捨てられない私の収納・整理本 [本]
私は収納や整理について書かれた本を読むのが好きだ。
だが、実際に私の家はというと、モノがあふれかえり、散らかっている。
だからこそ、そういった本を読むのだろう。
キレイに片づけられる人なら、そんな本などは必要ない。
整理や掃除をしなくてはと、もうずっと思っている。
わかっているのだ。 捨てればいいのだと。
モノが少なければ、掃除も整理も簡単。
モノの管理のために使う時間も少なくて済む。
昔の日本家屋の何もない空間のなんと美しいことか。
シンプルライフが一番なのだと。
だが、実際に捨てようとモノを手に取ると‥‥捨てられない。
当然だが数年前(と思ったら、発行は2000年だって)ベストセラーになった
『「捨てる!」技術』読みました。
だけど、私にはこの本は反発を感じてダメだった。
この本を読んで、捨てることができたのは、この本だけ。
(私は普通このテの本は買わないのだが、たまたまこの本だけは買っていた)
なんでも一緒くたに、ザーッと捨てる――そりゃ、キレイにはなるでしょうよ!
この本のなんか軽薄っぽいところ――キチンとしたデータでなく、
自分の周囲の人々を見回したくらいで断定してしまうような――が嫌だった。
それに比べて、1998年発行 節約本の元祖で、ベストセラーもなった
『節約生活のススメ』
その後、著者の経歴の偽装問題とか出てきて「何だったの?」という気もするが、
読んだ時には、素直に、あぁ、こういう生活――
本当に必要なモノだけを大切に暮らす――がいいなぁと思った。
「節約」することで「健康」にも「環境」にもいいという生活は、
もはや常識というか、今なら「何当たり前のことを言ってるの?」という
カンジなのだが、それだけこういうライフスタイルが浸透してきたのだろう。
「35年住宅ローンを7年で返済」という、ヘンにインパクトを与えようとするような
キャッチコピーがついているが、中身は非常にオーソドックスな本だ。
『片付けられない女たち』‥‥タイトルを見てドキッとして、読んでみたが、
内容は、ADD(注意欠陥障害)という神経系の障害のために、
日常の雑事をこなすのに問題がある人について書かれている本で、
時々ドキッとするところはあるが、ちょっと私とは違うかな‥‥と。
ただ息子について、コレ(ADD)なのかなと。
今まで「なぜ、こんな簡単なことができないの?!」と、
たびたび息子を責めていたのだが、もしかして神経系の障害だったのかもと、
息子に対する今までの態度を反省させられた。
その意味では、少しは役に立ったが、片づけや整理についての本ではない。
ADDだと理解したところで、生きにくくても
生活していかなければならないわけで、そのあたりの解決法や、
片付けられなくても、少しはマシに暮らすための方法といったことが
もう少し書かれていたらと思う。
今までの整理の本の中で、私が一番気に入ったのは、
『捨てる達人 収納名人 スッキリ暮らす50の鉄則』
『「捨てる!」技術』が私にはダメだったので、この本のタイトルに少し反発を
感じながら、図書館で借りてきたが、
「趣味の物は捨てなくてもいい」という言葉に、おーーっ!!
「趣味のモノは他人から見て、どんなにくだらない物でも全然構いませんから、
捨てよう、あるいは捨てさせようとしないことです。」
「家中がそれぞれの家族の本当に好きな物であふれかえっているのなら、
それはそれでなんの問題もありません。というか素敵です。」!!!!
