メナード美術館「田渕俊夫展」 [美術]
6月10日(日)メナード美術館の「田渕俊夫展」へ行きました。
5月8日(火)に、名古屋市美術館の「いのちの煌めき 田渕俊夫展」を
見てきて、とてもよかったので、同時期開催されている
メナード美術館の方も行きたいなって思ってたんです。
名古屋市美術館「田渕俊夫展」は、4月7日(土)~5月20日(日)
メナード美術館「田渕俊夫展」は、4月7日(土)~6月17日(日)
メナード美術館は我が家から車で30分ちょっと。こじんまりしたいい美術館で、
今までにも何回か行ったことがありますが、
最後に行ったのは、2007年の4月、「シャガール版画展」の時で、
リニューアルしてからは初めてです。
アネックス(別館)が出来てました。
御影石を積んだシンメトリカルな本館の外観はそのままでしたが、
以前は一度中庭に出て通路を通って展示室に入ったんですが、
展示室が一つ増えて、中庭に出ずに鑑賞できるようになりましたね。
名古屋市美術館「田渕俊夫展」のチケットの半券提示で
一般800円の入館料が団体料金の700円になりました。
入ってすぐのところにあったのは、メナード美術館を描いた四曲一隻屏風
《小牧心象・祥雲》メナード美術館の建物に桃の花が重なります。
名古屋市美術館の田渕俊夫展は副題が「いのちの煌めき」となっていて、
朝顔の生長から枯れるまでを描いた作品や、東日本大震災を目の当たりにして、
鎮魂と再生を込めて描かれた新作などが展示されていましたが、
メナード美術館の田渕俊夫展は副題が「技(わざ)のひみつ」
日本画で使う岩絵の具や金箔、プラチナ箔などの展示、
そして、プロジェクターを用いて絵を描く新しい方法も紹介してありました。
プロジェクターで下絵を投影することで、水墨の作品にアタリの線が残らないと。
田渕俊夫の水墨画は紙ににじみ止めのドウサをひかないので、
やわらかな墨のにじみが暖かな雰囲気で素敵です。
今回展示の37点の田渕俊夫の絵のうち、6点が個人蔵、
2点が名古屋市美術館の下絵なので、残り29点はメナード美術館蔵。
名古屋市美術館の田渕俊夫展にもメナード美術館蔵の絵が展示してあって驚きましたが、
どんだけ作品持ってるのって。
名古屋栄の繁華街を描いた《刻(とき)》‥‥あれ、これ名古屋市美術館でも
見たけど、あれは名古屋市が所蔵してるんだから別の絵なのよね‥‥って
ネットを見ていると、名古屋市のは信号が赤で、こっちは青だとか。
霞ヶ関を描いた《刻(霞ヶ関)》は、たくさんの窓を描くのに
マスキングテープを利用しているとか。
どんな風景でも絵にしてしまう画力には感心します。
チラシにも使われている《バレリーナ》は、ロシア・サンクトペテルブルクの
バレリーナを取材して描いたものだそう。画家自身が撮った写真も展示されていました。
この部屋に展示されていた、それぞれの季節を描いた作品が素敵。
これらの作品で2012年のカレンダーが作られていて、半額の250円になっていたので、
買おうか迷ったんですが。(友人は買っていました)
写真家・北井一夫が撮影した田渕俊夫の制作風景などの写真も展示してあって
興味深かったです。
最後の展示室5は、メナード美術館の西洋絵画のコレクションを展示。
マティス《ヴェールをかぶった女》や、
ピカソ《静物=ローソク・パレットと牡牛の頭》
ブラック《青いテーブルクロス》など、
私、このあたりの画家の絵、うーん?って思うことも多いんですが、
面白いなぁって気に入りました。
本館に休憩所がなくなったのはちょっと残念だけど、
アネックスに広い休憩室があって、映像も流れていたのが良かった。
自動販売機のコーヒーで寛いで帰りました。
メナード美術館の2012年の展覧会スケジュールパンフ
9月15日(土)~11月25日(日)の「船越桂」展楽しみ!
