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近江八幡同窓会旅行(1) 水郷めぐり・長命寺 [旅行]

10月5日(土)、6日(日)に大学の同級生たちと近江八幡へ行ってきました。

一昨年は京都、昨年は奈良へ、今年5月には横浜で会った同級生たちと、
今年はどこへ行こう? ってLINEで話題になった時、

私が読んでた無料の情報誌「月刊ぷらざ岐阜」2019年6月号に、
https://www.plaza-gifu.com/
近江八幡の記事が載ってて、あ、ここ良さそう! って
plazagifu2019-6.jpg

ネット上の本棚「StandRack」にて、バックナンバーを閲覧できます。
https://standrack.backshelf.jp/bookview/?filseq=1537

いつものように大阪の友人がネットでいろいろ調べて、
旅の計画を立ててくれました。

10月5日(土)、私はJR岐阜9:22発の東海道線で米原へ。
新横浜から新幹線で来た横浜の友人と合流して、
米原10:20発の琵琶湖線 姫路行き で近江八幡10:39着
大阪からの友人はもう到着していました。

4人いるのでタクシーで宿の MACHIYA INN へ。
1,020円で着いたので、バス(220円)とほとんど変わりません。
運転手さんが話好きの方で面白かった。
(今回の近江八幡旅行、お店や宿泊先の方が皆とても親切でした)

今晩の宿泊先「MACHIYA INN」で荷物を預け、
友人が予約してくれていたレンタサイクルを借ります。

MACHIYA INN
https://www.omi-machiyainn.com/

まずは夕食用の惣菜をすぐ近くの
まるたけ 近江 西川」へ買い出しに。
https://oumi-marutake.jp/
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夕食、レストランで食べると高いので、
近江牛を使ったコロッケなどが有名なここの
お惣菜を買って食べようと。(オバサンはシビアなんです!)
近江牛のハンバーグや、ビーフオムレツ、カツサンド、
ポテトサラダやマカロニサラダなどもあったので購入。
夕方まで預かってもらうことにして、

昼食は、まずは近江八幡の郷土料理を食べたいってことで、
郷土料理 喜兵衛
https://www.oumi-kihee.com/

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近江八幡の観光の中心ともいえる「八幡堀」のすぐ前にある
江戸末期の商家でいただく近江八幡の郷土料理屋

喜兵衛弁当1,800円(税別)
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地元のおばちゃんたちが心を込めて料理をつくって」って
ことですが、盛り付けも上品です。
近江牛?の冷しゃぶ、赤こんにゃく、丁字麩のからしあえ
など、近江の食材が使われています。

一番手前の部屋へ案内していただきました。この部屋は
お店の前の八幡堀でよく時代劇やドラマの撮影があるんですが、
その時は女優さんたちの控室になる部屋なんだそう。
(帰りに撮影した写真)
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趣のあるディスプレイが
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土蔵を利用した客席
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色紙もたくさん飾ってありました。
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お店のすぐ前が八幡堀という絶好のロケーション
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お店の方にシャッターを押してもらいました。
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写真撮るの忘れましたが、喜兵衛の前に麩の吉井へ寄りました。
麩の試食販売やっていたので、丁字麩の最中などお土産に購入
麩の吉井
http://yoshiinofu.b.la9.jp/

「お堀めぐり」もやっていたお店
瓦のオブジェ(?)も面白い。
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ここからお堀めぐりの舟が出るようですね。
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買ったお土産を宿に置いて、自転車で水郷めぐりに向かいます。

ヴォーリズ学園
(翌日に学園内の「ハイド記念館・教育会館」を見学しました)
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近江八幡の水郷めぐり、4社がやっていて、
それぞれ航路が違い、手こぎ船とエンジン船があるとのこと。
(八幡堀めぐりは2社がある)

近江八幡観光物産協会「水郷めぐり」
https://www.omi8.com/waterway_cruise/

友人が選んだのが「水郷のさと まるやま
http://www.za.ztv.ne.jp/tekogi.maruyama/
やっぱり手こぎ船がいいよねと。

4人なら貸切船がお勧めってことで
乗合船(定期船)が1人2,200円、貸切船は8,800円
(税込 10月から消費税10%になったので)
私たちは友人が手に入れたチラシに付いていた割引券で、
4人で8,400円で乗れました(^^)v
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船着き場からヨシの茂る水路を船頭さんの手こぎで
ゆったりと進みます。
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風が気持ちいいし、船がゆらゆらと揺れて、眠くなっちゃうほど。

このあたりのヨシは、ヨシズやすだれの材料として、この地域の
盛んな産業だったけど、今は安い輸入モノに押されてしまって
少なくはなったけど、高級品として作っているところも残っているとか。
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水辺の木(ヤナギだそう。風情がありますね)に鴨がいました。
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ペットボトルが浮いているのは、ゴミではなく、
鰻の仕掛けの目印だとか。
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釣をしている船も見かけました。

小さな水鳥もいたので、鴨の子どもかと思ったら、
「カイツブリ」という滋賀県の県鳥にもなっている鳥で、
これで成鳥だそう。水に潜るのも得意のよう。

橋の下をくぐります。
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小さな祠がありました「よしの大龍神」と旗が立っています。
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正面に見えるのが安土城があった安土山だと。
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このあたり、時代劇やドラマのロケ地としてよく使われるんだそう。
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古い木造橋‥‥に見えるように作ってあるんだそう。
(ちゃんとコンクリートでできています)
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船着き場が見えてきました。約一時間の水郷巡り。
ゆったり、のんびりと癒されました。船頭さんありがとうございました。
(でも船頭さんが一番苦労するのが船を着けるここからみたいですが)
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船着き場の隣にあったコスモス畑
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咲き始めていました。
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再び自転車で走ること約30分 長命寺(の石段下)に着きます。
バス停もあります。結構バス見ました(1時間に2~3本)が、
やっぱり自転車の機動性にはかなわない。
(翌日‥か2、3日後?‥の筋肉痛がちょっと心配でしたが)
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琵琶湖の長命寺港
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(以下、帰りに撮った写真と混在しています)
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湖畔にある日帰り温泉「長命ずいかくの湯」
http://www.chomei-zuikaku.com/
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門前そば処 長命庵
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自転車置き場に杖がおいてあったので、有難く使わせてもらいました。
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ここから808段の石段を上った先に本堂があるとのこと。
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この旅行計画を聞いた時から、私は大丈夫か?って心配してましたが

