岐阜県現代陶芸美術館「ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展」 [美術]
1月14日(日)岐阜県現代陶芸美術館へ行き、
「フィンランド・グラスアート
輝きと彩りのモダンデザイン」展を見たことは前記事に
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2024-01-28
岐阜県現代陶芸美術館のギャラリーⅡでは
「ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展」が開催されています。
チラシは「フィンランド・グラスアート」展と一緒で
作られていて、ピンクと
グリーンがあります(絵や文は同じ)
裏(中面)も背景の色以外は同じ内容
ジャムやパンケーキ、りんごやコーヒー…ムーミンの物語には様々な食べものが登場します。そこには食を介して自然や仲間とつながる、ムーミンたちの姿が描かれています。
本展では、ムーミンの物語に登場する食に焦点をあて、ことばや挿絵、その他の特別展示品を通じてコンヴィヴィアル(convivial)な感じのありかを探ります。コンヴィヴィアルとは、「共生」や「ごちそう」、「パーティーなどの楽しく心地よい雰囲気」を意味する語です。ムーミン谷の仲間たちが食を通して集い、くつろぐ姿は、コンヴィヴィアルな感覚にあふれています。(チラシ裏(中面)の文より)
フィンランドと言えば、ムーミン!
愛知県美術館で見た「フィンランド・デザイン展」でも
ムーミンの原画や絵本はもちろん、モチーフにした
布やカップなども展示されていました。
岐阜県現代陶芸美術館のロビーにも、
ムーミンのキャラクターを使ったカップがズラリ!
ムーミンの椅子たち、かわいい!! (座れません)
会場内は撮影禁止でした
ムーミン美術館(フィンランドにあるんですね)所蔵の
原画や複製画、ムーミンの物語からの文が、
迷路のようになった壁に展示されていました。
ムーミンの絵本の中に迷い込んだみたいな感じ。
階段を上がった展示室B-D室は、
コレクション展「森と湖の国・フィンランドの陶芸」
B室はルート・ブリュックの作品が展示されていました。
最後のD室のみ撮影可
フィンランドデザインの代表ともいえるモダンでシンプルな器
カイ・フランク/アラビア《キルタ》1953-1975年
ビルガー・カイビアイネン/アラビア《パラティッシ》1969-74年
「バラティッシ」とは「楽園」の意味だそう。
自然をモチーフにした華やかな装飾、いいな!
ビルガー・カイビアイネン/アラビア
《フローレンス(脚付プレート)》1982-1995年
「カイピアイネンの制作をもとにアラビアで量産されたもの」(キャプションの説明より)
カイピアイネンは2018-19年にここで開催された
「フィンランド陶芸」展で
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-01-24
時計のモチーフや、ビーズの装飾など、
とてもいいなって見た作家です
カリーナ・アホ/アラビア《パラペリ》1964-1974年
ウラ・プロコペ/アラビア《ルスカ》1961-1999年
《ルスカ》はおよそ40年間にわたり製造され、アラビアで最も成功したシリーズの一つとして名高い。日本の民芸に通じる色合いとフォルムによる、オーブン用のストーンウェアである。(キャプションの説明より)
階段を降りた休憩室(?)
陶でできた‥‥私最初に見た時、陶のオブジェかと思ったんですが、
座ってもいい陶製ベンチなんです!
国際陶磁器フェスティバル美濃の
第5回陶磁器デザイン部門 銅賞受賞作品
中島克子《陶製ベンチ》1998年
ショップで「フィンランド・グラスアート」展の図録と、
スナフキンのブックマーク買いました。
1,100円(税込)
やっぱりムーミンの登場人物ではスナフキンが好きだなぁ!
ムーミンのマグカップにもかなり心惹かれたんですけどね。
岐阜県現代陶芸美術館は、セラミックパークMINOの中にあるんですが、
美術館を出たところにあるセラミックパークMINOのショップで、
開催されていた「冬のおくりもの五人展」
会期: 2023年12月8日(金)~2024年3月3日(日)
間宮香織さんのガラスの天使がとても素敵で連れ帰りました。
6,050円(税込)
建物を出ると、絵に描いたような夕焼けが
岐阜県現代陶芸美術館: https://www.cpm-gifu.jp/museum/
「フィンランド・グラスアート
輝きと彩りのモダンデザイン」展を見たことは前記事に
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2024-01-28
岐阜県現代陶芸美術館のギャラリーⅡでは
「ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展」が開催されています。
チラシは「フィンランド・グラスアート」展と一緒で
作られていて、ピンクと
グリーンがあります(絵や文は同じ)
裏(中面)も背景の色以外は同じ内容
ジャムやパンケーキ、りんごやコーヒー…ムーミンの物語には様々な食べものが登場します。そこには食を介して自然や仲間とつながる、ムーミンたちの姿が描かれています。
本展では、ムーミンの物語に登場する食に焦点をあて、ことばや挿絵、その他の特別展示品を通じてコンヴィヴィアル(convivial)な感じのありかを探ります。コンヴィヴィアルとは、「共生」や「ごちそう」、「パーティーなどの楽しく心地よい雰囲気」を意味する語です。ムーミン谷の仲間たちが食を通して集い、くつろぐ姿は、コンヴィヴィアルな感覚にあふれています。(チラシ裏(中面)の文より)
フィンランドと言えば、ムーミン!
愛知県美術館で見た「フィンランド・デザイン展」でも
ムーミンの原画や絵本はもちろん、モチーフにした
布やカップなども展示されていました。
岐阜県現代陶芸美術館のロビーにも、
ムーミンのキャラクターを使ったカップがズラリ!
ムーミンの椅子たち、かわいい!! (座れません)
会場内は撮影禁止でした
ムーミン美術館(フィンランドにあるんですね)所蔵の
原画や複製画、ムーミンの物語からの文が、
迷路のようになった壁に展示されていました。
ムーミンの絵本の中に迷い込んだみたいな感じ。
階段を上がった展示室B-D室は、
コレクション展「森と湖の国・フィンランドの陶芸」
B室はルート・ブリュックの作品が展示されていました。
最後のD室のみ撮影可
フィンランドデザインの代表ともいえるモダンでシンプルな器
カイ・フランク/アラビア《キルタ》1953-1975年
ビルガー・カイビアイネン/アラビア《パラティッシ》1969-74年
「バラティッシ」とは「楽園」の意味だそう。
自然をモチーフにした華やかな装飾、いいな!
ビルガー・カイビアイネン/アラビア
《フローレンス(脚付プレート)》1982-1995年
「カイピアイネンの制作をもとにアラビアで量産されたもの」(キャプションの説明より)
カイピアイネンは2018-19年にここで開催された
「フィンランド陶芸」展で
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-01-24
時計のモチーフや、ビーズの装飾など、
とてもいいなって見た作家です
カリーナ・アホ/アラビア《パラペリ》1964-1974年
ウラ・プロコペ/アラビア《ルスカ》1961-1999年
《ルスカ》はおよそ40年間にわたり製造され、アラビアで最も成功したシリーズの一つとして名高い。日本の民芸に通じる色合いとフォルムによる、オーブン用のストーンウェアである。(キャプションの説明より)
階段を降りた休憩室(?)
陶でできた‥‥私最初に見た時、陶のオブジェかと思ったんですが、
座ってもいい陶製ベンチなんです!
国際陶磁器フェスティバル美濃の
第5回陶磁器デザイン部門 銅賞受賞作品
中島克子《陶製ベンチ》1998年
ショップで「フィンランド・グラスアート」展の図録と、
スナフキンのブックマーク買いました。
1,100円(税込)
やっぱりムーミンの登場人物ではスナフキンが好きだなぁ!
