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岐阜県現代陶芸美術館「ラテン!」 [美術]

6月15日(日)、多治見のセラミックパークMINOにある
岐阜県現代陶芸美術館へ「デミタス コスモス」展を
見に行ったことは、前記事で書きました。

岐阜県現代陶芸美術館では同時開催で
「ラテン!」という展示をやっていました。
岐阜県現代陶芸美術館の所蔵品展示ですね。
LATIN.jpg

「ラテン!」と聞いても、いまいちイメージが湧かないんですが‥‥
でも、「デミタス コスモス」のチケットでこちらも観覧できるので、
(私は岐阜県美術館の後援会会員証で入れます。)
せっかくですから見て行きました。

いわゆる「ラテン」諸国の現代陶芸を紹介する展示だと。
最初の部屋がイタリアの陶芸

入口のところにドーンと立っていた、
サンドロ・ロレンツィーニ《他者、同一者》1994年
LORENZINI.jpg
(美術館に置いてあった鑑賞カードをもらってきました)
なんか不思議な存在感。イタリアの陶芸家だそう。

真ん中に置かれていた、蜂の巣のような(?)穴だらけの大きな球体が
面白かった。ところてんのように土を押し出して、それを球体にしたそう。
アレッショ・タスカ《裂け目のある大きな球体B》2000年

バイオリンが集まって溶けたようになっている
セルジオ・グリオリ《グループ》1986年
面白いなぁ。(チラシに部分の写真が使われています)

階段を上がった部屋にあったのが、スペイン・フランスの陶芸

廊下のガラスケースには「日本とのかかわり」ということで、
スイカをモチーフとした作品があるメキシコの女性画家
フリーダ・カロへのオマージュとして制作された
松田百合子《西瓜水瓶》1996-98年 が面白かった。
MATSUDAYURIKO.jpg

でもやっぱり一番インパクトあったのは最後の
ラテン・アメリカの陶芸!
アルゼンチンの
ビルマ・ビリャベルデの作品のなんと面白くて自由なことか!!
《体操選手》2000年 や、《バレエ・ダンサー》2001年
これ彫刻としてもすごく面白いなぁ!!

そしてINAXの衛生陶器(要するにトイレですね)を使った
《王女》2007年 と、《サムライ》2007年
日本(多治見?)に滞在した時に制作した作品だとか。
ハハハ!!すごくいい!!

同じくアルゼンチンの
レオ・タベラ《青いテーブル》1976年
青いテーブルの上に置かれたピンクのツヤツヤした陶器の、
溶けそうなフォルムが、なんかエロティックでいいな。

アルゼンチンの陶芸、面白いですね。
他にメキシコ、ベネズエラ、ペルーの作家の作品もありました。

さっすが、岐阜県現代陶芸美術館、外国の現代陶芸作家の作品も
たくさん所蔵しているんですね。私、抹茶茶碗は良さがよくわからないけど、
こういうのなんか好きです。

岐阜県現代陶芸美術館のHP: http://www.cpm-gifu.jp/museum

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