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あいちトリエンナーレ2013 (8) 長者町エリア その2 [美術]

あいちトリエンナーレ2013のレポート、長者町エリアの続き!

9月22日(日)、中部電力(株)本町開閉所跡地を見た後、
八木兵丸の内8号館へ。2つの行列が出来ています。
1階へ入る行列と、2階以上の展示へ入る行列。

まず1階の「THE WE-LOWS/ザ・ウィロウズ」のカフェ&ギャラリーに
入る行列に並びました。
「THE WE-LOWS/ザ・ウィロウズ」は、奈良美智がその開催地域に住む
昔からの友人やその周辺の人々とともに作品づくりができないか考えて
生まれたグループとのこと。入口に掲げられた奈良美智の絵。
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(撮影はここまで。扉の中は撮影禁止でした)
前室はカフェで、カレーなどもメニューにありました。
私はマンゴーのかき氷300円を食べました。
奥の部屋は、奈良美智がプロデュースした作家の展示でした。

カフェを出て、もう一度行列に並んで2階へ。
山下拓也の展示。岡崎の松本町会場では、何これ、ヒドイって思ったけど、
ここは素直に面白かった。
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特にトイレの怪人(?)にはギョッと
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次の部屋は人形の後姿の写真で埋め尽くされていて、これも面白かった。
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そして奥の部屋には、ブラックライトで照らされた蛍光塗料が
ハデハデでポップでインパクトありました。
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3階は中国のケーシー・ウォンの展示
ビルディングの着ぐるみ(?)を身につけて世界のあちこちで撮った写真

シンガポールでの写真はパックのビルディングと着ぐるみが
同調しているようで面白い。
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別の部屋には、レトロな特撮映画に出てくる機械のセットのように、
モニターが並び、鳥や魚の映像が映し出されています。
尖閣諸島の領有権を鳥と魚が主張するという
《鳥と魚のための尖閣諸島/魚釣島》という新作だそう。
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‥‥なるほど、日本のものだとか中国のものだとか問題になってますが、
一番領有権を主張したいのは鳥や魚かも‥‥って。

4階は菅沼朋香の《まぼろし喫茶》
あ、今年2月に愛知芸術文化センターでやってた
アーツ・チャレンジ2013」に出してて、一番面白かった作品の人!って。
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2013-02-04
アーツ・チャレンジでは屋台でしたが、今回は喫茶店。
窓に昭和っぽく「まぼろし喫茶」って書いてあります。
ホントにコーヒーとか飲めたらいいのにな。でも、
こんなレトロな喫茶店まだこのあたりにありそうでもありますが。
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旧 MURASOU 1階に展示されていたのは、マーロン・グリフィスの作品
なんかチャチな仮面だなぁ‥‥と思ったけど、これらを身につけての
パレードが作品ってワケなんですね。
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旧玉屋ビル(M)の外壁に描かれた
リゴ23の壁画
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窓のところのハシゴは立体になっているのがリアルであります。
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アートラボあいちの地下にあったのは、
湿地ではなくラテックスの床を廻る木橋
西岳拡貴(にしたけ ひろき)の作品。
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アートラボあいちの2、3階は、大学連携プロジェクト
私は9月1日(日)の芸文センターの帰りに見たけど、そんなに心に響くのは
なくて(4階?でコマ撮りアニメ制作&上映していて、ちょっと不思議な雰囲気が
なかなか頑張っているなって見たけど)今回はまっいいかーって
上には上がらずに、1階のトリエンナーレの作品を紹介したビデオや、
ブーンスィ・タントロンシンの「スーバーバーバラ」の映像がここにもあるので
それ見たりして休憩したけど、
会期によって展示が違うみたいだから、覗いてみてもよかったかな。

その映像で、この動くオブジェ見てないーと、その場所へ行ってみると、
機械調整中で動いてなかった。残念‥‥
ウィット・ピムカンチャナポン《隙間》 ビルの空き地に張られた網の真ん中の
物体が動いている映像はなかなか面白かった。夜はライトアップされてたし。
ちなみにビルに描かれた壁画は3年前のトリエンナーレの作品。
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その壁画が描かれた「ゑびすビルPart1」
猫が描かれたアートな雰囲気の階段を上がると、
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雑貨屋さんとかあり、4階はギャラリーで、9月12日(木)に行った時は、
矢島与萌(やじま ともえ)《今日のたき火》が展示されていました。
「たき火」の意味が書いてありましたが、私にはイマイチ理解できず‥‥
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でも、この白い空間、素敵です。
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水墨の世界に紛れ込んだよう。
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トリエンナーレの作品ではないですが(会期:8月31日(土)~9月29日(日))
いい展示が見られてラッキーでした。

長者町を歩いていると、大勢の人が移動してくるのに出会いました。
何?何??って見たら、ほうほう堂のダンスが始まるらしい。
長者町くんも来てました。
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街を走るベロタクシー
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この後、カフェで休憩してから、松坂屋美術館の「知られざるミュシャ展」を
見に行きましたが、そのことは別の記事で。

松坂屋の展覧会見終わって、地下鉄代を節約するために栄まで歩くと、
(名古屋駅まで矢場町から乗ると230円、栄からだと200円)
テレビ塔とオアシス21が美しくライトアップされてます。
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愛知芸術文化センターの前には、色が変わる提灯を持った多数の人がいて、
幻想的な眺め。愛知芸術文化センターのライトアップもきれい。
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高橋匡太(たかはし きょうた)のプロジェクト
「都市とシンクロする1,000人の提灯行列」が到着したところ。
提灯行列は9月21日(土)と22日(日)に行われました。こちらも見られてラッキーです。

オアシス21には和田礼治郎の作品があるってことだったけど、
この水面に浮かんでいるのがそうかな?夜なのでよくわかりませんでした。
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これで、予約制のとことか、見ていないところも少しあるけど、
あいちトリエンナーレ2013、だいたい見終わりました。楽しかった!
今回はツイッターの情報とかもあって、アートの情報や、感想とかも流れてきて、
鑑賞がさらに楽しくなったように思います。(ただ私はツイッターより
ブログの方が合ってるようです。どうも140字ではまとまらない。)
名古屋市美術館でアンケートをやっていて、一番良かったのはと聞かれたので、
ちょっと考えたけど、岡崎シビコの屋上の真っ白な異空間かなって。
岡崎は観光的にも初めて行ったし、面白かった。
納屋橋の片山真理の妖しい濃密な空間もすごく私の好みだったけど。

あいちトリエンナーレ2013 私の感想記事です(まぁよくもシツコク書いたもんだわ)

あいちトリエンナーレ展示第一号「昭和時代階段」 http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2013-06-02

あいちトリエンナーレ2013 (1) 愛知芸術文化センター その1 http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2013-09-04

あいちトリエンナーレ2013 (2) 愛知芸術文化センター その2 http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2013-09-06

あいちトリエンナーレ2013 (3) 岡崎エリア その1 http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2013-09-10

あいちトリエンナーレ2013 (4) 岡崎エリア その2 http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2013-09-11
あいちトリエンナーレ2013 (5) 納屋橋エリア http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2013-09-15

あいちトリエンナーレ2013 (6) 白川公園エリア http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2013-09-24

あいちトリエンナーレ2013 (7) 長者町エリア その1 http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2013-09-28

あいちトリエンナーレ2013 (8) 長者町エリア その2 http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2013-09-29

あいちトリエンナーレ公式サイト: http://aichitriennale.jp/
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