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かわら美術館「2011 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」 [美術]

11月6日(日)、高浜市やきものの里かわら美術館へ行きました。
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名鉄三河線高浜港駅から、かわら美術館までの道は「鬼みち」として
瓦のオブジェなどがあって楽しかったことは前記事で書きました。

かわら美術館の玄関前には大きなシャチホコ瓦が置いてあります。
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企画展として「2011 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」をやっていました。
(会期は10月1日(土)~11月6日(日)なので最終日でした)
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かわら美術館での開催は隔年で今回で7回目だそう。
(日本での開催は今年で45回目)

絵本の原画には興味があるので、過去もチラシ見たりして、ああ行きたいなぁって
思ったりしてたんですが、かわら美術館に行くのも、展覧会に行くのも初めてです。
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公募展なんですね。絵本作家の登竜門ともなっているとか。

今年は世界58ヶ国から2,836作の応募があり、
そのうち日本人19名を含む76名の入選作家の作品を展示しているそう。

かなりの競争率ですね。日本人の割合高いです。

日本人作家のは、郷愁を誘う世界というか、ちょっと懐かしい風景を描いたものが
多かったような気がします。

誕生のお宮参りから結婚式やお葬式の記念撮影を絵にしたものとか
(図録を買っていないので、作者名がわかりません)

原画といっても、最近はコンピュータで作る人が多いんでしょうね、
印刷と変わらない(筆の跡とかが残らない)キレイな仕上がりのものも多かったです。

鳥のくちばしを科学的に解説しているのに、とてもグラフィックでセンスいいなってのとか
(チラシ表3段目左:オスカー・ボルトン・グリーン(イギリス)「くちばしの本」)

CG作品が多い中、ミシンの縫い目で海を表現したものが新鮮に感じられたりしました。
(チラシ表4段目右:テレーザ・コルテス(ポルトガル)「満ち潮」)

ペットを飼ったら、ぎゅっと抱きしめたり、お散歩に連れて行ったりしてあげるって、
絵ではペットと人間が入れ替わっているように描かれていたのがちょっとブラックで、
私は結構気に入りました。

そして、特別展示として、2010年ボローニャSM出版賞を受賞したイタリアの作家
フィリップ・ジョルダーノが手がけた、日本のむかし話『かぐや姫』をテーマとした
幻想的な原画も展示されていました。
Takahama-kawara2a.jpg
(チラシ裏面よりスキャン「月へ帰る」シーン)
‥‥うーん、この雰囲気とか好きだけど、原作を知っているだけに、
 日本の『かぐや姫』がこういう話だって思われたら困るなって気も‥‥

かぐや姫に求婚する皇子たちはこんなお面(?)をかぶってるし
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(あくまで私が思い出して描いてみただけですのでー)

絵本の見返しのこんなデザインもなかなかいいなって。
後ろの見返しには、かぐや姫がちょっと覗いているのもしゃれてるなって。
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(これもあくまで私がイメージで描いてみただけです)

絵本原画展の展示室は1階と2階に別れていたんですが、1階の展示室を見たところで
お腹が空いたので、かわら美術館1階のフランス料理店「ヴィラージュ」でランチをいただきました。

迷ったんですよねー。一番安いランチでも1,680円。一人で入るのはもったいないかなって。
でも、まだ2階も見るし、ここは贅沢しちゃえって。

ランチタイムで店内は結構混んでました。七五三かと思われる子供連れも。

シャンピニオンのスープ
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子牛のステーキ きのこソース
肉が柔らかくて美味しかった。温野菜もハーブが効いてました。
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紫キャベツとレタスの色がきれいな生野菜のサラダが別皿で来ました。

デザートのフルーツケーキとキャラメルアイスクリーム。
キウイフルーツとドラゴンフルーツがついてました。
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私、ドラゴンフルーツは食べるの初めて!
写真ではアイスに隠れてしまって写ってませんが、
赤い皮と黒ゴマの入ったような白い果肉のコントラストがきれいですね。
味はシャキシャキして、わりとあっさりした甘さでした。
コーヒーも普通のカップでたっぷり飲めてうれしい。砂糖のポットがカワイイです。

美術館の庭(森前公園)が眺められていい雰囲気でした。
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ランチを終えて、2階、そして3階の瓦の歴史を展示した常設展示室を見ました。
中国や朝鮮の古い瓦なども多く展示されていました。
さすが、瓦生産量日本一の高浜市の美術館です。
(「♪三州陶器瓦~」ってTVCM、昔よくやってましたね。)

2階にある陶芸創作室も大勢の人が陶芸の制作をしていました。

そういえば、この美術館のチケット、まっすぐでないカタチが素敵でした。
(上下に絵本原画展と常設展の切り取り部分がついてました)
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千石船のイメージでデザインされたという、かわら美術館の全景
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