金沢ぶらぶら旅(金沢城公園を中心に) [旅行]
前記事で、金沢21世紀美術館へ行ったことを書きましたが、
せっかく金沢まで行くのですから、それだけで帰るのはあまりにもったいない。
岐阜―金沢は、JR特急「しらさぎ」で、乗車券が3,890円、
自由席特急券が2,310円、指定席特急券なら3,020円するんですから。
自由席と指定席の差が710円。結構大きいですよね。行きは自由席にしました。
岐阜で乗車した時は空席もかなりあって、一人だし、自由席の方が席が選べるし
いいじゃないと思っていたら、米原から混んで、立っている人も結構いました。なので、
帰りの特急券は金沢に着いた時に指定席を買っておきました。
往復のJR運賃が13,110円かかったわけです。今の家計では結構痛い‥‥。
なので、金沢21世紀美術館を見たあと、金沢城公園あたりも行くことにしました。
(兼六園は前回行ったので、今回は他を見ようと思って)
実は、ちょっと前に、清原なつの『花岡ちゃんの夏休み』をブックオフで買ったのです。
私が清原なつのにハマったのは、
びっけさんのブログのこちらの記事からです。
『なだれのイエス 』清原なつの http://pippupgii.blog.so-net.ne.jp/2008-01-20
びっけさんは北陸旅行で金沢大学にも立ち寄ったけど、
『なだれのイエス』の舞台となった「みやもり坂」はわからなかったとのこと。
で、今回の金沢行きで私も「みやもり坂」を探してみようと思いました。
(私ってミーハー?)
『花岡ちゃんの夏休み』の最後の書き下ろし作品「みやもり坂の頃の事」には
こう書かれています。
「大学は お城の中にありました」
昔の金沢大学は、ドイツのハイデルベルグ大学と共に、世界に2つしかない
「城の中の大学」だったそうです。私の持っていた昭和57年(1982年)の金沢の地図では、
今の金沢城公園の新丸広場あたりに金沢大学の建物が書き込まれています。
1995年に郊外へ移転とのこと。
「お城は いくつかの門で 外に開かれていて それぞれに 町へおりられる 坂道がありました」
金沢の観光案内などに載っている石川門 石川橋で兼六園へとつながっています。
大手門口
大手門口の横にある大手堀
他に、黒門口、いもり坂口などがあります。
また、城の石垣のところどころには階段があり、多くの階段は通行禁止になっていましたが、
石垣めぐりのコースになっているものもありました。
「薪の丸コース」の入り口 急な石段を登ると、うっそうとした森の中の
散策ができました。(結構キツかったー)
「大学は数年前に引越しをしてしまい 跡地ではみやもり坂の名前もなぜだか違う名前に変わってしまいました」とあります。
私が唯一「みやもり」という名前を目にしたのが、この標識です。
「お堀通り(宮守堀)」とありました。
帰ってから、ネットで検索していたら、「宮守」に(いもり)と
ルビがふってあるのをみつけました。
ということは、「みやもり坂」というのは「いもり坂」のこと?
いもり坂は、中央公園や県体育館方面から金沢城公園へのぼる坂で、
確かに長い坂でした。(公園内から坂の降り口を見る)
「こちらの坂を車イスで下るのは大変危険なのでおやめください」との注意書きがありました。
‥‥確かに雪が降ればスキーも出来そうです(危険だからやめろと注意されるでしょうが)
なだれで遭難者も出る‥‥かなぁ?
金沢城公園は、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓などが復元されて、現在も整備中。
金沢城址に残る数少ない古い―安政5年(1858年)建築―建物 三十間長屋
(国の重要文化財)
しかし、さすが「加賀百万石」といわれた前田家の城だけあって、広大ですねー。
「城」と言われて、山の上にある天守閣を思い浮かべる岐阜県人の私とは、
城のイメージが違うなぁ‥‥
でも、今回歩き回っていて、清原なつのさんが「みやもり坂にリフトを」という
発想をしたのは、岐阜城にはロープウェーがあったり、岐阜城のある金華山の南側の
水道山には、ロマンスリフトなる二人乗りのリフトが昔あって、
(昭和57年の地図には載っているので、『なだれのイエス』が描かれた時はまだあった)
街中から山の上の小さな遊園地(プラネタリウムとかあった)を結んでいたので、
大学へと登る坂で「ここにリフトとか作ればいいのに」とか思ったのでは?
金沢城公園下、旧白鳥堀跡の白鳥路という遊歩道には、多くの彫像があって、
緑の中の散策が楽しめました。蛍が棲むという水路も流れていました。
「金沢三文豪像」
左より、室生犀星・泉鏡花・徳田秋聲
こちらは彫刻かと思ったら、ホンモノのアオサギ(ですよね?)
