美濃加茂市民ミュージアム「日本ラインの石、岐阜チョウの道」 [美術]
10月28日(日)、みのかも文化の森の
美濃加茂市民ミュージアムへ行きました。
「中村裕太
日本ラインの石、
岐阜チョウの道」の最終日。
チラシ裏面の文章によると、
美濃加茂市民ミュージアムでは毎年「芸術と自然」をテーマに、 現代美術家によるレジデンスプログラムを開催しています。 今年度は京都在住の美術家・中村裕太(1983- )を紹介します。 中村は、日本各地から陶片を拾い集め、その土地の文化や風習を 読み解く《日本陶片地図》(2002-)を制作し、 「あいちトリエンナーレ2016」をはじめとする国内外の国際展で 作品を発表しています。(後略)
あいちトリエンナーレ2016に出てた?
愛知県美術館10階で展示されていました。
大森貝塚の発見で知られるアメリカ人動物学者エドワード・モースの
日本滞在記に注目して、日本陶器をコレクションしていたというモースが
訪れた各地域の陶片や、絵葉書等が展示されていて、
「展示方法は美しいし、興味のある人が見れば面白いんでしょうけど」
って感想書いてました。
あいちトリエンナーレ2016 (1) 愛知芸術文化センター10階
https://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-09-04
ここ、美濃加茂市民ミュージアムでは、
本展では、この土地にまつわる2つのストーリーラインが設定されています。 ひとつは、1913年に地理学者の志賀重昴(しが しげたか1863-1927)が 木曽川に来訪し、「木曽川騎士、犬山は全く(ドイツの)ラインの風景そのままなり」 と手紙に記したことをきっかけに「日本ライン」と呼称されたこと、もうひとつは 1883年に昆虫学者の名和靖(なわ やすし1857-1926)が下呂市金山町で新種のチョウを 発見し、後に「岐阜蝶」と命名されたことです。 この2つのエピソードを手がかりに、木曽川流域で「石」と「チョウ」を 観察することから制作を始めました。(チラシ裏面より)
みのかも文化の森
入口にあったポスター。同じものを4枚並べたのかと見たら、
微妙に違ってますね!!
美濃加茂市民ミュージアム 展示室入口
入場無料・撮影可でした!
最初の展示室(写真2つつないだので、不自然になってますが)
なんかカッコイイ!!
展示されているモノは、
ギフチョウの標本だったり、ギフチョウの食草であるカンアオイの標本だったりと、
博物館の所蔵資料だったりするんですが、展示方法がカッコイイですね。
これは川底の玉石を拾い上げる「ジョレン」と「マンガ」
玉石は各地に運搬され、石垣などに使われたそう。
美濃太田の乗船場に掛けられていた日本ライン下りの看板。
日本ライン下りの絵図など
日本ライン下り! このあたりの代表的な観光でした。
私も2回ほど乗ったことがあります。結構スリルありました。
最盛期には、美濃太田側と、対岸の可児側に乗船場がありました。
美濃太田の乗船場には「日本ラインシュロス」という
ドイツの城をイメージした洒落た建物があって、
ドイツ料理やビールが飲めるレストランやお土産屋さんで
にぎわっていましたっけ。
湯の花アイランド(スミマセン「湯の華アイランド」が正しいです)
https://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2010-11-09
に初めて行った2010年に、眼下の木曽川を
日本ライン下りの舟が下っていくのを見てるんですが、
2012年の木曽川観光の役員会で2013年度の休止が決まったそう。
事実上の廃止ですね。
その前にも存続の危機があったんです。
シュロスがあった頃は、名鉄(の子会社・日本ライン観光株式会社)が
運営していたんですが、不採算で2002年12月で運休になり、
2003年に日本ライン観光は事業廃止となったんですね。
その後に地元資本によって設立された木曽川観光が2003年7月から
ライン下りを継承、再開したそう。
(このあたりのこと、wikiの記事を参照しました)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3
「シュロスは美濃加茂市の公社が2003年に購入し、駐車場はゴミ回収場などとして
活用されていたものの、建物は2009年に取り壊された。」
なかなか豪華なバブリーな建物だったから、モッタイナイ気もするけど。
