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国際芸術祭「あいち2022」(3)一宮駅エリア(その1) [美術]

やっと8月28日(日)に行った、国際芸術祭「あいち2022」の
愛知芸術文化センターの記事が書けたんですが、

(1)愛知芸術文化センター10階
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-09-10
(2)愛知芸術文化センター8階
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-09-23

行った順番を無視して、一番最近に行った
一宮市の駅前エリアのことを書きます。

9月22日(木)、珍しくパートの平日休みに出かけました。
名鉄で名古屋へ行く時に通るのに、
一宮駅で降りるのは初めてかも。
名鉄一宮駅とJR尾張一宮駅はホームも並んで一つの駅のようになってます。

駅のコンコースにあった「承久の乱といちのみや」のパネル
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今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも描かれる承久の乱
一宮市で幕府軍の軍議が行われたとのこと。
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パネルの内容はこちらのpdfファイルで見ることができます。
https://www.city.ichinomiya.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/052/356/i-buil.pdf

承久の乱の決戦は愛知県と岐阜県の県境にある木曽川で、
最大の激戦地は各務原市前渡(大豆戸)とのことで、
前渡不動山の中腹には、国内で唯一「承久の乱」と名のつく
史跡・承久の乱合戦供養塔があるそう。

承久の乱合戦供養塔(岐阜の旅ガイド):
https://www.kankou-gifu.jp/spot/detail_7052.html

へー、地元なのに知らなかった。
そのうち大河ドラマの後のコーナーで紹介されるかな?

コンコースにあるアート作品は、尾州の織物や糸を使って、
子どもたちが作った138(いちのみやに掛けてます)匹の
いきものとのこと。
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尾州(びしゅう)とは
一宮市を中心に、北は各務原、西は羽島、東は江南、南は名古屋市北区までを含む、世界三大毛織物産地の一つ(他の2つは、イタリアのビエラ、イギリスのハダースフィールド)
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一宮市観光案内所にも「あいち2022」の案内が
たくさん貼られています。
「FMいちのみや」が生放送中みたい。
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尾張一宮駅ビル(i-ビル) 一宮市の図書館も入っているんですね!
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駅前の「いちい信用金庫」の建物の窓には、
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星のモチーフの白い織物(?)が掛けられていていいカンジ。
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歩道のベンチに置かれていた陶器の猫
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「いちのみや芸術商店街」という、
「あいち2022」に合わせて、名古屋芸術大学、
愛知県立木曽川高等学校、愛知県立一宮起工科高等学校など
地域の中高生と大学生が美術作品や音楽の演奏で一宮駅周辺の
商店街を彩るイベントとのこと。(会期:8/10~10/10)
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アーケードには、
名古屋芸術大学のテキスタイルデザインコースの学生たちの作品が
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商店のウィンドウ
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オリナス一宮
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旧名古屋銀行一宮支店とのこと。古い銀行の建物らしく、
ギリシャ風の円柱が立っています。
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ここに展示されているのが、
IC01 奈良美智
https://aichitriennale.jp/artists/nara-yoshitomo.html

レトロな銀行の重厚な内装も素敵
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入口横の小さな窓から作品の一部が見えてます
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パネルで仕切られた部屋は、落ち着いた緑色の壁に、
奈良美智! ってイメージの
《Miss Moonlight》2020 を中心に展示されています。
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まぶたを閉じて、祈りを捧げているような少女の絵
この空間、とても素敵!!
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他にも絵が飾られていました
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あ、この絵、有元利夫の《花降る日》ですね!
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(私が持ってる画集「有元利夫と女神たち」より)

奥へ進むと、わー!! この空間素敵!!!!
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水色の光に満たされた空間の中に置かれた
《Fountain of Life》2001/2022 
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祈るような子供たちの目から、静かに水が流れています。
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ダンボールに描かれた絵には「あいち2022」のテーマ
STILL ALIVE と
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オリナス一宮を出て、一宮市役所へと向かう途中の
公衆トイレの壁面にあるのが、
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IC02a バリー・マッギー
https://aichitriennale.jp/artists/barry-mcgee.html
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カラフルな壁画


一宮市役所の1階ロビーにあるのが、

IC03 眞田 岳彦
https://aichitriennale.jp/artists/sanada-takehiko.html
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あいちNAUプロジェクト《白維》2022

毛織物のまちを象徴するような羊毛でできた作品。
愛知県内6都市7美術館・博物館とともに行った
「あいちNAU(綯う)プロジェクト」で、300人近い参加者が
羊毛をより合わせたもので作られているとのこと。
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制作の様子が映像で紹介されていました。


