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国立新美術館「草間彌生 わが永遠の魂」展 [美術]

4月17日(月)、東京・六本木の国立新美術館へ行き、
「草間彌生 わが永遠の魂」展と「ミュシャ展」を見ました。

国立新美術館に行くまでのことや、ミュシャ展のことは
別記事で書くことにしますが、まず

「草間彌生 わが永遠の魂」展!!
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ホント言うと、国立新美術館でミュシャ展が開催されていなかったら、
ここまで見に行かなかったと思うのですが。

草間彌生の展覧会、2012年11月に松本市美術館まで見に行きました。

松本市美術館「草間彌生 永遠の永遠の永遠」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2012-11-04

すごく良かった!! 現代美術の展覧会って言うより、
テーマパークみたいに楽しかったし、迫力に圧倒されました。
なので、見ればすごくいいことはわかっていたんですが、
まぁ、前も見たしなぁーなんて思いながら‥‥

国立新美術館に行くのは初めてだし、六本木? 乃木坂??
東京の地下鉄とか複雑で、どーやって行ったらいいの‥‥??
(これでも大学4年間‥もう40年程前のことになる?‥は
東京近郊に住んでいたんですけど)

結局東京メトロ日比谷線「六本木駅」で降り、案内表示に従って‥‥
国立新美術館に着きました。
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え?! この行列はチケットを買う人?!!
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月曜の10時半でこの行列!! チケット売り場はここと、乃木坂駅からの
入口にもあり、そちらもずらりと並んでいました。
良かったー!! オンラインでチケット買っておいて!!
(割引にならないので、ちょっと迷ったんですよね。でも買っておいて正解!!
自宅でプリントアウトするのと、スマートフォン画面表示する方法が
ありましたが、自宅のプリンターでプリントアウトする方を選びました。)

庭の木々に水玉模様の布が巻き付けられています《木に登った水玉 2017》
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1階ロビー
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窓の外のステンレス製ボールは《ナルシスの庭》って作品だそう。
横浜トリエンナーレ2001では、横浜港の海上にステンレス製ボールが
浮かべられていたそうですね。
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山梨の友人と待ち合わせたんですが、電車少し遅れるってメールがあり、
先に1階ロビーにあった《オブリタレーションルーム》に入ってみました。
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草間彌生展のチケット提示で入れます。
入口で水玉ステッカーをもらい、部屋の好きなところに貼ることができます。
ステッカーは持ち帰ることはできません。台紙は出口で回収されます。
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部屋中がカラフルな水玉ステッカーで埋め尽くされつつあります。
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友人と合流して、1階の草間彌生展示室へ。

「40分待ち」ってプラカードを持ったスタッフがいて、えぇ~?!って
驚いたら、それはショップの会計待ちの行列で(それはそれで驚きだけど)
展示室には待たずに入れました。(ホッ)

最初に《生命は限りもなく、宇宙に燃え上がって行く時》2014年
片岡球子の富士山をさらにポップにパワーアップしたような絵があり、

続いて、巨大な大展示空間の部屋へ。
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壁いっぱいに大型の絵画シリーズ《わが永遠の魂》が約130点!!!
松本市美術館での展覧会では、約64点でしたから、その倍の点数、
しかも、その頃より一枚の大きさも大きくなっているようですし、
これらの130点は「日本初公開」ってことで、
どんだけ描いているの?!! このパワーすごい!!
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この展示室は撮影可でした。
それぞれの絵に
《限りない人類愛は全世界を包んでほしい》
《朝、太陽は地平線にのぼってきた》
《愛が花咲いたときの慶び》とかって、
なかなか素敵なタイトルがつけられているんです。
(どれがどれだか全く覚えていませんが)
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あ、この下の絵のタイトル写真に写ってました
《天国へ上る入口》
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上《野にいでてよろこぶ》
下《銀色の宇宙》
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側面の壁面には194×194cm(S120号)の絵が2段に展示され、
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奥の壁面には少し小さな‥っても162×162cm(S100号)の絵が3段に展示されています。
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下《わが死の祭壇はかくのごとく》
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この絵、黒い画面にピンクのドットを描いたのではなく、
ピンクの画面を黒い色で塗っていったみたいです!!
《あなたにあげた愛のすべて》
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メタリックな絵具を用いて描かれた作品もあります。
私このあたりの絵好きだなぁ!!
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展示室の中央には、ド派手で強烈な立体作品が。
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これ、第一回目のあいちトリエンナーレ2010
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2010-10-10
メインビジュアルになっていたものかな。
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この巨大な展示室の周囲をぐるりと回るように展示室が配置され、
初期作品から現代までの、草間彌生の創作活動が紹介されています。

