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中国の柯さんのホームステイ [国際交流]

先週末は台風が関東から北へ抜けて行きましたが、皆様のところは大丈夫でしたか?

こちらは台風の影響もほとんどなく、我が家には
9月7日(金)夜から9日(日)まで、中国の柯さんがホームステイにやって来た。

まー、最近、我が家もホームステイ受け入れの余裕もない状態なのだが、
私たちのボランティアグループもメンバーの高齢化等で、受け入れできる家庭が少なく
なっていることに加え、中国人ということで、言葉の問題等、希望者が少なく、
グループには男性が多いということで、さらに条件が厳しい。
なかなかホームステイ先が見つからず、我が家も受け入れることになった。

今回、JICAの研修事業で中国から来日した20名は、いずれも中央のエリートのようだ。
今までは、東京で全体的な研修を受け、それから地方へ来て、視察やホームステイといった
約3週間のプログラムだったのだが、JICAも経費削減なのか、中部国際空港に着いて、
滞在は名古屋と岐阜だけという2週間のスケジュール。日本に来て、東京も京都も行かない
というのは、かなり日本について偏った印象を受けるのではないかとも思うが‥‥。

柯さんは中国・北京在住の34歳の男性。公務員。
法律家の奥さんとの間に1歳3ヶ月の娘がいる。
ノートパソコンを携えて来た柯さんは、1歳3ヶ月になる娘の写真や動画を
パソコンでアニメーションも交えてスライドショーのようにしたものを見せてくれた。
彼の両親や奥さんの両親も娘を溺愛している様子がよくわかる。
奥さんもしっかり働いているのなら、娘の面倒はどうしているのかと聞くと、
両親と同居とのこと。
それから北京の天安門広場や十三陵、三峡川下りの写真なども見せてくれた。

携帯してきたパソコンで写真を見せてくれる柯さん

柯さんの調書には、日本語はもちろん、英語も「できない」となっていたので、
対面にあたってちょっと心配していた。
まぁ、私は英語もそれほどできるわけではないので、かえって中国の人は筆談が出来る分、
ある意味、安心もしていた。(英語が堪能な人は英語が通じないことに苛立つようで、
それが中国人を受け入れたくない理由の一つにもなっているようだ)
だけど、対面してみると、彼は結構英語を話すし、彼の英語も私の英語と同じように
簡単な文型で単語を並べていくレベルだったので、意外と通じた。
「英語が上手ですね」と言うと、彼は「中国では使う機会がないので、全くダメです」と
答えた。このあたりの謙遜(?)は非常に日本人に似ていると思った。
だいぶ昔だが、我が家に来たブラジル人は、調書に日本語は「挨拶程度」と書いてあったので、
安心していたら、本当に「こんにちは」「ありがとう」程度の『挨拶』であったし、
英語もほとんど話せなかったので、結構苦労した。(彼の教科書からの日本語や、
絵を描いたりして、それなりに楽しく過ごしたけれど)

趣味は「囲碁」とのことで、いかにも頭脳明晰といった雰囲気の彼にふさわしい。
囲碁は日韓中共通とのことで、囲碁の強い日本人の名前を何人か書いて、
「知っているか?」と聞かれたけど、残念ながら私は全く囲碁はわからない。

新聞の日曜版に私がハマっている「数独」があるので、彼に勧めてみたら、
非常に熱心になって、一度間違えたものの、もう一度トライして完成させていた。
(私は数独で間違えると、もうそこでやる気がなくなるのだけど、彼の粘りはスゴイ)

「日本は車やパソコンやデジカメが安い」という柯さんの生活レベルからすれば、
我が家は狭いし、なにもかもぐちゃぐちゃだと思ったのではないかと思うが、
まぁ、日本の普通(?)の家庭や生活レベルを知ってもらうということでは、
それなりに意義のある体験になったのではないかと。
企業などの視察では、上面のいい所ばかりを見せるからねー。

柯さんと過ごした8日(土)・9日(日)のことをさかのぼってアップしました。


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