ムーミンのマグカップにもかなり心惹かれたんですけどね。
岐阜県現代陶芸美術館は、セラミックパークMINOの中にあるんですが、
美術館を出たところにあるセラミックパークMINOのショップで、
開催されていた「冬のおくりもの五人展」
会期: 2023年12月8日(金)~2024年3月3日(日)
間宮香織さんのガラスの天使がとても素敵で連れ帰りました。
6,050円(税込)
建物を出ると、絵に描いたような夕焼けが
岐阜県現代陶芸美術館: https://www.cpm-gifu.jp/museum/
岐阜県現代陶芸美術館「フィンランド・グラスアート」展 [美術]
1月14日(日)岐阜県現代陶芸美術館へ行きました。
「フィンランド・グラスアート
輝きと彩りのモダンデザイン」展をやっています。
「フィンランド・グラスアート」展のチラシは、同時開催の
「ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展」とで1枚になっており、
2種類作られています。
透明なガラスを表面にしたものは「ムーミンの‥」がピンク
色のついたガラスをメインにしたものは「ムーミン‥」がグリーン
裏(中面)は左側の作品がちょっと入れ替わっています
北欧フィンランドの家具やテーブルウェアは、洗練された美しさと考え抜かれた機能性によって国外でも広く愛され、日本でも近年人気が高まり続けています。フィンランド工芸の発展は、1917年にロシアから独立した後に始まり、現代的な優れたデザインが次々と生み出されてきました。(チラシ裏(中?)面の文)
フィンランドのデザインはとても洗練されてて素敵!
ブログに感想が書けてないですが、
2017年に愛知県美術館で開催された
「フィンランド・デザイン展」
ここ、岐阜県現代陶芸美術館でも
「フィンランド陶芸」展 や、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-01-24
同時に開催されていた「マリメッコ・スピリッツ」展、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-01-26
「ルート・ブリュック」展
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2020-06-15
など、フィンランドのデザインをとりあげた展覧会を
見に行っています。で、今回はグラスアート!
私はどちらかと言うと陶芸よりガラスが好きだし、
昨年7月9日に放送された日曜美術館アートシーンで、
東京都庭園美術館で開催されていたこの展覧会の紹介を見て、
岐阜県現代陶芸美術館に巡回してくる! って
楽しみにしていました。
受付に岐阜県美術館の後援会員証を提示して入場します。
岐阜県現代陶芸美術館は、岐阜県美術館の後援会会員証で
無料で観覧できるんです(展覧会毎1回)
年会費3,000円はなんておトクなんでしょう!!
岐阜県現代陶芸美術館友の会の会員証で岐阜県美術館の
展覧会を見ることもできます。
なんと、フィンランド・グラスアート展は撮影可!!
以下《作品名》デザイン・制作年 と表記(出品リストより)
第1章 フィンランド・グラスアートの台頭
まずは、フィンランド・デザインの巨匠
アルヴァ・アアルト(1898-1976)と、
妻 アイノ・アアルト(1894-1949)
アルヴァとアイノ・アアルトは、フィンランド・デザイン界でモダニズムを推し進めた最も著名な建築家およびデザイナーである。(図録より)
建築から家具、日用品のデザインまで、
多岐にわたって活躍したアルヴァ・アアルトの
ガラス作品のアイコンとも言うべき花器
《サヴォイ》1937年
1936年のカルフラ=イッタラ・ガラス製作所のコンペで大賞を受賞し、翌年のパリ万国博覧会に出品された。同年ヘルシンキの中心街にオープンした高級レストラン「サヴォイ」に飾られたため、この名が付いた。(キャプションの説明より)
背の高い《フィンランディア》1937年
1937年にデザインされた作品なのに、今なおモダン!
木の吹き型が展示されていました
経済的考慮から使われた木の吹き型
《アアルト・ヴェース》シリーズに金属型が使用され始めたのは1980年代に入ってからである。ただし木型で吹かれたガラスは、表面に木ならではの風合いが生じるため、味わい深い表情が得られる。(図録より)
チラシ表面にも使われていた
アルヴァ&アイノ・アアルト《アアルト・フラワー》1939年
ガラスの重なりとグラデーションがきれい!
グンネル・ニューマン(1909-1948)
《魚》1937年
ミニマルなガラス器の底に魚が描かれ(カットされ)ています。
《カラー》1946年
植物・カラーの優美な姿が、ミニマムなラインで端正に表現されている。
ガラスの透明性・透過性を生かしたミニマムな形が素敵!!
《ストリーマー》1947年
静謐な雰囲気のなかに詩情が感じられます
第2章 黄金期の巨匠たち
カイ・フランク(1911-1989)
シンプルで機能的、実用的なイッタラのテーブルウェアの
デザインで有名なカイ・フランク
《プリズム》1953-56年
複雑な色合いは「ガラスの表面に別の色ガラスの層を薄く重ねたり、コーティングさせるフラッシュ技法と、別の色ガラスの層を厚く被せる被せガラスとの双方の手法を駆使して制作された」
《ヤマシギ》1953年
《アートグラス、ユニークピース》
左2つが1972年 中1972年 右1970年代前半
ヴェネチアの伝統技法・レースグラス「1950年代からこの希望に興味を持ったフランクは、イタリア人職人の手も借りて、1960年代初頭にこれを再興した。」
「アートグラス」とは、芸術的志向が高い作品で、
カイ・フランクはデザイナーのサインを刻むことを主張した。
「ユニークピース」とは、デザイナーが制作現場に立ち会って作られた
独自性の高いアートグラスのことだそう。
《アートグラス、ユニークピース》1968年
《アートグラス、ユニークピース》1970年代前半
チラシにも使われていますが、透明なガラス作品が多い中、
このカラフルさ、目立ちます。なんか楽しい!
《アートグラス、ユニークピース》1970年代
色ガラスならではのとろっとした質感がいいな。
左《サルガッソ海》1970年代
右《アートグラス、ユニークピース》1975年頃
こんなガラスの「遥か遠い海域の光の移ろいを想起させる」
素材感も素敵だなぁ!
タビオ・ヴィルッカラ(1915-1985)
「フィンランド・デザインは自然との結びつきが強いが、ヴィルッカラほどその幸せなハーモニーが顕著にみられるデザイナーはいないだろう」
《杏茸》1946年
《バーダルの氷》1960年
《氷上の釣り穴 1970/1975》1975年バージョン
1970年に70歳を迎えるウルホ・ケッコネン大統領への
誕生日プレゼントに、釣りをたしなむ大統領へ
氷上の釣り穴を模したデザイン。
ガラス作品は映り込みで美しく撮るのは難しいけど、
見る角度で印象が違うのも魅力!
《氷山》1950年
《スパイラル》1948年
《東京》1954年
《東京》というタイトルから、日本と何らかの繋がりを暗示させるが、今のところ関係性が判明していない。中央に内包した気泡は、ガラスが熱いうちに、濡れた木の棒を差した際に水蒸気が吹いた自然の形である。
左《アートグラス》1968年
中《ユリアナ》1972年
右《アメリカン・ヴァーズ/ブレジネフ・カップ(1972年バージョン)》1972年
ティモ・サルパネヴァ(1926-2006)
《蘭》1953年
ガラスなのに、とろんと柔らかなフォルムが素敵。
《アートグラス》1954年
左《夢へのゲートウェイ》1981年
中《アーキペラゴ》1979年
右《アーキペラゴ》1978年(ガラスの映り込みで形がわかりにくいですが)
とても透明性の高いガラスを使用しているんだなって。
左の《夢へのゲートウェイ》1981年 なんて、
透明すぎて中の気泡が空中に浮いているようにも見える
オイヴァ・トイッカ(1931-2019)
これまでシャープな美しさのガラス作品が多かったので、
トイッカのユニークな色と形のガラス作品、
見てて楽しい!
《シエッポ》1971年
シエッポとはヒタキのことだそう。
「現在に至るまでに1000種類を超えて続く〈バード・パイ・トイッカ〉シリーズの始まり」 「《シエッポ》は1971年から78年まで連続生産され、1995年から96年にかけて色違いが再生産された」
キューブ形のユニークな作品も!
左《8人の花嫁、ユニークピース》1986年
右《湖の宮殿、ユニークピース》1969年
左の《8人の花嫁、ユニークピース》
なんか物語が出来そう。見てて面白い!
左《問題の森》1990年
右《錆の時、ユニークピース》1980年代末-90年代初頭
ゴシックロマン(?)みたいな(スミマセン意味よくわかってないけど)
重厚でなんか物語を感じさせるような作品で迫力。
《知恵の樹、ユニークピース》2008年
うわぁーーー。なんかすごく自由で迫力だー!!!