一宮市役所前にあった彫刻 櫻井真理《青い空》
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「いちのみや芸術商店街」の作品
20 名古屋芸術大学 メタル&ジュエリーデザインコース
池ヶ谷幸奈さんの作品
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30 奥岡夢乃さんの作品
時計店のウインドウが毛糸でくるまれています。
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せっかくなので、真清田神社に参拝していこうと。
尾張国の一宮として篤い信仰を集めてきた神社。
一宮市の名称も、この真清田神社からきています。
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私は、子どもの頃に家族で初詣に来たことがあったような‥‥

ここにも「承久の乱といちのみや」のパネルがありました。
https://www.city.ichinomiya.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/052/356/miyamae.pdf
幕府軍がこの周辺に陣を敷き、軍議を行ったそう。

さすが一之宮、立派な鳥居です。境内も広い。
社殿は一宮空襲で焼失したため、戦後再建されたもの。
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昭和32年竣工の本殿・拝殿
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神馬
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神池にかかる開運橋
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神池の鯉
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東側の門から出ました。神社を取り囲むように
お店が並んでいます。今は閉店したお店が多いですが、
かつては賑わっていたんでしょうね。
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先に、旧一宮市スケート場へ
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氷を張るためのパイプがむき出しになった元スケート場の空間に
展示されていたのが

IC15 アンネ・イムホフ
https://aichitriennale.jp/artists/anne-imhof.html
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ブルーの光に満たされた薄暗い大空間に、
突き上げられるような音が響いています。

2つの大きなスクリーンに映像が映し出されています。
《道化師》2022
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剥製の犬を抱えて歩く男性の映像が印象的でした。
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鑑賞者は自然と会場を一回りするように歩くわけですけど、
会場の片隅の床にもモニタがありました。
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‥‥スミマセン、あいち2022一宮駅エリア、まだほんの少し
なんですけど、芸術祭以外のことも多く書いてしまったこともあり、
写真がいっぱいなので、とりあえずここまでアップします。
まだ一宮駅エリアの旧一宮市立中央看護専門学校のことも、
尾西エリアのこともあるんですけど‥‥続きます!



国際芸術祭「あいち2022」: https://aichitriennale.jp/


いちのみや芸術商店街チラシ
https://www.city.ichinomiya.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/051/963/geijutusyotengaichirashi.pdf

いちのみや芸術商店街マップ
https://www.city.ichinomiya.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/051/963/geijutumap.pdf

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国際芸術祭「あいち2022」(2)愛知芸術文化センター8階 [美術]

なかなか記事が書けないのですが、
8月28日(日)、国際芸術祭「あいち2022」に行った続きです。

愛知芸術文化センター10階のことは前記事
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-09-10

エスカレーターを降りた8階の壁には、
信長、秀吉、家康の三英傑が描かれています。
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愛知が生んだ戦国時代のヒーロー
大河ドラマやお祭りの行列などでもお馴染みですね。

ラーニング・プログラム
AC43 眞島 竜男
https://aichitriennale.jp/artists/majima-tastuo.html
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この襖は開けることもできました。
信長、秀吉、家康の誰が好きか、投票もありました。


ギャラリーJ室はラーニングルーム

赤い土着的で素朴な人形たちが迫力です!!
AC48 山本高之と猩々コレクティブ
https://aichitriennale.jp/artists/sho-jo-collective.html
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『猩々大発生』 ※「猩々(しょうじょう)」とは
愛知県の名古屋市緑区(鳴海、有松)や南区(笠寺)、東海市、大府市、豊明市などの地域で、主に秋に開催される祭礼において登場する大人形のことを指す。

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AC45 徳重 道朗
https://aichitriennale.jp/artists/tokushige-michiro.html
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『穴あきの風景』
愛知県で暮らすミャンマー人の好きな愛知の風景
そうそう、ここ素敵よね、って場所から、
へー、ここがいいの? とか、
(仏教国のせいか、聚楽園の大仏やお寺を挙げてた人も多い)
知らなかったーって場所まで。
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ミャンマーの料理や、愛知での暮らし、故国への想いなども


AC46 井上 唯
https://aichitriennale.jp/artists/inoue-yui.html
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『“ほの国”を知るためのプロジェクト』

※「ほの国」とは
日本列島のちょうど真ん中にあたる愛知県の東部にある東三河地域のこと。古代、この地に存在した“豊かな実り”を意味する「穂の国」に由来。奥三河の山々から豊川の流れを中心に豊橋平野から渥美半島までをさす。

