名古屋市美術館「ベン・シャーン」展の周辺 [美術]
2月26日(日)、名古屋市美術館へ行き、
「ベン・シャーン クロスメディアアーティスト
――写真、絵画、グラフィック・アート――」展を見たことは前記事に書きました。
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2012-03-04
その周辺のことを‥‥
名古屋市美術館のある白川公園には
昨年3月19日にリニューアルオープンした名古屋市科学館があります。
永らく工事の塀に囲まれていましたが、今回行ったら、塀が取り除かれていて、
屋外のロケットなどの展示が見えました。
インパクトある建物の球体は、世界最大というプラネタリウム。
日曜日ということもあり、子供づれの家族などでにぎわっていました。
蒸気機関車や市電も展示されています。
科学館に比べると、美術館はわりと静かです。
ベン・シャーンの展示を見終わって、美術館のカフェでランチ。
ドライカレーセット。食後にコーヒーが付いて1,200円
黒川紀章デザインというテーブルとイスがスタイリッシュです。
地下の常設展では、印象的だったのが
バリー・フラナガン《三日月と釣鐘の上を跳ぶ野うさぎ》
あ、これ白川公園の北西入口にあるウサギの彫刻の人ねって。
《ボールをつかむ爪の上の野うさぎ》
面白い彫刻だなぁって思ってたんです。
《三日月と‥‥》の作品の説明(持ち帰りできるカードになってました)では、
フラナガン,バリー FLANAGAN,Barry(1941- )
現代イギリスを代表する彫刻家のひとり。彼の名を一躍高めたのは、1979年からはじめられた〈野兎〉をテーマとする一連の作品である。だとか。
現代美術のコーナーでは、イギリスの美術を紹介していました。
ディヴィッド・ホックニー《6つのグリム童話のための挿絵》
シニカルな線画の洒落た絵本‥‥子供向けではないですね
「ルンペルシュティルツヘン」のお話(私はこの話知らなかったので、
置いてある訳を読みながら楽しみました。)
サイモン・パターソン《大熊座》という作品、
英語がよくわからない私にはよく理解できなかったんですが‥‥
ロンドンの地下鉄の地図というわけではない??
リサ・ミルロイ《皿》は、本物の皿が置かれているようにも見える作品。
ただ、この作品は、写実絵画というよりは、近寄ってみると、
わりと筆の跡とか荒いカンジで、写真とは明らかに違うのがわかります。
昨年暮に奈良県美術館まで見に行った磯江毅の絵が、
対象を徹底的に観察してその存在感を絵の中に閉じ込めようとしたのとは
また別の、絵って何?みたいなことを考えさせてくれるような作品です。
名古屋市美術館の目玉、モディリアーニの《おさげ髪の少女》にも会ってきました。
常設展示室3では、特集「北川民次の芸術」として、
名古屋市美術館が所蔵する北川民次の作品
(油彩画15点、水彩・素描14点、版画22点、日本画1点、総計52点)が展示されています。
すべての所蔵作品を一堂に展示するのは初めての機会だとか。
北川民次=メキシコ ってイメージだったんですが、
展示されていた作品は、瀬戸の工場やそこで働く人々を描いたものが多かったです。
メキシコに住んでいたのは1921年~1936年の間で、
戦時中に瀬戸に疎開して、アトリエも瀬戸にあったようですね。
いい意味で土臭く、力強く描かれた戦前の瀬戸の風景、いいですね。
これらの名古屋市美術館の常設展、北川民次の展示はベン・シャーン展と同じく
3月25日(日)までです。
詳しくは名古屋市美術館のHPで: http://www.art-museum.city.nagoya.jp
「ベン・シャーン クロスメディアアーティスト
――写真、絵画、グラフィック・アート――」展を見たことは前記事に書きました。
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2012-03-04
その周辺のことを‥‥
名古屋市美術館のある白川公園には
昨年3月19日にリニューアルオープンした名古屋市科学館があります。