第3章 フィンランド・グラスアートの今
マルック・サロ(1954- )
ガラス作品というより、ガラスも用いた
アート作品ってカンジ
ユーモラスで楽しい!
左《アイスタワー、ユニークピース》1988年
中《サンバ、ユニークピース》1987年
右《水門》1989年
左《アンフォラ、ユニークピース》1989年
右《アンフォラ、ユニークピース》1990年
《缶詰のフラワーパワー》2009年
左《アートグラス、ユニークピース》2017年
中《アートグラス、ユニークピース》2014年
右《歓声と囁き、ユニークピース》1998年
皿のざらざらした質感と滑らかな脚部との対比が面白い
様々な色や質感のガラスで制作されたマルック・サロの作品
でも皆どことなくユーモラスな雰囲気。
最後の部屋の前のコーナーに「フィンランドのピクニック」
として、ディスプレイされていました。
オイヴァ・トイッカのバードたちも置かれています。
ヨーナス・ラークソ(1980- )
《リコリスみたい》2012年、2013年
展覧会で発表された時、8歳だったラークソの息子が
「リコリスみたい」って言ったそう(^▽^)
リコリスは、北欧の暮らしになじみ深い、ハーブ系の黒いチューイング菓子
左《はちみつ》2014年
右《ココナッツ》2016年
ラークソの作品はタイトルも面白いですね。
《はちみつ》は黒いボディにバットゥート技法(同一方向に無数の彫りを刻む手法)に
インスピレーションを得て作られた、はちみつのような色合いのガラスが魅力。
《ココナッツ》のタイトルは今や本人すら思い出せないそう(^▽^)
左《傷痕》2015年
右《ココナッツ》2014年
《寿司》2015年
ヨーナス・ラークソの作品は、フィリグリー(レースグラス)や、
バットゥート技法など、ヴェネチアン・テクニックを独自に組み合わせる
などして作られているのがわかります。
展示室を出たところで、吹きガラスの制作の様子を写した映像が
展示されていました。
長くなってしまったので、
「ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展」については次の記事で
写真たくさん撮らせてもらったけど、やっぱりプロの撮った写真は違う!
図録購入しました。2,700円
表紙(帯)はティモ・サルパネヴァ《カヤック》1954年
帯をめくると、
オイヴァ・トイッカ《松の樹、ユニークピース》1970年代中頃と
《シエッポ》
さらにカバーをめくると、
タビオ・ヴィルッカラ《杏茸》が使われています。
「フィンランド・グラスアート」展は、
富山市ガラス美術館で、2022年11月3日(木・祝)~2023年1月29日(日)
茨城県陶芸美術館で、2023年3月18日(土)~6月11日(日)
東京都庭園美術館で、2023年6月24日(土)~9月3日(日)
山口県立萩美術館・浦上記念館で、2023年9月16日(土)~12月3日(日)
と開催されて、ここ
岐阜県現代陶芸美術館で、2023年12月16日(土)~2024年3月3日(日)
の後、
兵庫陶芸美術館で、2024年3月16日(土)~5月26日(日)
と巡回します。
岐阜県現代陶芸美術館: https://www.cpm-gifu.jp/museum/
「フィンランド・グラスアート
輝きと彩りのモダンデザイン」展をやっています。
「フィンランド・グラスアート」展のチラシは、同時開催の
「ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展」とで1枚になっており、
2種類作られています。
透明なガラスを表面にしたものは「ムーミンの‥」がピンク
色のついたガラスをメインにしたものは「ムーミン‥」がグリーン
裏(中面)は左側の作品がちょっと入れ替わっています
北欧フィンランドの家具やテーブルウェアは、洗練された美しさと考え抜かれた機能性によって国外でも広く愛され、日本でも近年人気が高まり続けています。フィンランド工芸の発展は、1917年にロシアから独立した後に始まり、現代的な優れたデザインが次々と生み出されてきました。(チラシ裏(中?)面の文)
フィンランドのデザインはとても洗練されてて素敵!
ブログに感想が書けてないですが、
2017年に愛知県美術館で開催された
「フィンランド・デザイン展」
ここ、岐阜県現代陶芸美術館でも
「フィンランド陶芸」展 や、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-01-24
同時に開催されていた「マリメッコ・スピリッツ」展、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-01-26
「ルート・ブリュック」展
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2020-06-15
など、フィンランドのデザインをとりあげた展覧会を
見に行っています。で、今回はグラスアート!
私はどちらかと言うと陶芸よりガラスが好きだし、
昨年7月9日に放送された日曜美術館アートシーンで、
東京都庭園美術館で開催されていたこの展覧会の紹介を見て、
岐阜県現代陶芸美術館に巡回してくる! って
楽しみにしていました。
受付に岐阜県美術館の後援会員証を提示して入場します。
岐阜県現代陶芸美術館は、岐阜県美術館の後援会会員証で
無料で観覧できるんです(展覧会毎1回)
年会費3,000円はなんておトクなんでしょう!!
岐阜県現代陶芸美術館友の会の会員証で岐阜県美術館の
展覧会を見ることもできます。
なんと、フィンランド・グラスアート展は撮影可!!
以下《作品名》デザイン・制作年 と表記(出品リストより)
第1章 フィンランド・グラスアートの台頭
まずは、フィンランド・デザインの巨匠
アルヴァ・アアルト(1898-1976)と、
妻 アイノ・アアルト(1894-1949)
アルヴァとアイノ・アアルトは、フィンランド・デザイン界でモダニズムを推し進めた最も著名な建築家およびデザイナーである。(図録より)
建築から家具、日用品のデザインまで、
多岐にわたって活躍したアルヴァ・アアルトの
ガラス作品のアイコンとも言うべき花器
《サヴォイ》1937年
1936年のカルフラ=イッタラ・ガラス製作所のコンペで大賞を受賞し、翌年のパリ万国博覧会に出品された。同年ヘルシンキの中心街にオープンした高級レストラン「サヴォイ」に飾られたため、この名が付いた。(キャプションの説明より)
背の高い《フィンランディア》1937年
1937年にデザインされた作品なのに、今なおモダン!
木の吹き型が展示されていました
経済的考慮から使われた木の吹き型
《アアルト・ヴェース》シリーズに金属型が使用され始めたのは1980年代に入ってからである。ただし木型で吹かれたガラスは、表面に木ならではの風合いが生じるため、味わい深い表情が得られる。(図録より)
チラシ表面にも使われていた
アルヴァ&アイノ・アアルト《アアルト・フラワー》1939年
ガラスの重なりとグラデーションがきれい!
グンネル・ニューマン(1909-1948)
《魚》1937年
ミニマルなガラス器の底に魚が描かれ(カットされ)ています。
《カラー》1946年
植物・カラーの優美な姿が、ミニマムなラインで端正に表現されている。
ガラスの透明性・透過性を生かしたミニマムな形が素敵!!
《ストリーマー》1947年
静謐な雰囲気のなかに詩情が感じられます
第2章 黄金期の巨匠たち
カイ・フランク(1911-1989)
シンプルで機能的、実用的なイッタラのテーブルウェアの
デザインで有名なカイ・フランク
《プリズム》1953-56年
複雑な色合いは「ガラスの表面に別の色ガラスの層を薄く重ねたり、コーティングさせるフラッシュ技法と、別の色ガラスの層を厚く被せる被せガラスとの双方の手法を駆使して制作された」
《ヤマシギ》1953年
《アートグラス、ユニークピース》
左2つが1972年 中1972年 右1970年代前半
ヴェネチアの伝統技法・レースグラス「1950年代からこの希望に興味を持ったフランクは、イタリア人職人の手も借りて、1960年代初頭にこれを再興した。」
「アートグラス」とは、芸術的志向が高い作品で、
カイ・フランクはデザイナーのサインを刻むことを主張した。
「ユニークピース」とは、デザイナーが制作現場に立ち会って作られた
独自性の高いアートグラスのことだそう。
《アートグラス、ユニークピース》1968年
《アートグラス、ユニークピース》1970年代前半
チラシにも使われていますが、透明なガラス作品が多い中、
このカラフルさ、目立ちます。なんか楽しい!