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布に民話が刺繍(?)されていたり、

浜辺に流れ着いたものが展示されていたり
島崎藤村の詩「椰子の実」は、伊良湖岬に流れ着いた椰子の実を
歌ったんですね。
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AC44 Åbäke & LPPL
https://aichitriennale.jp/artists/abake-lppl.html
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『Fugu Gakko(河豚学校)』


AC47 AHA![Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ]
https://aichitriennale.jp/artists/aha.html

免許証返納者の運転歴を記録した地図などが展示されていました。

会場でワークショップ(?)も行われていたんですが、
どのプログラムだったのかは不明。


8階展示室入口に並んでいるこれらの鉢植え、
《美術館の入口》という作品なんだそう!
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AC02b マルセル・ブロータース
https://aichitriennale.jp/artists/marcel-broodthaers.html

これがアート??
水が流れる下で、サインペンで文字を書いている
(すぐ水で流れてしまう)映像作品もありました。

10階の展示の最初にあった地図もこの人の作品でしたね。


AC24 ケイト・クーパー
https://aichitriennale.jp/artists/kate-cooper.html
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《無題(ソマティック・エイリアシングに倣って)》2022
身体のX線画像のような断片が、ぼうっと浮き上がってくるような
映像作品


AC25a 笹本 晃
https://aichitriennale.jp/artists/sasamoto-aki.html
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《リスの手法:境界線の幅》2022
障子や扉、シャッターなど、舞台のセットのようなんですが、
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扉には多くの覗き穴が

パフォーマンスの舞台として使われるみたいですね。
その映像が後で展示されていました。


AC26 ディードリック・ブラッケンズ
https://aichitriennale.jp/artists/diedrick-brackens.html

素朴な絵が織り込まれたタペストリー


AC27 百瀬 文
https://aichitriennale.jp/artists/momose-aya.html
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《Jokanaan》2019
映像画面の左半分に男性が、右半分にCG画像の女性が写っていて、
オペラ『サロメ』の一節を歌い上げます。
「私を見て」「どうして私を見てくれないの」と、
狂信的で官能的な歌にゾクゾクします。
右の白いCGの女性がサロメで、左の男性がヨカナーンのように
見えるけど、よく見たら、男性はモーション・キャプチャーの
スーツを着ていて、男性の動きをデータ化して作られたのが
女性だとわかります。これ、面白いですね!
愛知県美術館に収蔵された作品なんですって?!
さすが愛知県美術館!
これからもコレクション展で見られるかな?


AC28 リリアナ・アングロ・コルテス
https://aichitriennale.jp/artists/liliana-angulo-cortes.html
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《パシフィック・タイム/民衆が諦めたりするものか!》
コロンビアの港町ブエナベントゥラでの市民ストライキの記録や、
会場に吊り下げられたたくさんの旗は、ブエナベントゥラで
掲げられた基本的人権と海洋環境保護の象徴とのこと。
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髪の編み込みについての展示もありました。
《Still Hair:アフリカ系住民のコミュニティでの髪型とケアの実践の伝統に関する共同プロジェクト》
この髪の編み込み、「植民地時代には奴隷から逃れるための暗号や地図として使われ」てたんですって?!
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AC29 モハンマド・サーミ
https://aichitriennale.jp/artists/mohammed-sami.html
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芸術祭には珍しい(?)平面作品。
なんか詩情というか、物語のようなものを感じて好きだなー
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サダム・フセイン政権下のイラク、バグダッドで生まれ、絵画を学んだサーミは、文化省に勤務していたこともあります。彼が育った時代のイラクは、イラン・イラク戦争、湾岸戦争、連合国暫定統治、新イラク共和国の成立など、紛争や暴力が絶えない場所でした。2007年には家族でスウェーデンに難民として移住。2015年には北アイルランドで美術を学び、2018年にはロンドン大学ゴールドスミス校で美術学修士号を取得しています。

困難な時代を生きたトラウマ、かすかな希望のようなものも
感じられるような。


そんな絵が展示された部屋の中にスクリーンが
古い工場の天井近くにゆらゆらと漂う白い糸。
AC30 潘逸舟(ハン・イシュ)
https://aichitriennale.jp/artists/han-ishu.html
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《埃から生まれた糸の盆踊り》2022
大正7年(1918)創業の帯心工場で撮影されたもの
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ゆらゆらと漂う白い糸、なんだか癒されるような


