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国際芸術祭「あいち2022」(4)一宮駅エリア(その2) [美術]

9月22日(木)に行った国際芸術祭「あいち2022」の
一宮駅エリアのことが途中まででしたので‥‥

オリナス一宮、一宮市役所、旧一宮市スケート場のことは
前記事 (3)一宮駅エリア(その1)
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-09-28

一宮エリアで一番多くの作品が展示されているのが、
旧一宮市立中央看護専門学校
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チケットを提示し、検温、消毒を済ませると、
5階から見てくださいと言われ、エレベーターへ。

扉が開くと、正面に明るい大きな絵
IC04 近藤 亜樹
https://aichitriennale.jp/artists/kondo-aki.html
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《ともだちになるためにぼくらはここにいるんだよ》2022

隣の階段教室では、短編映画《HIKARI》2015 が上映される
とのことでしたが、この日はもう終わっていました。


5階フロアの、この場所(旧看護専門学校)ならではの展示
IC05 小杉 大介
https://aichitriennale.jp/artists/daisuke-kosugi.html
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看護実習室のベッドが置かれた場所で展示されていたのが
サウンド・インスタレーション《赤い森と青い雲》2022
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スピーカーから、病室での様々な人の声が聞こえてきます。
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病室での会話を盗み聞きするような感覚?
でも、イマイチ私が聞き取れなかったせいか、
抑制されたトーンのせいか、
空虚でリアリティがないような‥‥
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ここは病院だったのではなく、看護実習室で、
実際の患者さんはいなかったこともあるのかな。
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5階からの景色もいいなー
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階段を降りて、4階へ。広い和室で展示されていたのが、
IC08 ケイリーン・ウイスキー
https://aichitriennale.jp/artists/kaylene-whiskey.html
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とてもポップな映像、陽気な音楽!
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ウイスキーは、オーストラリアの先住民、アナング族のヤンクニチャチャラ族の女性」で、固有の智恵を受け継いできた一方、
ミュージック・ビデオやコカ・コーラなどグローバル化した欧米の文化にも親しんでいます。」そんな両方の文化がミックスされた作品。
見てて、思わず口ずさみたくなる。とっても楽しい!


旧看護専門学校の沐浴実習室で展示されていたのが
IC07 升山 和明
https://aichitriennale.jp/artists/masuyama-kazuaki.html
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これでもかって程のコラージュで作られた作品たち。
アール・ブリュットって、作者はこういう制作を手間だとか
思わないんだろうけど、このパワー、うらやましいと思ってしまう。


IC06 西瓜姉妹(ウォーターメロン・シスターズ)
https://aichitriennale.jp/artists/watermelon-sisters.html
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《Watermelon Love》2017
実は私、最初、女装した男性のお笑い系ダンス? みたいに
見てたんでけど、

奥のコーナーへ行くと、サイケデリックな中に
彼らのフィギュアが飾られていたり、
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緑のスクリーンに映る彼らのCGキャラクターのポーズは、
あ、これ私の動きと同じじゃん!!
一緒に踊ってしまいましたv(^▽^)v楽しいww
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3階へ降りると、
IC09 ローター・バウムガルテン
https://aichitriennale.jp/artists/lothar-baumgarten.html
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どこかで聞いた名前だなー「ミニマル/コンセプチュアル」展
出てたって気付いたけど、ブログ記事読み返したら、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-02-11
「‥‥えっと、作品よく覚えてない(^^;」だってww
この展示もよくわからない‥‥
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この青い三角錐の形は印象的だったけど。
一時的にしか形をなさない彫刻《テトラヘドロン》だそう。


IC10 ジャッキー・カルティ
https://aichitriennale.jp/artists/jackie-karuti.html
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《エレクトロニック・シアター》2022
かつての看護学校の図書室に、映像や彫刻(?)、
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電気機器で動くモノなどが置かれていて、
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図書館を(病院の)劇場とリンクさせる、拡張されたマルチメディア経験」ってことなんですけど、なんかよくわからなかったなー。
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2階へ降りて、
IC13 石黒 健一
https://aichitriennale.jp/artists/ishiguro-kenichi.html
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一宮市本町の地蔵寺にかつて存在していた地域の象徴であったイチイガシの痕跡を3Dスキャナでデータ化。CNC工作機械を用い、水性樹脂とともに切り株を復元した彫刻
スクリーンには、モーニング発祥の地という一宮の喫茶店での映像が。