石段っても、ホントに808段?
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きちんとした(?)階段ってカンジじゃなく、もはや山登りに近い

途中に不思議な形の鳥居(?)みたいなものがありました。
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やはり皆から遅れる遅れる‥‥日頃の運動不足がww
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それでもなんとか‥‥上ること約30分
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石垣の上に門が見えてきました。
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このすぐ下に駐車場があって、ここまで車で
来ることができます。それだと約100段くらいの階段で行けるそう。

駐車場から入る場所にあった長命寺の寺標
亀の甲羅の上に乗っています。
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姨綺耶山(いきやさん)長命寺
西国三十一番の札所として賑わっています。

でもまだ本堂まで階段がww 今までの階段と比べたら
ずいぶんなだらかで楽ではありますが。
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本堂と三重塔
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手前より三仏堂、護法権現社拝殿、
一段高いところにあるのが鐘楼
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琵琶湖がキラキラと輝いています。
(ここからの眺望もいいですが、奥にもっといい場所があります)
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山の斜面にある大きな岩
修多羅岩(すたらいわ)
 修多羅とは、仏教用語で天地開闢(かいびゃく)、天下泰平、子孫繁栄を言う。
 封じて当山開闢長寿大臣、武内宿禰大将軍の御神体とする。
」とのこと
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如法行堂(左)と鐘楼(右)
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商売繁盛の仏神
拕柷尼天尊(稲荷大明神)
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太郎坊権現社
ここにも大きな岩が。拝殿にのしかかりそうなってます。
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ここからの琵琶湖の眺めが最高!!
(写真2つつなげています)
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上ってきたからには下りねばなりません。下りは
足というかヒザにきますね。そして自転車ww

途中にあった「ファーマーズマーケット きてか~な」で、
地元名産の「鮒ずし」やミニトマト、地酒、そしてビールを
買いこんで宿へ戻りました。

江戸期創業の酒蔵跡建物を改装した趣のある宿「MACHIYA INN」や
翌日のことは次の記事で。

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昨年の奈良同窓会旅行の記事はこちら

奈良同窓会旅行(1) 鹿の舟ランチと空気ケーキ 
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2018-11-24

奈良同窓会旅行(2) 今井町の町家民宿・嘉雲亭
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2018-11-25

奈良同窓会旅行(3) 今井町散策
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2018-11-27

奈良同窓会旅行(4) 金峯山寺蔵王堂秘仏ご開帳夜間拝観
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2018-12-02

奈良同窓会旅行(5) 再びならまち散策
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2018-12-06

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あいちトリエンナーレ2019(7) 豊田市駅周辺・喜楽亭 [美術]

あいちトリエンナーレ2019の会期は終わりましたが、
ブログがなかなか書けない私のレポートはまだ続きます。

あいちトリエンナーレの豊田市エリアに初めて行ったのは
8月25日(日)、名鉄で「豊田市駅」に着くと、
駅下にインフォメーションがありました。
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インフォメーションのすぐ裏側にあるのが
【T01】トモトシ《Dig Your Dreams.》
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空き店舗と思われる会場のドアを開けると、そこは
発掘現場のようになっています。
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この穴、トヨタのマークのようです。

スクリーンには、この現場の発掘(?)をしている
豊田市民が参加したワークショップの様子が映されています。

棚に置かれているのは発掘された品のように置かれた
ガラクタ(ビンの破片だとか、鉄パイプ?とか)が
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こちらのモニタには豊田市の昔の街並みが映されています。
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作家の、この豊田市駅に降りて、トヨタという大企業の町なのに、
(「挙母市」という名称がトヨタ自動車から「豊田市」になった)
駅前にトヨタの看板がないのは意外だった みたいな言葉が
貼ってあったのには、私も初めて豊田に来た時に感じました。

作家は、地域を調査する過程で、日本で一番大きな企業城下町である 豊田市のまちの中に、トヨタ自動車関連のロゴマークや広告が、 実は少ないということに気がつきました。それでも町の歴史や経済、 住民の生活などを調べてみると、どんなところにも トヨタ自動車に関連する事項が出てきてしまうという事実を掘り当て、 それが本作品のアイデアの根源になっています。
(あいちトリエンナーレHP https://aichitriennale.jp/artwork/T01.html)


駅ホーム下の空き店舗に展示されているのが
【T02b】小田原のどか《↓ (1946-1948) 》
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暗い空間のむき出しの地面に、矢が突き刺さったような
不思議な形の造形のネオンが設置されていてインパクトあります。
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この印象的な造形は、長崎の爆心地に建てられていた矢形標柱を
モチーフにしているそうで、そんな解説や公共彫刻についての
考察が隣のスペースに展示されています。
【T02a】小田原のどか《↓ (1946-1948 / 1923-1951) 》

長崎に原爆投下一年後、1946年8月9日に爆心地点に建立された
「矢形の標柱」 長崎市は「慰霊塔」の建立を求めていたのだが、
GHQが政教分離の立場から、戦没者の公葬や記念碑などの建設は
行わないようにという指令が出ていたために、
こんな形になったらしいんです。

その前で記念撮影をする米兵たちの写真
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へぇ‥‥知りませんでした。長崎というと、
平和公園にある 北村西望《平和祈念像》1955年 は有名ですけど。

この彫刻について、「戦時中には戦意高揚彫刻を制作していた 北村が、当時から一貫して得意としていた男性の裸体表現を用いて 完成させた男神像に「平和記念」と冠し」ていることで、
小説家、堀田善衛は北村の《平和祈念像》について、『あれが表象するのは 断じて平和ではない。むしろ戦争そのものであり、ファシズムである』と書いた
とか、
1981年にローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が長崎を訪れた際、 男性の裸体像を神格化した《平和祈念像》はキリスト教になじまないと、 平和公園への来訪を避けるという出来事があった」そう。
ここでいただいた小田原のどか「Look at the sculpture(彫刻を見よ)」より
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とても興味深い内容でした。