AC31 シュエ ウッ モン(チー チー ターとのコラボレーション)
https://aichitriennale.jp/artists/shwe-wutt-hmon.html
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薄い布が家の形のように張られています。
中へ入ると、壁や台の上に写真が展示されています。
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シュエウッモンは身近な人々を主な被写体とし、ケアやフェミニズムの観点から社会の一端を切り取ってきた写真家です。彼女の暮らすミャンマーは、新型コロナウイルスの感染拡大に加え、国軍によるクーデターにより、2020年以降に状況が一変しました。社会不安が高まり、彼女と彼女の家族も大きな影響を受けます。とりわけ、シュエウッモンの妹であり芸術家でもあるチーチーターは、統合失調症に陥りました。ここに展示されているのは、シュエウッモンと妹のチーチーターがこうした環境の中で、ともに作り上げた作品です。

プライベートな写真っぽいのが多いこともあって、
柔らかな布でできた家の中、ささやかで繊細な世界の印象。



ガラスから外光が入るスペースにモニタが置かれて、
写っていたのは、さっき見た舞台のセットのような展示。
人が動いたり、ドアを開けたり、障子を動かしたりしています。
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AC25b 笹本 晃
https://aichitriennale.jp/artists/sasamoto-aki.html


ここに設置された黒板には、誰でもチョークで描いていいみたい。
AC32a クラウディア・デル・リオ
https://aichitriennale.jp/artists/claudia-del-rio.html
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《生きる工夫》2022


AC33 小寺 良和
https://aichitriennale.jp/artists/kodera-yoshikazu.html
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「バクダン」2011-2022
アール・ブリュットの素朴な力強さ!


AC34 ミルク倉庫+ココナッツ
https://aichitriennale.jp/artists/mirukusouko-coconuts.html
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8階から12階を貫く屋外の吹き抜け空間に展示されていたのが
《魂の錬成》2022
愛知芸術文化センターの建物自体を呼吸器官と見立て、
体内の循環機能を、雨水が濾過されながら循環する
インスタレーションとして表したとのこと。
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作品の中を歩くことができました。
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ミルク倉庫+ココナッツは、2017年の
岐阜県美術館「清流の国ぎふ芸術祭」で大賞を受賞したり、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2017-05-18
2021年の岐阜県美術館「不在の観測」で展示されてました。
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2021-10-16
‥‥まぁ、私はイマイチ良さが理解できないんですけど(^^;
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10階から見た展示


AC35 荒川 修作+マドリン・ギンズ
https://aichitriennale.jp/artists/arakawa-shusaku-madeline-gins.html
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《問われているプロセス/天命反転の橋》1973-89
フランスのエピナール市、モーゼル川にかける橋のプロジェクト
全長140mの橋の1/10模型 実現には至っていないとのこと。
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橋っても、渡るには、まずこのこの黒い球のスキマを
くぐらないと通れないみたい。
特定の身体的な反応を誘発するような装置」なんだそう。

岐阜県に《養老天命反転地》1995 がありますね。
できた当初は、もちろん絶賛する人もあったけど、
転ぶ人続出で危ないとか、よくわからないとか言われたりして、
賛否が両極端に分かれるとこでした。
私が最後に行った2006年(もうそんなになるかー!)には、
かなり寂れた印象だったんですが、
ヒガンバナと養老天命反転地
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2006-09-27
近年、インスタ映えするとかで人気なんですって?


AC36 メアリー・ダパラニー
https://aichitriennale.jp/artists/mary-dhapalany.html
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オーストラリア先住民(アボリジナルの人々)の
伝統的な技法によって作られた《編み地のマット》2021 と、
《編み地の包み》2022 が展示されています。

日本の蓑とかにも似てるけど、儀式用?


AC37 バイロン・キム
https://aichitriennale.jp/artists/byron-kim.html
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《サンデー・ペインティング》2020-2021
ブルーの絵が並んでいて、なんか癒されるというか、
爽やかな空間って感じました。
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これらの絵、毎週日曜日の空を描き、
その日の気持ちを記したテキストを書き込んでいるとのこと。
絵の印象とは違って、結構深刻な出来事も書かれています。


AC32b クラウディア・デル・リオ
https://aichitriennale.jp/artists/claudia-del-rio.html
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通路に展示された長ーい絵。
なんかカワイイキャラクターのようなものが描かれていて、
見てて楽しくなってきます。
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え?! クラウディア・デル・リオって、さっきの
黒板に参加者がチョークで絵を描いていいって作品の人?


