あいちトリエンナーレ2016 (3) 岡崎エリアその1 [美術]
9月11日(日)、あいちトリエンナーレ2016岡崎エリアを見に行きました。
私が岡崎に行くのって、前回2013年のトリエンナーレが最初で、
今回が2回目かなぁ。
前回のトリエンナーレのことはこちらに
あいちトリエンナーレ2013 (3) 岡崎エリア その1
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2013-09-10
あいちトリエンナーレ2013 (4) 岡崎エリア その2
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2013-09-11
今回も、東岡崎の駅ビル(岡ビル)が会場の一つです。
(前回、もうすぐ取り壊されるって聞いたような気がするけど‥‥)
2階に上がると、
ウダム・チャン・グエン(UuDam Tran NGUYEN)の映像作品が。
これって、愛知芸術文化センターの地下2階と同じ映像かな??
3階が 二藤建人(NITO Kento)の作品
最初に大きな写真パネル。濁った川の中で合掌する男性。
ふーーんって見ていたら、黄色いTシャツを着た
ボランティアスタッフの方が説明してくれました。
これはイスラエルとパレスチナの国境の川だと!!
(あくまで私が聞いたことで、聞き違い等あるかもしれませんが)
なので、写真には写っていないけど、銃を持った兵士たちに
囲まれての撮影だったそう。聞かなきゃ、それほど大きな川でもないし、
そんな危険な国境の川だなんて思えないですよね。
体の真ん中で肌の色が違うでしょ?って言われてよく見ると確かに‥‥
体の半分を覆って生活したり、日焼けサロンに行ったりして、
体の半分だけ日焼けさせている写真が隣のパネルにありました。
そして、滑り台のような巨大な作品が《人間、下流へと遡る川》
(スミマセン、タイトル違っているかも‥‥)
底のところに、人体のような形が浮かび上がっています。
(後ろのレトロなレストランのインパクトもなかなかですが)
これは、砂山を作って登り、それを石膏で型取りして、
反転したものだそう。
その奥の、暗幕の中では、寝転がってさらに暗幕で仕切られた中へ
頭を突っ込んで、死海から空を見上げる映像を見ることができます。
死海に浮かんでいるような体験ができて楽しい。
こちらの映像は《海を撫でる》
手をいろんな風景にかざしていきます。
このビルから見える風景の場面。横のパネルには、上下逆になった文章が
読めないくらいのかすかな文字で書かれています。
実際にここの窓から見える風景。
横の部屋には、山頂から景色を望む大きな写真パネルと、
石膏で型取った円盤のような形が吊り下がっていました。
《空に触れる》(‥‥スミマセン、これもタイトル違うかも)
下からライトで照らされて、空のようにも見える?
奥の部屋にも作品がありますってので行くと、
ガランとした部屋の中に椅子とテーブルが。
これは《手を合わせる》という体験型の作品。
お湯と水をそれぞれカップに注ぎ、左右の手で握った後、
左右の手の温度が同じに感じられるまで手のひらを合わせてください
とのこと。テーブルに1つしかポットがなかったのは準備中だったよう。
そして、この不思議な台は《誰かの重さを踏みしめる》
周囲に体験した写真がずらりと並んでいましたが、
下の椅子に寝転がり、足と足を合わせて、上の人の重さを支える。
面白そう!!
東岡崎駅ビル、無料で入れる会場なんですが、
二藤建人の展示、面白かった!! ボランティアスタッフの方の
熱気みたいなものも感じられていいですねぇ!
東岡崎駅から、明代橋を渡って、籠田公園に行くことにしました。
明代橋の脇にある風格のある松
ポケストップになっていた彫刻《親子》‥‥うーん
作者は書いてなかったですねぇ。
このあたり、道にたくさん彫刻(?)が設置されていました。
ポケモンもゲットです。ハハハ
え? これは何?? ホームレスの小屋(失礼)にしてはハイセンスだし
トリエンナーレの期間中の「おもてなしプロジェクト」として
設置された「移動式アートリビング」とのこと。
トリエンナーレのチラシなども置いてありました。
オカザえもんグッズなどを売っているビルもありました。
おー、目玉おやじだ。タイトルは《無限》となっていました。
後ろは籠田公園地下駐車場入口
籠田公園には、ジョアン・モデ(Joao MODE)の《NET Project》が。
名古屋市美術館前や豊橋でもやっているそうですね。
子どもも含めて、たくさんの人が紐を結んでいました。
それから石原邸へ。文久2年(1862年)に建てられた風格ある建物。
石原邸入口 チケットを提示して入ります。
囲炉裏のある板の間。こういう雰囲気大好きです。
厨子に展示してあるのは愛知芸術文化センター8階で
東北の写真を展示していた田附勝(TATSUKI Masaru)の写真。
土器片と、それを梱包するために使われた古新聞を被写体にした新作とのこと。
カマドもあっていい雰囲気
その奥の土間に展示してあったのは、
関口涼子(SEKIGUCHI Ryoko)の作品
棚に並べられたガラス瓶に、いろんな香りのするものが入っています。
蓋のガラス板を取って(取り扱いの注意を最初に説明されます)
匂いを嗅いでみることができます。
中にはオエッとなる匂いもあるので注意とのこと。
部屋に上がると、襖もすごいけど、真ん中の部屋にあるのは
バースデーケーキ? 電気がピカピカしています。
よく見ると、側面に虫(もちろん作り物)らしきものが貼り付いています。
天井から吊るされた電球にも羽虫が貼り付いています。
電球の色が変わるのも面白い。
いちばん奥の部屋には、いろんなタイルが並べられています。
愛知芸術文化センターの展望回廊にも作品があった
田島秀彦(TAJIMA Hidehiko)の作品。
カラフルな色が四角い模様になったフィルムごしに
庭の景色を楽しむことができます。わー!! すごく素敵!!