小田原のどか
1985年宮城県生まれ 東京都拠点
彫刻家であり研究者の顔も持つ彼女は、特に近代の黎明期、そして戦時下における 日本の彫刻を、作品と文章により批評的に扱う。ただの芸術の一分野というだけではない、 日本の近現代史に潜んだ課題がそこに浮かび上がってくる。 長崎の爆心地に建てられていた矢形標柱、戦中の軍人像や八紘一宇の塔、 また戦後の女性裸体像の氾濫など、日本の公共空間における彫刻の変遷は、 そのまま時代や社会の変化に呼応している。公共彫刻は、美術館に収められている 美術作品以上に、その時代・社会の、またそこを行き交う人々の無意識を かたどっているということを、彼女は鋭く見抜くのである。

(あいちトリエンナーレHP https://aichitriennale.jp/artwork/T02a.html)

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戦時中には千体近くあった軍人の銅像は、戦況悪化による金属回収や、
戦後のGHQの方針もあってそのほとんどが失われた。
三宅坂にあった 北村西望《寺内元帥騎馬像》1923年 は、
戦時中の金属回収によって戦争のための資源となり、
像が据えられていた台座には、戦後、3体の裸婦像が据えられたそう。
菊池一雄《平和の群像》
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これが「わが国では最初の裸婦の街頭進出」だと菊池は述べている。
「毎日新聞」1950年6月14日付より
(厳密には最初ではなかったみたいですが)

これ以降、公共空間に女性の裸体像があふれることになります。
そのほとんどすべてが男の彫刻家たちの手によってつくられている。
女性の裸はただ利用されているにすぎないのではないか。

私は想像する、この国の体制が再び転換する日を。それは、かつて軍人の銅像が 一斉に消えたように、平和の彫刻=女性裸体像というこの国の近代の装飾が 突如として取り去られ、あるいは引きずり倒される日だ。それらか引き倒されたとき はじめて、公共空間の平和の裸婦像が戦後民主主義のレーニン像であったことが わかるだろう。
三宅坂の《平和の群像》もまた取り外され、台座が再び空となるとき、次に 空白に据えられるものは何と呼ばれるのだろうか。

小田原のどか「Look at the sculpture(彫刻を見よ)」より

‥‥そうか、今まで考えたことなかったけど、女性の裸体像が
堂々と駅前などに立っているって、日本だけなんだろうか?
これらの裸体像がセクハラだとかって撤去される日が来るかも?
近年は裸体像ではなくて抽象的な彫刻が設置されるようになって
きていますよね。


駅前広場(新とよパーク)に設置されている作品が
【T02c】《↓ (1923−1951) 》
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1923年に《寺内元帥騎馬像》が掲げられた台座を
再現したものが作られています。
1951年に《平和の群像》が設置される時に
台座の高さは低くされたとのこと。

台座に上って彫刻気分(?)になることができます。
10月10日(木)に来た時にやっと上ることができました。
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ノリのいい友人たちが元気で時間があったら、きっと彫刻ごっこが
できだろうにと残念。


【T03a】和田唯奈(しんかぞく)《レンタルあかちゃん》
8月25日(日)に来た時、体験型の作品かーって、時間も
なかったのでスルーしちゃいました。
10月10日(木)に来た時に体験してみました。
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受付のキーボードを押すと、あかちゃんが出力されます。
私がもらったのが「キリカ」ちゃん。
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このあかちゃんを遊ばせに、隣のシティプラザの
サイゼリヤの上にあるスペースへ行きます。
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【T03b】和田唯奈(しんかぞく)《レンタルあかちゃん》
遊園地のようなカラフルな壁画――養蚕が盛んであった歴史や
お祭りといった、地元の豊田市にまつわる要素が描かれているそう。
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B会場で、あかちゃんをスキャンしてプールに入れます。
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C会場では、3分以内で、あかちゃんの絵をトレースします。
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‥‥なんかよくわからなかったけど、スタッフの言われるまま、
トレースした紙を持って最初の受付A会場に戻りました。

キリカちゃんの生みの親からのメッセージを見つけました。
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原画の部屋へ入ると、原画のまわりにトレースしたあかちゃんが
たくさん貼ってあるので、私のあかちゃんもそこへ混じって貼ります。
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そこで初めて、渡されたあかちゃんは前の人のトレースした絵だったんだと。
私がなんかよくわからないままトレースした絵が次の人に
引き継がれるわけですね。私が体験したのがもう会期末に近かったから、
あかちゃんの絵がなんかよくわからない図になってたんだと。

D君の原画と周囲に貼られたあかちゃん
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いーくん
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ももこ
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Chet こういう単純な絵だとわりとあかちゃんの形が保たれています。
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ももこ ちゃんの生みの親からのメッセージ
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名鉄「豊田市駅」から愛知環状鉄道「新豊田」駅を越えて西へ行った
豊田産業文化センターの一画にある「喜楽亭」を会場とした作品が
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【T04】ホー・ツーニェン《旅館アポリア》
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8月25日(日)に豊田へ行った時には時間がなくて来れませんでした。
でもツイッターで評判になっていたので、9月11日(水)に、大阪の友人と
豊田市美術館の後で来ました。(途中の道が暑かったww)
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評判どおり、すごかった‥‥重い。

もう一度見たくなって、10月10日(木)に豊田まで行きました。
なので写真が混在しています。映像の写真はNGでしたが、
喜楽亭の建物はOKでした。
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ここ喜楽亭は、大正期から昭和期にかけて使用された料理旅館です。 戦前は養蚕業の従事者、戦中は海軍の軍人、戦後は自動車産業の関係者で賑わいました。 ここは、戦争末期に沖縄の米軍艦隊に突撃した神風特別攻撃隊の草薙隊が、 この地を発つ最後の夜を過ごした場所でもありました。
(あいちトリエンナーレHP https://aichitriennale.jp/artwork/T04.html)
但し、この建物は豊田市新明町にあったものを復元移築したもので、
現在は市民の文化的行事などに貸し出しもされているそう。

入口でもらった案内図
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「親愛なるツーニェン」と、多分この作品を作り出すにあたっての
資料などを送る手紙(今時だからメールか?)や参考文献が読み上げられます。
YOKO と TOMO から、そして後の部屋では KAZUE からの手紙もありました。

