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平安神宮神苑 [旅行]

4月16日(火)、京都市京セラ美術館で「キュビスム展」を見て、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2024-04-21

平安神宮へ
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岡崎公園の中を通って行きます。

盛りは過ぎたけど、まだ花が残っている枝垂れ桜
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八重桜は満開!
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ちょっと小腹が空いたなって、平安神宮の前にあった
「ぎをん為治郎 神宮店」で
茶そばをいただきました。820円(税込)
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八ッ橋が付いてる(^^)


平安神宮 應天門
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大極殿(外拝殿)
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私、平安神宮へは小学校の修学旅行で来て以来!
‥‥ってことは、もう55年前!?
その時のことなんて忘れたけど、神苑には入っていないはず。

ってことで、初めて平安神宮の神苑へ
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拝観料600円
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入口近くには八重紅枝垂桜が多く植えられています。
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少し盛りを過ぎているので、園内ゆったりと見られました。
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重要文化財 京都市交通局二号電車
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このあたり「平安の苑」として、
平安時代の書物に記された植物が植えられています。
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クズ 葛 まめ科
 古今和歌集
千はやぶる
神のいがきに
はふくずも
秋にはあへず
うつろひにけり


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アラガシ 粗樫 ぶな科
 伊勢物語
わがうへに露ぞ
おくなる天の河
門わたる舟の
櫂のしづくか


カナメモチ 要黐 ばら科
 枕草子 三十八
木はかつら、五葉
柿、橘、そばの木、
云々

「そばの木」ってのがカナメモチのことなんですね。

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カツラ かつら科
 伊勢物語
目には見て手には
とられぬ月のうちの
桂のごとき君にぞ
ありける


へー、これがカツラの木ね。若葉がまぶしい。
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八重桜もありました。
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満開です。
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小川で水浴びする小鳥。iPhoneによると「ツグミ」だそう。
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西神苑の池
池の周囲には花菖蒲が植えられています。
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睡蓮も
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赤いモミジと、新緑のモミジ。
葉桜になってるけど、桜もありますね。
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平安神宮の裏を小川に沿った道を歩いていくと、
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中神苑の池
こちらに植えられているのは、カキツバタだそう。
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「臥龍橋」
豊臣秀吉が造営した三条・五条両大橋の橋脚が使われているそう。
「池に落ちないよう足元に充分注意して下さい」と。
‥‥私、ちょっとやめておきました(^^;
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ツツジが咲き始めていました。
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藤棚では白い藤が咲いています。
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「地主社」
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写真では写ってないけど、松の木から煙のようなものが
立ち上っていて、松の花粉が飛散してるんだ! って。
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東神苑
対岸の尚美館(貴賓館)と枝垂れ桜
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泰平閣(橋殿)が趣ありますね!
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馬酔木も咲き始めています。
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泰平閣(橋殿)を渡ります。
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iPhoneによると「マガモ」だそう。大きな鯉も泳いでいます。
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写真をトリミングすると、福田平八郎みたいな波!
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東の出口から出ます。

回廊の釣燈籠
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東側の蒼龍楼
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大極殿(外拝殿)の前には、左近の桜(右側)、右近の橘(左側)が
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平安神宮を出て、疎水に沿って鴨川の方へ歩いていくと

広い場所(夷川船溜)に出ました。
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水鳥がたくさん泳いでいます。
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この写真、iPhoneは「アメリカヒドリ」だって言うんだけど?
手前の白いのはホシハジロ?
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一番後ろの黒白はキンクロハジロ?
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「琵琶湖疎水」についての説明版(クリックで拡大します)
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対岸の銅像は、琵琶湖疎水を計画して作った
第三代京都府知事 北垣國道 とのこと。
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へー、こんなところに水力発電所があるの?!
「夷川水力発電所」
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勢いよく水が流れています
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鴨川へ出ました。飛び石で川を渡れるようになってます。
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三条駅から地下鉄で山科に出て、JR東海道線で帰りました。

平安神宮: https://www.heianjingu.or.jp/

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京都市京セラ美術館「キュビスム展」 [美術]

4月16日(火)京都市京セラ美術館へ行きました。

「パリ ポンピドゥーセンター
 キュビスム展 美の革命
 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」
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20世紀初頭、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって生み出されたキュビスムは、西洋美術にかつてない変革をもたらしました。その名称は、1908年にブラックの風景画が「キューブ(立方体)」と評されたことに由来します。(チラシ中面の文より)
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まぁ、キュビスムね‥‥って、私、ピカソもそんなに好きじゃないし、
それほど見たいって展覧会ではなかったんですが、
4月に入って、いろんなことに対処しなくてはならなかったり、
数年ぶりで医者に行く程の風邪をひいたり(コロナではなかった。
喉が痛くて声が出なかったけど熱はなかったのでパートは
早引けさせてもらったりしたけど行ってました)
と、なんかバタバタとしていて、ストレス?がたまってきてたのか、
少し体調も回復してきたこともあり、パートが休みだったこの日、
どっか行きた~い!! ってなって、
ネットで好意的な感想や、ほとんどの作品が写真撮影可って知って、
京都だし、桜も少し残ってるかな? なんて。
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西岐阜の駐車場に車を停めて、東海道線で山科へ

山科駅前の枝垂れ桜
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京阪山科駅から地下鉄東西線「東山」駅へ
「東山」駅にあった京都市京セラ美術館の案内板
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平安神宮の大鳥居が見えてきました。
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私、京都国立近代美術館は来たことがありますが、
京都国立近代美術館「世紀末ウィーンのグラフィック」展
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-02-23
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京都市京セラ美術館は初めて!
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1933(昭和8)年に創建された帝冠様式の堂々たる建物の
(現存する日本の公立美術館の中で最も古い)
京都市美術館が50年間のネーミングライツ契約を結び、
京都市京セラ美術館として、2020年5月にリニューアルオープンしたんですね。

緩やかな坂を下った地下1階がメインエントランスになっています。

今回、チケットも買って行かなかったけど、
チケット売場には行列もなくすぐに買えました。
一般当日2,100円

階段を上った1階中央ホールには、ここで開催されている
「村上龍 もののけ 京都」展の作品が展示されていて、
結構な人出。外国人も多かったです。
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でも「キュビスム展」の展示室はゆったりと鑑賞できました。
そして、ほんの一部を除いて撮影可!!


1 キュビスム以前―その源泉

1895年にパリで最初の個展が開催されて以来、セザンヌの絵画は若い芸術家たちの指針となり、とりわけ1907年のサロン・ドートンヌでの没後の大回顧展は、キュビスムに向かう多くの画家たちに影響を与えました。(キャプションの解説より)

ポール・セザンヌ《ラム酒の瓶のある静物》1890年頃 ポーラ美術館
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この展覧会「パリ・ポンピドゥーセンターから50点以上が日本初出品」(チラシ中面のキャッチ)って、多くの出品作がポンピドゥーセンター/国立近代美術館・産業創造センター(MNAM-CCI)の所蔵なんですが(この記事で、特に表記していないものはポンピドゥーセンター所蔵のもの)、国立西洋美術館(NMWA)や国内の美術館の作品もあって、
これは、ポーラ美術館の所蔵。わぁ、いいの持ってますね!

この絵、右のラム酒の瓶がある方は横から見てるのに、
左側は上からなので洋梨がテーブルから落っこちそうですよね。
こんなデッサンしたら、必ず注意されるハズ(^^)
でもそれがいいというか。
様々な角度からの観察を総合した多視点の手法は、キュビスムの絵画に引き継がれていきます。

東京国立近代美術館、いいの持ってるじゃん!! って驚いたのが、
アンリ・ルソー《第22回アンデパンダン展に参加するよう芸術家達を導く自由の女神》1905-1906年
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キャンバスを抱えた画家たちが並んでる、キャンバスを乗せた荷車も並んでる
もっとよく見たら、木の下にものすごい数のキャンバスを抱えた人が集まってるじゃないですか!!

そしてピカソやモディリアーニも魅かれた
アフリカの彫刻も並んでました

《バンバラの小像(マリ)》1850-1900年
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《ヨンベあるいはウォヨの呪物(コンゴ民主共和国)》
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この像は、ギョーム・アポリネールの書斎に飾られていたものだとか。
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2 「プリミティヴィスム」

パブロ・ピカソ《女性の胸像》1907年6-7月
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アフリカやオセアニアの造形物に大きな影響を受け、当時制作中だった《アヴィニョンの娘たち》を完成させます。その習作の一点

ジョルジュ・ブラック《大きな裸婦》1907年冬-1908年6月
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マリー・ローランサン《アポリネールとその友人たち(第2ヴァージョン)》1909年
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中央が当時恋人だった詩人のアポリネール。その右がピカソ、
青いワンピースがローランサン自身だそう。


3 キュビスムの誕生―セザンヌに導かれて

ジョルジュ・ブラック《レスタックの高架橋》1908年初頭
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セザンヌの「自然を円筒形、球形、円錐形によって扱いなさい」という言葉に対する答えのように描いた作品で、家や橋が立方体のような幾何学的形態に描かれていることから、「キュビスム」という名称で呼ばれるようになったのだと。

ジョルジュ・ブラック《楽器》1908年秋
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パブロ・ピカソ《裸婦》1909年 ポーラ美術館
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キューブのような単純な形から、切子面のように分割された表現になっています。


4 ブラックとピカソ―ザイルで結ばれた二人

パブロ・ピカソ《ギター奏者》1910年夏
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ジョルジュ・ブラック《円卓》1911年秋
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ジョルジュ・ブラック《ギターを持つ女性》1913年秋
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ジョルジュ・ブラック《ギターを持つ男性》1914年春
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わー、レトロな空間で素敵!
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階段も素敵!(立入はできませんでした)
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記念撮影用ボードもあります。
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WALNUT(ウォルナット)さんのイラストが使われています。


5 フェルナン・レジェとフアン・グリス

ファン・グリス《本》1911年
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フェルナン・レジェ《縫い物をする女性》1910年
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フェルナン・レジェ《婚礼》1911-1912年
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中央にピンクがかったドレス姿の花嫁とタキシード姿の花婿がおり」って
解説にあるけど‥‥どれが花嫁と花婿なのかよくわからない‥‥


6 サロンにおけるキュビスム

ピカソとブラックが、フランスではカーンヴァイラー画廊以外では作品をほとんど展示しなかったのに対し、二人の影響を受けたキュビストたちは、おもにサロン・デ・サンデパンダン(独立派のサロン)などの、公募によって年一回開催される大規模な展覧会で作品を発表したため、今では「サロン・キュビスト」と呼ばれます。


7 同時主義とオルフィスム—ロベール・ドローネーとソニア・ドローネー

ロベール・ドローネー《パリ市》1910-1912年
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わー、この大きな作品素敵ですね!
ポンピドゥーセンターを象徴する大作のひとつ」だそう。
女性たちが波ガラスを通して見たみたいに分割されて描かれてるけど、
ちゃんと女性たち、三美神をモチーフにしてるんだなってわかる。
エッフェル塔も街も分割され構成されてるのが、
女性たちと踊っているようにも見える。
左下の橋や船はルソーの作品からの引用なんだ!
古典的な三美神と、現代のエッフェル塔、ルソーの絵など、
多様な要素を組み合わせるのが「同時主義」なんだと
ピカソやブラックのキュビスムってジミなのに対して、
カラフルなのがいい!