私が1992年6月7日に乗った頃のリーフレット
この頃は冬も屋根付きの暖房船で運行していました。
運賃が大人3,400円・小人1,700円と、結構高いですよね。
これに車の回送料金が2,000円かかりましたし。
我が家にホームステイに来た中国の肖さんを案内したんですが、
日本の川は「small and beautiful」だと。
日本ライン下り 乗り場
船が岸を離れました。日本ライン「シュロス」の建物が見えます。
息子にもこんなカワイイ時があったんだなぁー
途中の岩の上から、観光土産用の写真を撮ってくれます。
その前に乗ったのは、1978年7月。
大学の友人が自宅に遊びに来た時でした。
贅沢にもこんな少人数で船に乗っていますが、これは空いていたのではなく、
船がいっぱいで乗れなかったので、追加で船を出してくれたんです。
ライン下りをしている他の船が見えます。
急流を下るしぶきがかかるのがスリルありました。
この頃は、私たちが載った美濃太田の乗船場だけでなく、
可児側にも乗船場があって、2つが競い合っていましたね。
犬山の下船場の対岸から美濃太田の乗船場まで、
船を積んだトラックが走っていましたし。
1980年頃の「日本ライン 名鉄遊船」のリーフレット
乗船場は「名鉄日本ラインセンター」となってます。
この「日本ライン中の島センター」が「シュロス」に改装されたのが
1991年で、この時に可児側の今渡乗船場は廃止となったそう。
その「シュロス」2002年までですから、わずか11年。栄枯盛衰ですねぇ‥‥
美濃加茂市民ミュージアム 「日本ライン」下りの歴史 を参照しました
http://www.forest.minokamo.gifu.jp/book/pdf/kiyou_10_kani.pdf
日本ラインの絵ハガキ
大判のハガキが15円、ケースごと35円で郵送できる時代
(昭和41年7月1日~昭和47年1月31日)のものです。
夫婦岩附近を下る遊船
激流を下る遊船
冬の屋根付きの暖房船
犬山城と犬山橋
「日本ライン」から、つい昔の思い出を書いてしまいましたが
閑話休題
次の部屋の手前のコーナーには、壁に
「石錘(せきすい)
河原の下呂石を割り、川石を磨り切り(切目)、十二例を得た。」
と書かれていて、中央にはその12の石錘(と思われるもの)が置いてあり、
河原で石を加工している(と思われる)映像が映されています。
‥‥うーんこれはアート?? 展示空間はすごくカッコイイけど、
内容は博物館っぽい? それにしては説明とかないので、
よくわからないんですけど‥‥
奥には、蝶の映像が
壁に書かれた文章は、
「モンシロチョウのオスは、白紙の動きに合わせてダンスを踊り、
アゲハチョウのオスは、緑と黒のストライプモデルに前脚で触った。」
中央には蝶の標本が置いてあります。
緑と黒のストライプモデルとアゲハチョウの映像
あぁ、チラシに使われている緑のストライプはこれなのね。
展示は「自然観察の森へ続く」ってことでしたが、その前に
常設展示室も見ました。
以前も見たことがありますが、カニサイの展示は迫力!
センサーで感知するのか、近づくと首や耳が動きますし。
手前の石は、カニサイの足跡が残る化石だそう。
「カニサイ」って名前は最初に化石が発見された
可児市から付けられたんだー!
撮影OKの表示があったので、他の展示もいいのかと
写真撮ってましたが、(他に鑑賞者もいませんでしたし)
どうやら撮影可なのはカニサイだけらしいので、
画像はアップしませんが、さっきギフチョウの標本や
モンシロチョウやアゲハチョウの習性について見たところなので、
「美濃加茂に生息するチョウ」の展示が興味深かった。
ギフチョウは開発などでカンアオイの生育する環境が失われ、
美濃加茂市でギフチョウの姿を見ることは稀になってしまったとか、
ツマグロヒョウモンが多く見られるようになったのは、
公園や庭の花壇にスミレの花がたくさん植えられるようになったから、
スミレの葉を食べるツマグロヒョウモンが育つって説明に、
我が家のパンジー(又はビオラ)のプランター、毎年春になると
オレンジと黒の派手な芋虫がたくさん育っていて、
花も終わった後なので、駆除もしなかったんですが、
ツマグロヒョウモンの幼虫なのか!って。
1990年ごろより急激に増え、今ではどこでもふつうに見られるとのこと。
今年6月17日に撮影した我が家のビオラの葉を食べて育った、
または卵を産みに来たツマグロヒョウモンのメス。
ツマグロヒョウモンはメスの方が大きくて派手なんですね!