松本市美術館でも見た、10歳の時に描いた、母親に水玉の幻覚を見た絵、
《残夢》1949年 は、枯れたひまわりが人の骨のようにも見えてドキッとしました。
《太陽》1953年 東京国立近代美術館蔵 そんなに大きくない(38.4×33.7cm)絵
なのに、なんかすごい迫力!! (どちらも展覧会HPの「みどころ」に画像あります)
http://kusama2017.jp/point/

ニューヨーク時代(1957-1973)では、
昨年のクリスマスの日に駆け込んだ豊田市美術館「蜘蛛の糸」展の、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2017-01-15
「作品をゆっくり読みとくギャラリートーク」で、
テーマになっていた豊田市美術館蔵の《No.AB.》1959年 をはじめとする
ネットペインティングの作品や、
Airmailのラベルをコラージュした作品、
ソフト・スカルプチャーに覆われた梯子や椅子、
ニューヨークの画廊で行った
ソフト・スカルプチャーに覆われたボートと、
その写真を壁いっぱいに貼り付けたという展示が再現されたコーナー、
着物の草間彌生がニューヨークを歩くスライドや、
パフォーマンスの映像(猫に葉っぱを乗せていくところが♡)
草間彌生が書いた小説などの本も並んでいました。

ガラス窓からの光が入る展示室は、21世紀の草間彌生(2)
モザイクタイルの《南瓜》2016年 や、
水玉のマネキンが並び、
続いて、鏡張りの部屋に光がまたたく《生命の輝きに満ちて》2011年
うわー! 無限の空間に迷い込んだみたい。落ちそうでコワイ。

展示は時代が戻って、帰国後の作品(1970-2000)
絵にホンモノの網がかぶせてあるのが面白い
《とらわれのダニー・ラ・ルー》1970年 広島市現代美術館蔵

床と天井の鏡の間に梯子があって、無限に登っていく、
降りていくような不思議な感覚になる《我ひとり逝く》1994年 とか

草間彌生といえばってカンジの《かぼちゃ》とか、
多彩な作品を楽しんだ後、また巨大展示室へ戻り、ショップへ。

分厚くて重そうな図録、ポストカードやマステ、
手ぬぐいやバッグ、スマートフォンケースなど、カラフルでポップな
草間彌生グッズが並んでいて、私は、やよいちゃんのマスコット人形(?)が
欲しかったけど、ショップの会計待ち40分って行列を見てあきらめました。
やよいちゃんマスコット、たしか1,000円で、購入は1人10個までって
書いてありました。えー?! どんだけ人気なの?!!

屋外に《南瓜》の展示があるってことで行きました。
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この南瓜、穴が開いています。穴から顔が見えるように撮ってもらいました。。
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(もちろん南瓜の前でも撮ってもらいましたよー)

草間彌生の展覧会はどうしてこんなに楽しいんでしょうね!!

国立新美術館: http://www.nact.jp/
「草間彌生 わが永遠の魂」展覧会ホームページ: http://kusama2017.jp/
オンラインチケットの購入もここからできます。
観覧券:一般1,600円/大学生1,200円/高校生800円
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