一ノ間「波」では、喜楽亭の女将が喜楽亭の歴史を語った資料が

戦前は絹産業、戦後は自動車産業の人たちで賑わいました
その時々の威勢のいい人たちでしたから、貸し倒れはありませんでした
でもね、威勢のいい人たちも変わっていきましてね
戦争中、海軍の軍人さんがいらっしゃる時は軍の利用票(?)を持って
みえましたから、営業するのに不自由はありませんでした
戦後、草薙特攻隊の親が息子の最後の夜のことを聞きにみえたこともありました

などという(あくまで私のうろ覚えです)話が読み上げられる映像では、
小津安二郎の映画のシーンや、横山隆一のフクちゃんのアニメなども
使われていたりしますが、登場人物(原節子や笠智衆、フクちゃんも)の顔は
のっぺらぼうのようにぼかされています。

ナレーションも、少し遅れてささやきのように共鳴したり、
障子が振動して、嵐か、戦争中の空襲の音?のよう。

そして、京都学派と大島メモについて。
戦争回避を目指した彼らが開戦後、
いかに有利に戦争を終結させるかを秘密裡に話し合ったとか、
彼らが論じるのは欧米との戦争だけで、
アジアとのことは眼中になかったとか
(京都学派?初めて知った!って私のことですので記憶違いもあるかも)

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次の二ノ間「風」では、草薙隊の特攻隊員「栄」さんから家族へ送られた
手紙が紹介されています。
草薙隊の写真にかぶさる「散華」の文字‥‥泣いてしまいました。

裏側のスクリーンでは「同期の桜」の歌が流れ、
そして、日本とロンドンを初めて「神風号」で飛んだ飯沼正明
彼は真珠湾攻撃の報にショックを受け、滑走路にふらふらと出て
プロペラに巻き込まれて死んだと。

障子が振動する音や、ナレーションがこだまのように共鳴して、
どこかですすり泣きのような音がするような‥‥
戦争中の人々の霊がこの喜楽亭に留まっているような‥‥

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階段で2階へ上がります。順路は三ノ間「虚無」の部屋があるのですが、
9月11日に行った時は不具合であまり見れず、
10月10日は混雑していて、四ノ間を先に見ました。

三ノ間「虚無」
狭く暗い廊下に立って、障子紙の張られていない障子ごしに
暗い室内を鑑賞します。どうやら巨大な送風機が回っている様子。
プロペラに巻き込まれて死んだ飯沼正明のことを思い出します。
この部屋も12分×2 の作品なんだそうですが、
かなり難解な哲学的な話で―映像もないし―混雑の暗い中なので
全部見てないです(^^;)
ここが見れてないので2回目のチャレンジをしたハズなんですけどー。

四ノ間「子どもたち」
小津安二郎が戦争中にシンガポールに行って、そこで
「風と共に去りぬ」や「市民ケーン」の映画を見たりして過ごしたこと
小津の戦前の映画から、社会の不平等を体験し、弱い(と見えた)父親に反発して
「軍人になりたい」と言う子供たち(スミマセン、タイトル忘れました)
小津の遺作となった「秋刀魚の味」バーで軍隊時代の部下と出会い
軍艦マーチをリクエストして「負けてよかったじゃないか」と言う主人公
小津の墓にはただ「無」という文字が刻まれていると。

スクリーンが二面あって、時々後ろのスクリーンの映像が写り込んだりします。

そのもう一面のスクリーンでは、横山隆一の「フクちゃん」が
海軍のプロパガンダとして制作されたアニメが映っています。

この作品は高知県にある「横山隆一記念まんが館」には収蔵されていないと。
横山隆一は、この作品について、「ちょっとしたことでね」
「あれを見て戦争に行ったという話は聞いたことがない」
とかって言ってるんですが(あくまで私のうろ覚えです)
いえいえ、このアニメ見てたら、私でも、戦艦が一斉に洋上で回転したり
大砲を打つシーンとか、ワクワクしてしまいますよ。
「国民として当然のことをしたまででね。」
「また同じ状況になったら、同じように作りますよ。」
とかって言ってるんです。なんか強がりのようにも聞こえるんですけど
当時の世相を思えば、私は戦争のプロパガンダを作ったことを非難する
つもりはないんですけど、なんか、この言葉にはモヤモヤするというか。
戦争へ協力したことについての反省はないの? とか。

‥‥いやー、のっぺらぽうの顔がくり返し現れて、悪夢に見そう。
亡霊が現れて戦争のことを突き付けられたような‥‥

過去の史実は、彼らの悲劇の圧倒的な力の中で、 なおかつ眩いフィクションを孕みがら、妖しい霊のように 私たちの前に立ち現れるでしょう。
(あいちトリエンナーレHP https://aichitriennale.jp/artwork/T04.html)

旅館アポリア(Hotel Aporia)
アポリアとは「哲学的難題または困惑の状態」だそう。

この作品を、シンガポールの作家が作ったってのも、考えさせられます。



ちょっと場所がわかりにくかったですが、VITS豊田タウンビルの
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地下1階
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「豊田市民ギャラリー」にあったのが
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【T05】アンナ・ヴィット《未来を開封する》

愛知芸術文化センター10階にあった
【A05】《60分間の笑顔》の作家さんですね

三面スクリーンの映像
豊田で自動車産業に携わる、工場やそれ以外の場で働く人々が一堂に会し、 お互いの経験や、労働の未来・自動化・AIに対する期待について話し合いました。
(あいちトリエンナーレHP https://aichitriennale.jp/artwork/T05.html)

日々の労働で繰り返している作業から特定の動きを抜き出して振付した動き
それがロボットの作業風景に変わっていくのは、
人がロボットに取って代わられる時代を表しているのか?
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8月25日に来た時は、ここで時間切れになりました。
10月10日に来た時は、ちょうど映像が最初から始まるところでした。
全部で30分あるそうですが、全部は見てないです。


駅下インフォメーション、市民ギャラリー、旧豊田高等学校(プール)、
TPAC を回る「とよトリスタンプラリー」ってのがあったので
(暑い時期にこの団扇は役に立ちました)
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景品交換所のTPAC(とよた大衆芸術センター)へ行ってみました。
建物の前に停まっていた
トリエンナーレ2019ラッピングの超小型電気自動車「Ha:mo」
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景品のティッシュをゲット。
この「豊田会場おすすめルート」もっと早く見てればなー。

コーヒーが飲めるコーナーがあったので休憩。
WORK BENCH COFFEE ROASTERS が提供する
コーヒー豆の上位5%にあたる「スペシャルティコーヒー」
だそう。確かに美味しかったけど、605円はちょっと高いし、
コーヒーしか出てこないww(え? 名古屋圏以外はそうなの??)
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いろいろ話題になって、なんだかんだあった
あいちトリエンナーレ2019 だけど、
やっぱり喜楽亭の《旅館アポリア》スゴかった!!

