ヤマザキマザック美術館「ロココの雅」展 [美術]
6月1日(水)、ヤマザキマザック美術館「ロココの雅」展へ行きました。
‥‥行ってからずいぶん経ってしまいましたが、
最近美術展の感想ブログのようになっているからには、
この展覧会のことをハズしておくわけにはいかないと思って‥‥
ヤマザキマザック美術館。2010年4月に名古屋・新栄にオープンした新しい美術館です。
ヴァトー、ブーシェ、フラゴナール、シャルダンといったフランスのオールドマスターを始めとするロココの時代から、ロマン主義を代表するドラクロア、新古典主義のアングル、写実主義、印象派、そしてエコール・ド・パリ等、18世紀から20世紀に至るフランス美術200年の流れが一望できる構成となっています。
さらには19世紀末にフランスを中心に花開いたアール・ヌーヴォーの代表的な作家であるガレを始めとする、様々な作家達のガラス工芸品、家具も展示しております。（ヤマザキマザック美術館のサイトより; http://www.mazak-art.com/）
と、日本では珍しいロココ時代の優美な絵画が見られるのも嬉しいですが、
展示室がすごく素敵なんです！ ロココ絵画の部屋は、赤い壁布にシャンデリア、
（部屋毎に壁布の色が違っているのも素敵）絵画にはガラスがなく、
まるで、フランスの宮殿の一室にいるような雰囲気。
初めてヤマザキマザック美術館に行ったのは今年1月でしたが、
とても感動しました。
その時の記事はこちら： http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2011-01-24
そのヤマザキマザック美術館が、開館1周年を記念した「ロココの雅」展を
開催するというのですから、これは「行かないと！」って。
6月1日(水)、名古屋栄の宗次ホールのランチタイムコンサートの後で行きました。
（この宗次ホールも私は初めて行きましたがとても素敵なところですね）
宗次ホールのサイト： http://www.munetsuguhall.com/）
入場料1,200円を払い、前回同様、エレベータ前で無料の音声ガイドを借りて、
5階へ。入口にはバラ(造花)のアーチに、パラの香りが漂っていて、とてもロマンチック。
わー素敵「ベルサイユのバラ」の世界だわって。
ヴァトーの細密な絵の前にはルーペが上がってくる装置があるのは
工作機械メーカーらしいなと。
でもね、私‥‥今回の企画、すごく私のシュミだし、期待しすぎたのかもしれないけど、
前回すごく感激したロココの部屋、当時の服装をしたマネキンが立っているのは、
当時のサロンを彷彿とさせる意図かもしれないけど、なんか雑然としちゃったようで‥‥。
豪華なドレスだけど、髪を1メートルも結い上げていたり、
戦艦(帆船)をのせていたりするのは、優雅さを超えて滑稽な気も。
（これはロココの時代の実際がそうなのだからしょうがないけど）
貴婦人のドレス、首の後ろから背中、足元まで布が流れるようにヒダになっているのは、
ヴァトー・プリーツと言うんだそう。そう、ヤマザキマザック美術館にもある
ロココを代表する画家・アントワーヌ・ヴァトーが好んで描いたことからとられたとのこと。
これらのドレスは神戸ファッション美術館が所蔵するものだそう。
そして、今年1月30日に放送されたNHK日曜美術館の
「魅惑の“白い黄金”～マイセン磁器300年の軌跡～」で、
舌と手がグラグラと動くのがとても印象的だったパゴダ人形が、
優美な家具と一緒に展示されていて目を引きました。
こちらは黒壁美術館の所蔵品。
印象派、エコール・ド・パリの絵画や、4階の展示は前回と同じようで、
アール・ヌーヴォーのガラス工芸品、好きなのでまた楽しく見ました。
そして、今回は隣のビル（マザックアートプラザ オフィス棟）1階の
マザック工作機械ギャラリーも見ました。
受付でiPadを貸してくれて、ヤマザキマザックの会社紹介など見れました。
工作機械が自動で金属を削っていくのを見て、すごいなーって感心しました。
‥‥こういうスゴい機械を世界中に売ることで、あの素晴らしい絵画が買えたのねーって。
優雅の締めくくりはやはり、
ヤマザキマザック美術館1階のティールームにてケーキセット！です。
ヤマザキマザック美術館のサイト：http://www.mazak-art.com/
過去記事：http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2011-01-24
‥‥行ってからずいぶん経ってしまいましたが、
最近美術展の感想ブログのようになっているからには、
この展覧会のことをハズしておくわけにはいかないと思って‥‥
ヤマザキマザック美術館。2010年4月に名古屋・新栄にオープンした新しい美術館です。