なんて、言われると、気持ちがすーーーっとしてくる。
でも、じゃぁ、捨てる物なんてないんじゃない?と思うと、
「案外怪しいのは、必需品の顔をした物達」ということで、
まだ使えるとか、いつか使うかも‥‥というものは捨てていいということ。
そして、「まず裏方からかたづける」
とりあえず押し込んでおくことの出来る場所を確保することから始めるとか、
古い物は、思い出というか、時の重みがしみこんでいるのだから、
整理は新しい物から始めるとか、
そんな目からウロコの話も多く、参考になった。
で、実際にやったか?というと‥‥汗‥‥なのだが。
少しは実践して生活が変わったということなら、
野口悠紀雄の『「超」整理法』 1993年発行
私がこの本を知ったのは、家事をしながらつけていたNHKのラジオ。
インタビューで野口悠紀雄先生が来ていて、「超」整理法について
簡単に話していた。その画期的な方法に、思わず家事の手を止めて、
ラジオのボリュームを大きくして真剣に聞き入ってしまった。
それから図書館で借りて読みました。
何より、紙封筒に資料を入れて、分類などしなくていいので、
時間順に並べておくという、簡単で、お金もかからない方法がすごい。
それまで私は、仕事、家計、子供の学校とか分類して、
あちこちの引き出しに入れて整理していたが、分類に迷ったり、
引き出しは結構深いので、入れっぱなしになって、
底の方の資料が探せなかったりしていた。
この方法は、そんなことに頭は使わず、全て同じ場所に並べておけば、
探す場所も限られてくる。これは結構スゴイことだ。ここを探して、
見つからなければ「ウチには無い!」――それが分かれば、
イライラしながら、いつまでも家中を探し回ることがない。
ただ、私はまだ完璧に実践できていない‥‥と、いうのは、
この方法の優れているところは、時間順に並べていくと、自動的に
古い書類が押し出されてくるので、それらは内容を確認して捨てるという、
「捨てる」ところまでシステム的にできているところなのだが、
私にはやっぱり、その「捨てる」ができないので、
あまり見栄えの良くない封筒(経済上の問題から、古封筒を使っている)が
ドンドンたまっているので、並べる場所がなくなって、
あちこちに積みまくり‥‥やっぱり、ドコへ置いたっけ――?状態に
なってしまっているのであったー。
「超」整理法を参考に整理した封筒。
「H」は、ダンナの印。旅行の袋には、切符や食堂のはし袋、
タダでもらえるパンフレットなどが入ってます。
(旅行ではそんなのをつい集めてきてしまい、捨てられない私であった)
そんな私の捨てられない性格から、この「お宝」(私にとってのみ)が
あるのだが‥‥。雑誌から切り取った昔の少女漫画。
最後に、シンプルライフについて私が印象的だった言葉。
「グアテマラに住んでいたとき、十四歳の少年が手伝いにきていました。
ある日、夫が着なくなったシャツを一枚上げようと思いました。ところが、
すでに二枚もっていて、替わる替わる着るから足りていますと、
断られてしまいました。」
『積極的シンプルライフ』より
‥‥うーーん! これくらいシンプルな生活で足りるのよねー。
実際、私は衣類にはこだわらないので、最近、下着を買わずにいたら、
2枚になってしまったが、毎日洗濯するし、1日1枚で足りるし、
イザとなればいつでも買いに行ける今の生活では、2枚で充分というか、
かえって箪笥にしまったりする必要もないから、ズボラな私にはいいかなーと。
PR--
こんなサービスもあるんですね
だが、実際に私の家はというと、モノがあふれかえり、散らかっている。
だからこそ、そういった本を読むのだろう。
キレイに片づけられる人なら、そんな本などは必要ない。
整理や掃除をしなくてはと、もうずっと思っている。
わかっているのだ。 捨てればいいのだと。
モノが少なければ、掃除も整理も簡単。
モノの管理のために使う時間も少なくて済む。
昔の日本家屋の何もない空間のなんと美しいことか。
シンプルライフが一番なのだと。
だが、実際に捨てようとモノを手に取ると‥‥捨てられない。
当然だが数年前(と思ったら、発行は2000年だって)ベストセラーになった
『「捨てる!」技術』読みました。
だけど、私にはこの本は反発を感じてダメだった。
この本を読んで、捨てることができたのは、この本だけ。
(私は普通このテの本は買わないのだが、たまたまこの本だけは買っていた)
なんでも一緒くたに、ザーッと捨てる――そりゃ、キレイにはなるでしょうよ!
