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フィリピンのミンさんホームステイ [国際交流]

7月9日(日)
2泊3日のフィリピンのミンさんホームステイ最終日。
朝はゆっくりしてもらい、11時頃出発。
まず、各務原市のおがせ池に立ち寄る。周囲約2キロの農業用のため池だが、
八大龍王が祀られ、様々な伝説も持ち、池には鯉がたくさんいる。

鯉は龍王のつかいとされて大切にされているので、ものすごく巨大になっているのも多い。
神社で売っているフを投げてやると、それらの巨大な鯉たちが池の水が盛り上がるほどに
寄ってくるのが面白い。ミンさんも喜んでいた。

そして、刃物の町、関市の「関鍛冶伝承館」へ。

鎌倉時代から受け継がれる刀鍛冶の技や名匠たちの日本刀が展示されている。
今日は特別企画展として刀の鞘や柄巻などの拵(こしらえ)と、
目貫、小柄などの小道具の展示もあった。
それぞれ意匠を凝らしたデザインで、サムライや職人たちの粋へのこだわりが面白い。
近くの刃物販売所も案内したが、モノはいいのだろうけど、どれも結構高いので、見るだけ。

そして、近くのフェザーカミソリ関工場内にある「フェザーミュージアム」へ。

実は私も初めて来たのだが、面白かった。(おまけに入場無料!)
ヒゲとカミソリの歴史や、床屋の歴史、カミソリ替刃の包装紙が集められていたり、
聖徳太子やレオナルド・ダ・ビンチなど、ヒゲをはやした肖像からヒゲを剃ってみたら‥‥とか、
ミンさんは、パソコンで自分の顔にヒゲをつける「ヒゲビジョン」で、サムライに変身して
大喜び(100円でポストカードにプリントアウトしてくれる)。楽しいミュージアムだった。

門にあるモニュメントも面白い!

昼食を濃州関所茶屋で食べて、吉田観音(きったかんのん)へ。しかし、ここは
三重塔など美しくていい寺なので、ホームステイの受け入れを始めた頃は、
よく外国人を案内したのだが、最近境内にやたら「写真撮影禁止」「NO PHOTO」だの、
「祈りの場です。公園ではない」というような看板が立っていてなんか雰囲気がおかしい。
参拝客も全く無く、寺はひっそりとしている。私は寺は昔から子供の遊び場となったりと、
公園的な役割をしてきたのだと思うのだが‥‥そんなことで、あまり信仰心のない
私たちは早々に退散。関善光寺といわれる宗休寺に行く。ここは対照的に、
寺の人が「ようおまいりしてくれました」と愛想がいい。
大仏殿の大仏様(阿弥陀如来)の写真も撮らせてもらった。

本堂の下にある戒壇巡りも体験。暗闇の中を手探りで歩いていくことは、
「何のために?」と聞かれると、私もちょっと説明に困るのだが
(人間の心身を清め、途中の仏性の鍵にふれると幸運に恵まれるとのこと)
なかなか刺激的な体験である。

それから、大垣のホテルまで送って、歓送交流会が行われた。
日本の伝統文化として、空手の演技や、太鼓の演奏などが行われ、
フィリピンの一行は、ホテルの浴衣で、郡上八幡へ行った時に覚えたという
郡上踊りの「かわさき」や「春駒」を踊り、日本人も参加して、大盆踊りとなった。
そして、フィリピンの民族衣装で、ダンスや歌を披露してくれた。
フィリピンは多くの島から成り立っている国だが、島や地域毎に装束も違っているのが
わかって興味深かった。

最後の、フィリピンで別れを惜しむ歌では、涙ぐんでいるフィリピン人も多く、
人情に篤いフィリピン人を感じて、私も胸が熱くなった。


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