あいちトリエンナーレ2016 (6) 豊橋エリアその1 PLAT会場他 [美術]
10月2日(日)、あいちトリエンナーレ2016の豊橋エリアへ行きました。
今回から会場となった豊橋エリア。
豊橋には、今年5月に
豊橋市美術博物館「『描く!』マンガ展」へ行ってます。
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-05-17
名鉄電車で名古屋からさらに約1時間かかり、
私の最寄り駅からは2時間近くかかってしまうんですが、
1回の乗り換え(それも同じホームで)で行けるし、
会場は全て豊橋駅の近くに集中しているんですね。
電車の中吊りにあいちトリエンナーレの広告が。
使われていたのは豊橋の久門剛史の作品。
名古屋の大巻伸嗣の作品を使った中吊りもありました。
豊橋駅前には彫刻が多いですね。えー?! これはドングリの木??
ネットで調べたら、
藤原吉志子(1942-2006)の「金次の椎の木」という
三河地方の民話に取材したブロンズ彫刻だそう。
《育愛》ってタイトルがつけられた彫刻。
《花束》
この日はお祭り??っても、こじんまりした町内くらいの??
こんなお神輿を見ました。
ついでに‥‥後で撮影したものですが《祭》
《おあづけ》
‥‥いかん! あいちトリエンナーレを見に来たんだった。
ってことで、まず「穂の国とよはし芸術劇場PLAT」へ。
名古屋市美術館の前や岡崎の籠田公園でもやっていた
ジョアン・モデのネット・プロジェクトがありました。
緑の芝生の上に、ネットが張られているので、きれいに見えますね。
ガラスごしに大巻伸嗣の大きな作品が見えています。
壺の中にライトがあって、上下するようです。
花や鳥が文様のようになって表面を構成しています。
2階に作品があるとのことで行ってみました。
愛知芸術文化センター地下2階や東岡崎駅ビルにもあった
ウダム・チャン・グエンの映像ですね。
流れている曲は、ショスタコーヴィチ作曲「セカンドワルツ」だそう。
窓から、ジョアン・モデの作品にネットを結んでいる人が見えます。
1階奥にも展示がありますとのことで行くと、
コラムプロジェクト
「鳥の歌―メッセンジャーの系譜学」
入口のパネルの鳥の文字(?)は味岡伸太郎のデザイン。
愛知芸術文化センター8階で土の展示をされていた方ですね。
デザイナー、タイポグラファーとしても活躍されてます。
味岡伸太郎のポスター
愛知県美術館・木村定三コレクションの小さくて可愛い
《鳩笛》が展示されていたり、
7世紀の《鳥鈕蓋付台付壺》 こちらもカワイイ!!
鳥の蓋鈕(がいちゅう)をもった須恵器は
東海地方の遺跡からしか出土しないとか。
愛知芸術文化センター10階で自然の音の展示をしていた
クリス・ワトソン(Chris WATSON)が採集した鳥の声が流れていました。
豊橋・開発ピル10階で映像作品を展示している
石田尚志(ISHIDA Takashi)《鳥》
愛知芸術文化センターの地下に大きな作品があった森北伸の作品
《止まり木》
モダンな「穂の国とよはし芸術劇場PLAT」の目の前に、
なんともレトロでインパクトのある「水上ビル」
「豊橋ピル」「大豊ビル」「大手ビル」などのビル群からなる「水上ビル」は高度経済成長期の1960年代初頭に農業用水路上に建てられたもので、ヘビのように水路に沿い、その長さはなんと約800メートル。
1階は商店街
「NOWなスナック」ww!!
「大豊ビル」
4階建てのピルの中ほどに行列ができてて、
ラウラ・リマの鳥の作品の入口だったんですが、
入場に時間かかりそうだったので、とりあえず他を見て来ようと。
小鳥店がありました。
小鳥たちはラウラ・リマの作品へ行っているようです。
ヨルネル・マルティネス(Yornel MARTÍNEZ)
《P350/オルタナティヴマガジン》
不要になったセメント袋で作られた雑誌。
自由にめくって見ることができます。
ヨルネルと子供たちとのワークショップで作られた作品も
展示されていました。
水上ビルには花火店が(私が見たところだけで)3軒もあって驚き。
ここは移転したそうですが‥‥
花火店の隣の部屋(?)の中にテレビ(ディスプレイ)が置いてあり、
英文が映し出されていました。
イグナス・クルングレヴィチュス(Ignas KRUNGLEVIČIUS)の
《TV LOVE》という作品。しかし、ここ、なんに使われたスペース??