日本ラインの展示を見たところなので、イカダの模型に乗って、
木曽川を下る映像を見るのも面白かった。
自然観察の森に展示の続きがあるってことで、
あ、アゲハチョウのオスが触っていくという
緑と黒のストライプモデルが立っている(写真ではトンでしまってますが)
蝶のように? つられて森の中へ進んでいくと、
メッセージを書いた板などが見つかります。
「名和靖は蝶の鱗粉を紙に写し取り、胴体部を描く鱗粉転写標本を開発した。」
と書かれた板と、その向こうに、蝶の鱗粉転写標本(だと思われる)が立っています。
「小山観音は下流に今渡ダムができると、川岸から橋が架けられた。」
石の上に橋(?っぽい)オブジェが置いてあります。
展示室でも見た日本ラインの航路運航基準図の看板
その看板の重しに石が使われています
「玉石は石垣に積まれるだけでなく、ひとつの石でも重しとなる。」
そういえば、実家にあった漬物石、ひいおじいさんだかその前だか、
天秤棒を担いで農作物を売りに行った帰り、空手で帰るのはモッタイナイと、
木曽川の河原の石をぶら下げて持ち帰ったものだと聞いたことがあるなぁー。
「志賀重昴の碑には、ジャガイモみたいなライン河の石が埋め込まれた。」
こんな展示もないと、森の中を歩かない私にはちょっとした散歩になりました。
美濃加茂市民ミュージアムの建物
時間が前後しますが、自然観察の森に行く前に、
文化の森のカフェでランチ食べたんですが、
お腹空いたし、公共施設にあるカフェで手頃な値段だしって、
気軽に入ったら、これが美味しくてびっくり!!
こちら本日のランチ ハンバーグがなくなったとかで、
豚のソテーでした。ソースがすごく美味しかったです!!
最初にカップのスープが出てます。
パンかライスが選べたのでパンをチョイス。
サラダの盛り付けもオシャレ!
デザートのシフォンケーキと、コーヒー付けて1,200円(税込)
cafe ミエル
9月12日に新しくオープンしたばかり。
フレンチのコック経験を生かした店主さんだそうで、納得です!!
サンドイッチかトーストが選べるモーニング400円にぜひ行きたいけど、
ここに11時までに行くのは私にはなかなかハードルが高いなぁ。
営業時間 9:00~17:00
モーニング 9:00~11:00
ランチ 12:00~14:00
みのかも文化の森/美濃加茂市民ミュージアムのウェブサイト
http://www.forest.minokamo.gifu.jp/
美濃加茂市民ミュージアムへ行きました。
「中村裕太
日本ラインの石、
岐阜チョウの道」の最終日。
チラシ裏面の文章によると、
美濃加茂市民ミュージアムでは毎年「芸術と自然」をテーマに、 現代美術家によるレジデンスプログラムを開催しています。 今年度は京都在住の美術家・中村裕太(1983- )を紹介します。 中村は、日本各地から陶片を拾い集め、その土地の文化や風習を 読み解く《日本陶片地図》(2002-)を制作し、 「あいちトリエンナーレ2016」をはじめとする国内外の国際展で 作品を発表しています。(後略)
あいちトリエンナーレ2016に出てた?
愛知県美術館10階で展示されていました。
大森貝塚の発見で知られるアメリカ人動物学者エドワード・モースの
日本滞在記に注目して、日本陶器をコレクションしていたというモースが
訪れた各地域の陶片や、絵葉書等が展示されていて、
「展示方法は美しいし、興味のある人が見れば面白いんでしょうけど」
って感想書いてました。
あいちトリエンナーレ2016 (1) 愛知芸術文化センター10階
https://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-09-04
ここ、美濃加茂市民ミュージアムでは、
本展では、この土地にまつわる2つのストーリーラインが設定されています。 ひとつは、1913年に地理学者の志賀重昴(しが しげたか1863-1927)が 木曽川に来訪し、「木曽川騎士、犬山は全く(ドイツの)ラインの風景そのままなり」 と手紙に記したことをきっかけに「日本ライン」と呼称されたこと、もうひとつは 1883年に昆虫学者の名和靖(なわ やすし1857-1926)が下呂市金山町で新種のチョウを 発見し、後に「岐阜蝶」と命名されたことです。 この2つのエピソードを手がかりに、木曽川流域で「石」と「チョウ」を 観察することから制作を始めました。(チラシ裏面より)
みのかも文化の森
入口にあったポスター。同じものを4枚並べたのかと見たら、
微妙に違ってますね!!
美濃加茂市民ミュージアム 展示室入口
入場無料・撮影可でした!
最初の展示室(写真2つつないだので、不自然になってますが)
なんかカッコイイ!!