《アートグラス、ユニークピース》1970年代
色ガラスならではのとろっとした質感がいいな。
左《サルガッソ海》1970年代
右《アートグラス、ユニークピース》1975年頃
こんなガラスの「遥か遠い海域の光の移ろいを想起させる」
素材感も素敵だなぁ!
タビオ・ヴィルッカラ(1915-1985)
「フィンランド・デザインは自然との結びつきが強いが、ヴィルッカラほどその幸せなハーモニーが顕著にみられるデザイナーはいないだろう」
《杏茸》1946年
《バーダルの氷》1960年
《氷上の釣り穴 1970/1975》1975年バージョン
1970年に70歳を迎えるウルホ・ケッコネン大統領への
誕生日プレゼントに、釣りをたしなむ大統領へ
氷上の釣り穴を模したデザイン。
ガラス作品は映り込みで美しく撮るのは難しいけど、
見る角度で印象が違うのも魅力!
《氷山》1950年
《スパイラル》1948年
《東京》1954年
《東京》というタイトルから、日本と何らかの繋がりを暗示させるが、今のところ関係性が判明していない。中央に内包した気泡は、ガラスが熱いうちに、濡れた木の棒を差した際に水蒸気が吹いた自然の形である。
左《アートグラス》1968年
中《ユリアナ》1972年
右《アメリカン・ヴァーズ/ブレジネフ・カップ(1972年バージョン)》1972年
ティモ・サルパネヴァ(1926-2006)
《蘭》1953年
ガラスなのに、とろんと柔らかなフォルムが素敵。
《アートグラス》1954年
左《夢へのゲートウェイ》1981年
中《アーキペラゴ》1979年
右《アーキペラゴ》1978年(ガラスの映り込みで形がわかりにくいですが)
とても透明性の高いガラスを使用しているんだなって。
左の《夢へのゲートウェイ》1981年 なんて、
透明すぎて中の気泡が空中に浮いているようにも見える
オイヴァ・トイッカ(1931-2019)
これまでシャープな美しさのガラス作品が多かったので、
トイッカのユニークな色と形のガラス作品、
見てて楽しい!
《シエッポ》1971年
シエッポとはヒタキのことだそう。
「現在に至るまでに1000種類を超えて続く〈バード・パイ・トイッカ〉シリーズの始まり」 「《シエッポ》は1971年から78年まで連続生産され、1995年から96年にかけて色違いが再生産された」
キューブ形のユニークな作品も!
左《8人の花嫁、ユニークピース》1986年
右《湖の宮殿、ユニークピース》1969年
左の《8人の花嫁、ユニークピース》
なんか物語が出来そう。見てて面白い!
左《問題の森》1990年
右《錆の時、ユニークピース》1980年代末-90年代初頭
ゴシックロマン(?)みたいな(スミマセン意味よくわかってないけど)
重厚でなんか物語を感じさせるような作品で迫力。
《知恵の樹、ユニークピース》2008年
うわぁーーー。なんかすごく自由で迫力だー!!!
第3章 フィンランド・グラスアートの今
マルック・サロ(1954- )
ガラス作品というより、ガラスも用いた
アート作品ってカンジ
ユーモラスで楽しい!
左《アイスタワー、ユニークピース》1988年
中《サンバ、ユニークピース》1987年
右《水門》1989年
左《アンフォラ、ユニークピース》1989年
右《アンフォラ、ユニークピース》1990年
《缶詰のフラワーパワー》2009年
左《アートグラス、ユニークピース》2017年
中《アートグラス、ユニークピース》2014年
右《歓声と囁き、ユニークピース》1998年
皿のざらざらした質感と滑らかな脚部との対比が面白い
様々な色や質感のガラスで制作されたマルック・サロの作品
でも皆どことなくユーモラスな雰囲気。
最後の部屋の前のコーナーに「フィンランドのピクニック」
として、ディスプレイされていました。
オイヴァ・トイッカのバードたちも置かれています。
ヨーナス・ラークソ(1980- )
《リコリスみたい》2012年、2013年
展覧会で発表された時、8歳だったラークソの息子が
「リコリスみたい」って言ったそう(^▽^)
リコリスは、北欧の暮らしになじみ深い、ハーブ系の黒いチューイング菓子
左《はちみつ》2014年
右《ココナッツ》2016年
ラークソの作品はタイトルも面白いですね。
《はちみつ》は黒いボディにバットゥート技法(同一方向に無数の彫りを刻む手法)に
インスピレーションを得て作られた、はちみつのような色合いのガラスが魅力。
《ココナッツ》のタイトルは今や本人すら思い出せないそう(^▽^)
左《傷痕》2015年
右《ココナッツ》2014年
《寿司》2015年
ヨーナス・ラークソの作品は、フィリグリー(レースグラス)や、
バットゥート技法など、ヴェネチアン・テクニックを独自に組み合わせる
などして作られているのがわかります。
展示室を出たところで、吹きガラスの制作の様子を写した映像が
展示されていました。
長くなってしまったので、
「ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展」については次の記事で
写真たくさん撮らせてもらったけど、やっぱりプロの撮った写真は違う!
図録購入しました。2,700円
表紙(帯)はティモ・サルパネヴァ《カヤック》1954年
帯をめくると、
オイヴァ・トイッカ《松の樹、ユニークピース》1970年代中頃と
《シエッポ》
さらにカバーをめくると、
タビオ・ヴィルッカラ《杏茸》が使われています。
「フィンランド・グラスアート」展は、
富山市ガラス美術館で、2022年11月3日(木・祝)~2023年1月29日(日)
茨城県陶芸美術館で、2023年3月18日(土)~6月11日(日)
東京都庭園美術館で、2023年6月24日(土)~9月3日(日)
山口県立萩美術館・浦上記念館で、2023年9月16日(土)~12月3日(日)
と開催されて、ここ
岐阜県現代陶芸美術館で、2023年12月16日(土)~2024年3月3日(日)
の後、
兵庫陶芸美術館で、2024年3月16日(土)~5月26日(日)
と巡回します。
岐阜県現代陶芸美術館: https://www.cpm-gifu.jp/museum/
ヤマザキマザック美術館「杉浦非水の世界」 [美術]
1月7日(日)、ジェイアール名古屋タカシマヤで
「京都 細見美術館の名品」展を見た後、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2024-01-15
ヤマザキマザック美術館へ行きました。
「レトロ・モダン・おしゃれ
杉浦非水の世界」という展覧会をやっています。
杉浦非水のデザインは大好きだし、
ヤマザキマザック美術館も私の好きな美術館で
ここの企画展は全て見に行っているんですが、
杉浦非水の展覧会は2022年1月4日(火)に
三重県立美術館へ見に行ったなーってことと、
会期がわりと長いので、
2023年10月27日(金)~2024年2月25日(日)
のんびりしていたんですね。さすがにもう行かなくては、と。
入館料一般1,300円が、大垣共立銀行の年金サークル
「スマイル倶楽部」の会員証で100円引きの1,200円になりました。
市バス・地下鉄のドニチエコきっぷや一日乗車券や、
名古屋市美術館「ガウディとサグラダ・ファミリア展」のチケットでも
100円引きになります。(併用不可)
4階から見て行きます。無料の音声ガイド借りました。
今回の企画展は撮影不可でした。
最初に展示されていたのはポスター
《貯蓄は根の如く 平和は花の如し》1917年頃
この展覧会、前期2023年10月27日(金)~2024年1月8日(月・祝)と
後期1月10日(水)~2月25日(日)で、展示替えがあり、
見に行ったのは前期だったので、原画の展示でした。
三重県立美術館で見た「杉浦非水 時代をひらくデザイン」展の図録より
原画の「平和条約成立記念」という文字が線で消してあり、
出来上がったポスターにはありません。
1917年というと、大正6年 第一次世界大戦のさなか。
ロシア革命がおこった年。平和条約とは、
アメリカ合衆国ウィルソン大統領の十四か条の平和原則のこと?