この本のなんか軽薄っぽいところ――キチンとしたデータでなく、
自分の周囲の人々を見回したくらいで断定してしまうような――が嫌だった。
それに比べて、1998年発行 節約本の元祖で、ベストセラーもなった
『節約生活のススメ』
その後、著者の経歴の偽装問題とか出てきて「何だったの?」という気もするが、
読んだ時には、素直に、あぁ、こういう生活――
本当に必要なモノだけを大切に暮らす――がいいなぁと思った。
「節約」することで「健康」にも「環境」にもいいという生活は、
もはや常識というか、今なら「何当たり前のことを言ってるの?」という
カンジなのだが、それだけこういうライフスタイルが浸透してきたのだろう。
「35年住宅ローンを7年で返済」という、ヘンにインパクトを与えようとするような
キャッチコピーがついているが、中身は非常にオーソドックスな本だ。
『片付けられない女たち』‥‥タイトルを見てドキッとして、読んでみたが、
内容は、ADD(注意欠陥障害)という神経系の障害のために、
日常の雑事をこなすのに問題がある人について書かれている本で、
時々ドキッとするところはあるが、ちょっと私とは違うかな‥‥と。
ただ息子について、コレ(ADD)なのかなと。
今まで「なぜ、こんな簡単なことができないの?!」と、
たびたび息子を責めていたのだが、もしかして神経系の障害だったのかもと、
息子に対する今までの態度を反省させられた。
その意味では、少しは役に立ったが、片づけや整理についての本ではない。
ADDだと理解したところで、生きにくくても
生活していかなければならないわけで、そのあたりの解決法や、
片付けられなくても、少しはマシに暮らすための方法といったことが
もう少し書かれていたらと思う。
今までの整理の本の中で、私が一番気に入ったのは、
『捨てる達人 収納名人 スッキリ暮らす50の鉄則』
『「捨てる!」技術』が私にはダメだったので、この本のタイトルに少し反発を
感じながら、図書館で借りてきたが、
「趣味の物は捨てなくてもいい」という言葉に、おーーっ!!
「趣味のモノは他人から見て、どんなにくだらない物でも全然構いませんから、
捨てよう、あるいは捨てさせようとしないことです。」
「家中がそれぞれの家族の本当に好きな物であふれかえっているのなら、
それはそれでなんの問題もありません。というか素敵です。」!!!!
なんて、言われると、気持ちがすーーーっとしてくる。
でも、じゃぁ、捨てる物なんてないんじゃない?と思うと、
「案外怪しいのは、必需品の顔をした物達」ということで、
まだ使えるとか、いつか使うかも‥‥というものは捨てていいということ。
そして、「まず裏方からかたづける」
とりあえず押し込んでおくことの出来る場所を確保することから始めるとか、
古い物は、思い出というか、時の重みがしみこんでいるのだから、
整理は新しい物から始めるとか、
そんな目からウロコの話も多く、参考になった。
で、実際にやったか?というと‥‥汗‥‥なのだが。
少しは実践して生活が変わったということなら、
野口悠紀雄の『「超」整理法』 1993年発行
私がこの本を知ったのは、家事をしながらつけていたNHKのラジオ。
インタビューで野口悠紀雄先生が来ていて、「超」整理法について
簡単に話していた。その画期的な方法に、思わず家事の手を止めて、
ラジオのボリュームを大きくして真剣に聞き入ってしまった。
それから図書館で借りて読みました。
何より、紙封筒に資料を入れて、分類などしなくていいので、
時間順に並べておくという、簡単で、お金もかからない方法がすごい。
それまで私は、仕事、家計、子供の学校とか分類して、
あちこちの引き出しに入れて整理していたが、分類に迷ったり、
引き出しは結構深いので、入れっぱなしになって、
底の方の資料が探せなかったりしていた。
この方法は、そんなことに頭は使わず、全て同じ場所に並べておけば、
探す場所も限られてくる。これは結構スゴイことだ。ここを探して、
見つからなければ「ウチには無い!」――それが分かれば、
イライラしながら、いつまでも家中を探し回ることがない。
ただ、私はまだ完璧に実践できていない‥‥と、いうのは、
この方法の優れているところは、時間順に並べていくと、自動的に
古い書類が押し出されてくるので、それらは内容を確認して捨てるという、
「捨てる」ところまでシステム的にできているところなのだが、