床の間の写真は、マチュー・ペルノ(Mathieu PERNOT)の作品
愛知芸術文化センター8階でも写真と映像が展示されていたけど、
私はよくわからなかったなぁ。この写真も、
ふーーん、窓だけど‥‥って。
『LOVE』という文字は、愛知県美術館ロビーにあった
フィルムで作った馬の作品のカワヤン・デ・ギア(Kawayan DE GUIA)の
作品。人型のオモチャ(?)で、できています。
庭から見た石原邸
石原邸の蔵
柴田眞理子(SHIBATA Mariko)の陶芸も素敵だけど、
展示がすごくいい!!!
そして蔵の中では、なんと、
「気に入った作品を 棚から棚へ 動かしてみてください。」!!
もちろん入る前に、扱い方の注意を受けますが、
この繊細な陶芸作品を持ってみていいんです!!
ちょっとドキドキする体験でした。
岡崎エリア、駅ビルの二藤建人も良かったけど、
石原邸がすごく私の好みでした!!
スミマセン、記事が長くなりすぎたので、とりあえずここまで。
読んで下さった方、お疲れ様でした。まだ岡崎エリア続きますので。
愛知芸術文化センターのことはこちらに:
あいちトリエンナーレ2016 (1) 愛知芸術文化センター10階
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-09-04
あいちトリエンナーレ2016 (2) 愛知芸術文化センター8階
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-09-05
私が岡崎に行くのって、前回2013年のトリエンナーレが最初で、
今回が2回目かなぁ。
前回のトリエンナーレのことはこちらに
あいちトリエンナーレ2013 (3) 岡崎エリア その1
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2013-09-10
あいちトリエンナーレ2013 (4) 岡崎エリア その2
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2013-09-11
今回も、東岡崎の駅ビル(岡ビル)が会場の一つです。
(前回、もうすぐ取り壊されるって聞いたような気がするけど‥‥)
2階に上がると、
ウダム・チャン・グエン(UuDam Tran NGUYEN)の映像作品が。
これって、愛知芸術文化センターの地下2階と同じ映像かな??
3階が 二藤建人(NITO Kento)の作品
最初に大きな写真パネル。濁った川の中で合掌する男性。
ふーーんって見ていたら、黄色いTシャツを着た
ボランティアスタッフの方が説明してくれました。
これはイスラエルとパレスチナの国境の川だと!!
(あくまで私が聞いたことで、聞き違い等あるかもしれませんが)
なので、写真には写っていないけど、銃を持った兵士たちに
囲まれての撮影だったそう。聞かなきゃ、それほど大きな川でもないし、
そんな危険な国境の川だなんて思えないですよね。
体の真ん中で肌の色が違うでしょ?って言われてよく見ると確かに‥‥
体の半分を覆って生活したり、日焼けサロンに行ったりして、
体の半分だけ日焼けさせている写真が隣のパネルにありました。
そして、滑り台のような巨大な作品が《人間、下流へと遡る川》
(スミマセン、タイトル違っているかも‥‥)
底のところに、人体のような形が浮かび上がっています。
(後ろのレトロなレストランのインパクトもなかなかですが)
これは、砂山を作って登り、それを石膏で型取りして、
反転したものだそう。
その奥の、暗幕の中では、寝転がってさらに暗幕で仕切られた中へ
頭を突っ込んで、死海から空を見上げる映像を見ることができます。
死海に浮かんでいるような体験ができて楽しい。
こちらの映像は《海を撫でる》
手をいろんな風景にかざしていきます。
このビルから見える風景の場面。横のパネルには、上下逆になった文章が
読めないくらいのかすかな文字で書かれています。
実際にここの窓から見える風景。
横の部屋には、山頂から景色を望む大きな写真パネルと、
石膏で型取った円盤のような形が吊り下がっていました。
《空に触れる》(‥‥スミマセン、これもタイトル違うかも)
下からライトで照らされて、空のようにも見える?