(スミマセン、このあたり全く無知でネットで調べた知識です)
「平和は花の如し」この時代に平和が美しくいいものだって
認識されていたんだなぁって(これから第二次世界大戦もあるのに)
でも花のように儚いものだともとれる。
だから貯蓄をしましょうってメッセージなんだろうけど。
それから有名な三越のポスター(チラシ中面左上)
あれ?展示されていたポスターの女性が手にしているのは
「みつこしタイムス」だけど、三重県立美術館で見たのは
「三越」を持っている!?
三重県立美術館で見た「杉浦非水 時代をひらくデザイン」展の図録より
《三越呉服店 春の新柄陳列会》1914年
岐阜長良川鵜飼のポスターもあったのは興味深い
ヤマザキマザック美術館の図録より
(私が見た前期に展示されていたのは上左側)
三越の広報誌「みつこしタイムス」や「三越」がズラリと並びます。
アール・ヌーヴォー風、アール・デコ風、人物から動物、植物、
西洋風から日本風、表表紙と裏表紙がつながったデザインなど様々。
「三越の非水か、非水の三越か」と言われたとか。
興味深かったのが、杉浦非水の作品は故郷にある愛媛県美術館に
充実したコレクションがあって、三重県立美術館で見た展覧会でも
かなりの作品が愛媛県美術館の所蔵作品でした。
今回も愛媛県美術館の所蔵作品が多く出品されていますが、
この三越広報誌、ヤマザキマザック美術館所蔵のものも
多くあったこと。
『子宝』という、三越顧問であった児童文学者、巌谷小波(いわや さざなみ)の
監修のもとに、非水が挿絵と装丁を担当した育児記録書が展示されていましたが、
非水が「此当時としては寝食を忘れるほど没頭して数ヵ月を費やして完成した」
「出来上がってみると予告定価一冊金五円也は遂に原価に到達してしまった」
という育児記録書というよりも贅沢な石版画(リトグラフ)の作品集でした。
そして、島根県出雲市の造り酒屋のお嬢さんが
嫁入りの時に仕立ててもらったという
《白地鈴蘭に鳥模様長襦袢》1913-16年頃(チラシ中面右中段)
非水の『三越』第3巻第8号(1913年8月刊行)の表紙デザインが
使われているとのことだけど、とてもカワイイ!!
ヤマザキマザック美術館のショップで買った
「杉浦非水のデザイン」の表紙にもこの柄が使われています。
『非水百花譜』が展示されていました。
去年3月、東京国立近代美術館のコレクション展で見て、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2023-04-24
これ木版画なの?! って驚いたんですけど、
三重県立美術館でも見てるはずなんですよね。
今回の展覧会見てきて、三重県立美術館で買った図録あらためて見たら、
ちゃんと載ってるじゃないですか! それも大正版も昭和版も!
大正版は島根県立石見美術館のものが、
昭和版は愛媛県美術館のものが出品されていました。
1920-22(大正9-11)年に1輯5点の花弁図を20輯、計100点を刊行した
『非水百花譜』
非水が原画を描き、当代一流の彫り師と刷り師が木版画にした花の図譜だが、ただの木版画集ではなく、グレー一色で刷った花のシルエット図「投影写生図」と、写真図版(その多くは非水自身が撮影)・部分図等が掲載された植物解説が3枚セットになっており、豪華な植物図鑑にもなっている。
1923(大正12)年の関東大震災の折に版木が焼失したため、非水の手元にあった原画から再び版木を作り、1929-34(昭和4-9)年に再販した。(ヤマザキマザック美術館の図録より)
今回展示されていたのは昭和版(愛媛県美術館所蔵)
これが木版画?! って驚くほど繊細で美しい!
とてもリアルなのに構図とか、デザイン的にもきれい!!
ヤマザキマザック美術館が所蔵する植物文様が施された
ガレなどのガラス器も隣に展示されていて素敵でした。
非水のデザインしたタバコのパッケージや、
図案集、雑誌表紙、書籍装丁、広告等もいろいろ展示されていました。
非水の妻・翠子(すいこ)の歌集の装丁はもちろん、
翠子の実兄で福澤諭吉の娘婿となった実業家・福澤桃介の伝記の装丁や、
福澤が女優川上貞奴と暮らした名古屋の邸宅
「二葉御殿」(現・文化のみち二葉館)の
ステンドグラスの一部は非水のデザインとのこと。
非水は1922-24(大正11-13)年、46歳の時
念願だったヨーロッパ留学を果たします。
(関東大震災のため予定を短縮して帰国)
この間に描かれた《滞欧期スケッチ》や《ヨーロッパ日記》
非水の旅行鞄(鞄というよりもはや家具では?)も展示されていました。
非水は滞欧中に300点ものポスターを収集しているそう。
非水のポスター《三越呉服店新館落成》1914年 に描かれたような
ジョルジュ・ドゥイエ《レセプション・ドレス》1903年頃 や、
《銀座三越 四月十日開店》1930年 に描かれたような
ガブリエル・シャネル《ディ・スーツ》1927年頃 も
展示されていて興味深かった。
(どちらも神戸ファッション美術館所蔵)
5階の常設展を見た後(去年7月9日に見た時の記事)
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2023-08-10
ショップで、
図録500円(ここの図録はリーズナブルで嬉しい)と、
「杉浦非水のデザイン」3,080円を買いました。
裏表紙
非水のこんな図案、とても素敵!
年賀状のデザインいいな、真似したい!
三重県立美術館「杉浦非水 時代をひらくデザイン」
あらためて図録見たら、すごい出品数と充実ぶりに驚いた。
やっぱり、ブログに感想書いておかないと忘れちゃうんだなと反省。
ブログに感想を書こうとすると、少なくとも図録は
もっと丁寧に読んだはず(^^;
三重県立美術館の記念撮影スポット
《東洋随一の地下鉄道 上野浅草間開通》1927年 の
ホームの乗客の中に紛れ込むことができます。
欧州留学中に目にしたアール・デコの幾何学的デザインの
影響がわかります。手前の女性の洋装もモダン。
三重県立美術館、こんなディスプレイもありました。
ショップで図録と、非水デザインのスカーフエコバッグを購入。
これ、今でも私のバッグの持ち手につけて使ってます。
外すとエコバッグになるんですよ! オシャレで便利です!!
「杉浦非水 時代をひらくデザイン」展は、
島根県立石見美術館で2021年7月3日(土)~8月30日(月)
たばこと塩の博物館で2021年9月11日(土)~11月14日(日)
三重県立美術館で2021年11月23日(火・祝)~2022年1月30日(日)
福岡県立美術館で2022年4月15日(金)~6月12日(日)
と、巡回しました。
ヤマザキマザック美術館の展示は巡回ありません。
ヤマザキマザック美術館: https://www.mazak-art.com/
「京都 細見美術館の名品」展を見た後、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2024-01-15
ヤマザキマザック美術館へ行きました。
「レトロ・モダン・おしゃれ
杉浦非水の世界」という展覧会をやっています。
杉浦非水のデザインは大好きだし、
ヤマザキマザック美術館も私の好きな美術館で
ここの企画展は全て見に行っているんですが、
杉浦非水の展覧会は2022年1月4日(火)に
三重県立美術館へ見に行ったなーってことと、
会期がわりと長いので、
2023年10月27日(金)~2024年2月25日(日)
のんびりしていたんですね。さすがにもう行かなくては、と。
入館料一般1,300円が、大垣共立銀行の年金サークル
「スマイル倶楽部」の会員証で100円引きの1,200円になりました。
市バス・地下鉄のドニチエコきっぷや一日乗車券や、
名古屋市美術館「ガウディとサグラダ・ファミリア展」のチケットでも
100円引きになります。(併用不可)
4階から見て行きます。無料の音声ガイド借りました。
今回の企画展は撮影不可でした。
最初に展示されていたのはポスター
《貯蓄は根の如く 平和は花の如し》1917年頃
この展覧会、前期2023年10月27日(金)~2024年1月8日(月・祝)と
後期1月10日(水)~2月25日(日)で、展示替えがあり、
見に行ったのは前期だったので、原画の展示でした。
三重県立美術館で見た「杉浦非水 時代をひらくデザイン」展の図録より
原画の「平和条約成立記念」という文字が線で消してあり、
出来上がったポスターにはありません。
1917年というと、大正6年 第一次世界大戦のさなか。
ロシア革命がおこった年。平和条約とは、
アメリカ合衆国ウィルソン大統領の十四か条の平和原則のこと?