ロベール・ドローネー《円形、太陽 no.2》192-1913年
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え? この絵、《パリ市》と同じ画家が描いたの?
なんか単純で抽象化してる‥‥でも鮮やかな色がいいな。

ソニア・ドローネー《シベリア横断鉄道とフランスの小さなジャンヌのための散文詩》1913年
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詩人プレーズ・サンドラールと共同制作した挿絵本のために制作された絵
抽象画みたいに見えるけど、一番下にはエッフェル塔が描かれています。
色が素敵だなって。

ソニア・ドローネー《バル・ビュリエ》1913年
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この色使い、いいなぁ!
何組もの男女が踊ってますね。楽しそう。

キュビスムを茶化した雑誌の表紙の風刺画が面白い
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わー、ここはかつてのメインエントランスの階段かな。
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天井のステンドグラスも素敵
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使われている石やタイルも風格があるなー
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かつてのチケット売場かな。
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窓のステンドグラス
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8 デュシャン兄弟とピュトー・グループ

レイモン・デュシャン=ヴィヨン《マギー》1912年(1948年鋳造)
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この力強い像、インパクトありますね。
アフリカ彫刻などから影響を受けてるのがわかります
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壁のモニタの映像が面白かった。
キュビスムの展覧会を見てきた画家が、それまでの絵を捨て(?)
紙で四角い筒を作って服の下に着て、キュビスムの絵みたいな
恰好になるの(^▽^)

真ん中の写真はデュシャン3兄弟

右端の展覧会の写真では、モディリアーニの彫刻も展示されている
って解説にあって、へーって見たけど、
モディリアーニ展でも展示されてたみたいで、あとで図録見たら
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-06-14
ちゃんと載ってたわ。1912年のサロン・ドートンヌの展示風景

ジャック・ヴィヨン《行進する兵士たち》1913年
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ちょっと分解写真みたい? 絵が動いていくみたいに感じられる。


9 メゾン・キュビスト

1912年のサロン・ドートンヌには、「メゾン・キュビスト(キュビスムの家)」が展示され、キュビスムを建築や室内装飾へと展開する試みがなされます。(解説パネルより)
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へー、キュビスムは絵画だけではなかったんだ‥‥と意外だったけど、
この写真の家がキュビスムと言われてもよくわからない(^^;


10 芸術家アトリエ「ラ・リュッシュ」

モンパルナスの集合アトリエ「ラ・リュッシュ(蜂の巣)」では、
シャガールやモディリアーニらが、キュビスムの影響を受けつつ
独自の作風を打ち立てていきます。

マルク・シャガール《婚礼》1911-1912年
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マルク・シャガール《白い襟のベラ》1917年
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1906年にパリに出たモディリアーニは、
はじめモンマルトルに住み、ピカソら「洗濯船」の芸術家たちと交友しますが、1909年にはモンパルナスへ移り、一時「ラ・リュッシュ」に身を寄せます。この頃からブランクーシと交流する中で、石彫りによる彫刻制作に没頭。同時代の「プリミティヴィスム」やキュビスム、古典古代の様々な様式を吸収(キャプションの解説より)
アメデオ・モディリアーニ《女性の頭部》1912年
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経済的問題や健康上の理由などから1915年頃には絵画に専念しますが、アーモンド形の目を持つ単純化された頭部の表現は、絵画にも受け継がれます。
アメデオ・モディリアーニ《赤い頭部》1915年
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11 東欧から来たパリの芸術家たち

レオポルド・シュルヴァージュ《エッティンゲン男爵夫人》1917年
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描かれたエッティンゲン男爵夫人が描いた絵がこちら
エレーヌ・エッティンゲン《無題》1920年頃
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12 立体未来主義

ロシアでは、フランスのキュビスムとイタリアの未来派がほぼ同時期に紹介され、この二派から影響を受けた「立体未来主義」が展開しました

ミハイル・ラリオーノフ《春》1912年
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13 キュビスムと第一次世界大戦

第一次世界大戦(1914-1918)でフランスとドイツが戦うと、
キュビスムの作品がドイツ人画商によって扱われていたこともあり、
ドイツによる文化侵略だと非難されるようになってしまったと。


14 キュビスム以降

アンリ・ローランス《果物皿を持つ女性》1921年
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これ、コルビュジェが描いた絵なの?!
ル・コルビュジェ《静物》1922年
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ここにチラシ表面に使われている
ピカソ《輪を持つ少女》1919年春 が展示されていました。

第一次世界大戦前の複雑に分解された構成ではなく、ちゃんと
少女が描かれているってわかりますし、なんかカワイイ(^^)
この絵が描かれた頃は、ピカソは古典的な主題へと向かっていた時期で、
折衷的な表現となっていると。

最後に『バレエ・メカニック』1923-1924年 って、
ビール瓶とかがコマ送りみたいに目まぐるしく場面の変わる映像作品もあって面白かった。


はー、ちょっと疲れた。お勉強ってカンジで、
解説文を読むのがちょっと面倒だったし、
思った以上の出品作品!
パリ・ポンピドゥーセンターの所蔵品を中心に約130点を展示」(チラシ中面の文)
ピカソやブラックだけではないキュビスムの多くの画家を知り、
幾何学的に平面化された形を用いて画面を構成する試みは、絵画は現実を再現するというルネサンス以来の常識から画家たちを解放しました。パリの若い芸術家たちに衝撃を与えたキュビスムは、瞬く間に世界中に広まり、以後の芸術の多様な展開に決定的な影響を及ぼします。
って、影響力の大きさを知りました。

ま、図録は、あまり気に入った絵がなかったし、
高くて(3,500円)重そうだったので買いませんでした。

展示室を出て、こちらのスペース、無料で入ってもいいみたい。
光の広間
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元は屋外(中庭)だったのかな? ガラス屋根から降り注ぐ光がまぶしい。
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中央ホールは相変わらず多くの人で賑わっています。
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せっかくだから、さっき感動したかつてのメインエントランスの階段へ
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2階では「金曜ロードショーとジブリ展」
会期: 2024年4月12日(金)~年6月29日(土)
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や、KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2024 メインプログラム
「川田喜久治 見えない地図」
「川内倫子 Cui Cui + as it is|潮田登久子 冷蔵庫/ICE BOX+マイハズバンド」
どちらも会期: 2024年4月13日(土)~5月12日(日)
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が開催されていましたが、まぁいいかと。
(「金曜ロードショー‥‥」のチケットは日時指定制なんですって!)

「崖の上のポニョ」になれる撮影スポットもありました(^▽^)
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撮影待ちの人が行列を作ってます。

中央ホールを突っ切ると、
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おぉ!! スゴイものが見える(^▽^;;
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近くまで無料で行けるみたいなので、
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ド派手!!! インパクト!!!!
村上隆《お花の親子》2020年
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日本庭園の池の中に、
ルイ・ヴィトンのモノグラム・カラーのトランクの上に、
お花の親子の像! 金箔が輝いています!!

東山キューブでは「村上龍 もののけ 京都」展 が開催されています。
この日、天気予報では雨だったので(家を出る時少し降ってた)
雨なら、ついでにこの展覧会も見てもいいかなって思ってたんですが、
予想より晴れてきて(私はわりと晴れ女です)
平安神宮の方まで行こうと。

京都市京セラ美術館の南側
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疎水べりの桜はかなり葉桜になってました。
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ザ・トライアングル
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京都市京セラ美術館: https://kyotocity-kyocera.museum/
「キュビスム展—美の革命」公式サイト: https://cubisme.exhn.jp/
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岐阜県美術館「ビロンギング」展 [美術]

3月29日(金)、岐阜県美術館へ行きました。

「クロスアート4
 ビロンギング
 -新しい居場所と手にしたもの-」
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私のパート、シフトで金曜が休みになることは
今までなかったんです。同僚が金曜日に休むので。
でもこの日、同僚の都合が変わって、私が休めることになり、
展覧会見に行こう、どこがいいかな ?って探したら、
この展覧会が初日で、
「オープニング・ギャラリートーク」が
15:00~17:00に開催されるって知って。

「ビロンギング」‥‥展覧会のイメージがよくわからないタイトルなんですが、
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まず、「クロスアート4」とは、
 日本国土のおよそ中央にある岐阜を交差路と見立て、それぞれの方向へと進んでいったアーティストたちを紹介する「クロスアート」展も今回で第4回目となります。(チラシ裏面の文より)

第1回目は、2003年4月10日(木)~5月20日(火)で、
天野裕夫と坂倉新平が紹介されていました。

第2回目は、2009年11月10日(火)~2010年1月24日(日)
「ARTのメリーゴーランド」と言うタイトルで、
長谷川喜久、吉本作次、傍島幹司、村瀬恭子、大巻伸嗣、奥村晃史、神戸智行の7名が紹介されていました。
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2010-01-10

で、3回目がいつ、どんな展覧会だったのかわからない。
私、岐阜県美術館の展覧会は全部見てるハズなんだけど‥‥

「ビロンギング」とは、
 英語「ビロンギング」とは「所属」や「持ち物」などと訳されます。世界的な活躍をする本展出品のアーティストたちも、かつて身近なコミュニティーに属して同じようなのに囲まれていました。そうした環境を飛び出したアーティストたちは、膨張する「多様性」の中に取り込まれるのではなく、そそれぞれの居場所とそこでの感性や技術を獲得していきました。
 本展では、そうした郷里を巣立ったアーティストたちの到達点から、芸術の現在をお楽しみいただきます。
(チラシ裏面の文)

ってことで、岐阜出身で岐阜を飛び出して
現在世界的に注目を浴びる若手アーティスト5名が紹介されています。
オープニング・ギャラリートークでは、
公花、山内、横山の3名の作家さんからお話を聞くことができました。

