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「古本 徒然舎」で買った中原淳一の本 [本]

今年は梅の開花が遅れましたね。
岐阜の梅林公園の梅まつりが3月3日(土)、4日(日)だったのですが、
まだ全然咲いていないって聞きました。
春分の日も過ぎた21日(水)、さすがに見頃になったのではないかと出かけました。

今回、参考にしたのが、無料で宅配されてくる
「ぷらざ」という情報誌の2月号のこのページ。
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へー、梅林公園の近くにこんな素敵なカフェや古本屋があるんだ、
梅を見るついでに行ってみようかって。

駐車場に車を停めて、歩き出したところで、
看板が目に付いた「ル・モンド」というレトロな喫茶店でくつろぎ、
そこを出て少し歩いた「殿町2」の信号で
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「この地図でいくと古本屋さんはこのあたりだけど‥‥?」
注意深く見ると‥‥ありました!
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情報誌で見てなかったら気がつかずに通り過ぎちゃうような店です。

古色蒼然―古く汚い―とした本がうず高く積まれているような
街の古本屋さんって、もう今では珍しいのでは?
古本と言ってもキレイな本が、キレイで広い店舗に並んでいるような店
――新古書店って言うらしいですね、ブックオフのような店は――
そんな古本屋が多くなりましたからね。

ここは、そのどちらでもなく、町の小さな図書室とか、
本好きの友人の家に遊びに行ったみたいな雰囲気の店。
靴を脱いでカーペット敷きのフロアに上がり(入口の牛の置物がカワイイ)
本棚の本を見ていると、なんか寛いじゃいます。

古本だけでなく、小さな出版社から出している新刊本も扱うようです。
古い写真なども売られていました。
徒然舎のウェブサイトはこちら:http://tsurezuresha.net/

いいなって本はいくつかありましたが、今回はこちらを買いました。
「別冊太陽 美しく生きる 中原淳一 その美学と仕事」
1999年4月25日初版第1刷、この本は2001年10月20日初版第7刷
定価2,300円+税と印刷されていました。
1999年に開催された中原淳一展の展示カタログを兼ねた本とのこと。
1,500円でした。(入っていた徒然舎のしおりがセンスいいです)
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中原淳一の多彩な仕事‥‥挿絵からファッションデザイン、
「ひまわり」「それいゆ」などの雑誌のエディター、
グラフィックデザイナー、人形作家、詩人、エッセイスト、コピーライター、
プロデューサー‥‥が紹介されています。
様々な方が中原淳一について語っていますが、その顔ぶれがすごい
久世光彦、金子國義、田辺聖子、森英恵、コシノジュンコ、高田賢三、
やなせたかし、辻村ジュザブロー、ホリ・ヒロシ、永六輔、
雪村いづみ、中村メイコ、ペギー葉山、三輪明宏‥‥

特に水野英子が中原淳一の影絵物語のシルエットに魅せられたと書いていたのが、
載っているモノクロの絵を見るとすごくよくわかります。
私、ここに載っているような中原淳一の絵ってあまり知らなかったんですが、
すごくロマンチックでセンスいいですね!
水野英子の華麗な絵が中原淳一の影響の下にあったのかは明らかです。
水野英子だけでなく、少女マンガの原点ですね。
あの星がキラキラした大きな瞳もそうですし。


美しく生きる―中原淳一その美学と仕事 (別冊太陽)

美しく生きる―中原淳一その美学と仕事 (別冊太陽)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 1999/04
  • メディア: ムック



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