(スミマセン、このあたり全く無知でネットで調べた知識です)
「平和は花の如し」この時代に平和が美しくいいものだって
認識されていたんだなぁって(これから第二次世界大戦もあるのに)
でも花のように儚いものだともとれる。
だから貯蓄をしましょうってメッセージなんだろうけど。
それから有名な三越のポスター(チラシ中面左上)
あれ?展示されていたポスターの女性が手にしているのは
「みつこしタイムス」だけど、三重県立美術館で見たのは
「三越」を持っている!?
三重県立美術館で見た「杉浦非水 時代をひらくデザイン」展の図録より
《三越呉服店 春の新柄陳列会》1914年
岐阜長良川鵜飼のポスターもあったのは興味深い
ヤマザキマザック美術館の図録より
(私が見た前期に展示されていたのは上左側)
三越の広報誌「みつこしタイムス」や「三越」がズラリと並びます。
アール・ヌーヴォー風、アール・デコ風、人物から動物、植物、
西洋風から日本風、表表紙と裏表紙がつながったデザインなど様々。
「三越の非水か、非水の三越か」と言われたとか。
興味深かったのが、杉浦非水の作品は故郷にある愛媛県美術館に
充実したコレクションがあって、三重県立美術館で見た展覧会でも
かなりの作品が愛媛県美術館の所蔵作品でした。
今回も愛媛県美術館の所蔵作品が多く出品されていますが、
この三越広報誌、ヤマザキマザック美術館所蔵のものも
多くあったこと。
『子宝』という、三越顧問であった児童文学者、巌谷小波(いわや さざなみ)の
監修のもとに、非水が挿絵と装丁を担当した育児記録書が展示されていましたが、
非水が「此当時としては寝食を忘れるほど没頭して数ヵ月を費やして完成した」
「出来上がってみると予告定価一冊金五円也は遂に原価に到達してしまった」
という育児記録書というよりも贅沢な石版画(リトグラフ)の作品集でした。
そして、島根県出雲市の造り酒屋のお嬢さんが
嫁入りの時に仕立ててもらったという
《白地鈴蘭に鳥模様長襦袢》1913-16年頃(チラシ中面右中段)
非水の『三越』第3巻第8号(1913年8月刊行)の表紙デザインが
使われているとのことだけど、とてもカワイイ!!
ヤマザキマザック美術館のショップで買った
「杉浦非水のデザイン」の表紙にもこの柄が使われています。
『非水百花譜』が展示されていました。
去年3月、東京国立近代美術館のコレクション展で見て、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2023-04-24
これ木版画なの?! って驚いたんですけど、
三重県立美術館でも見てるはずなんですよね。
今回の展覧会見てきて、三重県立美術館で買った図録あらためて見たら、
ちゃんと載ってるじゃないですか! それも大正版も昭和版も!
大正版は島根県立石見美術館のものが、
昭和版は愛媛県美術館のものが出品されていました。
1920-22(大正9-11)年に1輯5点の花弁図を20輯、計100点を刊行した
『非水百花譜』
非水が原画を描き、当代一流の彫り師と刷り師が木版画にした花の図譜だが、ただの木版画集ではなく、グレー一色で刷った花のシルエット図「投影写生図」と、写真図版(その多くは非水自身が撮影)・部分図等が掲載された植物解説が3枚セットになっており、豪華な植物図鑑にもなっている。
1923(大正12)年の関東大震災の折に版木が焼失したため、非水の手元にあった原画から再び版木を作り、1929-34(昭和4-9)年に再販した。(ヤマザキマザック美術館の図録より)
今回展示されていたのは昭和版(愛媛県美術館所蔵)
これが木版画?! って驚くほど繊細で美しい!
とてもリアルなのに構図とか、デザイン的にもきれい!!
ヤマザキマザック美術館が所蔵する植物文様が施された
ガレなどのガラス器も隣に展示されていて素敵でした。
非水のデザインしたタバコのパッケージや、
図案集、雑誌表紙、書籍装丁、広告等もいろいろ展示されていました。
非水の妻・翠子(すいこ)の歌集の装丁はもちろん、
翠子の実兄で福澤諭吉の娘婿となった実業家・福澤桃介の伝記の装丁や、
福澤が女優川上貞奴と暮らした名古屋の邸宅
「二葉御殿」(現・文化のみち二葉館)の
ステンドグラスの一部は非水のデザインとのこと。
非水は1922-24(大正11-13)年、46歳の時
念願だったヨーロッパ留学を果たします。
(関東大震災のため予定を短縮して帰国)
この間に描かれた《滞欧期スケッチ》や《ヨーロッパ日記》
非水の旅行鞄(鞄というよりもはや家具では?)も展示されていました。
非水は滞欧中に300点ものポスターを収集しているそう。
非水のポスター《三越呉服店新館落成》1914年 に描かれたような
ジョルジュ・ドゥイエ《レセプション・ドレス》1903年頃 や、
《銀座三越 四月十日開店》1930年 に描かれたような
ガブリエル・シャネル《ディ・スーツ》1927年頃 も
展示されていて興味深かった。
(どちらも神戸ファッション美術館所蔵)
5階の常設展を見た後(去年7月9日に見た時の記事)
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2023-08-10
ショップで、
図録500円(ここの図録はリーズナブルで嬉しい)と、
「杉浦非水のデザイン」3,080円を買いました。
裏表紙
非水のこんな図案、とても素敵!
年賀状のデザインいいな、真似したい!
三重県立美術館「杉浦非水 時代をひらくデザイン」
あらためて図録見たら、すごい出品数と充実ぶりに驚いた。
やっぱり、ブログに感想書いておかないと忘れちゃうんだなと反省。
ブログに感想を書こうとすると、少なくとも図録は
もっと丁寧に読んだはず(^^;
三重県立美術館の記念撮影スポット
《東洋随一の地下鉄道 上野浅草間開通》1927年 の
ホームの乗客の中に紛れ込むことができます。
欧州留学中に目にしたアール・デコの幾何学的デザインの
影響がわかります。手前の女性の洋装もモダン。
三重県立美術館、こんなディスプレイもありました。
ショップで図録と、非水デザインのスカーフエコバッグを購入。
これ、今でも私のバッグの持ち手につけて使ってます。
外すとエコバッグになるんですよ! オシャレで便利です!!
「杉浦非水 時代をひらくデザイン」展は、
島根県立石見美術館で2021年7月3日(土)~8月30日(月)
たばこと塩の博物館で2021年9月11日(土)~11月14日(日)
三重県立美術館で2021年11月23日(火・祝)~2022年1月30日(日)
福岡県立美術館で2022年4月15日(金)~6月12日(日)
と、巡回しました。
ヤマザキマザック美術館の展示は巡回ありません。
ヤマザキマザック美術館: https://www.mazak-art.com/
ジェイアール名古屋タカシマヤ「京都 細見美術館の名品」展 [美術]
なかなかブログが書けません。
2024年初展覧会のことを簡単に書いておこうと思います。
1月7日(日)に、
ジェイアール名古屋タカシマヤ10階特設会場でやっていた
「京都 細見美術館の名品
琳派、若冲、ときめきの日本美術」展へ行きました。
(チラシは手に入れられなかったので、ネットから
画像をダウンロードしました)
2023年12月23日(土)から始まったこの展覧会
旧ツイッターXで、混雑してるって流れてきて、
うーん、琳派も若冲も好きで見たいけど、混雑してるのはなー
お正月もやってる(1月1日だけ休み)から
パートの休みのうちに行くといいかな‥‥と思いつつ
あっという間に最終日になってしまいました。
細見美術館には1回だけ行ったことがあります。
細見美術館「中村芳中」展
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2014-07-02
わりとこじんまりしたカンジの、でも建物がユニークで、
吹き抜けになったカフェや、開放的なお茶室がありました。
あまり混んでいるようなら諦めようと思いつつ行くと、
チケットもすぐ買えるようだったので、窓口で
一般入場料の1,200円を出すと、
タカシマヤのポイントカードを申し込めば半額の600円になります
と言われ、タカシマヤで買い物をするようなことはあまりないと
思うけど(なにしろ高いし)、会費もいらないってことだったので、
その場でカードもらって、600円でチケットが買えました。ラッキー!