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会場に入って、最初のコーナーが

松山智一 MATSUYAMA Tomokazu

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日本画の花鳥風月の図像や身の回りのものが変形のツルツルしたキャンバスに、これでもかって描き込まれています。画材はアクリルとのこと。

写真が小さいと描かれているものがよくわからないんだけど、それぞれ細かなところまで丁寧に描き込んであります。
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猫や鳥などの動物たちがカワイイ!
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花は日本の伝統的絵画にも描かれるような装飾的な図で、
人物は平面的に描かれて無表情
人物のファッションや壁や床などは日本の伝統文様のような柄が描き込まれてて、
過剰な装飾性に目がチカチカしちゃうけど、細部を見ていて飽きません。
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こんな日常的なものも描き込まれています。

展覧会を企画された学芸員の方から、
ニューヨークのアートシーンで活動する松山さんは、日本人として、
マイノリティであることを意識せざるを得ない環境で、
西洋と東洋、現代と古典が織り交ざるような作品を制作されている
みたいなことを聞きました。
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後藤映則 GOTO Akinori

その横の展示室へ入ると、暗い中で光が踊っています。

展示台の上の作品《Crossing #03》2019年
ナイロンで作られた立体にスリットの光線が当たって、
まるでゾートロープとか昔のアニメーションのように
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人の形が歩いているように動いていきます。
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奥の大きな作品《Energy #01》2017年
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スリットの光線が当たって動くと、人の形がバレエを踊っているように
空間の中で動いていきます。
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面白いですね!! 後藤さん、各務原市の出身とのこと。

暗室の外に展示されていたこの作品、
この作品を作る過程と光を当てた映像があって、
作品が動いているように見える原理が説明されていました。
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石に穴を開けて麻糸を通した作品など、もしかしたら
原始人もこんな遊びをしたのでは? って思えるくらい素朴な原理!
面白い!!


公花 KIMIKA

展示室に鮮やかな模様を染めた薄く長い布が張られています。
公花さんからお話を聞くことができました。
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岐阜市生まれの公花さん。愛知県立芸術大学で日本画を専攻。
2010年にアイルランドに留学。
ARTifaritiという国際芸術祭に出逢い、スペインのセビリアに移る。

アフリカ最後の植民地と言われる「西サハラ」について
北のモロッコと南のモーリタニアに挟まれて、
新たに被支配地となった西サハラ。
国としては認められていません。

公花さんは難民キャンプに滞在し、女性たちが身に着けるメルフファという長い布を少しずつもらってコラージュした作品が展示されていました。
《色鮮やかなる壁の華麗なる反攻》2014年
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映像では、女性たちが笑顔で、身に着けているメルフファをちょっと
切り取って差し出してくれる様子が映されていました。

この作品を見て、自分たちのメルフファが使われている! って、
とても喜んでもらったと。
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山内祥太 YAMAUCHI Shota
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顔をかたどった立体像の上に絵画や写真が降ってきて
貼りついていく映像作品が面白かった
《カオ1_Waterfall》2021年
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ちょっとキモい(^^)
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山内さんから、コロナ禍で誰もがマスクで顔を隠していた様子から思いついたと、お話がありました。

そして「匂い」をテーマにしたという映像作品
《Apparition》2023年
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煙の中から匂いの素の形が表れます。

《ラテックスオブジェ》2024年
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横山奈美 YOKOYAMA Nami

あ、この作品は、2021年に岐阜県美術館
「アーティスト・イン・ミュージアム AiM Vol.11 横山奈美」
公開制作:2021年11月12日(金)~12月11日(土)
作品展示:2021年12月21日(火)~2022年1月23日(日)
https://kenbi.pref.gifu.lg.jp/events/aim11/

で滞在制作された作品だ。
《forever》2021年
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前日に描いた絵を見ながら、次の日も同じように描いていく
というルールで制作された作品。
30枚(?)ある作品の14枚(?)を展示してあるそう。
寝転がった少女のTシャツのロゴだけは違う書体だけど、
他は同じように描いていく、けどほんの少しのことで
表情が変わって見えたりするって話を
横山さんから聞くことができました。

横山さんのもう一つのスタイルが、
ネオンをモチーフに、背後のフレームまで描く「ネオン」シリーズ。
豊田市美術館のコレクション展「光について/光をともして」
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2020-04-30
チラシに使われていて、ネオン管の造形作品かと思ったら絵画で驚きました。
愛知県美術館に令和2年度新収蔵作品として紹介されていた中にも
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2020-11-24
横山さんのネオンをモチーフにした作品がありました。

こちらの《Shape of Your Words [In Gifu.2023.10.14-10.25]》2023-24年
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友人たちに「I am」という文字を書いてもらい、それを業者さんに発注して
実際のネオン照明を作ってもらい、それを絵に描いているそう。


岐阜県美術館: https://kenbi.pref.gifu.lg.jp/

県民ギャラリーで開催されていたのが、
「創立100周年記念
 岐阜信用金庫 秘蔵名作選」
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会期2024年3月26日(火)~4月14日(日)
観覧無料で出品リストも豪華!

表紙に使われている 藤田嗣治《婦人像》1932年 をはじめ、
川合玉堂、前田青邨、梅原龍三郎、林武、
横山大観も東山魁夷も、平山郁夫、片岡球子、
守屋多々志、加藤栄三、加藤東一、土屋禮一‥‥と
巨匠49名の作品が67点並んでいます。
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どれも美しく、部屋に飾りたいような絵。

中でも、堀文子《春が来る》1987年
辛夷の白い花が遠くの雪山をバックに描かれていて、
今の季節にピッタリの清楚な風景画で良かったです。

とても見ごたえありました。

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大阪中之島美術館「モネ 連作の情景」展と街散策 [旅行]

3月24日(土)、大阪中之島美術館へ行って、
「没後50年 福田平八郎」展を見たことは前記事
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2024-04-02

見終わって、できたら「モネ 連作の情景」展も見たいなと。
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前回「女性画家たちの大阪」展に来た時は、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2024-03-09
モネ展に入場する人の列が屋外まで伸びていたので
諦めたんですよね。
今回は、外は雨だし、まぁ少し並んでもいいかと
(前回は食事したかったけど、今回あまりお腹空いてなかったこともあって)

2階のチケット売場へ行くと、券売機に並ぶ人の列は長かったんですが、
「割引がある人はこちらです」って案内の人がいて、
「福田平八郎を見てきて、モネも見たいんだけど」と言うと、
対面のチケットカウンターの列へ案内してくれて、ほぼ並ぶことなく
当日一般2,500円のところ、100円引きの2,400円で買うことができました。
(ひぇー! それでも高い(@o@)

エスカレーターにもすぐ乗れ、5階の展示室前の列もそれほどではなく、
(見終わった後で撮った写真)
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わー良かった~、と会場に入ってびっくり!
混んでる~~!! 絵の前に二重三重に人だかり~~


モネの人気ってすごいですね!
この展覧会、キャッチフレーズが
100%モネ!!展示作品のすべてがモネ。
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75点の出品作全て、モネの油絵なんです。

国内外40館以上から集めてきた、それぞれ結構大きな油彩作品で、
なるほど、これはすごいわ~とは思ったんですが、
こう混んでると‥‥(^^;;;

ってことで、せっかく入った展覧会ですが、
かなりすっ飛ばしてしまいました。

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1章 印象派以前のモネ で展示されていた
《昼食》1868-69年 シュテーデル美術館蔵(チラシ中面左)

モネ、こんな絵も描いていたの?! って。
モネは人物にはあまり興味ないと思ってたけど、
愛らしい母子や、テーブルクロスに光が当たっている様子など、
丁寧に描かれた素敵な絵だなって見ました。
この絵がサロンに落選したことが、モネを印象派へと向かわせたと。

2章 印象派の画家、モネ

3章 テーマへの集中

4章 連作の画家、モネ

モネは、同じ場所やテーマを異なる天候、時間、季節で描いています。
「連作」というモネの表現手法に注目した展示

「積みわら」や「チャリング・クロス橋」の連作が展示されています。

そして、撮影可だったこの3点
《ウォータールー橋、曇り》1900年 ヒュー・レイン・ギャラリー、ダブリン
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《ウォータールー橋、ロンドン、夕暮れ》1904年 ワシントン・ナショナル・ギャラリー
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《ウォータールー橋、ロンドン、日没》1904年 ワシントン・ナショナル・ギャラリー
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絵の前で見るだけでも大変なのに、撮影するとなるとさらに大変(^^;


5章 「睡蓮」とジヴェルニーの庭

モネと言えば「睡蓮」 最後の大きな展示室のほとんどの絵が撮影可!!
(人がいっぱいで、なかなか正面からは撮影できません
撮影をあきらめた作品もあるハズ)

《睡蓮》1914-17年 群馬県立近代美術館(群馬県企業局寄託作品)
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《睡蓮の池》1907年 石橋財団アーティゾン美術館
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《睡蓮の池》1918年頃 ハッソ・プラットナー・コレクション
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《藤の習作》1919-20年 ドゥルー美術歴史博物館
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ってことで、私にしては大枚2,400円払った展覧会だけど、
早々に出てしまいました。

大阪中之島美術館を出て、近くのビル横の庭に桜が咲いてる!
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‥‥ソメイヨシノではないみたい。案内板からすると
「コヒガンザクラ」かな。
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「庭の桜」として、いろんな桜が植えられています。
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「ヨウコウ」
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iPhoneのアプリ「PictureThis」によると「シャクナゲモドキ」だそう。
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雪柳が満開です
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大阪中之島美術館に来る前に写した写真ですが、
前回来た時に壁面ののレリーフ素敵だなって見た
中之島フェスティバルタワー前にあったレリーフの説明版
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カッコイイ! 日本銀行大阪支店旧館南側の外壁
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「郵便は世界を結ぶ」と、ゴールド(?)のポストの上に
モニュメントが乗っています。
「駅逓司大阪郵便役所跡」という石碑がありました。
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淀屋橋
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前回、道の反対側に見えて気になっていた青木野枝さんのモニュメント
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《空の粒子Ⅱ/パッセージ2022》
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アーチ状の作品の下を通っていくことができます。
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交わる道には4つの彫像が立ってる。
《適塾と懐徳堂 ―未来をひらく四つの彫像》
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江戸時代後期から幕末、明治初期にかけ、この地は大阪の庶民教育に力を注いだ懐徳堂や最先端の欧州の学問を教える適塾が開かれた日本有数の文教の中心地でした。