私にはやっぱり、その「捨てる」ができないので、
あまり見栄えの良くない封筒(経済上の問題から、古封筒を使っている)が
ドンドンたまっているので、並べる場所がなくなって、
あちこちに積みまくり‥‥やっぱり、ドコへ置いたっけ――?状態に
なってしまっているのであったー。
「超」整理法を参考に整理した封筒。
「H」は、ダンナの印。旅行の袋には、切符や食堂のはし袋、
タダでもらえるパンフレットなどが入ってます。
(旅行ではそんなのをつい集めてきてしまい、捨てられない私であった)
そんな私の捨てられない性格から、この「お宝」(私にとってのみ)が
あるのだが‥‥。雑誌から切り取った昔の少女漫画。
最後に、シンプルライフについて私が印象的だった言葉。
「グアテマラに住んでいたとき、十四歳の少年が手伝いにきていました。
ある日、夫が着なくなったシャツを一枚上げようと思いました。ところが、
すでに二枚もっていて、替わる替わる着るから足りていますと、
断られてしまいました。」
『積極的シンプルライフ』より
‥‥うーーん! これくらいシンプルな生活で足りるのよねー。
実際、私は衣類にはこだわらないので、最近、下着を買わずにいたら、
2枚になってしまったが、毎日洗濯するし、1日1枚で足りるし、
イザとなればいつでも買いに行ける今の生活では、2枚で充分というか、
かえって箪笥にしまったりする必要もないから、ズボラな私にはいいかなーと。
PR--
こんなサービスもあるんですね
実は私も片づけは苦手です。
でもって、捨てられない症候群でもあります。
捨てりゃいい・・・ってのはよ~~くわかってます。
よ~し捨てるぞ、片付けるぞとゴミ袋片手に始めるのですが・・・結果、なんで片付かない(捨てられない)んでしょ?
ホントにモノが多いのよね。
>趣味の物は捨てなくていい・・・
うっわぁ~、ほんとに捨てなくていいんですかぁ~?
好きな手芸の材料とか、雑誌とか、作りかけとか山ほどあるんです~。
散らかりの半分はそれが原因かもしれない。
でも、仕事が終わって帰って、食事作って、くたびれ果てちゃうので、最近あんまり手芸できないんですよ。
やろうという意欲がわかない・・・
秋に団地祭りみたいのがあって、フリマを出すので、不用品と一緒に手芸品も売るので、そのころはちょっとがんばりますね。
でも、ここ3カ月ばかり、デイサービスセンターのおばあちゃんたちに、ボランティアで簡単な手芸教えてます。
けっこう楽しいですよ。
あぁ・・・片付けでしたね。
明日、明後日は休みなので、ちょっと頑張ってみますか・・・
by 神奈川のしーちゃん (2008-06-19 00:21)
こんにちは。
自称片付け魔のびっけです。(笑)
私は、逆に捨てるの大好き!タイプです。
特に私以外の家族のものを積極的に捨てるので、家人は戦々恐々としています。(爆)
それにしても、しーちゃんさんの、少女マンガ切抜きコレクション!!
まさに垂涎の的ですわ!!
by びっけ (2008-06-20 00:12)
神奈川のしーちゃんさん、コメントありがとうございます。
しーちゃんさんも私と同じように捨てられないタイプだと知って、とても親近感がわきました。ホント、ゴミ袋片手に片付けようとするのですけど‥‥捨てられないんですよねー。
だからこそ「趣味の物は捨てなくていい」って言葉に、もう嬉しくなってしまって。
しーちゃんさんの好きな手芸の材料や雑誌が山ほどある家ってのは、とても魅力的だと思います。ボランティアの手芸講師や、フリマに手芸品を出すなんて、素敵ですね。楽しんで頑張ってください。‥‥あぁ、片付けも、たまにはやりましょうね。
by しーちゃん (2008-06-21 17:06)
びっけさん、nice! & コメントありがとうございます。
何事もテキパキと片付けていかれるような、びっけさんの行動力、本当にうらやましいです。
私は即断ができずに、何をやるにも時間がかかるタイプなので‥‥
少女マンガの切り抜きは、私にとってはとても懐かしいものなんですけど、
あくまで、私が買ったマンガで、捨てられないものが残っているだけなので、
コレクションと言うには、中途半端なんですよねー。雑誌だからもうボロボロだし。
by しーちゃん (2008-06-21 17:07)
わたしも本は捨てられず、逆に拾ってきてしまうほうです。
by スー (2008-06-23 18:08)