永らく工事の塀に囲まれていましたが、今回行ったら、塀が取り除かれていて、
屋外のロケットなどの展示が見えました。
インパクトある建物の球体は、世界最大というプラネタリウム。
日曜日ということもあり、子供づれの家族などでにぎわっていました。
蒸気機関車や市電も展示されています。
科学館に比べると、美術館はわりと静かです。
ベン・シャーンの展示を見終わって、美術館のカフェでランチ。
ドライカレーセット。食後にコーヒーが付いて1,200円
黒川紀章デザインというテーブルとイスがスタイリッシュです。
地下の常設展では、印象的だったのが
バリー・フラナガン《三日月と釣鐘の上を跳ぶ野うさぎ》
あ、これ白川公園の北西入口にあるウサギの彫刻の人ねって。
《ボールをつかむ爪の上の野うさぎ》
面白い彫刻だなぁって思ってたんです。
《三日月と‥‥》の作品の説明(持ち帰りできるカードになってました)では、
フラナガン,バリー FLANAGAN,Barry(1941- )
現代イギリスを代表する彫刻家のひとり。彼の名を一躍高めたのは、1979年からはじめられた〈野兎〉をテーマとする一連の作品である。だとか。
現代美術のコーナーでは、イギリスの美術を紹介していました。
ディヴィッド・ホックニー《6つのグリム童話のための挿絵》
シニカルな線画の洒落た絵本‥‥子供向けではないですね
「ルンペルシュティルツヘン」のお話(私はこの話知らなかったので、
置いてある訳を読みながら楽しみました。)
サイモン・パターソン《大熊座》という作品、
英語がよくわからない私にはよく理解できなかったんですが‥‥
ロンドンの地下鉄の地図というわけではない??
リサ・ミルロイ《皿》は、本物の皿が置かれているようにも見える作品。
ただ、この作品は、写実絵画というよりは、近寄ってみると、
わりと筆の跡とか荒いカンジで、写真とは明らかに違うのがわかります。
昨年暮に奈良県美術館まで見に行った磯江毅の絵が、
対象を徹底的に観察してその存在感を絵の中に閉じ込めようとしたのとは
また別の、絵って何?みたいなことを考えさせてくれるような作品です。
名古屋市美術館の目玉、モディリアーニの《おさげ髪の少女》にも会ってきました。
常設展示室3では、特集「北川民次の芸術」として、
名古屋市美術館が所蔵する北川民次の作品
(油彩画15点、水彩・素描14点、版画22点、日本画1点、総計52点)が展示されています。
すべての所蔵作品を一堂に展示するのは初めての機会だとか。
北川民次=メキシコ ってイメージだったんですが、
展示されていた作品は、瀬戸の工場やそこで働く人々を描いたものが多かったです。
メキシコに住んでいたのは1921年~1936年の間で、
戦時中に瀬戸に疎開して、アトリエも瀬戸にあったようですね。
いい意味で土臭く、力強く描かれた戦前の瀬戸の風景、いいですね。
これらの名古屋市美術館の常設展、北川民次の展示はベン・シャーン展と同じく
3月25日(日)までです。
詳しくは名古屋市美術館のHPで: http://www.art-museum.city.nagoya.jp
名古屋市美術館、設計は黒川紀章、確か地元だったですよね。
丹下健三の弟子でもあったことから、
どことなくフジテレビの球体を思わせるところがあったりと、
すぐれた建物ですね。
さらには鳥居のモチーフがあったりと、是非、じっくりと近くで見たいものです。
by 影丸 (2012-03-07 05:23)
プラネタリウムは科学館のほうなんですね、勘違いしてました。
by 影丸 (2012-03-07 05:31)
影丸さん、コメントありがとうございます。あ、カフェのイスやテーブルだけでなく、名古屋市美術館の設計も黒川記章でしたか。鳥居のモチーフのエントランス、地下から2階までの吹き抜けとか、意匠を凝らした造りの美術館です。(ただ、1階から2階に上がる階段が私はちょっと不満だなぁ)
科学館は昨年リニューアルしました。球体のプラネタリウムも一度入ってみたいと思っているのですが。
by しーちゃん (2012-03-08 01:48)