こちらは、金沢市役所前にあった、面白~い!!彫刻
香林坊アトリオ前の彫刻
街の案内を兼ねていて、お洒落ではありますが、残念なことには街は変わる‥‥
金沢21世紀美術館ができる前の作品ですね。
石川近代文学館(石川四高記念館) 明治村の雰囲気
旧石川県庁
正面にある2本の堂形のシイノキが立派です。
金沢駅近くにあった彫刻
金沢駅 ガラスの巨大ドームがモダン
せっかく金沢まで行くのですから、それだけで帰るのはあまりにもったいない。
岐阜―金沢は、JR特急「しらさぎ」で、乗車券が3,890円、
自由席特急券が2,310円、指定席特急券なら3,020円するんですから。
自由席と指定席の差が710円。結構大きいですよね。行きは自由席にしました。
岐阜で乗車した時は空席もかなりあって、一人だし、自由席の方が席が選べるし
いいじゃないと思っていたら、米原から混んで、立っている人も結構いました。なので、
帰りの特急券は金沢に着いた時に指定席を買っておきました。
往復のJR運賃が13,110円かかったわけです。今の家計では結構痛い‥‥。
なので、金沢21世紀美術館を見たあと、金沢城公園あたりも行くことにしました。
(兼六園は前回行ったので、今回は他を見ようと思って)
実は、ちょっと前に、清原なつの『花岡ちゃんの夏休み』をブックオフで買ったのです。
花岡ちゃんの夏休み (ハヤカワコミック文庫 (JA840))
- 作者: 清原 なつの
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/03
- メディア: 文庫
私が清原なつのにハマったのは、
びっけさんのブログのこちらの記事からです。
『なだれのイエス 』清原なつの http://pippupgii.blog.so-net.ne.jp/2008-01-20
びっけさんは北陸旅行で金沢大学にも立ち寄ったけど、
『なだれのイエス』の舞台となった「みやもり坂」はわからなかったとのこと。
で、今回の金沢行きで私も「みやもり坂」を探してみようと思いました。
(私ってミーハー?)
『花岡ちゃんの夏休み』の最後の書き下ろし作品「みやもり坂の頃の事」には
こう書かれています。
「大学は お城の中にありました」
昔の金沢大学は、ドイツのハイデルベルグ大学と共に、世界に2つしかない
「城の中の大学」だったそうです。私の持っていた昭和57年(1982年)の金沢の地図では、
今の金沢城公園の新丸広場あたりに金沢大学の建物が書き込まれています。
1995年に郊外へ移転とのこと。
「お城は いくつかの門で 外に開かれていて それぞれに 町へおりられる 坂道がありました」
金沢の観光案内などに載っている石川門 石川橋で兼六園へとつながっています。
大手門口
大手門口の横にある大手堀
他に、黒門口、いもり坂口などがあります。
また、城の石垣のところどころには階段があり、多くの階段は通行禁止になっていましたが、
石垣めぐりのコースになっているものもありました。
「薪の丸コース」の入り口 急な石段を登ると、うっそうとした森の中の
散策ができました。(結構キツかったー)
「大学は数年前に引越しをしてしまい 跡地ではみやもり坂の名前もなぜだか違う名前に変わってしまいました」とあります。
私が唯一「みやもり」という名前を目にしたのが、この標識です。
「お堀通り(宮守堀)」とありました。
帰ってから、ネットで検索していたら、「宮守」に(いもり)と
ルビがふってあるのをみつけました。
ということは、「みやもり坂」というのは「いもり坂」のこと?
いもり坂は、中央公園や県体育館方面から金沢城公園へのぼる坂で、
確かに長い坂でした。(公園内から坂の降り口を見る)
「こちらの坂を車イスで下るのは大変危険なのでおやめください」との注意書きがありました。
‥‥確かに雪が降ればスキーも出来そうです(危険だからやめろと注意されるでしょうが)
なだれで遭難者も出る‥‥かなぁ?
金沢城公園は、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓などが復元されて、現在も整備中。
金沢城址に残る数少ない古い―安政5年(1858年)建築―建物 三十間長屋
(国の重要文化財)
しかし、さすが「加賀百万石」といわれた前田家の城だけあって、広大ですねー。
「城」と言われて、山の上にある天守閣を思い浮かべる岐阜県人の私とは、
城のイメージが違うなぁ‥‥
でも、今回歩き回っていて、清原なつのさんが「みやもり坂にリフトを」という
発想をしたのは、岐阜城にはロープウェーがあったり、岐阜城のある金華山の南側の
水道山には、ロマンスリフトなる二人乗りのリフトが昔あって、
(昭和57年の地図には載っているので、『なだれのイエス』が描かれた時はまだあった)
街中から山の上の小さな遊園地(プラネタリウムとかあった)を結んでいたので、
大学へと登る坂で「ここにリフトとか作ればいいのに」とか思ったのでは?
金沢城公園下、旧白鳥堀跡の白鳥路という遊歩道には、多くの彫像があって、
緑の中の散策が楽しめました。蛍が棲むという水路も流れていました。
「金沢三文豪像」
左より、室生犀星・泉鏡花・徳田秋聲
こちらは彫刻かと思ったら、ホンモノのアオサギ(ですよね?)
こちらは、金沢市役所前にあった、面白~い!!彫刻
香林坊アトリオ前の彫刻
街の案内を兼ねていて、お洒落ではありますが、残念なことには街は変わる‥‥
金沢21世紀美術館ができる前の作品ですね。
石川近代文学館(石川四高記念館) 明治村の雰囲気
旧石川県庁
正面にある2本の堂形のシイノキが立派です。
金沢駅近くにあった彫刻
金沢駅 ガラスの巨大ドームがモダン
2008-08-25 01:52
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コメント(2)
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こんにちは!
まぁ! みやもり坂発見!ですね!
宮守を「いもり」と読ませているとは気が付きませんでした。
おそらく、いもり坂=みやもり坂で正解でしょう!
名探偵しーちゃん、と呼ばせてください!
by びっけ (2008-08-25 11:24)
びっけさん、nice! & コメント ありがとうございます。
清原なつのにハマって、とうとう金沢でみやもり坂探しまでしてしまいました。金沢21世紀美術館に行ったついでに、周辺を歩き回っただけですが、
テーマ(?)ができて、街歩きがより楽しかったです。でもこれで、もう捨てようと思っていた古い地図帳まで、捨てられなくなってしまいました。
by しーちゃん (2008-09-01 00:19)