ヴァトー、ブーシェ、フラゴナール、シャルダンといったフランスのオールドマスターを始めとするロココの時代から、ロマン主義を代表するドラクロア、新古典主義のアングル、写実主義、印象派、そしてエコール・ド・パリ等、18世紀から20世紀に至るフランス美術200年の流れが一望できる構成となっています。
さらには19世紀末にフランスを中心に花開いたアール・ヌーヴォーの代表的な作家であるガレを始めとする、様々な作家達のガラス工芸品、家具も展示しております。（ヤマザキマザック美術館のサイトより; http://www.mazak-art.com/）
と、日本では珍しいロココ時代の優美な絵画が見られるのも嬉しいですが、
展示室がすごく素敵なんです！ ロココ絵画の部屋は、赤い壁布にシャンデリア、
（部屋毎に壁布の色が違っているのも素敵）絵画にはガラスがなく、
まるで、フランスの宮殿の一室にいるような雰囲気。
初めてヤマザキマザック美術館に行ったのは今年1月でしたが、
とても感動しました。
その時の記事はこちら： http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2011-01-24
そのヤマザキマザック美術館が、開館1周年を記念した「ロココの雅」展を
開催するというのですから、これは「行かないと！」って。
6月1日(水)、名古屋栄の宗次ホールのランチタイムコンサートの後で行きました。
（この宗次ホールも私は初めて行きましたがとても素敵なところですね）
宗次ホールのサイト： http://www.munetsuguhall.com/）
入場料1,200円を払い、前回同様、エレベータ前で無料の音声ガイドを借りて、
5階へ。入口にはバラ(造花)のアーチに、パラの香りが漂っていて、とてもロマンチック。
わー素敵「ベルサイユのバラ」の世界だわって。
ヴァトーの細密な絵の前にはルーペが上がってくる装置があるのは
工作機械メーカーらしいなと。
でもね、私‥‥今回の企画、すごく私のシュミだし、期待しすぎたのかもしれないけど、
前回すごく感激したロココの部屋、当時の服装をしたマネキンが立っているのは、
当時のサロンを彷彿とさせる意図かもしれないけど、なんか雑然としちゃったようで‥‥。
豪華なドレスだけど、髪を1メートルも結い上げていたり、
戦艦(帆船)をのせていたりするのは、優雅さを超えて滑稽な気も。
（これはロココの時代の実際がそうなのだからしょうがないけど）
貴婦人のドレス、首の後ろから背中、足元まで布が流れるようにヒダになっているのは、
ヴァトー・プリーツと言うんだそう。そう、ヤマザキマザック美術館にもある
ロココを代表する画家・アントワーヌ・ヴァトーが好んで描いたことからとられたとのこと。
これらのドレスは神戸ファッション美術館が所蔵するものだそう。
そして、今年1月30日に放送されたNHK日曜美術館の
「魅惑の“白い黄金”～マイセン磁器300年の軌跡～」で、
舌と手がグラグラと動くのがとても印象的だったパゴダ人形が、
優美な家具と一緒に展示されていて目を引きました。
こちらは黒壁美術館の所蔵品。
印象派、エコール・ド・パリの絵画や、4階の展示は前回と同じようで、
アール・ヌーヴォーのガラス工芸品、好きなのでまた楽しく見ました。
そして、今回は隣のビル（マザックアートプラザ オフィス棟）1階の
マザック工作機械ギャラリーも見ました。
受付でiPadを貸してくれて、ヤマザキマザックの会社紹介など見れました。
工作機械が自動で金属を削っていくのを見て、すごいなーって感心しました。
‥‥こういうスゴい機械を世界中に売ることで、あの素晴らしい絵画が買えたのねーって。
優雅の締めくくりはやはり、
ヤマザキマザック美術館1階のティールームにてケーキセット！です。
ヤマザキマザック美術館のサイト：http://www.mazak-art.com/
過去記事：http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2011-01-24
巨大かつらには戸惑いましたね。ブロガーデーで場内の写真をいっぱい撮ってきたのですが、さすがに巨大な白いかつらと戦艦には参りました。バゴダ人形、絵で描いてくださってありがとうございます。思い出せました。ドレスのイラストもステキ。ヤマザキマザックはガレのガラス工芸品もたくさんあって色々楽しめる美術館ですね。
by るーまーぽけっと (2011-09-20 11:48)
るーまーぽけっとさん、コメントありがとうございます。ヤマザキマザック美術館、とっても私のシュミなんです。ブロガーデーに行かれたなんてうらやましい！私も応募したかったのですが、仕事があるのであきらめました。でも、るーまーぽけっとさんの記事を見て、次にそういう機会があったら、仕事休んででも行こうかしら‥‥なんて。
by しーちゃん (2011-09-21 14:58)