メナード美術館の船越桂《長い休止符》素敵です。
5月8日(火)に、名古屋市美術館の「いのちの煌めき 田渕俊夫展」を
見てきて、とてもよかったので、同時期開催されている
メナード美術館の方も行きたいなって思ってたんです。
名古屋市美術館「田渕俊夫展」は、4月7日(土)~5月20日(日)
メナード美術館「田渕俊夫展」は、4月7日(土)~6月17日(日)
メナード美術館は我が家から車で30分ちょっと。こじんまりしたいい美術館で、
今までにも何回か行ったことがありますが、
最後に行ったのは、2007年の4月、「シャガール版画展」の時で、
リニューアルしてからは初めてです。
アネックス(別館)が出来てました。
御影石を積んだシンメトリカルな本館の外観はそのままでしたが、
以前は一度中庭に出て通路を通って展示室に入ったんですが、
展示室が一つ増えて、中庭に出ずに鑑賞できるようになりましたね。
名古屋市美術館「田渕俊夫展」のチケットの半券提示で
一般800円の入館料が団体料金の700円になりました。
入ってすぐのところにあったのは、メナード美術館を描いた四曲一隻屏風
《小牧心象・祥雲》メナード美術館の建物に桃の花が重なります。
名古屋市美術館の田渕俊夫展は副題が「いのちの煌めき」となっていて、
朝顔の生長から枯れるまでを描いた作品や、東日本大震災を目の当たりにして、
鎮魂と再生を込めて描かれた新作などが展示されていましたが、
メナード美術館の田渕俊夫展は副題が「技(わざ)のひみつ」
日本画で使う岩絵の具や金箔、プラチナ箔などの展示、
そして、プロジェクターを用いて絵を描く新しい方法も紹介してありました。
プロジェクターで下絵を投影することで、水墨の作品にアタリの線が残らないと。
田渕俊夫の水墨画は紙ににじみ止めのドウサをひかないので、
やわらかな墨のにじみが暖かな雰囲気で素敵です。
今回展示の37点の田渕俊夫の絵のうち、6点が個人蔵、
2点が名古屋市美術館の下絵なので、残り29点はメナード美術館蔵。
名古屋市美術館の田渕俊夫展にもメナード美術館蔵の絵が展示してあって驚きましたが、
どんだけ作品持ってるのって。
名古屋栄の繁華街を描いた《刻(とき)》‥‥あれ、これ名古屋市美術館でも
見たけど、あれは名古屋市が所蔵してるんだから別の絵なのよね‥‥って
ネットを見ていると、名古屋市のは信号が赤で、こっちは青だとか。
霞ヶ関を描いた《刻(霞ヶ関)》は、たくさんの窓を描くのに
マスキングテープを利用しているとか。
どんな風景でも絵にしてしまう画力には感心します。
チラシにも使われている《バレリーナ》は、ロシア・サンクトペテルブルクの
バレリーナを取材して描いたものだそう。画家自身が撮った写真も展示されていました。
この部屋に展示されていた、それぞれの季節を描いた作品が素敵。
これらの作品で2012年のカレンダーが作られていて、半額の250円になっていたので、
買おうか迷ったんですが。(友人は買っていました)
写真家・北井一夫が撮影した田渕俊夫の制作風景などの写真も展示してあって
興味深かったです。
最後の展示室5は、メナード美術館の西洋絵画のコレクションを展示。
マティス《ヴェールをかぶった女》や、
ピカソ《静物=ローソク・パレットと牡牛の頭》
ブラック《青いテーブルクロス》など、
私、このあたりの画家の絵、うーん?って思うことも多いんですが、
面白いなぁって気に入りました。
本館に休憩所がなくなったのはちょっと残念だけど、
アネックスに広い休憩室があって、映像も流れていたのが良かった。
自動販売機のコーヒーで寛いで帰りました。
メナード美術館の2012年の展覧会スケジュールパンフ
9月15日(土)~11月25日(日)の「船越桂」展楽しみ!
メナード美術館の船越桂《長い休止符》素敵です。
しーちゃん、ほんとにたくさん美術館いってますね。
私も時間ができたら、何かいってみようかしら。
エルミタージュ美術館展だったかしら、まだやってましたよね。
今、台風名古屋に上陸したそうですけどしーちゃんの、ところ、大丈夫ですか?
うちのあたりもだんだんすごくなってます。
8時ころ娘が帰ってきましたが、その後小田急線全線運休ですって・・・
間に合ってよかった~。
開成町が、土砂災害警報とかって出てますが、この間、あじさい祭りに行ってきた所です。
水田をめぐる道路にあじさいがぐるっと植えてあって、野菜や鉢植えを売ってたりフリマが出てたり、なかなか良かったですよ。
大きな災害が出ないことを祈ります。
by 神奈川のしーちゃん (2012-06-19 22:04)
神奈川のしーちゃん、コメントありがとうございます。美術館は、映画館でもそうでしょうが、行くと、別の美術展のチラシなども置いてあって、あ、これも面白そう‥‥って、クセになるんですよね。いい絵を見るのは嬉しいです。
台風は、我が家あたりはたいしたことなく過ぎましたが、大変だったところもあるようですね。お見舞い申し上げます。
by しーちゃん (2012-06-20 14:15)