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あいちトリエンナーレ2019(番外) サエボーグ [美術]

今頃あいちトリエンナーレのことを? ですが‥‥
4月9日(木)に豊田市美術館へ行って、
「久門剛史 らせんの練習」展 や、
コレクション展「光について/光をともして」などを見て、

ショップへ寄ったら、
「あいちトリエンナーレ2019」公式カタログが置いてあって、
買ってしまったんですね。税込3,520円 それ見てたら、
AichiTriennale2019-(1).jpg
あいちトリエンナーレ2019 は、全部見てブログ記事にもした って
思ってたけど、パフォーミングアーツや音楽・映像プログラムは
見てないなぁ‥‥まぁ、私あんまりそういうの好きじゃないっていうか‥‥
いえ、若い頃は結構見たりしてたけど、今はほとんど行かなくなってしまった。

なんでかって考えたんですが、もちろん経済的なこともありますが、
展覧会とか本とかマンガって、
自分のペースで見たり読んだりできるじゃないですか。でも
演劇とか映画って、作った人のペースなんですよね。だから、
展開が早すぎて理解できなかったり、
過剰な内面描写をウザイって感じてしまったり‥‥
まぁ、私わがままで、人と合わせることが苦手だからかなーと。

閑話休題
そんな私でも、あいちトリエンナーレ2019のパフォーミングアーツ
「サエボーグ」見ました。すっごく面白かった!!!

公式カタログのページ
AichiTriennale2019-(2).jpg

追加料金も必要なパフォーミングアーツなので興味なかったんですが、
ツイッターで楽しそうな画像が流れてきて、何これ?!! 面白そう!! って。

どうやら当日でもチケット買えるらしい、ってことで
公演最終日の9月8日(日)に行きました。

愛知芸術文化センター 地下2階の大リハーサル室
入口前で当日2,000円でチケットを購入。(前売1,500円)
当日なら出入り自由

ってことで部屋へ入ると、絵本に出てくるような、
おもちゃの家のようなカラフルで楽し気なセットがどーんとあって、
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観客席は特になく、置いてあるソファや床に適当に座ったり立ってたり、
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ラテックスでできた、キモかわいい巨大豚に寄りかかってる人もいて、
なんとも自由な雰囲気。
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巨大なラテックス製の犬もいます。
この犬は、ラテックス製のウンチをしたり、病気なのか口から吐いたりします。2019-9-8-(4).jpg

豚や羊、鶏など家畜のラテックス製のボディスーツを着た
俳優が登場して、観客の中を巡ります。
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子どもたちも大喜び。
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観客と踊ったりします。
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そこへ、ラテックス製ボディスーツの農場の女の子が登場。
鶏から卵をとり、
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牛から乳を搾り、羊から毛を刈り、豚からは肉をとります。
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最後は女の子も洋服を脱いですっぽんぽん(もちろんラテックス製の)
になって、肉をとられて骨や内臓が見えている豚たちと踊りまくるという!
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すっぽんぽんの女の子、最後に緑のトラクターで退場です。
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屠殺されるために飼育される家畜の世界。
メルヘンのような明るく楽し気な造形だけに、
生きることの残酷さが笑顔のうちに見えてくるというか。
現代の都会で暮らしていると、こういう、
命を食べてるってことに気が付かなかったりしますよね。

‥‥笑ってた子どもたちはどう思ったかな?
(ちょっとトラウマ?になったりして)

すっごく面白かったけど、パフォーマンスが終わった後、床を見たら、
あちこちに水たまり。これって演者の汗? お疲れ様ですー。


「あいちトリエンナーレ2019」公式カタログ
大判の豪華本で、それぞれの写真がとてもいい!
AichiTriennale2019-(3).jpg
私のお気に入りの津田道子の作品ページ

いろいろあったけど、あいちトリエンナーレ2019、良かったなぁ。

公式カタログの裏見返しの、閉幕時の写真見るとジーンとします。
AichiTriennale2019-(4).jpg

私のブログ「あいちトリエンナーレ2019」記事:
その1「表現の不自由展・その後」の中止: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-08-28
(2) 愛知芸術文化センター10階: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-09-08
(3) 愛知芸術文化センター8階: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-09-14
(4) 四間道・円頓寺: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-09-23
(5) 名古屋市美術館: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-09-30
(6) 豊田市美術館・旧豊田東高校プール: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-10-17
(7) 豊田市駅周辺・喜楽亭: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-10-21

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