極小美術館「臼井千里」展・「中風明世」展 [美術]
3月11日(日)、岐阜県池田町にある極小美術館へ行ってきました。
「臼井千里」展と
「中風明世」展をやっています。
この美術館、以前から行きたいと思ってたんですよね。
岐阜県美術館あたりに置いてあるチラシを見て、
面白そうな展示やってるんだなぁって思っていたし、
知っている作家さん(二村元子さん)が参加された展覧会の案内を
送っていただいたこともあったんですが、
どうも「アポイントをとってお越しください」ってことと、
一緒に行くような人もいないので、なんか敷居が高いように感じて‥‥。
それが、パートが休みだった2月1日(木)、
なんとなくテレビをつけていたら、
NHKの夕方のローカル番組「ほっとイブニングぎふ」で
極小美術館が紹介されているではないですか!! あわてて録画しました。
NHK岐阜放送局のウェブサイトに内容がアップされています。
第51回「極めて小さな美術館 代表・長澤知明さん(大垣市在住)」
http://www.nhk.or.jp/gifu/program/hot/culture_180201/culture_180201.html
開館して約9年、全国の美術関係者から注目を集め、
7年先の2025年まで、展示の予約が入っているという極小美術館。
この美術館を作ったのは、長澤知明(ながさわ・ちめい)さん。70歳。
10年前まで、公立高校の美術教師だった長澤さん。
かつての教え子たちに、作品を発表する場を作りたいという思いで、
定年後に自費でこの美術館を開館しました。
「教え子が進学して、展覧会をしていますと
情報をくれるたびに見に行くんですけどね」
「1週間貸し画廊をかりて、高いお金を出して
見に来るのは同級生と親せきだけ
あまりにもかわいそうだなと思って」
自身も彫刻家として50年以上活動してきた長澤さん。
作品の発表は、作家が成長するために欠かせないステップだと
「アトリエから作品を出して
社会にさらすことは基本ですね」
「それをやらないと、次のステップを
踏んでいくことができない」
それでも「ギャラリー」ではなく、あえて「美術館」という名前にしたのは
「ギャラリーという名前を付けると
案内をもらった人が
1点くらい買ってあげないといけないかな
という忖度(そんたく)が働く」
「うちは一切作品の売買はしません
入館料もいただきません」
「本当にいい作品を見てもらう」
熱っぽく語る長澤さんを見ていたら、
知っている方が映ってビックリ!!
新しく始まる展覧会の作品を搬入する臼井千里さん!!
書道家と紹介されていたけど、
私はこの方、我が家が昔ホームステイの受け入れをしていた頃に、
国際交流団体のリーダーとして活躍していらっしる姿を見て、
いつもその英語力や行動力にすごいなーって感心していたんです。
臼井千里さんが書道家だって知ったのは、2014年に
岐阜シティ・タワー43で開催されていた
「見たい見せたい美術展」で、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-02-10
岐阜を代表する画家や彫刻家と並んで展示されているのを見て、
作品も素晴らしかったんですが、
この方々と並ぶレベルなんだ!!って驚いたんですよね。
昨年秋の岐阜市歴史博物館「レオナルド×ミケランジェロ展」の
オープニングの日のイベント
対話劇「生涯のライバル レオナルドとミケランジェロ」に行った時、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2017-10-14
着物姿の臼井千里さんをお見かけしたんですが、
この対話劇も臼井さんが大きくかかわっていらっしゃったのだとか。
極小美術館で臼井千里展が開催されていることを知って、
これは是非行かなくちゃと、
3月11日(日)、ちょっとドキドキしながらアポイントの電話をかけました。
池田町には、池田温泉や桜の名所・霞間ヶ渓(かまがたに)
そして願成寺古墳群美術展などに行ったことがあるんですが、
私設の小さな美術館なので道路の標識もなく、
目印になるような建物もなくて、かなりわかりにくかったです。
(口で説明しようとしても難しいカンジ)
極小美術館(帰る時に撮影)
2つ並んだドアの「臼井千里展」と書かれた方を開けると、
着物姿の臼井さんが、何人かの来館者とお話していらっしゃるところでした。
臼井さんと会えるとは思ってなかったですし、私のことを覚えていて
くださって、さらに感激!!でした。
せっかくなので写真も撮っていただきました!
作品はすべて《COSMSO-コスモス 小宇宙-》がテーマ
こちらは「LIFE」の文字を重ねたもの
命がうごめくようにも、立体的にも見えてきます。
なんとも優美な「花」の文字。素敵です!!