遠征、研究、思惟、文武。4つの彫像は、大阪の、そして日本の今につながる当時の学生たちの姿です。
(後略)」とのこと

《遠征》
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《研究》
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《思惟》
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《文武》
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青木野枝さんのパブリックアートが続きます
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こちらの作品は《空の粒子/パッセージ2015》
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風格のある建物。料亭か何かかと思ったら、
「大阪市立愛珠幼稚園」って表札。え?!今も幼稚園として現役なの?!!
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現存する幼稚園としては大阪府内では最も古い歴史をもち(中略)
現存する木造の幼稚園園舎としては日本最古
(Wikipediaより)
「銅座の跡」って石碑も立ってる
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それから三度目の正直、北浜の「五感」へ行ってみました。
五感: https://patisserie-gokan.co.jp/
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「モディリアーニ」展に来た時は待つ人が多すぎてあきらめ、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-06-05
「女性画家たちの大阪」展へ来た時はカフェの受付は終了してたんです。
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2024-03-14

今回、待っているのが10組以内だったので予約しました。
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30分近く待って番号呼ばれ、2階のカフェに。

3月のデセール「柑橘の香り」1,760円(税込)と、
ホットコーヒー880円(税込)が、デセールとの注文で100円引きになり
合計2,530円
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コーヒーはポットで提供されるのでカップ2杯分あります!
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チョコレートでできた器にクリームや柑橘のゼリーなどが入って、
盛り付けも美しい! 満足したけど‥こんなに凝らなくても、って気も(^^)
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次回はフレンチトーストを注文しよう!
(隣の方が食べてたのがとても美味しそうだった)

このあたり、風格のあるレトロで重厚な建物も多いですね。
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「GRAN SANCTUS YODOYABASHI」って書いてある。
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オペラ・ドメーヌ 高麗橋(旧大阪教育生命保険ビル)
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日本基督教団 浪花教会
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史跡 緒方洪庵旧宅及び塾
この建物は、幕末の医師・蘭学者であった緒方洪庵が弘二2年(1845)に買い受けて、天保九年(1838)に大坂瓦町に開いた私塾、適塾(適々斎塾)を移転した場所である。」と。
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おー! 福沢諭吉が学んだ適塾はここにあったんだ。
高校の時に『福翁自伝』が課題図書になってて、
私、多分最後まで読んでないけど、
べらんめえ口調のヤンチャ自慢が好きになれない とか、
生意気な感想文を提出した覚えがある(^^;

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隣の公園には緒方洪庵の銅像がありました。

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物干し台がある。塾生たちはここで生活していたんですよね。
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淀屋橋から地下鉄で新大阪まで行くけど、
新幹線には乗らずに、在来線で西岐阜まで帰りました。

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大阪中之島美術館「福田平八郎」展 [美術]

3月24日(日)、大阪中之島美術館へ行きました。

「没後50年 福田平八郎」展
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モダン、カラフル、チャーミング。
自然を見つめ、鮮やかに切り取る日本画家。待望の回顧展。

(チラシのキャッチコピー)

この展覧会のことは、今年の展覧会を紹介した雑誌などで知って、
福田平八郎の斬新な日本画、見たいって思ってたんです。

2月24日(土)に「女性画家たちの大阪」展を見に来た時
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2024-03-09
福田平八郎展のチラシが3種類もある! それも凝ってる!!
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裏面(?)に使われている絵もそれぞれ少し違ってたりします。
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まずは、代表作で、重要文化財にも指定されている《漣(さざなみ)》昭和7年(1932)
去年3月30日に、東京国立近代美術館「重要文化財の秘密」展 で見たなー。
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2023-04-19

チラシを開いたところ
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どこまでも続く、きらめく水面。
 銀地に群青だけで一瞬の美をとらえ、
 日本画の新境地を拓いた代表作《漣》。

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竹の幹が個性豊かに(?)描かれている《竹》昭和17年(1942)
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「昔から竹は緑青(ろくしょう)で描くものと決まっているが、
私にはまだどうしても竹が緑青に見えない。」

(福田平八郎の言葉)

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左下の《池辺の家鴨》大正5年(1916) ユーモラスで良かったなー。

《桃》昭和31年(1956)頃
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「僕は植物の写生をする場合にはいつも対象物に触れる事を忘れない。
(中略)すべて愛の極致は、この触れるという事に帰着するのである。」

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チラシを持ち帰って、これはどうしても行かなくては!!! と、
まだ会期前でしたので、私にしては珍しく、
大阪中之島美術館のウエブサイトで前売券を買ってしまいました。
当日一般1,800円のところ、1,600円で買うことができました。

平日に行った方がいいかなーと思ったけど、
パートの平日休みになかなか都合がつかなくて、
やっぱり早いうちに行きたいと、日曜だったけど出かけたわけです。

2月24日と同じ西岐阜9:54発の東海道線で米原へ。
米原から新幹線を奮発して新大阪に11:27着。
地下鉄御堂筋線で淀屋橋駅へ。

大阪中之島美術館に着いたのは12時頃。
スマホのQRコードチケット見せて、長いエスカレーターに乗り、
4階の展示室へ。


第1章 手探りの時代
福田平八郎(1892-1974)は、大分市に生まれ、18歳のとき
絵を学ぶために京都に出て、京都市立絵画専門学校の別科へ入学。
翌年、京都市立美術工芸学校に改めて入学。

最初に展示されていたのが《野薔薇》大正2年(1913)
京都市立美術工芸学校2年次の公友会展の出品作で、
同級の日本画家・高谷仙外の父親が購入したことで、
初めて売れた作品となったと。

生い茂る枝に咲く野薔薇に、羽ばたくミツバチが精緻に描かれています。
21歳の平八郎の画力に感心します。

卒業制作で、学校買上げになった《雨後》大正4年(1915) も、
精緻な写実的な絵。

その一方で、俳画風?でユーモラスな《池辺の家鴨》大正5年(1916)
《兎》大正5年(1916)、《驢の図》大正7年(1918)など、
これはこれで、思わず笑っちゃうような絵で私は好きだけど。

可愛らしい女性が着物の柄も丹念に描かれている《春の風》大正5年(1916)
別の画家の絵が並んでいるのかって思うくらい、
作風に統一感がないのは、自らの進むべき道を模索していたんでしょうね。


第2章 写実の探求

大正後半から昭和のはじめにかけての平八郎は、
徹底した写実表現をこころみた作品を発表していきます。

この展覧会、ところどころに撮影OKの作品があるんです!
《安石榴》大正9年(1920)
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もちろん有難く撮影させてもらったけど、
私この作品ちょっと、うーん‥‥ってカンジ。
なんかゴチャゴチャしすぎてるっていうか。
榊原紫峰の影響が指摘できると。


これスゴイ!! って見たのが、
《鯉》大正10年(1921) 国(皇居三の丸尚蔵館蔵)
大正10年の第3回帝展で特選を受賞、宮内庁買上げになり、
平八郎の名を一躍画壇に轟かせた出世作。
この作品、3月24日までの展示だったそうで、見られて良かった!!


《朝顔》大正15年(1926)
白い朝顔を写実的に描いた作品。葉の一枚一枚まで克明に描かれているけど‥‥
なんか私にはあまり響いてこなかったというか。
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その隣に展示してあった《茄子》昭和2年(1927) はすごくいい!!って見た。
畑の3本のナスや、雑草のカヤツリグサ、3羽の雀が
繊細に描かれていて、余白のせいか、とても上品な雰囲気。


第3章 鮮やかな転換

なんと、この作品が撮影可だったんです!!
重要文化財《漣》昭和7年(1932)
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‥‥あれ? でも去年東京国立近代美術館で見た時より
なんかイマイチ良さが感じられないんだけどー。
写真撮る人でじっくり見られなかったせいなのか、
銀地(プラチナ地)のきらめきがあまり感じられなかったせいなのか??

でも発表当初は問題作として物議を醸したこの作品のすごさはわかります。


この《水》昭和33年(1958) も、
一見抽象画かって思っちゃうけど、水面のスケッチが何枚もあって、
克明に観察して描き上げた作品なんだって。
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(この作品は第4章に分類されてるんですが、
多くのスケッチと一緒に、ここに展示されてました。)

途中の休憩室より。チケットを買う人の行列ができてます。
(福田平八郎よりモネの展覧会のチケットを買う人が多いんだろいなー)
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自らを「写生狂」と称した平八郎
ところどころや、最後にまとめて素描や下絵、写生帖が
展示されていました。ほとんどが色鮮やかに着色されてて
(そういう作品が展示されているのかもしれないけど)
特に竹の写生帖では竹の様々な色に興味を持って描いているのがわかります。

素描・下絵《カーネーション、百合》昭和17年(1942)
カーネーションの花びらや葉の輪郭が色の塗り残しの白で
表現されていたり、壺の細かな模様の写生、いいなーって。
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第4章 新たな造形表現への挑戦

《新雪》昭和23年(1948)
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これも一見、抽象画かと思っちゃうような作品。
でもよく見たら、庭石に降った新雪のふわふわした様子が
よく表現されているのがわかります。


《氷》昭和30年(1955)
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あー! 水面に張ったこんな氷、確かに見たことがある!!
抽象画にも見えるような造形的な面白さ!


《桃》昭和31年(1956)
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チラシに使われてた作品だ。赤いお盆のまだ堅そうな桃。
桃の立体感? ちょっと触ってみたくなるような。


第5章 自由で豊かな美の世界へ

《海魚(かいぎょ)》昭和38年(1963)
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晩年の平八郎の作品、子どもの絵みたいになってきてるのがあって、
この絵は私、うーん? ってカンジなんだけど‥‥

《遊鮎》昭和40年(1965)
これは、一見子どもの絵みたいだけど、鮎の特徴が
よく描き出されてて、さすが釣りを趣味とした人だなって。
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第4章に分類されていた絵
《雲》昭和25年(1950)
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グラフィックデザインのようでもあるけど、
雲の輪郭にはモコモコした立体感が感じられます。
かなり大きな画面(118.7×85.0cm)にこのシンプルで大胆な表現!
まぁ、これ平八郎だから許されるってとこもあると思うけど‥‥


最後に「写生狂」平八郎の素描が沢山展示してありました。
《紅白餅》昭和24年(1949)
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《うす氷》昭和24年(1949)
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《栗、松茸》昭和20・30年代
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児童画展の絵が並んでいるところを模写した絵が面白かった!
昭和40年(1965)

出口のところで、あれ? 瓦屋根に雨が降ってきたところを描いた
《雨》がなかったと出品リスト見たら、それは後期展示とのこと。

大阪中之島美術館の会期3月9日(土)~5月6日(月・休)中、
【前期】3月9日(土)~4月7日(日)
【後期】4月9日(火)~5月6日(月・休) と、展示替えがあります。

大阪中之島美術館の後、大分県立美術館へ巡回します
会期: 5月18日(土)~7月15日(月・祝)

平八郎の故郷である大分の大分県立美術館、
多くの作品を所蔵しているんですね!
特に展示されていた多くの素描・下絵、写生帖は、
(ほんの一部以外)全て大分県立美術館蔵
初期の作品も大分県立美術館蔵のものが多い!