そして私好みだったのが、四間道の伊藤家住宅にあった2作品。
円頓寺の弓指寛治さんの作品もよかった。

結局ずいぶん私楽しんでますね!

あいちトリエンナーレ2019 の記事:
その1「表現の不自由展・その後」の中止: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-08-28
(2) 愛知芸術文化センター10階: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-09-08
(3) 愛知芸術文化センター8階: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-09-14
(4) 四間道・円頓寺: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-09-23
(5) 名古屋市美術館: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-09-30
(6) 豊田市美術館・旧豊田東高校プール: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-10-17
(7) 豊田市駅周辺・喜楽亭: https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-10-21

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あいちトリエンナーレ2019(6) 豊田市美術館・旧豊田東高校プール [美術]

今回のあいちトリエンナーレ、刻々と状況が変わって面白い
というか、私のツイッターのTLでは
いろんな話題が飛び交っていて、目が離せません。
まさか「表現の不自由展・その後」が再開できるとは思わなかった!

開幕3日で中止となったことについてはこちらの記事に:
あいちトリエンナーレ2019 その1「表現の不自由展・その後」の中止
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-08-28

で、私のブログではなかなか記事が書けなくて、
トリエンナーレも終わってしまったんですが、
あいちトリエンナーレ2019のレポート続けます。

今回初めて会場となった豊田市美術館での展示のことを。

あいちトリエンナーレ2019とほぼ同じ期間、
豊田市美術館では「クリムト展」が開催されていて、
大変賑わっているんですが、トリエンナーレの会場は
まぁ、それほどでもない‥‥という状況。

クリムト展のチケット1,600円に400円プラスするだけで
豊田市美術館の展示が見られるんですけどねぇ。
豊田のまちなか会場は無料だし!

クリムト展に大学の同級生たちと見に行ったことは前記事に:
豊田市美術館「クリムト展」で同窓会
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-10-11

私は、会場の下見? を兼ねて行った8月25日(日)と、
クリムト展を見た翌日、大阪の友人と行った9月11日(水)に
トリエンナーレの展示を見てます。
以下、写真が混在しています。

豊田市美術館のトリエンナーレの会場入口は、
2階のコレクション展入口横にあって、チケットを見せて階段を上ります。
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階段の上部の壁に宇宙飛行のような人物のレリーフが
【T06a】アンナ・フラチョヴァー《ミッションからの帰還》
豊田市美術館の乳白色の空間にとてもよく合ってます。
(もともとここに飾られていたものかと思うくらい)
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階段を上がった最初の部屋に
【T07】シール・フロイヤー《Fallen Star》
部屋に三脚が置かれています。よく見たら、
床に星の形の光がひとつ。
三脚の上のスライド映写機から天井の鏡に反射して、
床に投影されているんですね。‥‥なんか脱力感というか。
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シール・フロイヤーさん、愛知芸術文化センター10階の窓辺で、
音が聞こえるドームも展示されていましたね。


次の部屋には、一見美しい写真が並んでいます。
【T08】タリン・サイモン
「隠されているものと見慣れぬものによるアメリカの目録」

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映像作品もありました。新型爆弾の爆破試験の様子だとか。
凄まじい爆発の後の赤い夕陽(朝日?)が印象的。
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左「DNA分析待ちの性犯罪証拠採取キット」
右「放射性廃棄物カプセル化・保管施設」
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化粧品?なんて見たら「生きたヒト免疫不全ウィルス」
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「米国中央情報局(CIA)に展示された芸術作品」
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次の部屋が「公文書業務と資本の意思」
入口に説明文と、持ち帰りできるカードがありました。
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フラワーアレンジメントの写真が並んでいます。
これらは、国際会議の調印式に飾られていた花を
アーカイブ資料から特定して再現したものだそう。
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左のメキシコ産テーブルヤシは、
包括的協力協定
ベネズエラ、カラカス 200年10月30日
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右の赤と白のカーネーション(コロンビア産、オランダ産)は、
エリトリア国政府・エチオピア連邦民社共和国政府間における合意
(アルジェ和平合意)
アルジェリア、アルジェ 2000年12月12日
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ケニア産スプレーローズ
オランダ産トルコキキョウ
リビア・米国間における包括的賠償請求和解協定
リビア、トリポリ 2008年8月14日
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ケニア産ハイブリッドティーローズ
スペイン産デルフィニウム
エクアドル産ハイブリッドティーローズ
スパイダーマム
経済協力のための枠組み合意
エクアドル、キト 2012年1月12日
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街を見下ろす通路の先には、
【T09a】高嶺格《NIMBY (Not in My Back Yard)》

壁に、沖縄での米軍基地移設の県民投票に関する新聞記事が掲示されています。
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黒い旭日旗のような金屏風の前にある望遠鏡を覗くと、
基地移設反対のデモの映像が見えます。
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【T10】レニエール・レイバ・ノボ《革命は抽象である》

天井から突き出た巨大な手にギョッとします。
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これは、ソ連時代にモスクワに作られた、
ガガーリンのモニュメントの手の部分を実物大で作ったもの。
実物のモニュメントは高さ42.5m(台座含まず!)という巨大なもので
チタニウムで作られていると。
(鑑賞者が写っているのは8月25日にボランティアガイドの説明を聞きながら撮影したもの。
9月11日は、朝イチで入ったので、他の鑑賞者が写ってません)
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床に設置されたものは、同じくモスクワに設置されたモニュメントの
男女が掲げる鎌と槌(ソ連の国旗に使われているやつですね)の
先端部分が実物大の大きさで作られています。
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黒いビニール(ゴミ袋)で覆われているのは、
「表現の不自由展・その後」の中止を受けて展示変更されているから。
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壁面に並んでいるのは、ロシア・アバンギャルドの作家たちが制作した
ソ連時代のプロパガンダ・ポスターから、
スローガンとイメージを取り去った絵画なんですが、
こちらも「表現の不自由展・その後」の中止に抗議して、
絵画が「表現の不自由展・その後」の中止を報じる新聞紙で
覆われています。
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(なかなかセンスのある抗議方法だと思いました。
行為がアートになっている(^^)v

