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兵庫県立美術館「パール海の宝石」展 [美術]

9月5日(水)、兵庫県立美術館まで「バーン=ジョーンズ」展を見に行き
せっかくなので、同館で開催されていた特別展
「日カタール国交樹立40周年 パール 海の宝石」展を見ました。
pearls.jpg

兵庫県立美術館のHPで情報を見て、へー、
企画展が2つもあるなんてすごいなって思ったんですが、
観覧料も一般1,300円なので、どうしようかなってちょっと迷いました。
でもこの展覧会のチケットでコレクション展が見られるのはいいかなって。
(バーン=ジョーンズ展のチケットでは、コレクション展を見るのに
 プラス150円かかるんです。これはクールスポット設置期間中の
 6月21日(木)~9月22日(土)の料金で、それ以降はプラス300円かかります)

バーン=ジョーンズ展を出て、さてどこが会場か?ってまごまごしてしまいました。
チケットブースにもこちらの展覧会のチケット売ってないんです。
聞いたら、ギャラリー棟の方って言われてそちらへ行き、
3階まで上がったところが会場でした。
「バーン=ジョーンズ展」のチケットで100円割引になって1,200円でした。

バーン=ジョーンズ展もそれほど混んでなかったですが、こちらは
閑散‥‥って言っていいほど。警備員の姿が目立ってました。

実は私「カタールってどこの国?」ってくらいの知識だったんですが、
中東のアラビア湾に面する国で、首都はドーハ。
天然真珠の採取で有名だったそうですね。

天然真珠1つを得るためにどれほど多くの貝を開けなければならなかったか!
真珠がいかに高価で貴重なものであったかがわかります。

そして、天然真珠が貝に砂などの異物が入って形成されるってのは間違いだと。
えー!そうなの?私ずっとその説を信じていたんだけど。
真珠を半分に切ったものが展示されていましたが、真ん中は空洞になってました。

でも、ま、そんな難しい説明のパネルはかなりスッ飛ばして‥‥
やっぱり、この展覧会は真珠の宝飾品の豪華さにうっとりするわけで。

豪華なティアラやペンダントなどが、ちょっとクラシカルな木の展示箱というか、
ミニチュアの土蔵のようなケースに入って置かれています。

ティアラに使われている大きな真珠にびっくりします。
昔は真円真珠が珍重されたんだろうけど、
今となってはいびつな形のものの方が素敵だなぁとか。

ダイヤモンドの輝きにも目がくらみました。

そして、私たち日本人には、真珠と言えば、ミキモトの養殖真珠なわけで。
ミキモト真珠島で見たような展示もありました。

マリリン・モンローが新婚旅行で日本に来た時に、ジョー・ディマジオが
買い求めて贈ったという真珠のネックレスも展示されていました。

でも、真珠の世界、最近は安価な中国の淡水パールが脅威なんだそうですね。
岸にはたくさんの団地が並んでいるような湖で養殖されている写真と、
大きいのや小さいの、丸いのや細長いのなど、淡水パールが、
それぞれバケツに山盛りになって並べて展示されていて、
この量すごいなぁって。

pearls2.jpg
バーン=ジョーンズ展とはまた違った眼福でした。
でも私は、ヤマザキマザック美術館「エマイユの煌き」展で見た
アール・ヌーボー風にデザインされたジュエリーの方が好きかな。
チラシ裏面の右下の、
アール・ヌーボーのティアラ(1905年頃/ポール・リエナール制作)
は可憐で素敵だったけど、なんか“どうだ豪華だろう”ってカンジで。
ま、権威を象徴する宝飾品が多いので、それは当然なんでしょうが。

「パール 海の宝石」展は兵庫県立美術館で10月14日(日)まで。
兵庫県立美術館のHP: http://www.artm.pref.hyogo.jp/


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