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富山県水墨美術館 [美術]

富山県の入善町にある発電所美術館へ
ヤノベケンジ「MYTHOS(ミュトス)」展を見に行ったんですが、

ETCもついていない車なので、高速代も結構かかるんですよね。
そこで、おケチな私としては、せっかく遠くまで行くのに、
「MYTHOS(ミュトス)」展だけではちょっともったいないなぁーという気が
わいてきまして‥‥富山県水墨美術館も寄れないかなと。

この間、岐阜県美術館の「20世紀美術への招待状」展を見てきたんですが、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2010-08-21
富山県立近代美術館と富山県水墨美術館の所蔵作品が展示されていたんです。

竹内栖鳳や川合玉堂の水墨に、おー!シブい!!と感心したのと、
富山県水墨美術館の外観の写真がすごく素敵だったのとで、
一度行ってみたいと思ったんですよ。

で、同じ富山だしーなんて考えたんですが‥‥
入善町発電所美術館と富山県水墨美術館、約55kmも離れてるんですけどね。

iPhoneの地図で検索すると、所要時間約1時間ちょっとと出たんです。
発電所美術館で3時の《大洪水》を見てから出発したので、
高速を走りながら迷ってたんです。閉館は5時だから、4時くらいには
着きたいけど、ギリギリかなぁー、疲れるからこのまま帰ろうかなぁと。

富山ICで3時半だったので、あ、これなら大丈夫と、高速を降りたのですが
ちょっと甘かったー。一般道は予想以上の混雑で時間がかかったのと、
うっかり通り過ぎてしまって、ウロウロしたのとで、
水墨美術館の駐車場に入ったのが4時半近かったです。
でも、せっかくここまで来たのだからと、あわてて入館しましたよ。
係の人に「5時閉館ですがよろしいですか?」と念を押されましたが。

今は常設展だけということで、近代水墨画の系譜という一室と、
富山県生まれの水墨画家 下保昭(かほ あきら)の作品室が見れました。
toyamamuse-ticket.jpg
常設展示の入館料は200円。チケットの竹内栖鳳の屏風は、
この間の岐阜県美術館の「20世紀美術への招待状」展に来てましたが、
今回の常設展には出てませんでしたね。

下保昭という画家、初めて知りましたが、いわゆる水墨画の
筆で一気に描くというのとは正反対の、水墨のにじみを重ねて、
モヤモヤとしたような画面の中に、滝や山が描かれているという作風で、
何か精神性のようなものが感じられて、いいなぁと思いました。

でも、何より水墨美術館の建物と美しい芝生がとてもよかったです!
水墨美術館のガラスごしに見る広大な中庭の芝生がすごくきれい!
とても贅沢な空間でした。お茶室などもあるようですね。

神通川側にある門。
2010.9.22-047.jpg

水墨美術館のエントランスへ
(建物は奥に長いので、この写真ではその広大さがよく出てませんが)
2010.9.22-048.jpg

池には鴨も泳いでいて(カメラを向けると草の間に隠れてしまったのですが)
まさに水墨画ってカンジ。
2010.9.22-040.jpg

富山空港へ着陸する飛行機が低く飛んで行きました。
2010.9.22-041.jpg

またいつか、ゆっくりと水墨画を鑑賞しに来たいと思いました。

富山県水墨美術館のサイトはこちら:
http://www.pref.toyama.jp/branches/3044/3044.htm
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