その隣の「みずのうえ」ってスペースは、
トリエンナーレのビジターセンターで、
店頭のガチャガチャでは、トリエンナーレの作家さんたちの缶バッジが
出てくるってことで、結構人気ありました。私も200円入れて回してみたら、
長者町会場のアドリアナ・ミノリーティのバッジと、
長者町会場限定ノベルティーの、「わらしべ長者」をデザインしたコインが
入ってました。
下のガチャでは、豊橋会場限定チケットが買えます。300円。
花火店「あづまや」
の隣にも、イグナス・クルングレヴィチュスの作品がありました。
2面のスクリーンに、それぞれ英文のテキストが映し出されます。
時折機械音のような音と色。
どうも取り調べらしいと、私くらいの英語力でもわかりました。
(テキストと訳を書いた紙をもらったけど、会場は暗いので後でしか読めなかった)
細かいことまではわからなかったけど、なんかすごい緊張感があって、
つい最後まで見てしまいました。
また花火店がありました。
道の向こうにも、水上ビルが続きます!!
駅前大通り沿いの「はざまビル大場」1階にあったのが、
リビジウンガ・カルドーゾ(別名:レアンドロ・ネレフ)
Libidiunga CARDOSO(a.k.a. Leandro NEREFUH)の作品。
床には砂が敷き詰められ、古いSF映画のような、
あるいはキッチュな遊園地の乗り物のようなものが置いてあります。
「自由に触ったり、乗ってもらってもいいですよ」と言われて
行くと、乗り物のかげに立っている原人のような像に驚きます。
なんか原始時代にタイムマシンで降り立ったような気分になります。
「はざまビル大場」2階は
ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ(Wendelien VAN OLDENBORGH)
の映像作品。若者の社会問題を扱っているよう。
‥‥長くなったので、とりあえずここでアップします。
豊橋エリア、大巻伸嗣の壺の作品とかもキレイだったけど、
やっぱり、水上ビルのインパクトがすごいなぁと。
あいちトリエンナーレ公式サイト: http://aichitriennale.jp/
今回から会場となった豊橋エリア。
豊橋には、今年5月に
豊橋市美術博物館「『描く!』マンガ展」へ行ってます。
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-05-17
名鉄電車で名古屋からさらに約1時間かかり、
私の最寄り駅からは2時間近くかかってしまうんですが、
1回の乗り換え(それも同じホームで)で行けるし、
会場は全て豊橋駅の近くに集中しているんですね。
電車の中吊りにあいちトリエンナーレの広告が。
使われていたのは豊橋の久門剛史の作品。
名古屋の大巻伸嗣の作品を使った中吊りもありました。
豊橋駅前には彫刻が多いですね。えー?! これはドングリの木??
ネットで調べたら、
藤原吉志子(1942-2006)の「金次の椎の木」という
三河地方の民話に取材したブロンズ彫刻だそう。
《育愛》ってタイトルがつけられた彫刻。
《花束》
この日はお祭り??っても、こじんまりした町内くらいの??
こんなお神輿を見ました。
ついでに‥‥後で撮影したものですが《祭》
《おあづけ》
‥‥いかん! あいちトリエンナーレを見に来たんだった。
ってことで、まず「穂の国とよはし芸術劇場PLAT」へ。
名古屋市美術館の前や岡崎の籠田公園でもやっていた
ジョアン・モデのネット・プロジェクトがありました。
緑の芝生の上に、ネットが張られているので、きれいに見えますね。
ガラスごしに大巻伸嗣の大きな作品が見えています。
壺の中にライトがあって、上下するようです。
花や鳥が文様のようになって表面を構成しています。
2階に作品があるとのことで行ってみました。
愛知芸術文化センター地下2階や東岡崎駅ビルにもあった
ウダム・チャン・グエンの映像ですね。
流れている曲は、ショスタコーヴィチ作曲「セカンドワルツ」だそう。
窓から、ジョアン・モデの作品にネットを結んでいる人が見えます。
1階奥にも展示がありますとのことで行くと、
コラムプロジェクト
「鳥の歌―メッセンジャーの系譜学」
入口のパネルの鳥の文字(?)は味岡伸太郎のデザイン。
愛知芸術文化センター8階で土の展示をされていた方ですね。
デザイナー、タイポグラファーとしても活躍されてます。
味岡伸太郎のポスター
愛知県美術館・木村定三コレクションの小さくて可愛い
《鳩笛》が展示されていたり、
7世紀の《鳥鈕蓋付台付壺》 こちらもカワイイ!!