福田平八郎の初期から晩年までの画業、そして多くの写生が
見られる充実した展覧会です。(できたら後期展示も行きたいなぁ‥‥)

でも私、平八郎の絵、スゴイって好きな絵と、うーんこれはどうなのか?
なんて感じてしまう絵とあったんですよね。特に晩年の方に。
これは平八郎の実験的な試みを理解できてないせいなのかなぁ?
写生はどれも、すごい、面白いって見ましたけど。

そして展覧会後のお楽しみ、ショップでは、
《漣》の手ぬぐいとかシャツとかトートバッグにも魅かれたけど、
結局こちらの3点を購入。
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(カレンダーは、図録購入者へのプレゼントとしてもらえました。
無くなり次第終了とのこと)
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図録2,800円(税込)
表紙はやっぱり重要文化財の《漣》ですが、
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裏表紙は写生帖の漣のスケッチが使われています。
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《漣》のクリアファイルは中にアルミ蒸着の仕切りがあって、
銀箔のきらめきを感じることができます。550円(税込)

そして、平八郎がスケッチしてた富山銘菓「薄氷」6枚入り1,296円(税込)
まぁなんて雅で上品なお菓子なんでしょう!!
宝暦二年(1752)創製の伝統の銘菓なんだそう。
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大阪中之島美術館: https://nakka-art.jp/
「没後50年 福田平八郎」展のページ: https://nakka-art.jp/exhibition-post/fukudaheihachiro-2023/
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豊田市美術館「未完の始まり―未来のヴンダーカンマー」 [美術]

3月3日(日)豊田市美術館へ行きました。
「未完の始まり
 ―未来のヴンダーカンマー」という展覧会をやっています。
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うーん、正直タイトルからしてよくわからない
「ヴンダーカンマー」って?
絵画や彫刻に加え、動物の剥製や植物標本、地図や天球儀、東洋の陶磁器など、世界中からあらゆる美しいもの、珍しいものが集められた「ヴンダーカンマー(驚異の部屋)」。15世紀のヨーロッパで始まったこの部屋は、美術館や博物館の原型とされています。それは、見知らぬ広大な世界を覗き見る、小さいながらも豊かな空想を刺激する展示室でした。しかし、大航海時代の始まりとともに形成されたヴンダーカンマーには、集める側と集められる側の不均衡や異文化に対する好奇のまなざしも潜んでいました。
グローバル化が進み、加速度的に世界が均質化していくなかで、今改めて文化や伝統とはなにか、また他文化や他民族とどう出会うかが問われています。かつて「博物館行き」は物の終焉を意味する言葉でしたが、5人の作家たちは、歴史や資料を調査・収集し、現代のテクノロジーを交えながら、時を超えた事物の編み直しを試みます。美術館の隣に新しくできる博物館の開館にむけて開催する本展では、文化表象の実践の場としてのミュージアムの未来の可能性を探ります。
(チラシ裏面の文)
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でも、豊田市美術館の展覧会はいつもすごくいいし、
年間パスポートも持ってるので、何の知識もないまま
(チラシも美術館へ行ってから手に入れた)出かけました。

年間パスポートを提示して、この日の入場券をもらいます。
置いてあった作品リストがとても充実していました。
豊田市美術館のウェブサイトからダウンロードできます:
https://www.museum.toyota.aichi.jp/wp-content/uploads/2023/02/guide.pdf

この展覧会、5名の出品作家の作品で構成されています。

まずは、
ガブリエル・リコ Gabriel Ricl
[1980年ラゴス・デ・モレ(メキシコ)生まれ。グアダラハラ(メキシコ)拠点。]
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野ウサギの剥製が三角形のネオンを見つめています。
へー、なんか面白いなーって、タイトルを見たら
《ピタゴラスからペンローズへ(野ウサギ)》2019年
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後でネットで調べて知りましたが、ペンローズの三角形って、
ありえない形(不可能立体)なんですね
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(Wikipediaからお借りしました)
タイトルも意味深で面白い。
ウサギや鹿の剥製が人類の叡智と宇宙の法則の象徴である幾何学に対峙しています。南米の神話に登場するこれらの動物たちは、人間の経済活動の結果であるネオンや鉄などの工業製品でできた幾何学を静かに観察し、あるいはそれに絶望的に向き合っています。」(作品リストより)

鹿の剥製が半円形のネオンに向き合っているのは
《イエスの星占い(ダン、リチャード&ヨセフ)》2023年
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キリスト教に詳しくない私にはタイトルの意味が
よくわからないんだけど、なんか深い精神性が込められている?
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壁に掛かっている平面作品は
《ふたつめの原因はひとつめを説明するためのものである(パラモ山、オーク)》2020年
メキシコ・ウィチョル族の伝統的な手法で刺繍したものだそう。

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焚火を囲む4人の人物? だけど頭がそれぞれ違う
《頭のなかでもっとも甘美な》2021年
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色ガラスでできた人物の中のガイコツがユーモラス。左より
《あなたの無知を慰める(最大の障害)Ⅰ》2023年
《あなたの無知を慰める(最大の障害)Ⅱ》2023年
《あなたの無知を慰める(最大の障害)Ⅲ》2023年
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壁に展示されている作品左から
《よりたくましい自然...よりたくましい幾何学(47)》2020年

オレンジ色の四角い色ガラスの周りにギザギザの形がついてる
《もし太陽が私と私たちの間の空間でより小さくっていたとしたら、その色はもっと失われていただろう(ガラスの四角)》2020年

《わずかな差を埋めるにはⅦ》2022年
ウィチョル族の伝統的な技法であるチャキラ(ガラスビーズ)で作られています。
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《太陽の内部を直接見ることはできない(五角形とマスク)》2022年
真鍮の棒でできた太陽のような形の中に、
ネオンの五角形と仮面が目のよう?
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《最上級の味わいと見事な神聖さ(7)》2021年
真鍮の支柱に掛けられた枝の両端に金箔がぶら下がってる。
同じような形のネオンも掛けられています。
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一見ポップな印象の作品だけど、
タイトルも含め、いろいろ意味を考えさせられて面白い。

次のコーナーは、
タウス・マハチェヴァ Taus Makhacheva
[1983年モスクワ(旧ソビエト連邦)生まれ。モスクワおよびドバイ(アラブ首長国連邦)拠点。]

中央に置かれているのは、マハチェヴァのルーツである
ダゲスタン共和国にある山の模型
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なんか契約書みたいな書類が並んでいたんですが、
(写真には写ってない)
《リングロード》2018年
この山頂を一周する環状道路の施設プロジェクト案です。入口も出口もないこの山の道路建設にかかるプロセスと費用、契約書が壁に取り付けた台座に提示されています。もしこの不可能にみえる事業を実現することができるなら、この彫刻作品を手に入れることができます。しかしできない場合は、展覧会が終わり次第、速やかに作家に返却しなくてはいけません。(作品リストより)

映像作品とそこに出てくるペンダントのパーツが展示されていたけど、
《セレンディビティの採掘》2020年
これらのペンダントのパーツを身につけると、
それぞれ異なる機能が表れる?
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他の映像作品なども結局よくわからず(^^;>


田村友一郎 Yuichiro Tamura
[1977年富山生まれ。京都拠点。]

《TiOS 2024年》
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部屋の中央にゴルフ場のバンカーが作られていて、
砂の上に一本のゴルフクラブが置かれています。
(ペーパーバックの『ライ麦畑でつかまえて』もあったそうだが
気付かなかったなー(^^;)
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その上にUFOのようなものが吊り下げられています。
よく見たら、携帯電話が並んでるんだ!
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携帯電話のライトが点灯していくと、
ゴルフ場の砂がキラキラ光ってきれい!
この砂、液晶画面が砕けたものでできているのだそう。
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映像作品のナレーションは、AIにより蘇ったジョン・レノンの声!
空からの映像は、ジョン・レノンが今の世界を見下ろして
語りかけてくるかのようにも感じられる。
チタンって骨と結合するんだそうですね。
チタン製のゴルフクラブを見た宇宙人は、
こんな骨を持った生物がいたのかと勘違いするかも?

今やチタンはゴルフクラブや建築資材、戦闘機や宇宙船、
携帯電話にも使われているそう。

ステンレス製の寝椅子に置かれているのは、チタン製の骨
直立歩行を始めた最初期のアファール猿人ルーシーの骨
ルーシーという名前は60年代に流行したビートルズの楽曲
「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」に
因んで命名されたとのこと。
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骨やゴルフクラブや携帯電話のレントゲン写真も展示されてます。
知的好奇心が刺激されて面白かった。
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リウ・チュアン Liu Chuang
[1978年湖北省(中国)生まれ。上海拠点。]

《リチウムの湖とポリフォニーの島Ⅱ》2023年

映像作品なんですけど、うーん。なんかよくわからない。
少数民族のお祭り(?)とか、昔の中国の宮廷風の衣装の人、
皆がスマホを見ている現代中国の風景、
リチウムが採掘されるという湖とか‥‥
リチウムってスマホに欠かせない金属なんだそうですね。

しばらく見てたけど、ウトウトしてしまったこともあって、
途中で出てしまいました。作品リスト見たらこの作品
55分45秒あるんですって?!