その後「中風明世展」のドアから2階へ上がり、お茶をいただきました。
長澤知明さんや中風明世さんもいらっしゃいました。
3階は「中風明世」展
カラフルな板が壁に整然と並んでいます。
正面の壁にはピンクの板が1枚だけ。
聖堂とか、なにか祈りの空間のようでもあります。
よく見ると、それぞれの板は単純な色面ではなく、
塗り重ねられていたりして、微妙なニュアンスの違いがあります。
板に銀色の横線が入っているのと、縦の線が何本か入っているのが
ありますが、それらは描いたものではなく、実は透明なプラスチックを
埋め込んで、そこに銀色を塗ったのだとか! すごい手間です。
長澤知明さんの信念の塊のような美術館。
とても素敵な空間でした。
「臼井千里展」と「中風明世展」は4月1日(日)まで。
次は、2018年4月8日(日)~6月3日(日)
「稲葉佳子展」と「中野磨里展」が開催されます。
観覧希望のアポイントは 090-5853-3766 へ。
極小美術館:
http://www.geocities.jp/kyokushou_museo/
今までの展覧会のフライヤー(チラシ)も見ることができて、
あぁ、この展覧会も見たかったなと。
臼井千里さんのホームページ:
http://chisato-usui.com/
とても充実したウェブサイト!! 英語ページもさすが!!です。
「臼井千里」展と
「中風明世」展をやっています。
この美術館、以前から行きたいと思ってたんですよね。
岐阜県美術館あたりに置いてあるチラシを見て、
面白そうな展示やってるんだなぁって思っていたし、
知っている作家さん(二村元子さん)が参加された展覧会の案内を
送っていただいたこともあったんですが、
どうも「アポイントをとってお越しください」ってことと、
一緒に行くような人もいないので、なんか敷居が高いように感じて‥‥。
それが、パートが休みだった2月1日(木)、
なんとなくテレビをつけていたら、
NHKの夕方のローカル番組「ほっとイブニングぎふ」で
極小美術館が紹介されているではないですか!! あわてて録画しました。
NHK岐阜放送局のウェブサイトに内容がアップされています。
第51回「極めて小さな美術館 代表・長澤知明さん(大垣市在住)」
http://www.nhk.or.jp/gifu/program/hot/culture_180201/culture_180201.html
開館して約9年、全国の美術関係者から注目を集め、
7年先の2025年まで、展示の予約が入っているという極小美術館。
この美術館を作ったのは、長澤知明(ながさわ・ちめい)さん。70歳。
10年前まで、公立高校の美術教師だった長澤さん。
かつての教え子たちに、作品を発表する場を作りたいという思いで、
定年後に自費でこの美術館を開館しました。
「教え子が進学して、展覧会をしていますと
情報をくれるたびに見に行くんですけどね」
「1週間貸し画廊をかりて、高いお金を出して
見に来るのは同級生と親せきだけ
あまりにもかわいそうだなと思って」
自身も彫刻家として50年以上活動してきた長澤さん。
作品の発表は、作家が成長するために欠かせないステップだと
「アトリエから作品を出して
社会にさらすことは基本ですね」
「それをやらないと、次のステップを
踏んでいくことができない」
それでも「ギャラリー」ではなく、あえて「美術館」という名前にしたのは
「ギャラリーという名前を付けると
案内をもらった人が
1点くらい買ってあげないといけないかな
という忖度(そんたく)が働く」
「うちは一切作品の売買はしません
入館料もいただきません」
「本当にいい作品を見てもらう」
熱っぽく語る長澤さんを見ていたら、
知っている方が映ってビックリ!!
新しく始まる展覧会の作品を搬入する臼井千里さん!!
書道家と紹介されていたけど、
私はこの方、我が家が昔ホームステイの受け入れをしていた頃に、
国際交流団体のリーダーとして活躍していらっしる姿を見て、
いつもその英語力や行動力にすごいなーって感心していたんです。
臼井千里さんが書道家だって知ったのは、2014年に
岐阜シティ・タワー43で開催されていた
「見たい見せたい美術展」で、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-02-10
岐阜を代表する画家や彫刻家と並んで展示されているのを見て、
作品も素晴らしかったんですが、
この方々と並ぶレベルなんだ!!って驚いたんですよね。
昨年秋の岐阜市歴史博物館「レオナルド×ミケランジェロ展」の
オープニングの日のイベント
対話劇「生涯のライバル レオナルドとミケランジェロ」に行った時、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2017-10-14
着物姿の臼井千里さんをお見かけしたんですが、
この対話劇も臼井さんが大きくかかわっていらっしゃったのだとか。
極小美術館で臼井千里展が開催されていることを知って、
これは是非行かなくちゃと、
3月11日(日)、ちょっとドキドキしながらアポイントの電話をかけました。
池田町には、池田温泉や桜の名所・霞間ヶ渓(かまがたに)
そして願成寺古墳群美術展などに行ったことがあるんですが、
私設の小さな美術館なので道路の標識もなく、
目印になるような建物もなくて、かなりわかりにくかったです。
(口で説明しようとしても難しいカンジ)
極小美術館(帰る時に撮影)
2つ並んだドアの「臼井千里展」と書かれた方を開けると、
着物姿の臼井さんが、何人かの来館者とお話していらっしゃるところでした。
臼井さんと会えるとは思ってなかったですし、私のことを覚えていて
くださって、さらに感激!!でした。
せっかくなので写真も撮っていただきました!
作品はすべて《COSMSO-コスモス 小宇宙-》がテーマ
こちらは「LIFE」の文字を重ねたもの
命がうごめくようにも、立体的にも見えてきます。
なんとも優美な「花」の文字。素敵です!!
その後「中風明世展」のドアから2階へ上がり、お茶をいただきました。
長澤知明さんや中風明世さんもいらっしゃいました。
3階は「中風明世」展
カラフルな板が壁に整然と並んでいます。
正面の壁にはピンクの板が1枚だけ。
聖堂とか、なにか祈りの空間のようでもあります。
よく見ると、それぞれの板は単純な色面ではなく、
塗り重ねられていたりして、微妙なニュアンスの違いがあります。
板に銀色の横線が入っているのと、縦の線が何本か入っているのが
ありますが、それらは描いたものではなく、実は透明なプラスチックを
埋め込んで、そこに銀色を塗ったのだとか! すごい手間です。
長澤知明さんの信念の塊のような美術館。
とても素敵な空間でした。
「臼井千里展」と「中風明世展」は4月1日(日)まで。
次は、2018年4月8日(日)~6月3日(日)
「稲葉佳子展」と「中野磨里展」が開催されます。
観覧希望のアポイントは 090-5853-3766 へ。
極小美術館:
http://www.geocities.jp/kyokushou_museo/
今までの展覧会のフライヤー(チラシ)も見ることができて、
あぁ、この展覧会も見たかったなと。
臼井千里さんのホームページ:
http://chisato-usui.com/
とても充実したウェブサイト!! 英語ページもさすが!!です。
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