多彩な日本の美を国内外へ発信し続ける京都・細見美術館。その開館25周年を記念して、コレクションを象徴する珠玉の優品を集めた展覧会を開催いたします。
昭和の実業家 細見良(初代古香庵、1901~79)に始まる細見家三代が80年近くを費やして蒐集した名品の数々は、日本美術史を総覧する幅広い時代とジャンルにわたります。仏画や荘厳具にみる祈りの美、細見家好みの茶の湯の美術、華麗な蒔絵や七宝と風俗画、日本美の象徴・琳派、そして奇想の画家・伊藤若冲、の5章で、細見美術館ならではの美の世界をお愉しみください。
(チケットの裏の文)
展示会場はさすがに混んでいて、
(でも、私が会場を出た2時前頃には、入場の列ができていたので、
それ見たら私入ってなかったなー。私にしては早い時間
―チケットのレシートには12:46とあった―に来てよかった)
最初の「祈りのかたち」「数寄の心」あたりの渋い(私にとって)展示は、
すっ飛ばしまして(^^;>
「華やぎのとき」桃山時代の釘隠が素敵だった!
北斎の肉筆浮世絵も近くで見られて良かった。
「琳派への憧れ」
尾形光琳《柳図香包》柳の絵に折り目がついているのは、
お香の包み紙だったため。なんて贅沢なんでしょう!
酒井抱一《桜に小禽図》の優美なこと!
鈴木其一《水辺家鴨図屏風》家鴨がなんかカワイイ。
特に後ろ向きの家鴨のぽてっとした形がいい!
中村芳中のゆるさ、いいなぁ。
そして「若冲のちから」
さすが人気の若冲、著色画の《雪中雄鶏図》《糸瓜群虫図》は、
人がいっぱいで近くで見られなかったけど、すごさは伝わってきた。
若冲得意の鶏を描いた絵が貼りつけられた屏風も、さすが迫力だとは
思ったけど、やっぱり人の多さにちょっと疲れてしまい、
まあいいか、って出ようとした会場の最後のところに展示してあった
鶏の屏風、なんかゆるいカンジでいいなってキャプション見たら、
若冲の弟子だという若演の絵だとのこと。
へー、ちょっと単純化されたような鶏が
ほんわかするような雰囲気で、私とても気に入りました!
私の好きそうな絵が並んではいたんだけど、やっぱり
この人の多さは‥‥絵に集中できなかったというか。
なので、ブログに書くか迷ったんだけど。
展覧会のウェブサイト: https://www.mbs.jp/hosomi25-tokimeki/
大阪高島屋で2023年3月22日(水)~4月10日(月)
東京・日本橋高島屋で2023年4月26日(水)~5月15日(月)
と開催され、
ジェイアール名古屋タカシマヤで2023年12月23日(土)~2024年1月7日(日)
の後は、
静岡市美術館で2024年4月13日(土)~5月26日(日)
長野県立美術館で2024年10月5日(土)~11月17日(日)
と巡回するそうです。
細見美術館のチラシが置いてありました。
京都行ったらまた行きたいな。
細見美術館のウェブサイト: https://www.emuseum.or.jp/
2024年初展覧会のことを簡単に書いておこうと思います。
1月7日(日)に、
ジェイアール名古屋タカシマヤ10階特設会場でやっていた
「京都 細見美術館の名品
琳派、若冲、ときめきの日本美術」展へ行きました。
(チラシは手に入れられなかったので、ネットから
画像をダウンロードしました)
2023年12月23日(土)から始まったこの展覧会
旧ツイッターXで、混雑してるって流れてきて、
うーん、琳派も若冲も好きで見たいけど、混雑してるのはなー
お正月もやってる(1月1日だけ休み)から
パートの休みのうちに行くといいかな‥‥と思いつつ
あっという間に最終日になってしまいました。
細見美術館には1回だけ行ったことがあります。
細見美術館「中村芳中」展
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2014-07-02
わりとこじんまりしたカンジの、でも建物がユニークで、
吹き抜けになったカフェや、開放的なお茶室がありました。
あまり混んでいるようなら諦めようと思いつつ行くと、
チケットもすぐ買えるようだったので、窓口で
一般入場料の1,200円を出すと、
タカシマヤのポイントカードを申し込めば半額の600円になります
と言われ、タカシマヤで買い物をするようなことはあまりないと
思うけど(なにしろ高いし)、会費もいらないってことだったので、
その場でカードもらって、600円でチケットが買えました。ラッキー!
多彩な日本の美を国内外へ発信し続ける京都・細見美術館。その開館25周年を記念して、コレクションを象徴する珠玉の優品を集めた展覧会を開催いたします。
昭和の実業家 細見良(初代古香庵、1901~79)に始まる細見家三代が80年近くを費やして蒐集した名品の数々は、日本美術史を総覧する幅広い時代とジャンルにわたります。仏画や荘厳具にみる祈りの美、細見家好みの茶の湯の美術、華麗な蒔絵や七宝と風俗画、日本美の象徴・琳派、そして奇想の画家・伊藤若冲、の5章で、細見美術館ならではの美の世界をお愉しみください。
(チケットの裏の文)
展示会場はさすがに混んでいて、
(でも、私が会場を出た2時前頃には、入場の列ができていたので、
それ見たら私入ってなかったなー。私にしては早い時間
―チケットのレシートには12:46とあった―に来てよかった)
最初の「祈りのかたち」「数寄の心」あたりの渋い(私にとって)展示は、
すっ飛ばしまして(^^;>
「華やぎのとき」桃山時代の釘隠が素敵だった!
北斎の肉筆浮世絵も近くで見られて良かった。
「琳派への憧れ」
尾形光琳《柳図香包》柳の絵に折り目がついているのは、
お香の包み紙だったため。なんて贅沢なんでしょう!
酒井抱一《桜に小禽図》の優美なこと!
鈴木其一《水辺家鴨図屏風》家鴨がなんかカワイイ。
特に後ろ向きの家鴨のぽてっとした形がいい!
中村芳中のゆるさ、いいなぁ。
そして「若冲のちから」
さすが人気の若冲、著色画の《雪中雄鶏図》《糸瓜群虫図》は、
人がいっぱいで近くで見られなかったけど、すごさは伝わってきた。
若冲得意の鶏を描いた絵が貼りつけられた屏風も、さすが迫力だとは
思ったけど、やっぱり人の多さにちょっと疲れてしまい、
まあいいか、って出ようとした会場の最後のところに展示してあった
鶏の屏風、なんかゆるいカンジでいいなってキャプション見たら、
若冲の弟子だという若演の絵だとのこと。
へー、ちょっと単純化されたような鶏が
ほんわかするような雰囲気で、私とても気に入りました!
私の好きそうな絵が並んではいたんだけど、やっぱり
この人の多さは‥‥絵に集中できなかったというか。
なので、ブログに書くか迷ったんだけど。
展覧会のウェブサイト: https://www.mbs.jp/hosomi25-tokimeki/
大阪高島屋で2023年3月22日(水)~4月10日(月)
東京・日本橋高島屋で2023年4月26日(水)~5月15日(月)
と開催され、
ジェイアール名古屋タカシマヤで2023年12月23日(土)~2024年1月7日(日)
の後は、
静岡市美術館で2024年4月13日(土)~5月26日(日)
長野県立美術館で2024年10月5日(土)~11月17日(日)
と巡回するそうです。
細見美術館のチラシが置いてありました。
京都行ったらまた行きたいな。
細見美術館のウェブサイト: https://www.emuseum.or.jp/
2024年が明けました
明けましておめでとうございます と言う
気分ではないですね
元旦に能登半島で震度7の大地震!! 大津波警報、火災
一気にお正月気分が吹っ飛びました。
そして2日には、羽田空港で日航機と海上保安庁の航空機が
衝突炎上!!