AC38 アブドゥライ・コナテ
https://aichitriennale.jp/artists/abdoulaye-konate.html
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1953年ディレ圏(マリ)生まれ
母国マリとキューバで絵画を学び、
今もバマコ(マリ)拠点に活動しているアーティスト
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色鮮やかな短冊状の布を重ねて作られた作品は、
コートジボワール北部とマリ南東部の先住民族セヌフォ族のミュージシャンの衣装に着想を得て」作られているとのこと。


AC39 岸本 清子
https://aichitriennale.jp/artists/kishimoto-sayako.html
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鑑賞にだいぶ疲れてきたこともあって、あんまり印象ないんですけど
(スミマセン、この画像が岸本清子の作品なのかも自信ない)
後で、岸本清子って、愛知県美術館「地球・爆」展
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-11-20
コレクション展で小企画やってたなって気が付きました。
いろんなタイプの絵や映像があったくらいしか
覚えてないんですが(^^;


AC10b 三輪 美津子
https://aichitriennale.jp/artists/miwa-mitsuko.html

上部だけが青一色で塗られたパネルが
並んでいたなーくらいしか思い出せない(^^;>
10階にも展示されていた人なんだ‥‥


AC40 ヤコバス・カポーン
https://aichitriennale.jp/artists/jacobus-capone.html
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《未来への警告第2幕(誠意と共生)》2019
2019年にカポーンが滋賀を訪れた際、信楽の人工林で行った6週間にわたるパフォーマンスを撮影した映像


AC41 ローリー・アンダーソン & 黄心健(ホアン・シンチェン)
https://aichitriennale.jp/artists/laurie-anderson.html

《トゥー・ザ・ムーン》2019
VRで低重力の月面を歩いたり飛んだりする体験ができるそう(予約制)


AC42 渡辺 篤(アイムヒア プロジェクト
https://aichitriennale.jp/artists/watanabe-atsushi.html
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《YourMoon》2021
「この作品を構成する月の写真は、2020年4月に発令された緊急事態宣言の直後「孤立感を感じていること」という条件で集まった匿名の人々が、渡辺から送付されたスマホ用の小型望遠鏡を使って撮影したもの」
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「同じ月を見ている」月の満ち欠けが映し出されます。


ロビーに置かれたモニタには、
AC06b 和合 亮一
https://aichitriennale.jp/artists/wago-ryoichi.html
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10階で東日本大震災後にツイッターに投稿した一連の詩などを
展示されてた和合 亮一
一般鑑賞者が《#愛の礫》とつけてツイートしたものが
表示されねるようになっているそう。


こちらのモニタは、
AC23 ディムート・シュトレーベ
https://aichitriennale.jp/artists/diemut-strebe.html
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《エル・トゥルコ》2022
アニメーションの人物2人が対話します。
右側は人間が操作していて、
左側はAIキャラクターなんだそう。


‥‥ブログ書くのにずいぶん時間かかってしまいました。
このあたり鑑賞にちょっと疲れてきてたこともあって、
あまりしっかり見てないので、
ウェブサイトのアーティスト情報を見て、
へーこんな意図で作られた作品だったのかー、とか、
大体、作者名もほとんど記憶にないので、
写真見ながら、再度鑑賞していったってカンジです。

今回の国際芸術祭「あいち2022」
欧米だけでなく、アジアやアフリカなど、世界のいろいろな
場所からアーティストが選ばれているなって印象。

全部の作品について書かなくても(実際書けてないしー)
印象に残った作品だけで、もっと簡単に記事にしたらとも
思うけど、作品の取捨選択にまた悩みそうだし、
やり始めてしまったので、ダラダラと書いてしまいました。

もし読んでくださった方がいらっしゃいましたら、
どうもお疲れ様でした。ありがとうございます

さて、常滑(見れていない作品もあるけど)と
一宮は行ってきたので、またこんなカンジで
記事にしたいとは思いますが、いつになるかー(^^;;

でも、こういう芸術祭、旅行気分で、
その場所ならではの作品(私は古民家での展示が好き!)が
見られるのがいいので、常滑や一宮の展示良かった!
(まぁ、ここ愛知芸術文化センターでの展示は、
私にはちょっと難しすぎたってカンジ)

国際芸術祭「あいち2022」
https://aichitriennale.jp/

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国際芸術祭「あいち2022」(1)愛知芸術文化センター10階 [美術]

8月28日(日)、やっと国際芸術祭「あいち2022」に
行くことができました。
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2010年から3年毎に開催されてきた「あいちトリエンナーレ」
3年前、第4回となる「あいちトリエンナーレ2019」が
大モメにモメて、名称等が変わったんですねー。

芸術監督は毎回変わってるんですが、今回は
森美術館館長、国際美術館会議(CIMAM)会長 の
片岡真実氏

テーマは
「STILL ALIVE
 今、を生き抜くアートのちから」

このテーマは「愛知県出身で世界的に評価されるコンセプチュアル・アーティスト河原温が、1970年代以降電報で自身の生存を発信し続けた《I Am Still Alive》シリーズに着想を得ています。
(公式Web 企画概要 コンセプトより)
https://aichitriennale.jp/about/concept.html