レニエール・レイバ・ノボさん、キューバの作家なんですね。

「表現の不自由展・その後」の再開で、展示が元に戻りました!
10月13日(日)に、美術館隣の旧豊田東高等学校内でやっていた
「としのこえ、とちのうた」という展示を見に行った時に、
ついでにこちらも見てきました。

鎌と槌の黒いビニールは取り外され、
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絵画を覆っていた新聞も取り外されていました。
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ロシア・アヴァンギャルドらしいシンプルで力強い図柄。
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「革命は抽象である」というこの名前には、 人々が革命の初期において目指していたユートピアはもはや具体性を失い、 抽象的なものになってしまったというアイロニーが込められているのです。
(あいちトリエンナーレHP https://aichitriennale.jp/artwork/T10.html)


【T06b】アンナ・フラチョヴァー《アセンション・マーク I 》

豊田市美術館の展示会場入口階段上の壁にあった
《ミッションからの帰還》の作家さんの作品ですね。
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水色と白の空間、人物のように見える造形をよく見たら、
顔の部分がアイロンや電気シェーバーでできています。
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右側の手のように見える造形の上のものの中では、
泡がぶくぶくと発生しています。
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人体が溶けているような? なんか不思議な空間。
ワイヤーが落とす影の形なんかも面白いなって見ました。


【T11】スタジオ・ドリフト《Shylight》
3階の窓から見下ろした展示室
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白い布が空気をはらみながら、ゆっくりと開閉しつつ上下に動いています。
優雅な動き、ライトも点灯したり消えたり‥‥見ていて飽きません。
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植物の花や葉が光量や温度にあわせて開閉する、就眠運動と呼ばれる動きを詳細に観察・解析して設計されています
(あいちトリエンナーレHP https://aichitriennale.jp/artwork/T11.html)
とのことですが、クラゲが泳ぐ姿のようにも見えます。
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9月11日に行った時には床にクッションが置かれていて、
寝転がって見ることもできるようになっていました。
(8月25日の時にはクッションはなかった)

動画も撮ったんですが、動くかと思ってたらなかなか動かなかったり、
気まぐれ(?)なところが猫みたいだって思ったり(^▽^)




豊田市美術館の北側にある旧豊田東高等学校のプールにあるのが
【T09b】高嶺格
《反歌:見上げたる 空を悲しも その色に 染まり果てにき 我ならぬまで》


豊田市美術館のお茶室横から校庭に入ることができます。
校庭は臨時の駐車場にもなっています。
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8月25日(日)に行った時、校庭で目立っていたこの赤い鳥居、
あいちトリエンナーレの作品ではないようで、
9月11日(水)にはなかったです。

仮設の通路を上ると
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プール側から校庭を見たところ
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プールの床が切り取られて立っています。
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‥‥すごい存在感
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プールの底に降りることもできます。
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風格を感じます(古い とか、ポロい とも言う)
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今はこういう洗眼器って使わないんだそうですね。
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これだけのものを立てるには、すごい労力がかかってるハズですね。
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裏で支えている鉄骨とか、すごい。
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で、これ何の役に立つ? アートって無駄なことをするんだなぁ。
(褒めているんです)

ツイッターで、この壁の高さは、トランプ大統領がメキシコとの国境に
建てると主張している壁の高さだってツイートが回ってきて、
へー、深いなぁと感心したんですが、それはデマだそう。
トランプ・ウォールは9m、これは12mあると。



豊田のまちなか会場のことは次の記事で

あいちトリエンナーレ: https://aichitriennale.jp/
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豊田市美術館「クリムト展」で同窓会 [美術]

9月10日(火)に、大学の友人たちと
豊田市美術館「クリムト展」へ行ったこと。

クリムト展 ウィーンと日本 1900
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今年のお正月、山梨に住む大学時代の友人から、あけおめLINEで、
「今年は『クリムト展』を豊田市美術館に観に行きたい(東京は混むから)」と。

当然私も観に行くつもりでいたので、そこで会おう!
近くのルートインホテルに泊まれば(私、割引券が手に入るんです)
ゆっくりできるよ! って。

豊田市美術館での会期が近づいてきて、いつにする?
東京ほどではないにしても混むだろうから、
できれば平日で‥‥って、彼女は両親の遠距離介護や、
介護講座の受講で忙しくしているので、その合間で
9月10日(火)~11日(水)って決め、
もし都合ついたらどう? って大阪の友人を誘ってみました。

しばらく会ってないから会いたい!と、なんとか仕事も調整できたようで、
ホテルの予約も済ませた後、
山梨の友人から信号無視の軽トラに撥ねられて足を骨折! ってLINEが!!

事故の詳細は彼女のダンナ様のブログに:
https://pupepi.exblog.jp/239517180/

えぇー!!! って驚いて、心配したけど、
車椅子での鑑賞になるけど行けそうって連絡に、
それで済んで本当に良かったと。


9月10日(火)昼頃の到着予定ってことで、
私は名鉄犬山線上小田井駅より地下鉄鶴舞線経由の豊田市行きに乗り、
途中の伏見駅で、名古屋駅から乗り換えた大阪の友人と一緒になって、
名鉄豊田市駅へ到着。

山梨の友人夫婦の車は駅近くの駐車場に停めてもらって、
駅前のT-FACE 8階のレストラン街で会うことにしました。
(レストラン利用で駐車場代3時間無料)
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一緒にランチして、山梨の友人ご夫婦の車で豊田市美術館へ。
豊田市駅から豊田市美術館までって、結構坂がキツいので、
車に乗せてもらおうって計画したんですよね(^▽^)v

車椅子が置いてある東入口(駅から歩くとこちらに着く)から入りました。
3台の障がい者用駐車場はいっぱいだったけど、
近くの障がい者用駐車場を案内してもらえました。

実はこのあたりの計画を立てるにあたり、私は先立って
8月25日(日)に豊田市美術館へ来てるんです。
年間パスポートが8月末まで使えたし、あいちトリエンナーレも
見たかったので。その時に年間パスポートの更新もしました。
受付の方に「次来る時の申請でいいですよ。有効期限が延びますよ」
って教えてもらいましたが、友人たちの前で更新手続きをするのも面倒
(っても名前と住所書いて、3,000円払えばスグできるんですけど)なので、
新しい年間パスポートにしました。(モトはとるので大丈夫!)