なんてお正月になったんでしょう‥‥
被災された方に心よりお見舞い申し上げます。
変わり映えのしないお正月だなぁー なんて
しめ飾りやお節の写真撮りながら思ってたけど、
それは幸せなことなのかもしれませんね。
でも今年は去年8月に私の父が亡くなって、
年賀状を作っていないので、
このブログ恒例(?)の今年のトップ画像がありません。
(ダンナの会社の年賀状はお正月中に作り始めて
やっと3日夜に完成、近くのポストに投函してきました(^^;
トップ画像の代わり(?)に、岐阜県美術館のショップで購入した
陶器の龍の写真を
この可愛さと、花瓶になること、2,750円(税込)という
リーズナブルなお値段に、つい買っちゃいました。
小澤順一さんの作品
小澤順一さんのインスタ: https://www.instagram.com/junichikozawa/
ついでに2022年12月に岐阜県現代陶芸美術館のある
セラミックパークMINOのショップで買った十二支の箸置き
箱に描かれた絵もかわいい!
ショップの人に言われて気付いたけど、
十二支の最後の亥を描くスペースがなくなったそうで、
十一支しか描いてないんですよと(^▽^)
小栗正男さんの作品
セール(?)で5%引きになって、15,675円(税込)でした。
こちらもにぎやかに飾りました。
世間ではコロナも明けて初詣客も大幅増とのことですが、
今年の我が家は、義兄宅へも行かず、
一家三人とも家から外へ出ていないという、
コロナ禍のような元旦を過ごしました。
(私はダンナの会社の経理の仕事をまぁなんかダラダラと。
ダンナはずっとテレビ見てぐーたら。
息子が外出しないのはいつものこと(^^;
16時10分頃、家のあちこちがカタカタと揺れ出して
このあたりは震度3でしたが、
かなり長い間揺れていたのが不気味でした。
2日は、氏神様へ初詣
今年のおみくじは「小吉」
「柳も桜も散り厳しい冬に向かう様に運は下降しますが
あらゆる苦難を耐えしのんで人生に立ち向かいなさい」
うーーん。でもまあ、
旅行は「よい旅立ちになります」とのことで、
これは嬉しいかな。
もう一社、よく初詣に行く手力雄神社も行こうとしたら、
駐車場に入る車が長~~い列をつくっていたので諦めました。
3日は、私だけ実家へちょっと顔出し。
去年のお正月は母と日帰り温泉へ行きましたが、
この年末年始は、デイサービスに12月30日(土)に行った後、
1月4日(木)から始まるので、今年は行きませんでした。
母は認知がちょっと? ってカンジもしてきたんですが、
弟一家にとてもよくしてもらってて感謝です。
それからダンナと昨日諦めた手力雄神社へ再挑戦。
3日だからどうか? って思ったけど、やっぱり
駐車場へ入るまでも並んだし、参拝にも長い列が‥‥
ポスティングされてくる各務原の地域密着生活情報誌
「たんとん」の2024年1月号に掲載されてたことも
ちょっと影響ある?
織田信長が戦勝祈願をした神社ってことは知ってたけど、
主祭神の手力雄大神については今まで知りませんでした(^^;>
天照大神を天の岩戸から引き出した神だそう。
本殿の柱に巻き付く二頭の龍の彫刻は、
各務原市指定重要文化財に指定されています。
辰年とのことで、稲わらの龍が作られていました。
出店のたい焼きが楽しみだったのに、今年はなくて残念
温かいルイボスティー(ダンナはジンジャーティ)と
辰の形がかわいいクッキーやフィナンシェをいただきました。
手力雄神社: https://www.tezikarao.org/
まぁ、こんなカンジで新しい年が始まりました。
なんかブログ記事を書くのにすごく時間がかかるようになった
と感じるんですけど、できる時にぼちぼちとアップしていく
つもりでいますので、今年もよろしくお願いします。
ちなみに去年のお正月はこんなカンジでした
2023年あけましておめでとうございます
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2023-01-08
気分ではないですね
元旦に能登半島で震度7の大地震!! 大津波警報、火災
一気にお正月気分が吹っ飛びました。
そして2日には、羽田空港で日航機と海上保安庁の航空機が
衝突炎上!!
なんてお正月になったんでしょう‥‥
被災された方に心よりお見舞い申し上げます。
変わり映えのしないお正月だなぁー なんて
しめ飾りやお節の写真撮りながら思ってたけど、
それは幸せなことなのかもしれませんね。
でも今年は去年8月に私の父が亡くなって、
年賀状を作っていないので、
このブログ恒例(?)の今年のトップ画像がありません。
(ダンナの会社の年賀状はお正月中に作り始めて
やっと3日夜に完成、近くのポストに投函してきました(^^;
トップ画像の代わり(?)に、岐阜県美術館のショップで購入した
陶器の龍の写真を
この可愛さと、花瓶になること、2,750円(税込)という
リーズナブルなお値段に、つい買っちゃいました。
小澤順一さんの作品
小澤順一さんのインスタ: https://www.instagram.com/junichikozawa/
ついでに2022年12月に岐阜県現代陶芸美術館のある
セラミックパークMINOのショップで買った十二支の箸置き
箱に描かれた絵もかわいい!
ショップの人に言われて気付いたけど、
十二支の最後の亥を描くスペースがなくなったそうで、
十一支しか描いてないんですよと(^▽^)
小栗正男さんの作品
セール(?)で5%引きになって、15,675円(税込)でした。
こちらもにぎやかに飾りました。
世間ではコロナも明けて初詣客も大幅増とのことですが、
今年の我が家は、義兄宅へも行かず、
一家三人とも家から外へ出ていないという、
コロナ禍のような元旦を過ごしました。
(私はダンナの会社の経理の仕事をまぁなんかダラダラと。
ダンナはずっとテレビ見てぐーたら。
息子が外出しないのはいつものこと(^^;
16時10分頃、家のあちこちがカタカタと揺れ出して
このあたりは震度3でしたが、
かなり長い間揺れていたのが不気味でした。
2日は、氏神様へ初詣
今年のおみくじは「小吉」
「柳も桜も散り厳しい冬に向かう様に運は下降しますが
あらゆる苦難を耐えしのんで人生に立ち向かいなさい」
うーーん。でもまあ、
旅行は「よい旅立ちになります」とのことで、
これは嬉しいかな。
もう一社、よく初詣に行く手力雄神社も行こうとしたら、
駐車場に入る車が長~~い列をつくっていたので諦めました。
3日は、私だけ実家へちょっと顔出し。
去年のお正月は母と日帰り温泉へ行きましたが、
この年末年始は、デイサービスに12月30日(土)に行った後、
1月4日(木)から始まるので、今年は行きませんでした。
母は認知がちょっと? ってカンジもしてきたんですが、
弟一家にとてもよくしてもらってて感謝です。
それからダンナと昨日諦めた手力雄神社へ再挑戦。
3日だからどうか? って思ったけど、やっぱり
駐車場へ入るまでも並んだし、参拝にも長い列が‥‥
ポスティングされてくる各務原の地域密着生活情報誌
「たんとん」の2024年1月号に掲載されてたことも
ちょっと影響ある?
織田信長が戦勝祈願をした神社ってことは知ってたけど、
主祭神の手力雄大神については今まで知りませんでした(^^;>
天照大神を天の岩戸から引き出した神だそう。
本殿の柱に巻き付く二頭の龍の彫刻は、
各務原市指定重要文化財に指定されています。
辰年とのことで、稲わらの龍が作られていました。
出店のたい焼きが楽しみだったのに、今年はなくて残念
温かいルイボスティー(ダンナはジンジャーティ)と
辰の形がかわいいクッキーやフィナンシェをいただきました。
手力雄神社: https://www.tezikarao.org/
まぁ、こんなカンジで新しい年が始まりました。
なんかブログ記事を書くのにすごく時間がかかるようになった
と感じるんですけど、できる時にぼちぼちとアップしていく
つもりでいますので、今年もよろしくお願いします。
ちなみに去年のお正月はこんなカンジでした
2023年あけましておめでとうございます
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2023-01-08