鳥の蓋鈕(がいちゅう)をもった須恵器は
東海地方の遺跡からしか出土しないとか。
愛知芸術文化センター10階で自然の音の展示をしていた
クリス・ワトソン(Chris WATSON)が採集した鳥の声が流れていました。
豊橋・開発ピル10階で映像作品を展示している
石田尚志(ISHIDA Takashi)《鳥》
愛知芸術文化センターの地下に大きな作品があった森北伸の作品
《止まり木》
モダンな「穂の国とよはし芸術劇場PLAT」の目の前に、
なんともレトロでインパクトのある「水上ビル」
「豊橋ピル」「大豊ビル」「大手ビル」などのビル群からなる「水上ビル」は高度経済成長期の1960年代初頭に農業用水路上に建てられたもので、ヘビのように水路に沿い、その長さはなんと約800メートル。
1階は商店街
「NOWなスナック」ww!!
「大豊ビル」
4階建てのピルの中ほどに行列ができてて、
ラウラ・リマの鳥の作品の入口だったんですが、
入場に時間かかりそうだったので、とりあえず他を見て来ようと。
小鳥店がありました。
小鳥たちはラウラ・リマの作品へ行っているようです。
ヨルネル・マルティネス(Yornel MARTÍNEZ)
《P350/オルタナティヴマガジン》
不要になったセメント袋で作られた雑誌。
自由にめくって見ることができます。
ヨルネルと子供たちとのワークショップで作られた作品も
展示されていました。
水上ビルには花火店が(私が見たところだけで)3軒もあって驚き。
ここは移転したそうですが‥‥
花火店の隣の部屋(?)の中にテレビ(ディスプレイ)が置いてあり、
英文が映し出されていました。
イグナス・クルングレヴィチュス(Ignas KRUNGLEVIČIUS)の
《TV LOVE》という作品。しかし、ここ、なんに使われたスペース??
その隣の「みずのうえ」ってスペースは、
トリエンナーレのビジターセンターで、
店頭のガチャガチャでは、トリエンナーレの作家さんたちの缶バッジが
出てくるってことで、結構人気ありました。私も200円入れて回してみたら、
長者町会場のアドリアナ・ミノリーティのバッジと、
長者町会場限定ノベルティーの、「わらしべ長者」をデザインしたコインが
入ってました。
下のガチャでは、豊橋会場限定チケットが買えます。300円。
花火店「あづまや」
の隣にも、イグナス・クルングレヴィチュスの作品がありました。
2面のスクリーンに、それぞれ英文のテキストが映し出されます。
時折機械音のような音と色。
どうも取り調べらしいと、私くらいの英語力でもわかりました。
(テキストと訳を書いた紙をもらったけど、会場は暗いので後でしか読めなかった)
細かいことまではわからなかったけど、なんかすごい緊張感があって、
つい最後まで見てしまいました。
また花火店がありました。
道の向こうにも、水上ビルが続きます!!
駅前大通り沿いの「はざまビル大場」1階にあったのが、
リビジウンガ・カルドーゾ(別名:レアンドロ・ネレフ)
Libidiunga CARDOSO(a.k.a. Leandro NEREFUH)の作品。
床には砂が敷き詰められ、古いSF映画のような、
あるいはキッチュな遊園地の乗り物のようなものが置いてあります。
「自由に触ったり、乗ってもらってもいいですよ」と言われて
行くと、乗り物のかげに立っている原人のような像に驚きます。
なんか原始時代にタイムマシンで降り立ったような気分になります。
「はざまビル大場」2階は
ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ(Wendelien VAN OLDENBORGH)
の映像作品。若者の社会問題を扱っているよう。
‥‥長くなったので、とりあえずここでアップします。
豊橋エリア、大巻伸嗣の壺の作品とかもキレイだったけど、
やっぱり、水上ビルのインパクトがすごいなぁと。
あいちトリエンナーレ公式サイト: http://aichitriennale.jp/
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