7月30日(土)から始まって、ツイッター等で情報が流れてきてたんですが、
暑さとパートの忙しさからの疲れで、なかなか出かける気力がなく‥‥

そろそろ行かないと全部見られない‥‥
まずはやっぱり愛知芸術文化センターからと。
(今回は名古屋市美術館は会場ではないんですね。)


オアシス21から地下連絡通路を通って入った地下2階にあるのが、
AC01 小野澤 峻
https://aichitriennale.jp/artists/onozawa-shun.html
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これ、ツイッターでも映像が流れてきてたんですが、


いつまでも見ていられますね! きれいな動き!!
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でも、見事に制御されていると見てたら、
カチッと玉がぶつかる音が!
その時はまた元通りのきれいな動きに戻ったんですが、
しばらくしてまたカチッ、カチッという音が。
動きが止まると、糸が絡まってよじれているみたい。
スタッフが直そうとして苦労してました。
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また動き出すまで待ちたがったけど、
時間も気になって(朝の遅い私のことなので、この時13:30)
エレベーターで10階へ。


愛知県美術館友の会から送ってもらったフリーパスを提示して
会場へ入ると、
AC02a マルセル・ブロータース
https://aichitriennale.jp/artists/marcel-broodthaers.html
《政治的ユートピアの地図と小さな絵画1または0》1973
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マルセル・ブロータース 確か
「ミニマル/コンセプチュアル」展で展示されてた作家だけど、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2022-02-11
どんな作品だったのか忘れた(^^;

こういった芸術祭に、もう亡くなった作家の作品が出るのって、
私はちょっと意外な気がしたんだけど‥‥


続いて
AC03 河原 温
https://aichitriennale.jp/artists/on-kawara.html
今回の「あいち2022」のテーマとなった
「STILL ALIVE」は、河原温の電報を用いたシリーズ
《I Am Still Alive》からきてるんですよね。



うーーん、なんか「ミニマル/コンセプチュアル」展
続きを見ているみたいだー。
(「ミニマル―」展の百万年は、名古屋市美術館の所蔵品だったけど)
豊田市美術館が所蔵する《One Million Years(百万年)》も
展示されて、読み上げる声も流れてました。
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百万年を読み上げるスピーカーの影が面白くて写真撮りました。


AC04a 奥村 雄樹
https://aichitriennale.jp/artists/okumura-yuki.html
《彼方の男》2019
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河原温を知る人物へのインタビューかと思うと、
しかし、どの話者も河原の名を口にしません。実は奥村は、河原のみならず、彼と同時期に活躍した別のアーティスト、スタンリー・ブラウンに関しても9名全員に聞き取っており、その際、両者の名前を決して発話しないというルールを各自に課していたのです。


AC05 ローマン・オンダック
https://aichitriennale.jp/artists/roman-ondak.html
《イベント・ホライズン》2016
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本のオークの木の幹を100枚に切断し、その年輪に応じた1917年から2016年までの歴史的な出来事を刻印した作品です。展示期間中、床面に設置されていた 各ピースは毎日1枚ずつ、壁に打ち付けられた金具に掛けられていきま す。会期最終日の10月10日には、すべての木製ディスクが壁面に移動します。
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1917年のロシア革命から始まり、第二次世界大戦終結など、
歴史的な出来事が書かれています。
この日、人類月着陸まで壁に掛けられていました。
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AC04b 奥村 雄樹
https://aichitriennale.jp/artists/okumura-yuki.html
部屋の中に縄が置かれていたり、パネルが立てられていたりします。

1969年にシアトルで開催されたコンセプチュアル・アートの展覧会では、
作家が指示書(インストラクション)を送り、企画者のルーシー・リバードをはじめとする現地スタッフが指示されて手順に従って作品の制作を行ったとのこと。

「ミニマル/コンセプチュアル」展で、コンセプチュアル・アートでは
コンセプトが大切で、実際に作品を作ったのは誰かは重要ではない
って知りましたが

この部屋の中にあるモノは、奥村雄樹がその展覧会の指示内容を
辿って、再制作したものとのこと。

うーーん、なんだか難しいというか‥‥
今までのあいちトリエンナーレとちょっと違う雰囲気。
解説が詳しいのはありがたいけど(そうでないと私には意味不明)
読むのに疲れてきたというか‥‥