以上が、1階の展示室8に展示されていた作品。
2階の展示室1へ行く前に、

豊田市美術館でのお楽しみ、カフェで
展覧会にちなんだ限定デザートをいただきました。
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レアチーズケーキにリチウムと湖をイメージしたメレンゲがのってました。
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甘酸っぱくて美味しかった。コーヒーを付けて1,500円
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さて、2階の展示室1 では、

ヤン・ヴォー Danh Vo
[1975年バリア(ヴェトナム)生まれ。ベルリン拠点。]

展示室の中に木でできた枠が組み立てられていて、
額に入った花の写真が並んでいます。
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これらの額は、ヴェトナム戦争を推し進めた
米官房長官ロバート・マクナマラの息子の農場で育った胡桃で
作られているのだそう。

中央に置かれた彫刻は、紀元2世紀のローマ時代のもの
男性の肉体美の称揚にアメリカのミニタリズムを嗅ぎつけ、ギリシャ・ローマ時代を源流とする欧米文化の解体を暗示します。(作品リストの文より)
ってことだけど‥‥
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写真の下には作者の父により、花の名前が
美しいカリグラフィで書かれていて、
花の写真を見て、たまに名前が読めると嬉しかった。
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「未完の始まり:未来のヴンダーカンマー」の展示はここまで。

階段を上がって3階の展示室2からは
2023年度 第3期 コレクション展

こじんまりとした小部屋の3面の壁に
山口啓介のエッチング作品が展示されています。
《RNA World - 5つの空 5つの海》1991年
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右 《炭素の船》1990年

通路のようになった場所に、
ヨーゼフ・ボイスの展示ケースを使った作品が置かれています。
博物館っぽい! 「ヴンダーカンマー」展に通じるような展示ですね!
手前《ヴィトリーヌ:耕地の素描》1963-83年
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左 トニー・クラッグ《無題 (棚に置いた5本のボトル)》1982年
右 イチハラヒロコ《美術中。》2005年(first edition 1999)
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「美術中。」(笑)
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展示ケースに名並んでいると、博物館っぽいなぁ!
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色とりどりのランドセルが並んでいます。
コブラの皮革、タテゴトアザラシ(毛付)の皮革、タテゴトアザラシの皮革、イワシクジラの皮革、ダチョウの皮革、カイマンワニの皮革、カバの皮革、ヨシキリザメの皮革 でできたランドセルだそう。
村上隆《R. P. (ランドセル・プロジェクト)》1991年
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私が小学生だった頃は赤と黒くらいしかなかったランドセルも、
今やいろんな色があって、気に入ったものを購入するには
1年前くらいから準備しないといけないとか!
もちろんこんな希少動物の皮を使ったランドセルはありませんけどね。

不思議な形‥‥
左は、笹井史恵《secret negotiation 1》とsecret negotiation 2》2002年
乾漆に朱漆、塗立仕上
右は、さかぎし よしおう《8012》《5005》《5014》《7029》
セラミックでできているそう。
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榎 忠《薬莢》1991年
どこまでが作品なのか? 金メッキが施されている?
ガラスケース含め2点組で作品みたいだけど。
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フツーの美術館っぽい(?)展示
左より 河井寬次郎《象嵌草花扁壺》1941年頃 《碧釉扁壺》1964年
黒田辰秋《赤漆彫華紋飾手筺》1941年 《乾漆耀貝螺鈿捻十稜水指》1965年
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展示ケースに雑草が生えてる?
須田悦弘《雑草》2000年
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展示室4へ進むと、左から
白髪一雄《無題》1957年
吉原治良《無題》1961年
斎藤義重《作品》1959年
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ブリンキー・パレルモ《無題》1970年
奥は、櫃田伸也《風の出来事》1977年
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最後の小部屋に
奈良美智《Through the Break in the Rain》2020年
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階段を降りて2階の展示室5

豊田市美術館が誇る
クリムト《オイゲニア・プリマフェージの肖像》1913/14年

そして、エゴン・シーレ17歳の作品
《レオポルト・ツィハチェックの肖像》1907年 と、
《カール・グリュンヴァルトの肖像》1917年 が並んでました。
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このツーショットは珍しいのでは?

奥には自画像が3点。左から、
岸田劉生《自画像》1913年
オスカー・ココシュカ《絵筆を持つ自画像》1914年
そして、この小さな自画像は誰? とキャプション見たら、
藤田嗣治《自画像》1943年
豊田市美術館HPのコレクションの音声ガイドによると、
https://www.museum.toyota.aichi.jp/collection/foujita-tsuguharu
戦時下の日本で、昭和18年元旦に描いた自画像とのこと。
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1階の展示室6には、小堀四郎
展示室7には、宮脇晴と宮脇綾子の作品がありました。

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豊田市美術館: https://www.museum.toyota.aichi.jp/


このコレクション展の展示室4-5の展示は3/17(日)まで。
3/19(火)より 2023年 新収蔵品展が展示されるそう。

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大阪中之島美術館「女性画家たちの大阪」展へ行ったこと

2月24日(土)、大阪中之島美術館の
決定版!  女性画家たちの大阪」展 を見に行きました。
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2024-03-09

展覧会のことは前記事に書きましたが、
それ以外のことを。

西岐阜9:54発の東海道線で米原10:40着
米原から新幹線を奮発して新大阪に11:27着
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乗車券2,640円 新幹線自由席2,530円
地下鉄御堂筋線で淀屋橋駅へ 240円

わー、キリコみたいな彫刻って見たら、ホントに
ジョルジオ・デ・キリコ《ヘクトルとアンドロマケ》1973年
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こちらは、
マルチェルロ・マスケリーニ《水浴者》1980年
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富永直樹《ボジョレーの娘》1990年
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都会にはいろいろ刺激的な風景が溢れてますね。
「田舎の三年、都会の昼寝」って、特に
グラフィックデザインを学び始めた時に言われたなー
当時の多摩美は八王子の山の中の、
ホントに何もない場所にあったので、
都心に出て色々見てこいって。
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壁面のレリーフが素敵! 中之島フェスティバルタワー
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鳩がかなり近づいても逃げない。
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大阪中之島美術館へ
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2階のウインドウ越しに不思議な作品が見えたので
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Osaka Directory 6 supported RICHARD MILLE
木原結花

2024.01.27-2.25
入場無料・撮影可

Osaka Directory supported by RICHARD MILLE とは、
大阪中之島美術館が関西・大阪21世紀協会と共同で主催する、関西ゆかりの若手作家を中心に個展形式で紹介する展覧会 だそう。

木原結花(きはら ゆいか)さんは、
氏名や戸籍等が判明せず、遺体の引き取り手が存在しない「行旅死亡人(こうりょしぼうにん)」に着目し、人間の存在の曖昧さを問いかける作品を作ってきました。
(大阪中之島美術館のウエブサイトより)
https://nakka-art.jp/exhibition-post/osaka-directory-dir6/

展示台にあるのは《行旅死亡人》2016年
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新聞に載った行旅死亡人の小さな記事と、
古いポートレート写真(に見える)が並んでます。
この人はどんな人生を送ったのかなとか
想像してしまうけど、実はこの写真、木原さんが
必要最低限の文字情報から生前の姿を想像し、
遺体が発見された場所を撮影して合成した写真なんだそう。
そうか、名前もわからないのだから、
生前のポートレート写真があるはずはないのよね。

私はアイデンティティを見出されないまま事務的な作業で処理される人物にアイデンティティを求め、ある種それを与える作業を行った。しかし、それは同時に本物のアイデンティティを隠してしまう。ではこの出来上がったイメージはいったい何なのか。虚構なのか、事実なのか、そのどちらでもあるのか、ないのか。あやふやで掴みきれないそのあり方は、まさに「行旅死亡人」と呼べるものではないだろうか。(作品リストの文章より)

透明な人物像が崩れたような印象的な造形は、
《そこにいるはずだったあなたの。世界にはない現象であなたの形を作成する》2023年
あるアニメの聖地に赴き、その場所の太陽光で紫外線硬化樹脂、通称「UVレジン」を固めた立体作品と、それによよるインスタレーション
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アニメのキャラクターの実寸の人型を使用して、
UVレジンを流し込んで太陽光で硬化させたものとのこと。
アニメの聖地へ行っても、当然だけど、そこにアニメの人物がいたわけではない。

架空の存在と実世界の境界を揺るがす表現を試みます。

まぁ難しいことはとにかく、
溶けたような透明な人物像が並んでいて面白いなって。


それから4階の「女性画家たちの大阪」展へ
展覧会休憩室から見下ろしたチケット売場の混雑
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「女性画家たちの大阪」展を見終わって、できたら
「モネ 連作の情景」展も見たいと思ってたんですが、
さっき4階から見下ろした時よりチケット売場も並んでたし、
(「女性画家―」のチケットで割引になるので、
 こっちのチケットはネットで買いませんでした。)
エスカレーターの前の行列がなんと外まで伸びていて諦めました。

ヤノベケンジ《SHIP'S CAT (Muse)》2021年
の周囲も人でいっぱい。
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芝生広場では「NAKKA Marché(ナッカマルシェ)」として、
いろんな出店が並んでました。
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3時になって、お腹も空いてたので、何か食べたいと思ったけど、
あまり気に入ったのが無くて‥‥
1階のレストラン「ミュゼカラト」は当然ながら行列。

隣の国立国際美術館のレストランは、たしか
観覧券なくても入れたハズと行くと、食事は3時まで(T.T)

どうしようかなーって道を渡ったところで目についた
こちらのお店のメニュー写真に惹かれて入店すると、
カウンターに3人、テーブルに2人も入ればいっぱいになってしまう
小さなお店「GURFA
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パセリバターのチーズバーガーサンド1,200円
付け合わせをポテトかサラダを選べて、サラダにしました。
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ドリンクを、安かったので(^^; エスプレッソ400円にしたけど、
ちょっと濃くて苦すぎたかな。カフェラテにしておけばよかった。

さて、4時近いし、これからどうしよう?
展覧会を見るには遅いし、これで帰るのもなんか‥‥と

モディリアーニ展に来た時にあきらめた
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-06-05
北浜の「五感」に再チャレンジしてみようと

あっ、道の反対側なのでうまく写ってないけど、
青木野枝さんの作品ですよね?!
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このビルの壁面、面白いなー「光世証券」だと。
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「五感」は、2階のカフェは終了とのことで(T.T)
‥‥まぁ、三連休の土曜日ですものねー

さて、どうしよう?
たまたま朝聞いていたラジオで、大阪天満宮の梅がきれいだった
って声が寄せられていたことを思い出して、場所を調べたら、
まぁ、歩いて行けないこともない、と。

レトロな風情の商店街「天神筋商店街」
日本一長い商店街だとか。
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石垣が立派「蛭子門」駐車場へ入る車が並んでました。
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表大門
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「梅まつり」の旗が立ってます
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まずは御本殿へ参拝
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盆栽の松と梅が飾られています
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境内のあちこちに梅が咲いてます
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一本の木に白とピンクの花が咲いてます「思いのまま」?
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でも、参集殿で開催されていた
「てんま天神梅まつり 盆梅と刀剣展」は、
午後4時までの入場受付とのこと(T.T)

祖霊社
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天満天神 繁盛亭
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天神橋筋商店街2丁目のアーケード入口に飾られた人形
天神祭のお迎え船に乗せる御迎人形をモチーフにしていて、
浄瑠璃や歌舞伎の登場人物を題材としているとのこと。
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地下鉄「南森町」駅があったけど、まぁそれほど遠くないし、
JR大阪駅まで歩きました。

大阪駅地下街のディスプレイ
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帰りは全て在来線で
大阪18:00発→米原乗換→西岐阜20:17着 2,640円


大阪天満宮: https://osakatemmangu.or.jp/

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大阪中之島美術館「女性画家たちの大阪」 [美術]

2月24日(土)、大阪中之島美術館の
「決定版!
女性画家たちの大阪」展 を見てきました。
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大阪では多くの女性日本画家が活躍していたそうですね。

とかく男性中心だった美術界で、これは
近代大阪の大きな特色だったのではないでしょうか。

大正元年(1912)、20歳だった島成園(しま せいえん)が文部省美術展覧会に入選し、その成功に触発されて同世代の岡本更園(おかもと こうえん)や木谷千種(きたに ちぐさ)、生田花朝(いくた かちょう)なども続きます。女性の社会的な活動が制限されていた時代にあって、絵筆ひとつで個性と才能を発揮し、正しく評価される可能性に女性たちは目覚め、発奮したのです。(チラシ裏面の文より)

チラシ見て、ちょっと少女漫画みたいな雰囲気
なんて感じてしまったんですよね。
どこが? って言われるかもしれないけど。
優美でロマンティックな感じ?