展示されているモノは、
ギフチョウの標本だったり、ギフチョウの食草であるカンアオイの標本だったりと、
博物館の所蔵資料だったりするんですが、展示方法がカッコイイですね。
これは川底の玉石を拾い上げる「ジョレン」と「マンガ」
玉石は各地に運搬され、石垣などに使われたそう。
美濃太田の乗船場に掛けられていた日本ライン下りの看板。
日本ライン下りの絵図など
日本ライン下り! このあたりの代表的な観光でした。
私も2回ほど乗ったことがあります。結構スリルありました。
最盛期には、美濃太田側と、対岸の可児側に乗船場がありました。
美濃太田の乗船場には「日本ラインシュロス」という
ドイツの城をイメージした洒落た建物があって、
ドイツ料理やビールが飲めるレストランやお土産屋さんで
にぎわっていましたっけ。
湯の花アイランド(スミマセン「湯の華アイランド」が正しいです)
https://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2010-11-09
に初めて行った2010年に、眼下の木曽川を
日本ライン下りの舟が下っていくのを見てるんですが、
2012年の木曽川観光の役員会で2013年度の休止が決まったそう。
事実上の廃止ですね。
その前にも存続の危機があったんです。
シュロスがあった頃は、名鉄(の子会社・日本ライン観光株式会社)が
運営していたんですが、不採算で2002年12月で運休になり、
2003年に日本ライン観光は事業廃止となったんですね。
その後に地元資本によって設立された木曽川観光が2003年7月から
ライン下りを継承、再開したそう。
(このあたりのこと、wikiの記事を参照しました)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3
「シュロスは美濃加茂市の公社が2003年に購入し、駐車場はゴミ回収場などとして
活用されていたものの、建物は2009年に取り壊された。」
なかなか豪華なバブリーな建物だったから、モッタイナイ気もするけど。
私が1992年6月7日に乗った頃のリーフレット
この頃は冬も屋根付きの暖房船で運行していました。
運賃が大人3,400円・小人1,700円と、結構高いですよね。
これに車の回送料金が2,000円かかりましたし。
我が家にホームステイに来た中国の肖さんを案内したんですが、
日本の川は「small and beautiful」だと。
日本ライン下り 乗り場
船が岸を離れました。日本ライン「シュロス」の建物が見えます。
息子にもこんなカワイイ時があったんだなぁー
途中の岩の上から、観光土産用の写真を撮ってくれます。
その前に乗ったのは、1978年7月。
大学の友人が自宅に遊びに来た時でした。
贅沢にもこんな少人数で船に乗っていますが、これは空いていたのではなく、
船がいっぱいで乗れなかったので、追加で船を出してくれたんです。
ライン下りをしている他の船が見えます。
急流を下るしぶきがかかるのがスリルありました。
この頃は、私たちが載った美濃太田の乗船場だけでなく、
可児側にも乗船場があって、2つが競い合っていましたね。
犬山の下船場の対岸から美濃太田の乗船場まで、
船を積んだトラックが走っていましたし。
1980年頃の「日本ライン 名鉄遊船」のリーフレット
乗船場は「名鉄日本ラインセンター」となってます。
この「日本ライン中の島センター」が「シュロス」に改装されたのが
1991年で、この時に可児側の今渡乗船場は廃止となったそう。
その「シュロス」2002年までですから、わずか11年。栄枯盛衰ですねぇ‥‥
美濃加茂市民ミュージアム 「日本ライン」下りの歴史 を参照しました
http://www.forest.minokamo.gifu.jp/book/pdf/kiyou_10_kani.pdf
日本ラインの絵ハガキ
大判のハガキが15円、ケースごと35円で郵送できる時代
(昭和41年7月1日~昭和47年1月31日)のものです。
夫婦岩附近を下る遊船
激流を下る遊船
冬の屋根付きの暖房船
犬山城と犬山橋
「日本ライン」から、つい昔の思い出を書いてしまいましたが
閑話休題
次の部屋の手前のコーナーには、壁に
「石錘(せきすい)
河原の下呂石を割り、川石を磨り切り(切目)、十二例を得た。」
と書かれていて、中央にはその12の石錘(と思われるもの)が置いてあり、
河原で石を加工している(と思われる)映像が映されています。
‥‥うーんこれはアート?? 展示空間はすごくカッコイイけど、
内容は博物館っぽい? それにしては説明とかないので、
よくわからないんですけど‥‥
奥には、蝶の映像が
壁に書かれた文章は、
「モンシロチョウのオスは、白紙の動きに合わせてダンスを踊り、
アゲハチョウのオスは、緑と黒のストライプモデルに前脚で触った。」
中央には蝶の標本が置いてあります。
緑と黒のストライプモデルとアゲハチョウの映像
あぁ、チラシに使われている緑のストライプはこれなのね。
展示は「自然観察の森へ続く」ってことでしたが、その前に
常設展示室も見ました。
以前も見たことがありますが、カニサイの展示は迫力!