IC12a 塩田 千春
https://aichitriennale.jp/artists/shiota-chiharu.html
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《標本室》2022
看護専門学校時代、解剖学標本室だった部屋に残された標本に、
糸やガラスが絡みついています。
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赤い糸が血管のようにも、また身体を襲う病魔のようにも見えて、
ちょっとゾクゾクしてきます。

塩田千春さんは、尾西エリアの元織物工場で、
壮大なインスタレーションを展示されていて迫力でした。
(ここの展示より先にそちらを見てるんですが、記事が書けてません)


IC11 許家維(シュウ・ジャウェイ
https://aichitriennale.jp/artists/hsu-chia-wei.html

タイルが張られた箱が並んだり、積まれたりした部屋を覗いたら、
もうすぐVRの体験ができる時間ですが、体験されますか? って
聞かれて、せっかくなのでやりたいと言うと、
隣の受付の部屋でスマホで予約してくださいと。
でも私がスマホの入力にモタモタしてたら、入力なしで
そのまま体験させてもらえました(^^;

箱に腰かけて、VRヘッドセットを装着すると、
ブロックでできたような巨大なトイレ型の建物が現れ、
案内のアバターに乗り移ったような視点で、常滑の街や、
セントレアなどのVR空間に入り込む体験ができます。
常滑製の黄色いレンガが使われた旧帝国ホテルも
再現されていました。

全世界で爆発的な人気を誇るゲーム「マインクラフト」を
プラットフォームにしたVR作品とのこと。


1階へ降りると、入口の横の3つの部屋
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(応接室、会議室、校長室だったそう)で展示されていたのが、
IC14 ニャカロ・マレケ
https://aichitriennale.jp/artists/nyakallo-maleke.html
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《一日中頭の中にある場所》2022
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三つの部屋を貫通する物干しロープのようにワイヤーが張られ、
作品がぶら下がっています。
窓から外の風景が見えていますね。


近くの大宮公園にも作品があるとのことで
IC02b バリー・マッギー
https://aichitriennale.jp/artists/barry-mcgee.html
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一宮市役所向かいの公衆トイレの壁面にカラフルな壁画を
描いていた人ですね。
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‥‥まぁ、これだけ? ってカンジもするんですけど(^^;

こちらは「あいち2022」の作品ではなく
大宮公園の噴水(?)
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一宮駅エリアにもう1ヶ所作品があるってことで、
大宮公園から、商店街のアーケードを通って‥‥結構歩きました。
一宮の会場は18:00までやっててくれるので良かった。


豊島記念資料館に展示されているのが、
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IC16 遠藤 薫
https://aichitriennale.jp/artists/endo-kaori.html

 豊島記念資料館は、元一宮商工会辞去会頭四代豊島半七氏の遺志により、昭和41年(1966)に一宮市立豊島図書館として建設されました。
 平成25年(2013)、尾張一宮駅前ビル内に中央図書館が開館したことによりその役目を終え、平成27年4月、新たに豊島記念資料館として活用されることになりました。
(置いてあったリーフレットより)

ってことで、館内には織機などが展示されています。
(通常、見学には事前予約が必要みたい)

一宮は古くから繊維業が盛んな地で、とりわけ羊毛による毛織物は国内最大の生産量を誇ります。一宮市博物館豊島記念資料館が収める数々の織機や民具は、その歴史を体現するものです。

毛織物は羊の毛から作られているんですよね。
「美」という漢字が「大」きい「羊」から成っている

古い織機の下に羊の毛が置かれていたり、
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入口でチケットを見せた時に、
「奥に刺激的な映像がありますので注意してください」
と言われたけど、羊の皮を剥ぐシーンがありました。
手前の台には、骨が置かれています。
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2階へ上がると、羊毛で作られた落下傘が展示されています。
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落下傘と羊皮等を宙に浮かべ、星空を描き出そうとしています
ってことだけど、空に輝く光を感じました。


一宮駅へ向かう途中の建物(I.T.Kビル)が、
「いちのみや芸術商店街」の総合案内になっていました。
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名古屋芸術大学の学生や、一宮市の高校生、中学生、小学生が
作ったBOXアートが積まれていました。
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「いちのみや芸術商店街」については、前記事にも少し書きましたが、
チラシはこちら:
https://www.city.ichinomiya.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/051/9


さて、これで「あいち2022」の一宮市会場の、駅前エリアのことが
やっと書けたわけですが、まだ一宮市の尾西エリアがあります。

尾西エリアへは、公共交通機関で行こうとするとかなり大変なのでは?
私は車で行きました(出かけるのが遅いので、2日に分けて)が、
そのことは次の記事で。


国際芸術祭「あいち2022」: https://aichitriennale.jp/

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