松坂屋美術館・中島潔「生命の無常と輝き」展

7月8日(日)、名古屋市博物館で「マリー・アントワネット物語展」を見た後、

松坂屋美術館
【京都 清水寺 成就院奉納襖絵】風の画家 中島潔が描く
「生命の無常と輝き」展を見に行きました。


この展覧会のこと、記事に書こうかちょっと迷いました。
‥‥あんまり私、この中島潔さんの絵好きじゃないんです。
郷愁を誘う風景とか、花とか、私の好きな世界ではあるんですが、
ちょっと通俗的というか、人物のデフォルメなども、どうも‥‥
このあたり、自分に似ているだけに好悪の境目が微妙なところなんですが。

でも、チケットをもらったんです。先月「日春展」のチケットをくださった方から。

全く行くつもりのない展覧会でしたが、せっかくのチケットですし、
松坂屋美術館は19時30分までやっているので、後でちょっと見てこようかって。

中島潔さんは、2010年に清水寺成就院の襖絵46面を完成させて奉納されたそうで、
この展覧会、その46面の襖絵全てを見ることができます。

チラシ表面に使われている《かぐや姫》にしても、裏面の《大漁》にしても、
寺院の襖絵というイメージとはちょっと違いますね。


《大漁》は、金子みすゞの詩から描かれたものですが、
どうなんでしょう？このたくさんの鰯たち‥‥迫力ではありますが、
どうも私、気持ち悪いっていうか‥‥この鰯たち、生きてるの？って。

ただ、この襖絵、寺院に合わないとは思いません。
私は好きではない絵ですが、
清水寺の庭園から成就院を撮影した写真がありましたが、
この極彩色の襖絵、迫力あって、なかなかいいんじゃない？って。

その他、中島潔の初期からの代表作100点が展示されています。

出口のところに、中島潔の絵によく描かれている
可愛い犬のぬいぐるみが置いてありました。

「うめ吉」って名前がついているらしいですね。
何でも母親の名前からとったとか。

松坂屋美術館・中島潔「生命の無常と輝き」展のHP：
http://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/museum/2012nakashimakiyoshi/

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