆら」

出入口横の、帳場には、
薄い和紙(?)に桜の花びらが散っています。
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上がった奥の正面には、
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《Present》雲肌麻紙、岩絵の具、墨、洋箔
豪華な花の絵、キラキラして装飾的
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お庭が見える座敷には、
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床の間に掛けられた掛軸や額も素敵
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金箔が豪華
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道に面した座敷には、
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赤い毛氈の上に並んだ《貝合わせ》蛤、洋箔、顔彩、岩絵の具
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ハマグリのような二枚貝は同一の貝でないと蓋と身が合わないために、
貞女は二夫にまみえずと、嫁入り道具として豪華な貝桶が作られたんですね。
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そっと触れて、遊んでみてください。
 正しい一組を選ぶと、貝がぴったり合います。

知ってはいましたが、実際にやってみるのは初めて。
とても雅な気分(^▽^)

階段下?のようなスペースにもこんなかわいい作品が
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北の間
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あ、棚の上に月が並んでる(^^)
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天井や戸の窓(?)の造りが面白かったので‥‥
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離れの座敷には
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落ち葉の舞う上を蝶が飛んでいます。
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レトロな照明がいいなって、よく見たら‥‥
最初これ、描かれてるのか、作り物かって思っちゃったけど、
‥‥ホンモノの虫ですよね?
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水琴窟
柄杓ですくった水を注ぐと、幽玄な音がします。
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縁側から見たお庭
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主屋の部屋に置かれた箪笥
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《陽光》
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鏡台が置かれた小部屋
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タイルの流し 窓の模様が入ったガラスも素敵、
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お庭側の門から入ると
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腰掛待合も秋の風情が
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ツワブキも咲いています。
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紅葉が苔の緑に映えて美しい
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風格ある旧林家住宅に展示された野澤朋恵さんの日本画と
お庭の紅葉がとても素敵でした。

野澤朋恵インスタグラム: https://www.instagram.com/nozawa_tomoe/


--
一宮市尾西歴史民俗資料館の本館
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2階で「琉球使節と琉球文化」という秋季特別展をやっていました。
江戸時代に琉球王国から派遣された琉球使節は、
この資料館がある美濃路の起(おこし)宿を通って行った
こともあるそうで、使節団がお礼(?)に書いた掛軸なども
展示されていました。
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一宮市尾西歴史民俗資料館:
https://www.city.ichinomiya.aichi.jp/rekimin/

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