もちろんクリムト展、何度見てもいいですから、その時も
入りましたが、日曜で結構混んでいたし(東京展と比べたら
まだまだなんでしょうが‥‥展示会場にはスグ入れましたし。)
またゆっくり見に来れるって思ったのと、あいちトリエンナーレの
ボランティアガイドが2時から始まりますってアナウンスに、
あ、それ参加したいって、かなり急いでしまいました。

でも、ポスターにもなっている《ユディトⅠ》や
《女の三世代》など、クリムトの代表作ともいえる作品をはじめ、
多くの油彩画が展示されていて豪華だったし、
精巧な原寸大複製による《ベートーヴェン・フリーズ》と、
分離派会館模型は興味深かった!

国立新美術館「ウィーン・モダン」展で知った
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-06-18
ハンス・マカルトの絵も展示されていて、
あぁ、あの展覧会見ておいて、時代背景とかもわかるようになって
良かったなと。

9月10日(火)はせっかくなので、稲垣吾郎さんの音声ガイド借りました。


第1章 クリムトとその家族

まず、スモックを着て猫を抱いたクリムトの有名な写真
そして弟のエルンスト、ゲオルク、
ウィーンの工芸美術学校時代からの友人で、一緒に仕事をする
フランツ・マッチュの写真‥‥と続き、

クリムトが姪のヘレーネ・クリムトを描いた絵(1898年)は、
横顔が丁寧に描かれて愛らしい。6歳の肖像とのことだけど、
もっと年上に見える。ドレスは簡単なタッチで描かれているけど、
質感がよく表現されています。


第2章 修業時代と劇場装飾 では、

グスタフ・クリムトとフランツ・マッチュがそれぞれ描いた
《レース襟をつけた少女の肖像》1880年
学校の課題であったと考えられる絵。
美術学校の教室でイーゼルを並べて描いてたのかな? なんて
若き日のクリムトたちを想像すると楽しい。

男性裸体像の習作からも、アカデミックな修業時代がわかります。

そうした修業時代から、彼らは建設ラッシュで天井画や壁画の
需要が高まっていたウィーンで大活躍していくことになるんですね。

エルンスト・クリムトが描いた
《フランチェスカ・ダ・リミニとパオロ》1890年頃
ラファエル前派のようなロマンティックな絵で私好み!
桜やバラやアイリスに天使が少女マンガのようで素敵。


第3章 私生活

日曜美術館「エロスと死の香り~近代ウィーンの芸術 光と影~」
(6月9日放送/9月15日再放送)で、
クリムトは生涯結婚しなかったけど、複数の女性との間に
少なくとも14人の子どもがいた。でも最も親密だったのは
エミーリエ・フレーゲだったと。
14人の子ども?! 現代の女性の感覚から見たらちょっと引いちゃうけど、
まぁ、クリムトだったらしょうがないか?

女性たちの写真やクリムトの手紙などもありました。


第4章 ウィーンと日本
国立新美術館「ウィーン・モダン」展 でも、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-06-18
京都国立近代美術館「世紀末ウィーンのグラフィック」展
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2019-02-23
でも見た《第6回ウィーン分離派展ポスター(日本美術展)》1900年
が展示してありました。
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(世紀末ウィーン-で撮影したもの)

クリムト《女ともだちⅠ(姉妹たち)》1907年 は、
縦長の細長い画面が浮世絵から着想を得たのではないかって
ことだけど、デザイン的で魅力的だった。

国立新美術館「ウィーン・モダン」展 のメインビジュアル
《エミーリエ・フレーゲの肖像》1902年 に対して、
(この作品のみ撮影可だった)
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この展覧会では《17歳のエミーリエ・フレーゲの肖像》1891年 を
見ることができました。パステルで描かれた清楚なエミーリエ。
クリムトが描いた日本風の花で装飾された額が素敵です。
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クリムトが収集していた日本の江戸時代の鐙や、
小原古邨《二匹の金魚》(但し展示品は別摺のもの)もあって
興味深かった。


第5章 ウィーン分離派

《第1回ウィーン分離派展ポスター(検閲前)》もありました。
「ウィーン・モダン」展では検閲前と検閲後の両方展示されていましたが、
ここ豊田市美術館では検閲前のもの(京都工芸繊維大学美術工芸資料館蔵)が
出てました。(図録には両方載ってますが)

そして、クリムト展のメインビジュアルにもなっている
《ユディトⅠ》1901年
女性の表情がなんともエロティックです!!
金箔を使った装飾や額のデザインも素敵。

この《ユディトⅠ》も、
《ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)》1899年 も、私、
2003年の松坂屋美術館「クリムト 1900年ウィーンの美神展」で、
見てるはずなんですが、今回、《ヌーダ・ヴェリタス》見て、
こんなに大きな絵だったんだ! ってちょっと意外でした。

2003年松坂屋美術館「クリムト 1900年ウィーンの美神展」チラシ
KLIMT2003-1.jpg
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大きいといえば、愛知県美術館でいつも見ている
《人生は戦いなり(黄金の騎士)》1903年 が、
今回壁の色も変わって展示されていて、なんだかいつもより大きく見えました。
掛けてある位置が少し低い? こともあるのかな??
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愛知県美術館、撮影可になった今年4月に撮影

この騎士の絵と対するように《ベートーヴェン・フリーズ(原寸大複製)》が
展示(っていうより一部屋まるごと再現された空間)されてました。

黄金の騎士の甲冑の金や銀のテクスチュア、
「不節制」を表す太った女性の衣装には宝石(ガラスや半貴石)が
はめ込まれていたり、金が盛り上げられていたりする
工芸のような装飾性が素敵!

正面のゴリラみたいに見えるのは、ギリシャ神話に登場する
怪物で、悪の化身テュフォンだそう。

最後に歌う天使たちと抱き合う恋人

音声ガイドのベートーベン交響曲第九番「歓喜の歌」を
聞きながら鑑賞しました。

また、この部屋の中央においてあった《分離派会館模型》が
すごく興味深かった!
1902年の第14回ウィーン分離派展[ベートーヴェン展]開催時
ってことで、《ベートーヴェン・フリーズ》がどのように
展示されていたかがわかります。

2003年の松坂屋美術館でも《ベートーヴェン・フリーズ》の複製画が
展示されていたんですが、今回と同じモノだったのかな?