1964年に高校2年生の里中満智子が
第1回講談社新人漫画賞を受賞してデビューしたことに触発されて
多くの少女が漫画家を目指した(憧れた‥‥私も
それからかなり遅れてだったけど、そんな一人だったかな)
ことを思いました。その頃の少女漫画は手塚治虫、ちばてつや、
石森章太郎など、男性によって描かれている作品も多かったです。

まぁそんなで、この展覧会行きたいなって思ったんです。
でも、パートの休みがなかなかなかったり、休みでも
ダラダラと朝過ごしてしまって、つい行きそびれていました。
大阪だし、諦めようかなとも思ったけど、
珍しくパートが土曜日休みだった24日に思い切って行きました。
会期【2023年12月23日(土)~2024年2月25日(日)】ギリギリ!

行きの列車の中で、美術館のチケットサイトからオンラインで
チケット買って正解! 一般1,800円

この日、大阪中之島美術館では「モネ 連作の情景」という展覧会も
やっていて、美術館のチケット売り場は結構並んでいたので。

スマホのQRコード画面を見せてエスカレーターに乗り、

「女性画家たちの大阪」展は4階展示室(「モネ―」は5階)
QRコードを読み取ってもらい入場。
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第一章 先駆者、島成園

島成園(1892-1970)
京都の上村松園、東京の池田蕉園と並び閨秀美人画家の三園と称され」たことは、
2016年に岐阜県美術館で開催された
「ジャパン・ビューティー」展で知りました。
「閨秀」なんて言葉にはちょっと抵抗があるけど、
これは「ジャパン・ビューティー」展の図録の
島成園についての文章。今回の展覧会でとても残念だったのは、
図録が売り切れていたことー(T.T)

多くの女性画家が紹介されていて、展覧会見ながら、
後で図録でしっかり確認しようと思ってたのにww(泣)

なので以下「ジャパン・ビューティー」展や
「福富太郎の眼」の図録などを参考にしながら書きます。
(あぁ、この展覧会の図録欲しかった!)

最初に展示されていたのが、
《祭りのよそおい》大正2年(1913) 大阪中之島美術館蔵
20歳で文展に初入選した翌年、大正2年の第七回文展入選(褒状)
三人の華やかな着物の少女に対する地味な着物の少女が描かれています。、
少女たちの愛らしさはもちろんだけど、
貧富の差みたいな社会問題も描き出されていて、いいなって。
昔は身なりで貧しいか豊かか、身分が一目でわかりましたよね。

その隣に、《おんな(原題・黒髪の誇り)》大正6年
あ、これ、あべのハルカス美術館
「コレクター福富太郎の眼」で見た絵だ!って
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-01-30
女の情念を感じさせるような黒髪と、
般若が描かれた着物が印象的で、
あの展覧会の中でも気に入った絵だったので嬉しい。
ShimaSeien.jpg
「コレクター福富太郎の眼」図録より

大正元年(1912)第六回文展に初入選(褒状)して評判になった絵が
《宗右衛門町の夕》
この展覧会に展示されていたのは、その絵と同じものを描いてほしいと
依頼されて描いた個人蔵の《宗右衛門町之夕》

「福富太郎の眼」展で気に入った《春の愁い》大正6年頃 も
展示されていて、これも島成園だったのね!
福富太郎の感性、すごく私好みだわーと。
ShimaSeien.jpg

チラシ裏面左上に使われている
《無題》大正7年 大阪市立美術館蔵
女性の顔の痣が異様な雰囲気‥‥!
描きかけのようなバックも不思議なインパクト。
これは下絵の前の自画像、というか描かれているのは
自分らしいが、島成園の顔には痣などない。
わざわざ痣を描いたのはどんな心境が?
この表情といい、内面の苦しさ、悩みを表しているのか?

撮影可だった第5章に展示されていた
島成園《自画像》大正13年
2024-2-24-(24).jpg
なんか訴えてくるような迫力の、印象的な絵!

《伽羅の薫》大正9年(1920)
デカダンな雰囲気漂う細長くデフォルメされた太夫の姿
美人画の範疇から外れてしまうような迫力!
賛否両論が巻き起こったそうですが、まぁ、私も
好きか嫌いかって言われると‥‥だけど、大正9年に
この表現はすごく新しいんじゃないですか?

大正9年(1920)に銀行員と結婚後は夫の転勤に同行して
大阪や画業から離れるが、戦後は大阪に戻り、制作を再開

ってことですが、この展覧会には戦後の絵は出てないような‥‥
昭和に入ってからの絵は、なんかちょっと、
フツーの絵(?)になっちゃったみたいで、
情念みたいなものが感じられない。
やっぱり結婚生活が制作の支障になってたのかな。
昔の少女マンガ家も、結婚して辞めちゃう人多かったですよね。
残念だなぁ。


第2章 女四人の会―島成園、岡本更園、木谷千種、松本華羊

島成園、岡本更園、木谷千種、松本華羊で結成した「女四人の会」

井原西鶴「好色五人女」に登場する女性をテーマに
第一回展が大正5年(1916)に大阪三越で開催されます。
女性だけで開催したことから「生意気」だと批判されたとか。
展覧会の後の方で、4人がそれぞれの出品作の前に立って
撮影した写真が展示されてましたが、皆若くて素敵!
気概にあふれているというか。



チラシ裏面右上に使われている
木谷千種《をんごく》大正7年(1918) は、前期展示で見られなかったけど、
《浄瑠璃船》大正15年(1926) が展示されていました。
OsakaWomenPainters-(1).jpg
(クリアファイル購入 440円)
なんて優雅で贅沢な世界なんだ!!
大店のお嬢様が、船でうっとりと浄瑠璃を聞いています。
抹茶を立てている女性もいますね。

木谷千種(1895-1947)東京の池田蕉園に学び、大阪へ戻り、
「八千草会」で多くの女性画家を育てたとのこと。


松本華羊《殉教(伴天連お春)》大正7年(1918)頃
MatsumotoKayo.jpg
これも「福富太郎の眼」展ですごく気に入った絵!


第3章 伝統的な絵画―南画、花鳥画など

女性画家が活躍したのは、美人画だけではありません!

江戸時代から大阪で興隆した文人画(南画)の分野においても河邊青蘭(かわべ せいらん)、融紅鸞(とおる こうらん)などが活躍しました。彼女たちは画塾で後進の女性に絵を教え、グループを結成して絆を深め、その裾野はさらに広がりました。(チラシ裏面の文より)

このあたりの絵、詳しくないので、私には
絵を見ても、名前でも、女性が描いたのかどうかわかりません。
女性がこんな絵も描いていたのね! と。


第4章 生田花朝と郷土芸術

生田花朝が描いた大阪の寺や祭の絵が展示されていました。

《四天王寺精霊会図(原題・四天王寺曼陀羅)》昭和2年(1927)
大きな画面に四天王寺の建物や人物が細かく丁寧に描かれています。

チラシ裏面に使われている《だいがく》昭和時代 は、
行根神社の神事だそう。柔らかな色調が上品。


第5章 新たな時代を拓く女性たち

この章、撮影可!!
島成園や木谷千種らに影響を受けて、多くの女性画家が活躍したんですね。

「島成園と浪華の女性画家」展(2006年)の開催から17年。作品の発掘や調査研究の深化に多大なご協力を得て、本展では50名を超える近代大阪の女性日本画家の活動を、約150点もの作品と関連資料によって紹介します。(チラシ裏面の文より)

そんな調査研究の成果がまとめられた図録、欲しかった! (未練がましい)
図録で確認しようと思ってたので、
せっかく写真撮ったのに、作者とタイトルがわからない(T.T)

多分、金澤成峰《哀しみ》大正後期-昭和前期 だと思う
(ネットで確認できました!)
2024-2-24-(18).jpg
白無垢に赤い着物を抱え、髪には折れた矢が刺さっています。
戦で恋人か婚約者を失ったのか。


吉岡美枝《樋口一葉》昭和17年(1942)
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鏑木清方が樋口一葉を描いた絵に似てるな、
あの絵どこで見たんだっけ? と探したら、
東京藝術大学のコレクションから、女性像に注目した
名古屋市美術館「麗しきおもかげ」展でした
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2016-04-24
Kiyokata-Ichiyo.jpg
キャプションの解説にも「清方作品を参考にした可能性が高い」と。
でも吉岡美枝の一葉はちゃんと机に向かってます!


ガラスの映り込みでうまく撮影で来てませんが
三露千鈴《殉教者の娘》大正15年(1926)
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たおやかで上品な女性の絵
「八千草会」で学んだ三露千鈴は、わずか22歳で亡くなってしまったと!
チラシ裏面左下の《化粧》大正後期 も三露千鈴の絵


西口喜代子《淀殿》大正後期-昭和前期
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「ジャパン・ビューティー」展で見た
木谷千草《化粧》に似てるなって見たんですが、
ネット見てたら木谷千草《化粧》は前期に展示されていたみたいですね。
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西口喜代子《淀殿》も完成度が高くて素敵!
「八千草会」で学んだ人らしいですが、
これだけの絵を描いた人のことが、よくわかっていないとか。


橋本花乃《七夕》昭和5-6年頃
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七夕の飾りつけをするおかっぱ頭の少女たち。
それぞれの着物の柄も細かく描かれています。


鳥居道枝《少女像》大正9年頃
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伝統的な美人画や日本画からはみ出してしまうような
肉体を感じさせる立体的な表現! 少女の顔もいいなぁ!