センサーで感知するのか、近づくと首や耳が動きますし。
手前の石は、カニサイの足跡が残る化石だそう。
「カニサイ」って名前は最初に化石が発見された
可児市から付けられたんだー!
撮影OKの表示があったので、他の展示もいいのかと
写真撮ってましたが、(他に鑑賞者もいませんでしたし)
どうやら撮影可なのはカニサイだけらしいので、
画像はアップしませんが、さっきギフチョウの標本や
モンシロチョウやアゲハチョウの習性について見たところなので、
「美濃加茂に生息するチョウ」の展示が興味深かった。
ギフチョウは開発などでカンアオイの生育する環境が失われ、
美濃加茂市でギフチョウの姿を見ることは稀になってしまったとか、
ツマグロヒョウモンが多く見られるようになったのは、
公園や庭の花壇にスミレの花がたくさん植えられるようになったから、
スミレの葉を食べるツマグロヒョウモンが育つって説明に、
我が家のパンジー(又はビオラ)のプランター、毎年春になると
オレンジと黒の派手な芋虫がたくさん育っていて、
花も終わった後なので、駆除もしなかったんですが、
ツマグロヒョウモンの幼虫なのか!って。
1990年ごろより急激に増え、今ではどこでもふつうに見られるとのこと。
今年6月17日に撮影した我が家のビオラの葉を食べて育った、
または卵を産みに来たツマグロヒョウモンのメス。
ツマグロヒョウモンはメスの方が大きくて派手なんですね!
日本ラインの展示を見たところなので、イカダの模型に乗って、
木曽川を下る映像を見るのも面白かった。
自然観察の森に展示の続きがあるってことで、
あ、アゲハチョウのオスが触っていくという
緑と黒のストライプモデルが立っている(写真ではトンでしまってますが)
蝶のように? つられて森の中へ進んでいくと、
メッセージを書いた板などが見つかります。
「名和靖は蝶の鱗粉を紙に写し取り、胴体部を描く鱗粉転写標本を開発した。」
と書かれた板と、その向こうに、蝶の鱗粉転写標本(だと思われる)が立っています。
「小山観音は下流に今渡ダムができると、川岸から橋が架けられた。」
石の上に橋(?っぽい)オブジェが置いてあります。
展示室でも見た日本ラインの航路運航基準図の看板
その看板の重しに石が使われています
「玉石は石垣に積まれるだけでなく、ひとつの石でも重しとなる。」
そういえば、実家にあった漬物石、ひいおじいさんだかその前だか、
天秤棒を担いで農作物を売りに行った帰り、空手で帰るのはモッタイナイと、
木曽川の河原の石をぶら下げて持ち帰ったものだと聞いたことがあるなぁー。
「志賀重昴の碑には、ジャガイモみたいなライン河の石が埋め込まれた。」
こんな展示もないと、森の中を歩かない私にはちょっとした散歩になりました。
美濃加茂市民ミュージアムの建物
時間が前後しますが、自然観察の森に行く前に、
文化の森のカフェでランチ食べたんですが、
お腹空いたし、公共施設にあるカフェで手頃な値段だしって、
気軽に入ったら、これが美味しくてびっくり!!
こちら本日のランチ ハンバーグがなくなったとかで、
豚のソテーでした。ソースがすごく美味しかったです!!
最初にカップのスープが出てます。
パンかライスが選べたのでパンをチョイス。
サラダの盛り付けもオシャレ!
デザートのシフォンケーキと、コーヒー付けて1,200円(税込)
cafe ミエル
9月12日に新しくオープンしたばかり。
フレンチのコック経験を生かした店主さんだそうで、納得です!!
サンドイッチかトーストが選べるモーニング400円にぜひ行きたいけど、
ここに11時までに行くのは私にはなかなかハードルが高いなぁ。
営業時間 9:00~17:00
モーニング 9:00~11:00
ランチ 12:00~14:00
みのかも文化の森/美濃加茂市民ミュージアムのウェブサイト
http://www.forest.minokamo.gifu.jp/
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