第6章 風景画

クリムトがかなりの量の風景画を描いていたってのは、
愛知県美術館「クリムト展」で知りましたが、
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2013-01-21
今回出ていた鶏のいる庭とか家畜小屋の雌牛を描いた絵は
クリムトがこんな絵も描いたのね! ってちょっと意外でした。

そして《アッター湖畔のカンマー城Ⅲ》1909/10年が素敵!!
平面的に見えるのは、望遠鏡を使って見た風景だからとも。
印象派の点描のようにも見えるけど、やっぱり
装飾的なところがすごくいいなって。


第7章 肖像画

豊田市美術館が誇る
《オイゲニア・プリマフェージの肖像》1913/14年
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(豊田市美術館、コレクション展では写真撮影可なんですよ!)
初めて豊田市美術館に来た時に、えっ?!クリムト?!!って
驚いたんですが、その時は黄金が使われていないのが
ちょっと不満だったんですよ。でも見慣れて?いくうちに、
このカラフルな色の乱舞がすごくいいなって思えてきました。

《黄金の騎士》とこの《オイゲニア・プリマフェージの肖像》
ってクリムトの名画が愛知県内の美術館にあって、
いつでも(他館に貸し出しされている時もあるけど)見れる
ってのは、すごく贅沢なことだなと。
(どちらもトヨタ様が買ってくれました (^▽^)v


第8章 生命の円環

亡くなった息子をスケッチした
《亡き息子オットー・ツィンマーマンの肖像》1902年
と、お棺に入った写真にはちょっとグッときた。
あまり自分の子どもと親しくすることはなかったそうだけど、
やっぱりいろんな想いがあったんだろうなぁと。

チラシの裏表紙にもなっている《女の三世代》1905年
ローマ国立近代美術館から来てくれたんですね!
日本初公開だそう!! クリムトの画集で見ていた
代表作の一つである結構大きな絵(171×171cm)が見られて嬉しい。
クリムトらしい装飾がちりばめられていて素敵です!!

最後に展示してあった《家族》1909/10年
母親と子供の顔は《女の三世代》と似ているけど、
その他は全て黒で塗りつぶされています。
孤独とか死とか‥‥でも黒い画面の中で浮かび上がる
顔はクリムトらしくて素敵。


クリムト展のショップは、
いろんなオリジナルグッズが充実していて混雑しています。
私は8月に来た時に、魅力的なものがあって迷ったけど、図録だけ買いました。
表紙が《ユディトⅠ》と《女の三世代》のものがあったけど、
《ユディトⅠ》をチョイス。2,500円(税込み)
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こちらも図録が自立するほど豪華。
ウィーン・モダン展の図録と並べてみました
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会場前の記念撮影パネル前にて
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それからエレベータで2階のコレクション展へ

クリムト展だけで帰ってしまう人もいるみたいですけど、
クリムト展のチケットで入れるこのコレクション展を見ないと
もったいないです!!

豊田市美術館が誇る
エゴン・シーレ《カール・グリュンヴァルトの肖像》1917年
をはじめ、(写真は以前のコレクション展で撮影したもの)
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シーレやクリムトの素描(クリムト展にも出てたけどまだあるんです!)
コンスタンティン・ブランクーシの彫刻、
下村観山《美人と舎利》1909年 双幅の掛軸で一方に美人が、
対するようにガイコツが描かれていて印象的です。

そして、やはりクリムト展チケットで入れる高橋節郎館へ。

山梨の友人夫妻は、豊田市美術館は二回目(初回は奈良美智展)
だそうですが、この高橋節郎館へは入らなかったそうで、
(大阪の友人は豊田市美術館初めて)初めて入って、
漆の豪華な作品たちが気に入った様子でした。

高橋節郎館にある私のお気に入りの休憩スペースにて
2019-9-10.jpg

豊田市美術館をバックに
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テラスに設置された
ダニエル・ビュレン《色の浮遊│3つの破裂した小屋》の
青い小屋(?)の中で撮影
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豊田市美術館: https://www.museum.toyota.aichi.jp/
クリムト展公式サイト: https://klimt2019.jp/


---ルートイン豊田旭ヶ丘に宿泊したこと---

豊田市美術館を出て、近くのホテルルートイン豊田朝日ヶ丘へ。

コンフォートツイン禁煙×2部屋を予約してました。
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18時のレストランオープンを待って夕食に
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まずはビールで乾杯!
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山梨の友人は近年介護で忙しく、多摩美芸祭に行った
2015年の旅行以来! いろいろ近況など話も弾みました。

前回会った同窓会旅行のこと:
同窓会旅行2015(その1) 8ミリ上映会:
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2015-11-09
同窓会旅行2015(その2) 多摩美芸術祭へ:
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2015-11-12
同窓会旅行2015(その3) もう一泊・懐かしの少女マンガ:
https://shizukozb.blog.ss-blog.jp/2015-11-21

しかし、結構広いレストランなのに、ほとんど私たちの
貸切状態でしたねー。宿泊者が少ないのかと思ってたら、
朝、窓から見たら、駐車場に結構車停まってます。
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朝風呂に行った友人が、レストランの前に行列ができてたよと。
トヨタの工場にも近いので、ビジネスの人が多いんでしょうね。
(平日だったし)皆、夜遅く着いて、朝は早く出るのか?
私たちが朝食に行った7時半頃にはレストランも空いてました。
(ルートインはバイキング朝食が無料で付きます 6:30~9:00)
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朝からしっかりいただきます。
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9時半頃にチェックアウト
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山梨の友人夫婦は、車で高速を使わずにゆっくり帰るとのこと。
大阪の友人と私はあいちトリエンナーレを見ることにして、
豊田市美術館まで送ってもらいました。
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10時の開館までまだ少しあるけど、どうしようかって
心配してたら、もう美術館前に行列ができてました!
(ほとんどがクリムト展目当ての人ですが)

あいちトリエンナーレ豊田市美術館と周辺のことは次の記事で。

ルートインホテルズ(公式)
ホテルルートイン豊田朝日ヶ丘:
https://www.route-inn.co.jp/hotel_list/aichi/index_hotel_id_621/

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