AC06a 和合 亮一
https://aichitriennale.jp/artists/wago-ryoichi.html
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2011年の東日本大震災の直後、福島を拠点にする詩人の和合亮一は、ツイッターに一連の詩を投稿し始めました。「放射能が降っています。静かな夜です」「本日で被災六日目になります。物の見方や考え方が変わりました」「どんな理由があって命は生まれ、死にに行くのか。何の権利があって、誕生と死滅はあるのか。破壊と再生はもたらされるのか」(中略)
本展では、福島震災時に被災地の前線から現状報告のような形で発表した『詩の礫』、コロナ禍による2020年4月の緊急事態宣言から同年8月まで書き続けた『詩の礫』を再構成した「Ladder」、ロシアによるウクライナ侵攻以降、ハルキウのシェルターに避難しながら言葉を綴り、映像を記録してきたアーティストのオリア・フェドロバと和合の往復書簡をまとめた「Shelter」という、三つの異なる時間と場所からツイッターへと生みだされた言葉を展示しています。

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あの時の福島を思い出して、胸が締め付けられるようです。
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AC07 ロバート・ブリア
https://aichitriennale.jp/artists/robert-breer.html
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展示室に佇む大小4つの彫刻は、よくよく観察しなければ認知できない程ゆっくりとした速さで移動しています。

とのことですが、3つしか見当たらないけど?
大きなドーム状のものは、なんだかカワイイ♡


AC08 ミシェック・マサンヴ
https://aichitriennale.jp/artists/misheck-masamvu.html
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何層にも塗り重ねられたようなこれらの抽象画と、
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このバスに文字が書かれたような作品も、この人の作品なんだ‥‥
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AC09 塩見 允枝子
https://aichitriennale.jp/artists/shiomi-mieko.html

AC10a 三輪 美津子
https://aichitriennale.jp/artists/miwa-mitsuko.html

‥‥ごめんなさい。なんかどちらの作品もよく覚えてない(^^;


AC11a AC11b AC11c リタ・ポンセ・デ・レオン
https://aichitriennale.jp/artists/rita-ponce-de-Leon.html
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シーソーのようになった筒を動かすと、中に閉じ込められた
砂(だけでなく鈴のようなものも入ってる?)などが移動して、
音を奏でます。

アフリカが起源とされ、チリやペルーなど中南米で雨乞いの儀式に用いられるレインスティックと呼ばれる擬音楽器を基にした《人生よ、ここに来たれ》
という作品。こういう参加できる作品って好きだなー
単純に楽しい(^^)

なんか詩的な音がする。壁の作品は、
オアハカの職人による手漉きの紙にしたためられた、詩人のヤスキン・メルチーによる詩の作品《雨の声》
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筒に書かれた言葉も意味ありげ?
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マリンバのような音が聞こえる次のコーナーでは、
マリンバの音板に言葉が刻まれ、自由に入れ替え、
詩を作ったり、音を奏でることができます。
《魂は夢を見ている》という作品
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詩人のヤスキン・メルチーと日本の詩人・新納新之助の二人が
選定した言葉が刻まれているのだそう。

次の部屋に並んだドローイング
なんか詩的な雰囲気があって好きだなー
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AC12 パブロ・ダヴィラ
https://aichitriennale.jp/artists/pablo-davila.html
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《転移の調和》2022
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ランダムに生成された膨大な数値群が、白、黒、および二種類のグレーによるパターンに変換されて2.2×7.2mのLEDスクリーン上で動き続けています。
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裏側 いくつものモニタ?が組み合わさっているみたいなんですけど。
時間の概念や認識について掘り下げているという作家なんだそう。

《フェーズ・ペインティング(忘却の自然な流れ)》2022
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レーザーでキャンバスを焦がして穴を空けることでミニマルなイメージが描かれています。
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作者の意図はよくわからないけど、私このズレていくような、
動きが感じられるような画面、好きだなー。

ちょっとレトロなオープンリールデッキから、
なんだか心地よい癒されるような音が流れていました。
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アナログのテープを2秒ほどに切ってつなぎ合わせた
《フレンドリー・リマインダー》2022 と言う作品。


AC14 アンドレ・コマツ
https://aichitriennale.jp/artists/andre-komatsu.html

部屋の真ん中に、ビニールシートで区切られた空間
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作品の中へ入ると、
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メガホンが吊り下げられていたり、
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ハンマーが置かれていたり、
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新聞紙でできた柱があったりします。
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アンドレ・コマツは日系三世のブラジル人。彼が育った時代のブラジルは、20年以上続いた軍事政権から民主政権への移行期にあたります。80年代末には禁止されていたストライキが認められ、労働者の権利にも大きな変化がありました。(中略)コマツの作品はこうした政治や社会的動向に深くコミットしています(後略)