奥の部屋にも作品がありますってので行くと、
ガランとした部屋の中に椅子とテーブルが。
これは《手を合わせる》という体験型の作品。
お湯と水をそれぞれカップに注ぎ、左右の手で握った後、
左右の手の温度が同じに感じられるまで手のひらを合わせてください
とのこと。テーブルに1つしかポットがなかったのは準備中だったよう。
そして、この不思議な台は《誰かの重さを踏みしめる》
周囲に体験した写真がずらりと並んでいましたが、
下の椅子に寝転がり、足と足を合わせて、上の人の重さを支える。
面白そう!!
東岡崎駅ビル、無料で入れる会場なんですが、
二藤建人の展示、面白かった!! ボランティアスタッフの方の
熱気みたいなものも感じられていいですねぇ!
東岡崎駅から、明代橋を渡って、籠田公園に行くことにしました。
明代橋の脇にある風格のある松
ポケストップになっていた彫刻《親子》‥‥うーん
作者は書いてなかったですねぇ。
このあたり、道にたくさん彫刻(?)が設置されていました。
ポケモンもゲットです。ハハハ
え? これは何?? ホームレスの小屋(失礼)にしてはハイセンスだし
トリエンナーレの期間中の「おもてなしプロジェクト」として
設置された「移動式アートリビング」とのこと。
トリエンナーレのチラシなども置いてありました。
オカザえもんグッズなどを売っているビルもありました。
おー、目玉おやじだ。タイトルは《無限》となっていました。
後ろは籠田公園地下駐車場入口
籠田公園には、ジョアン・モデ(Joao MODE)の《NET Project》が。
名古屋市美術館前や豊橋でもやっているそうですね。
子どもも含めて、たくさんの人が紐を結んでいました。
それから石原邸へ。文久2年(1862年)に建てられた風格ある建物。
石原邸入口 チケットを提示して入ります。
囲炉裏のある板の間。こういう雰囲気大好きです。
厨子に展示してあるのは愛知芸術文化センター8階で
東北の写真を展示していた田附勝(TATSUKI Masaru)の写真。
土器片と、それを梱包するために使われた古新聞を被写体にした新作とのこと。
カマドもあっていい雰囲気
その奥の土間に展示してあったのは、
関口涼子(SEKIGUCHI Ryoko)の作品
棚に並べられたガラス瓶に、いろんな香りのするものが入っています。
蓋のガラス板を取って(取り扱いの注意を最初に説明されます)
匂いを嗅いでみることができます。
中にはオエッとなる匂いもあるので注意とのこと。
部屋に上がると、襖もすごいけど、真ん中の部屋にあるのは
バースデーケーキ? 電気がピカピカしています。
よく見ると、側面に虫(もちろん作り物)らしきものが貼り付いています。
天井から吊るされた電球にも羽虫が貼り付いています。
電球の色が変わるのも面白い。
いちばん奥の部屋には、いろんなタイルが並べられています。
愛知芸術文化センターの展望回廊にも作品があった
田島秀彦(TAJIMA Hidehiko)の作品。
カラフルな色が四角い模様になったフィルムごしに
庭の景色を楽しむことができます。わー!! すごく素敵!!
床の間の写真は、マチュー・ペルノ(Mathieu PERNOT)の作品
愛知芸術文化センター8階でも写真と映像が展示されていたけど、
私はよくわからなかったなぁ。この写真も、
ふーーん、窓だけど‥‥って。
『LOVE』という文字は、愛知県美術館ロビーにあった
フィルムで作った馬の作品のカワヤン・デ・ギア(Kawayan DE GUIA)の
作品。人型のオモチャ(?)で、できています。
庭から見た石原邸
石原邸の蔵
柴田眞理子(SHIBATA Mariko)の陶芸も素敵だけど、
展示がすごくいい!!!
そして蔵の中では、なんと、
「気に入った作品を 棚から棚へ 動かしてみてください。」!!
もちろん入る前に、扱い方の注意を受けますが、
この繊細な陶芸作品を持ってみていいんです!!
ちょっとドキドキする体験でした。
岡崎エリア、駅ビルの二藤建人も良かったけど、
石原邸がすごく私の好みでした!!
スミマセン、記事が長くなりすぎたので、とりあえずここまで。
読んで下さった方、お疲れ様でした。まだ岡崎エリア続きますので。
愛知芸術文化センターのことはこちらに:
あいちトリエンナーレ2016 (1) 愛知芸術文化センター10階
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-09-04
あいちトリエンナーレ2016 (2) 愛知芸術文化センター8階
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-09-05
コメント 0