図録が買えなかったのが残念だけど、(まだ言う(^^;
見に行けてよかった展覧会でした。
(お正月2日からやってたんだ‥‥知ってたらww)

この日、大阪中之島美術館では「モネ 連作の情景」展もやってて、
できたらそちらも見たいと思ってたんですが、
すごい行列で諦めました。

「女性画家たちの大阪」展は、そこそこ混んでたけど、
まぁストレスなく見られて良かったです。

そんなことも含めて、この展覧会以外のことは次の記事で――

大阪中之島美術館: https://nakka-art.jp/

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松坂屋美術館「西田俊英展」 [美術]

2月22日(木)、松坂屋美術館へ行きました。

「西田俊英 展
 不死鳥-前代未聞のスケールで描く巨大作」
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このチラシを見るまで、西田俊英という画家の
名前も知りませんでした。

2023年10月29日の日曜美術館で、
“描く”という祈り 日本画家・西田俊英
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/GJKXJ33MKW/

が放送されたそうですが‥‥
私、日曜美術館は見てる(リアルタイムで見れない時は
録画で見るようにしているハズ)なんだけど‥‥

この展覧会を見てきてから、2月25日に再放送された
番組を見て、西田俊英氏が、屋久島の現生林に分け入り、
一晩、巨樹と対峙してスケッチする様子に、
すごいなーと感動しました。


そんなことを知らなくても、チラシの絵の
大樹の壮大なスケールと繊細な描写が素敵だなぁと。

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 日本美術院同人、日本芸術院会員である西田俊英は(1953- )、2023年武蔵野美術大学退任記念展として開催された展覧会で、2022年から約1年間、屋久島に滞在して描いた巨大日本画《不死鳥》を発表しました。その時点で第2章までの約40mであった本作は、最終的には、6章構成の全長70mにもなる前代未聞の大作とななります。
西田が世界自然遺産として知られる屋久島に魅了されたのは、その豊かな原生林に象徴されるように、森林が人間にとってかけがえのない存在で、その貴重な自然、そしてそこに棲む生命の営みに、画家が強く共感したからです。その稀有な自然を見つめることで「人間と自然の共生」「生命の循環」をテーマにした壮大な物語を紡ぎだしました。
本展では、その後も新たなインスピレーションを交えて、ライフワークとして取り組む本作をさらに進化したかたちで一挙公開いたします。

(チラシ裏面の文)

松坂屋美術館は松坂屋名古屋店 南館7階にあります。
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入館料は一般800円でしたが、ここに来る前、
名古屋駅の金券ショップのぞいたら、
招待券が500円で出てたのでゲット!

展示室内は撮影禁止

まずは第1会場へ。屋久島に滞在して描いた
《不死鳥》

高さも結構ある(205.0cm)けど、とにかく長い!!
展示されている壁が曲がっていて、絵全体を見渡すことが
できません!

<第一章 生命の根源>
屋久島の原生林に降る雨が川となって流れます
巨大な絵なのに、描写はすごく繊細で、
あちこち描かれた蛙やカニ、蝶やヘビがとてもリアル
そして闇の中を幻想的な不死鳥が飛び立ちます


<第二章 太古からの森>
水鏡のような淵に映る木には猿たちが遊び、鹿もいます
そして森の妖精も!
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(図録より)

そしてチラシ表面に使われている
朝の光が森に差し込んでくるシーン!
ここ、すごく感動した!!
絵から神聖な光が降り注いでくるみたい

そして夜、満天の星のきらめきと、
地面にも無数のきらめき。

日曜美術館でこのシーンを描いている様子を
放映してましたが、細かく地面の根や葉を描いた上に
黒い絵の具で塗りつぶしていったりと、まぁなんと
手がかかっているんだ! と。

星も描いてから塗りつぶし、こすって出してましたね。
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<第三章 森の慟哭>
斧を手にした不気味な妖怪が描かれています

そして、大勢の人間が木を切ろうと進んでいるところが
鉛筆の輪郭で描かれていました。

この《不死鳥》はまだ制作途中で、この後、
<第四章 彷徨う精霊たち>
<第五章 森の再生・命のバトンタッチ>
<最終章 森と人のユートピア> の全6章で構成され、
完成すれば全長90mとなるそう。(図録より)

本展では第三章の一部まで、48mが展示されています。

屋久島の森で描いたスケッチも展示されていました
まぁよくここまで描き込んだもんだ‥‥と。
紙の折り目も気にせずに描いているところに、
現場感?みたいな迫力を感じてしまった。


第2会場では、若い頃の作品も展示されていました

1981年に制作された《宙》
府中の大國魂神社参道の雷に打たれた大欅。時間だけは豊富にあった20代。
 息苦しくなるほどの執拗な描写が自分の未熟な技量を補うものだと信じて描いていた。
」(絵に添えられたコメント)
屋久島の巨樹に通じるような巨木の絵

インドの女性の強いまなざしが印象的な
《水汲みのマヤ》1999年
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夜に白く輝く端正なタージ・マハルの絵、素敵!
《星夜燦々》2001年


2頭の聖牛を師の奥村土牛先生と塩出英雄先生に見立てた。
 高潔で温厚だったお二人の人柄を偲ばせる安寧の地に座り込む仔牛は、私自身を象徴する。
」という、
《聖宿》2004年

夜の桜が窓に広がる室内の男とボルゾイ犬の絵
《月窓》2014年
ちょっと冷たい(端正とも言う)装飾的な美しさ‥‥私好きだなぁ!

図録購入 880円
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この展覧会、松坂屋美術館で3月3日(日)まで開催された後、

茨城県天心記念五浦美術館で、
2024年4月20日(土)~6月23日(日) に巡回します。

全て完成した《不死鳥》は、いつ見られるかな?
楽しみです。

松坂屋美術館: https://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/museum/
西田俊英公式HP: http://nishida-shunei.com/

Eテレ日曜美術館「“描く”という祈り 日本画家・西田俊英」
3月3日(日)午後8:00~8:45 に再放送されます。

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展覧会鑑賞後、松坂屋美術館の1階上にある
ハーブスでランチいただきました。

ここのランチ、お値打ちだって聞いてたんですけど、
いつも時間に間に合わないんですよね(AM11:00~PM3:00)

今回初めて間に合いました。(かなり待ったけど)
まずはサラダ
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そしてパスタ ベーコンとほうれん草のパスタを選びました。
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本日のハーフサイズケーキ ティラミスを選びました
ドリンクはレモンティーを。
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ここのケーキ、ケーキ好きで大食いな私でも、
ハーフサイズで十分ですよね!

これで2,100円 満足ですー(^^)

ウインドウのディスプレイとガラスの映り込みが面白いなー
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もう桜が咲いてる!
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「オオカンザクラ」だそう
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ナディアパーク(国際デザインセンター)のアトリウムでは、
大同大学 情報デザイン学科 3Dデザイン分野の
卒業制作展が開催されていました。
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ミイと暮らして [猫]

去年の9月7日に猫のタビが19歳で死んで
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2023-09-15

11月22日に新しい猫「ミイ」をもらってきたんですが、
猫の日々が戻りました
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2023-12-10

まー、それからというもの、我が家は
ミイにひっかきまわされております(^^;

息子も、こいつはタビにそっくりだけど、
性格は全く違うなーと。

タビは老齢だったこともあり、近年は
ほとんど猫ベッドで寝てばかりだったのに、

ミイはとにかく動きまわる、遊ぶ、食べる、鳴く!

高い棚にも飛び上がるし、
じゃらして遊べ
キャットフード、特にちゅーるをくれ
と、鳴いて要求します。
とにかくよく食べるんですよね。

もらってきた時は、3kgくらいだったのに、
11月22日撮影
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12月25日、こんなに大きくなりましたと
報告するために撮った写真。この時4kgくらい
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12月26日撮影
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2024年1月1日撮影
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1月2日
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掃除機をかけると、逃げたタピと違い、
猫と掃除機
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2009-09-21

向かってきます。遊ばせてくれると思ってるのか?
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鉢植えに水をやると、こぼれた水にじゃれるし、
鉢の土で遊ぶ。
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その足のまま家の中を動き回るので、
あちこちに足跡がつく(怒)

それを雑巾で拭いて戻ったら、
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バケツがひっくり返されていましたww
mie-2.gif

1月12日、動物病院へ連れて行って、
ワクチン接種と、去勢手術の予約をしました。
この日、体重4.2kg

3階のベランダで遊ぶミイ 1月23日撮影
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去勢手術の前日、立派な(?)タマタマを記念撮影(^^)
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1月26日去勢手術
ついでに、マイクロチップを装着させました。
(なにしろ前科がありますからね!)
猫白血病ウイルス抗原/猫免疫不全ウイルス抗体検査、
心臓バイオマーカーNT-proBNP検査、
血液検査もしてもらい、
胆嚢、肝機能の数値が高めだけど、ほぼ問題なし
と、診断してもらいました。

翌日迎えに行くと、病院中に響き渡るような
大きな声で鳴いてました(^^;
この日、体重4.7kg。2週間で0.5kg太ってる!

去勢手術をすると太りやすいので注意とは言われたけど
相変わらずの食欲で‥‥またこっちもあげてしまうんだけど(^^;;

エアコンの上に乗ってヤシの葉っぱにじゃれるミイ
じゃれるだけでなく、葉を食べて毛を嘔吐しているみたい。
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2月4日撮影
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2月5日 プリンターから紙が出てくるのが面白いらしい。
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2月10日 3階のベランダの手すりに乗るのはやめてほしい
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2月14日 とにかくじゃれるのが大好き!
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2月17日
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ミイは水に濡れるのをそんなに嫌わないんですよね
風呂に浸かっていると、必ず入って来て
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お湯に手を突っ込んできます
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2024-2-17-(6).jpg
‥‥そのうち落ちるな、こいつは。


3階のベランダから、向かい(といってもかなり遠い)の屋根に
とまっている雀が気になるようで、尻尾をフリフリしています。
https://youtube.com/shorts/8SX2pbvXnOs?si=YsnB7-JN8TZkheZv

タグ: ミイ
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