AC13 ファニー・サニン
https://aichitriennale.jp/artists/fanny-sanin.html
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こういう芸術祭ではこういう平面作品、珍しいのでは?
ちょっと古いというか、懐かしい雰囲気もある。

1938年ボゴタ(コロンビア)生まれのアーティストなんですね。
1960年代後半、フランク・エルズワース・ケリーなどによる、「ミニマリズム」や「ハード・エッジ」と呼ばれたシンプルで平面的な形態をシャープな線によって区切った大きな絵画の展覧会を見て影響を受け、それ以降一貫して、平面的な色面と直線によるシンメトリーな抽象絵画の制作を続ける画家とのこと。

でも私これらの作品なんか好きだな‥‥


AC15 カズ・オオシロ
https://aichitriennale.jp/artists/kaz-oshiro.html
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会場に H鋼や、アンプやキャビネットなどが置かれていますが、
これらは全てキャンバスに描かれたものなんです!
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へー、ちょっと触ってみたくなっちゃう(絶対ダメですが)
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「なぜ絵画だとわかると作品として見ることができるのか?」という疑問を突きつけられます。オオシロは絵画の範疇だけでなく、作品を成立させる既存の条件にも疑念を投げかけているのです。
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通路のような前室には、
AC17 ジミー・ロベール
https://aichitriennale.jp/artists/jimmy-robert.html
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台の上にポスター?が筒状になって立っていたり、

ゆるやかにたわんで置かれていたりします。
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出窓のところの台には、いくつかの写真が。
写真に写っているのは、作者であるジミー・ロベール本人
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ジミー・ロベールは主に、写真と彫刻、そしてパフォーマンスを織り交ぜるような作品を手がけています。実際、台座の上に置かれた写真や、ステージのような低い台に筒状になって立っている写真は、人の彫像のようにも、あるいは舞台上のパフォーマーのようにも見えます。


展示室6は、
AC16 カデール・アティア
https://aichitriennale.jp/artists/kader-attia.html

《記憶を映して》2016
幻肢痛をめぐる映像作品とのことなんですが‥‥
映像だったこともあり、なんかあまり覚えてない(^^;>


展示室7
AC18 ホダー・アフシャール
https://aichitriennale.jp/artists/hoda-afshar.html

南太平洋に浮かぶパプア・ニューギニアのマヌス島。《リメイン》(2018)に映し出されるのは、この島の美しい自然の姿です。しかし、その自然を背景に登場する男性たちからは、悲しみや絶望、将来への不安、死の恐怖などが語られます。彼らは難民としてオーストラリアにやってきたものの、入国を拒否されてマヌス島に抑留された人々です。

島には、2013年以降、約1500人の男性が収容されたとのことで、
そんな問題があったのね‥‥と。


展示室8
AC19 足立 智美
https://aichitriennale.jp/artists/adachi-tomomi.html
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天井からモビールのように吊るされているのは、
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3Dプラントされた文字。
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平面作品は、よく見ると「Silence」という言葉でできています。
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キューブ型のスクリーン内に文字が写されたりします。
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ロビーに出ると、
AC21 大泉 和文
https://aichitriennale.jp/artists/oizumi-kazufumi.html
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《可動橋/BH 5.0》
一時間あたり6回、橋桁が降りてきます。偶然その機会に居合わせ、高さに躊躇せず足を踏み出そうと心を決めた人だけが、橋を渡ることができます。

もちろん、私は渡りましたよ!
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橋が透明なプラスチック(?)なので、高さが怖いというより、
自分の体重で壊すのではないか?なんて怖さの方があったりして(^^)
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橋が上がり始めました。
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ロビーの壁に展示された大きな絵は、
AC21 横野 明日香
https://aichitriennale.jp/artists/yokono-asuka.html
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画家、横野明日香が長らくアトリエを構えていた愛知県瀬戸市の街並みを描いた絵画です。
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瀬戸は陶磁器産業で古くから知られ、陶磁器用の粘土を掘り出す採掘場が町の中心部に広がっています。


ロビー横のプラスキューブでは、ラーニング・プログラム
AC22 うら あやか+小山 友也
https://aichitriennale.jp/artists/ura-ayaka-koyama-yuya.html
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「勝手にRADIO」だそう
参加者が企画したワークショップや配信などのイベントを実施
とのこと。

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スミマセン、なんかダラダラと長く書いてしまいました。
こんな調子では、いつ終わるのかわからないんですが、
とりあえず今回はここまで。

開幕を報じる中日新聞2022年7月30日(土)夕刊の記事
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中日新聞7月31日(日)の記事
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国際芸術祭「あいち2022」 https://aichitriennale.jp/
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