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「木曽川アートトライアングル」一宮市尾西歴史民俗資料館・旧林家住宅 [美術]

やっと「あいち2022」一宮駅エリアのことが書けました。
次は、一宮市会場の尾西エリア‥‥の前に、

一宮市尾西歴史民俗資料館と隣接する旧林家住宅のことを
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というのは、一宮駅エリアと尾西エリアはかなり離れていて、
徒歩ではちょっと無理。尾西エリアでも各会場かなり離れてます。

なので、私は一宮駅エリアより前に、車で
9月11日(日)に出かけたんですが、
一宮市尾西歴史民俗資料館を会場の1つだと思って、
まずそちらへ行ったんですね。
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資料館の前の道は「美濃路
江戸時代に東海道・宮宿と中山道・垂井宿とを結んだ脇往還(脇街道)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E6%BF%83%E8%B7%AF より

ここは、木曽川と美濃路が交わる「起(おこし)」宿
水陸交通の拠点として賑わったとのこと。

隣接する風格ある建物が、一宮市尾西歴史民俗資料館別館の
旧林家住宅(国登録有形文化財)
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 林家は享保5年(1720)から明治維新まで、起宿脇本陣と木曽川の渡船を管理する船庄屋を務めていました。この建物は、明治24年(1891年)の濃尾地震で倒壊した起宿脇本陣の跡地に再建されたものです。大正2年(1913)に主屋が建てられた後、昭和初年にかけて、江戸時代の屋敷構えを意識した裏座敷が増築されました。

「木曽川アートトライアングル」ってイベントをやってました。
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会期:2022年7月30日(土)~10月10日(月・祝)
 前期: 7月30日(土)~9月4日(日)
 後期: 9月6日(火)~10月10日(月・祝)

ビジュアルに使われている宮嵜祥子《成長の軌跡》
前期の展示みたいで見ることができなかったけど、素敵!

リーフレットはこちらで見ることができます:
https://xn--city-kk4cui1m.ichinomiya.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/033/114/04mitiokosi.pdf

入口横の「帳場」に置かれた 松本健士さんの作品
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次の間に置かれたイーゼルに 松本健士さんの作品
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通りに面して格子がはまった「みせ」と「みせ座敷」
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加藤 K さんの作品
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北の間には、北村尚子さんの作品
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ちゃぶ台の上の皿から天井までの作品がインパクトありますが、
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「ちびくろサンボ」を題材にしていて、
これは、虎たちが溶けてバターになり、
そのバターで作ったパンケーキなんだそう。
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絵本が置いてありました。

レトロなトイレというか「便所」
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赤い壁(弁柄漆喰壁)が印象的な渡り廊下の先には
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お庭の眺めが素敵な裏座敷
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あちこちに鳥の絵が飾られています
森大地さんの作品
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主屋の座敷には、加藤Kさんの作品
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欄間が山のような形になっているのが素敵!
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この座敷から、伊吹山を臨むことができたそう。

赤い弁柄漆喰壁と、白いタイルのちょっとレトロな流しが
いい感じ! の化粧室。
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うまく写真に写らないんですが、
流しの上にワイヤーアートの猫があるのがわかりますか?
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水谷一子さんの作品

弁柄漆喰壁の猫
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レトロな鏡台の前には、ワイヤーアートの女性
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旧林家住宅のリーフレット(クリックで拡大します)
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旧林家住宅のお庭も見せてもらうことができます。
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丸い穴が開いた石
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腰掛待合への敷石
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竹林
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一宮市尾西歴史民俗資料館の1階 常設展では、
美濃路を通った朝鮮通信使のことや、
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江戸時代(1729年)に象が通ったときの様子が興味深かった。

木曽川をはじめ、川を渡すのに苦労したそう。
小さな川はそのまま歩いて渡らせたそうだけど、
大きな川になると‥‥象がなかなか船に乗らなかったり、
暴れて川に落ちたり(自力で岸まで着いたとのこと)
しかしまぁ、長崎から京を通って江戸まで歩かされた
象もお疲れ様だったでしょうねー。


起の湊にあった問屋の昭和初期の様子を再現した展示には、
水谷一子さんのワイヤーアートが展示されていました。
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2階では、
「国際芸術祭会場のまちの歴史と文化」って企画展やってました。
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赤い手形で作ったハート形は「あいち2022」のマーク
愛知県の地図もイメージしているのだとか。

国際芸術祭「あいち2022」の会場となっている一宮市と常滑市、
名古屋市有松のそれぞれの歴史や文化などが紹介されていました。

それぞれ織物や焼き物、絞りといった伝統文化を持っていて、
共通することも多いなって。

2階ロビーの陶壁 加藤卓男《絲音の郷(しおんのさと)》
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水槽には、木曽川(起)の魚として、タモロコ、ニゴイ、ギンブナ
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もう一つの水槽には、イタセンパラ
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イタセンパラは、タナゴの仲間で、濃尾平野、富山平野北西部、
琵琶湖淀川水系の3ヵ所のみに生息する、絶滅の恐れの高い魚
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国際芸術祭「あいち2022」の尾西エリアについて書き始めたんですが、
その前に行った一宮市尾西歴史民俗資料館と別館の
旧林家住宅でやっていた「木曽川アートトライアングル」のことだけに
なってしまいました。なのでタイトルも急きょ変更です(^^;


「木曽川アートトライアングル」は、トライアングルって
タイトルにもあるように、旧林家住宅の他、
ツインアーチ138や、ウッドデザインパークいちのみや-紡- にも
展示があるんですが‥‥残念ながら見に行けそうにありません。


一宮市尾西歴史民俗資料館:
https://www.city.ichinomiya.aichi.jp/rekimin/

国際芸術祭「あいち2022」: https://aichitriennale.jp/

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